こんにちは。セカイニオクル、運営者の「アキ」です。
タイに国際郵便で送れないものは何か──バンコク駐在の家族へ、チェンマイに移住した友人へ、日本の品を送りたい。調べてみると、タイの禁制品リストは意外なほど短く、「あれ、タイって緩いの?」と感じるかもしれません。ところがこの国には、リストの短さからは見えない大きな罠があります。その筆頭が電子タバコ。タイでは輸入も販売も、所持そのものまで法律で禁じられており、良かれと思って送った1本が受取人を法的リスクにさらします。一方で、レトルト食品は「牛肉入り以外は規制なく送れる」と明文化されていたり、米は原則NGでもパックご飯やお餅は除外されていたり──知っていれば強い「明文の緩さ」も持つ、二面性のある国なんです。
この記事では、日本郵便の国際郵便条件表(2026年7月時点)をもとに、タイ宛の国際郵便(EMS・小形包装物・国際小包)で送れないもの・条件付きのものを整理し、レトルトと米の明文ルールを活かした日本食ボックスの設計、タイならではの細かい通関データ入力の実務、そして15kgを超えたら送料が逆転する節約術まで解説します。食品の網羅的な規制はタイへ食品を送る方法の解説記事が担当しているので、本記事は「郵便全体の設計」を受け持つ姉妹編として読んでください。
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📌 セカイニオクルでわかること
📋 この記事でわかること
- 電子タバコ(所持も違法)などタイ最大の落とし穴
- レトルトは牛肉以外OK・米は加工品OKという明文ルール
- タイ税関が求める細かい通関データ入力の実務
- EMSの料金・日数と15kg超で逆転する送料節約術
タイに国際郵便で送れないもの一覧

まずは全体像です。条件表の記載と、条件表には書かれていないタイ固有の法規制を分けて整理します。
まず結論:短いリストの罠
日本郵便の国際郵便条件表(タイ)と、タイの国内法から来る実務上の要注意品をまとめました。
| 区分 | 品目 | ポイント |
|---|---|---|
| 絶対NG(現地法) | 電子タバコ・加熱式タバコ | タイでは所持自体が違法・罰則あり |
| 全種別で禁止 | 肉製品 | ハム・ジャーキー等(レトルトは別枠) |
| 禁止 | 銀行券(現金) | お祝い金は送金サービスで |
| 条件付き | 牛肉入りレトルト食品 | BSE安全証明の添付が条件 |
| 規制なしと明文 | 牛肉以外のレトルト食品 | 「規制なく送ることができる」と記載 |
| 条件付き | 米(生米) | 研究目的のみ。米飯・菓子・餅は除外 |
| 共通規制 | 危険物(スプレー・香水・電池単体等) | 航空危険物は全世界共通でNG |
ポイントは、「条件表が短い=何でも送れる」ではなく、最大の危険(電子タバコ)は条件表の外にあること。そして逆に、レトルトと米加工品には日本の家庭にありがたい「明文のOK」があること。この明暗を順番に見ていきましょう。
「三段チェック」がタイ便の基本姿勢
タイに限らず使える考え方ですが、この国でとくに重要なので先に共有します。送れるかどうかは、①全世界共通ルール(航空危険物・郵便共通禁制品)、②日本郵便の国別条件表、③宛先国の国内法、の三段で決まります。タイの条件表が短いのは②が簡素なだけで、①と③はフルに効いている。とくに③の国内法は条件表に書き切れないため、「リストにないから大丈夫」という判断が最も危険です。電子タバコはまさに③で引っかかる典型例。逆にレトルトや米加工品のように②に明文の緩和が書かれている品は、自信を持って送れます。リストの行間を読む——これがタイ便の基本姿勢です。
没収・返送になった場合のコスト感も先に。禁制品や書類不備で止まった荷物は、タイ税関の判断で没収・廃棄または返送となり、往路の送料(5kgで8,150円)は戻りません。EMSの損害賠償は輸送事故への補償であって、規制違反による没収は対象外。とくに電子タバコのような法禁制品は、金銭的損失では済まない可能性すらあります。この記事の要点を押さえる10分が、数千円と受取人の安全を守る保険だと考えてください。
電子タバコは所持も違法
タイ便でもっとも伝えたい警告がこれです。タイでは電子タバコ(ベイプ)・加熱式タバコの輸入・販売が法律で禁止されており、所持だけでも罰金や禁錮の対象になり得ます。観光客が持ち込みで摘発された事例は日本でも度々報道されているとおりで、この規制は郵便物にも当然及びます。日本郵便の条件表のタイの項に個別の記載が見当たらなくても、「名あて国の法令によって認められていない物品」は送れないのが国際郵便の大原則。デバイス本体もリキッドも、加熱式タバコの専用スティックも、タイ宛の箱には絶対に入れないでください。
怖いのは、送り主に悪意がなくてもリスクを負うのは現地の受取人だという構図です。「日本で買ったベイプを送って」と頼まれても、断るのが本当の親切。同じ「電子タバコ全面NG」の国としてはシンガポールが有名で、規制の構図はシンガポールにEMSで送れないものの解説記事で詳しく書いたとおりです。東南アジアは電子タバコ規制の厳しい国が多い、と地域単位で覚えておくと事故を防げます。なお紙巻きたばこも、タイは持込本数の管理が厳しい国。嗜好品は「現地のルールに従って現地で」が鉄則です。
電子タバコ規制の背景も知っておくと納得できます。タイは2014年から電子タバコの輸入・販売を禁止しており、密輸品の流通と健康被害への懸念から取り締まりを強化してきました。近年は合法化の議論が報じられることもありますが、2026年7月時点で規制は継続中。旅行者が空港や街中で摘発され、高額の罰金や身柄拘束に至った事例は繰り返し報道されています。「バンコクの街で吸っている人を見た」という情報を根拠に安全と判断するのは絶対にやめてください。違法状態のまま流通しているだけで、外国人が摘発されたときのダメージは桁違いです。郵便で送る行為は税関という関門を確実に通るぶん、持ち込み以上に発覚リスクが高いことも覚えておきましょう。
肉はNG・レトルトは例外

食品の柱はこの2つの条文です。まず「肉製品」は全種別で禁止物品。ハム、ソーセージ、ジャーキー、肉の缶詰といった肉そのものの加工品は送れません。ここまでは他の国と同じ厳しさですが、タイが面白いのはここから。条件表のレトルト食品の項に、こう明記されているんです。「牛肉を含むレトルト食品は、BSEに関する安全証明を添付したものに限り送ることができる。(中略)なお、上記以外のレトルト食品は規制なく送ることができる」。
つまり整理すると、①牛肉入りレトルト(ビーフカレー等)=BSE証明が必要で個人には実質ハードル高、②指定の海産物レトルト=当局間の取り決め対象、③それ以外のレトルト——ポークカレー、チキンカレー、野菜カレー、パスタソース、丼の素などは「規制なく送ることができる」と明文でOK。「肉製品はダメなのにポークカレーはいいの?」と不思議に感じますが、レトルト殺菌された密封食品は病原体リスクが別評価、というのが規制の理屈。日本のレトルトカレーを堂々と送れる国は貴重です。ただし牛肉入りだけは避ける——「ビーフ」の文字をチェックする習慣をつけてください。
「ビーフ」チェックの実務ポイント
牛肉チェックで注意したいのは、商品名に「ビーフ」と書かれていない牛肉入り食品です。ハヤシライスの素(牛肉が定番)、ビーフシチュー系、すき焼き味・牛丼味のレトルトはもちろん、デミグラス系ソースには牛エキスが使われがち。原材料表示で「牛肉」「ビーフエキス」「牛脂」の文字を確認する習慣をつけてください。逆にポークカレー・チキンカレー・キーマカレー(鶏・豚)・野菜カレー・麻婆豆腐の素(豚)・パスタソース(トマト系)は安心枠。日本のレトルト棚は実は「牛肉以外」の選択肢が豊富なので、縛りがあっても十分に豪華な箱が組めますよ。
米はダメでもお餅はいい
米の条文も、読み方ひとつで宝物になります。原則は厳しく、米(生米)は農務省長官の輸入許可証と植物衛生証明書を添えた研究目的のものに限る——つまり「日本のお米を家族に」はできません。米の輸出大国タイが自国の米産業と植物検疫を守るための規制です。
ところが条文には続きがあります。「ゆでる、揚げる又は蒸すことにより加工された米(米飯、菓子、餅等)は、この限りではない」。つまり、パックご飯、せんべい・あられなどの米菓、お餅は、生米の規制から明文で除外されているんです。「日本の米の味を届けたい」なら、精米ではなくパックご飯と切り餅で叶える——これがタイ便の正解。加熱加工済みという形式が規制を分ける構図は、ニュージーランドの「乾燥・缶詰・瓶詰は除外」と同じ思想で、検疫規制を読むときの普遍的なコツでもあります。
「米粉はどうなの?」という疑問も出てきますよね。条文が除外するのは「ゆでる・揚げる・蒸すにより加工された米」なので、加熱工程を経ていない生の米粉は生米側で見られる可能性があります。米粉そのものを送るのは避け、米粉を使った焼き菓子・煎餅など「完成品」の形にするのが安全です。同じ理屈で、無洗米・玄米・雑穀ミックスも生米側。もち米も蒸す前の状態はNG側です。「加熱済みの完成品か、これから調理する原料か」——この一線で判断すれば迷いません。ちなみにタイはジャポニカ米の栽培も行われており、日本品種の米が現地スーパーで買える国。白いご飯は現地調達、日本からは餅と米菓、が合理的な分担です。
現金・その他の注意品
細かい注意品も押さえておきます。銀行券(紙幣)は禁止——お祝い金や生活費を現金で送ることはできません。国際送金サービスを使ってください。銃砲は装飾用・収集用・玩具まで含めて条件付きの枠にあり、モデルガンやエアソフトガンの類いは避けるのが無難。麻薬は医学・科学目的の厳格な条件付きで、個人には無関係の枠です。
条件表に記載が少ない分、全世界共通の航空危険物ルールの存在感が相対的に大きくなります。スプレー缶、香水、マニキュア、アルコール度数24%超の液体、モバイルバッテリー・リチウム電池単体は、タイ宛に限らず国際郵便全体でNG。「タイのリストに書いていないから送れる」ではなく、「共通ルール→タイの条件表→タイの国内法」の三段でチェックする——この順番を覚えておくと、どの国が相手でも応用が利きます。医薬品・化粧品・サプリはタイの食品医薬品委員会(タイFDA)の管理領域なので、個人使用の常識的な量にとどめ、大量送付は避けてください。
お酒についても触れておきます。タイの条件表に酒類を名指しで禁止する項目はありませんが、アルコール度数24%超は航空危険物側の制限(70%超は全面NG、24〜70%は輸送条件あり)がかかり、タイ側では輸入酒に高率の酒税がかかります。日本酒や梅酒を1本、ギフトとして送ること自体は選択肢に入りますが、受取時に課税される可能性と割れ物輸送のリスクを考えると、頑張りどころではないというのが正直な評価。タイは酒類の販売時間規制など独特の酒文化管理がある国でもあります。お酒のギフトは、相手が一時帰国したときの手土産に回すのが賢明です。
通関データの入力が命
タイならではの実務ポイントがこれです。条件表の特別条件に、入力必須項目のリストが異例の細かさで書かれています。差出人の氏名・住所、受取人の氏名・住所(番地・通り名・地区・都道府県・郵便番号まで)、可能なら受取人の電話番号・メールアドレス、物品の個数、総重量、そして各物品ごとの数量・正味重量——これらを通関電子データに入力しない場合、「税関による輸入が認められない場合がある」と明記されています。
要するにタイは、書類の粒度で通関の合否が決まる国。国際郵便マイページでラベルを作る際は、品名を「Retort curry (pork), 3 packs, 600g」のように品目ごとに数量・重量まで書き切るのが正解です。「Food 1式」のようなまとめ書きは、この国では通関拒否のリスクに直結します。受取人の電話番号も「可能であれば」と書かれつつ、タイの配達実務では到着連絡に使われる事実上の必須項目。住所はタイ語でなくローマ字表記で問題ありませんが、郵便番号(5桁)と地区名まで省略せずに書いてもらいましょう。
タイの住所は「入れ子構造」を理解する
タイの住所は日本と似た「大→小」の入れ子構造で、県(チャンワット)→郡(アンプー)→区(タンボン)→通り(タノン)→ソイ(路地番号)→番地、と絞り込んでいきます。バンコクの住所でよく見る「Soi 33」はスクンビット通りの33番路地、という意味。この構造ゆえ、ソイ番号や村名(ムーバーン)が抜けると配達員が場所を特定できません。受取人からLINEなどで住所をコピペでもらい、そのままローマ字で転記するのが鉄則です。コンドミニアム宛なら建物名と部屋番号、戸建てなら村名まで。「住所は受取人の書いたとおりに、一字も略さない」——タイ便の宛名はこれに尽きます。
タイに国際郵便で送れないものを避けるコツ

ルールがわかったら実践編です。明文のOKを活かした箱の設計、種別と料金、そして大口の節約術まで整理します。
日本食ボックスの作り方
タイの明文ルールを活かすと、こんな「攻めた」構成が組めます。
- レトルト(牛肉以外)──ポークカレー・チキンカレー・親子丼の素・ミートソース(豚・鶏)。「規制なし」の明文が効く主役枠
- 米の加工品──パックご飯・切り餅・せんべい。生米の代わりはこれで
- 乾麺・カップ麺──そば・うどん・そうめん。肉エキスレベルは実務上流通、チャーシュー等の肉かたまり入りは避ける
- 調味料・だし──めんつゆ・顆粒だし・味噌。液体はジッパー袋二重で
- お菓子・お茶──常温菓子と緑茶は鉄板。チョコは暑季の溶けに注意
逆に外すべきは、ハム・ジャーキーなどの肉製品、ビーフ系レトルト、生米、そして電子タバコ関連。タイは日系スーパーが充実した国なので、現地で高いもの・手に入りにくいもの(地元の銘菓、新商品、実家の味)に絞ると、送料効率も満足度も上がります。食品規制のより細かい品目判定は冒頭で紹介した姉妹記事で網羅しているので、箱を組む前にあわせて確認してください。
タイ在住者に喜ばれる非食品も紹介しておきます。①日本の医薬部外品の入浴剤(タイはシャワー文化でバスタブが貴重だが、持っている人には最高のギフト)、②高機能の日焼け止め・制汗シート(エアゾール以外)、③文房具・ノート類、④子ども向けの知育玩具・絵本、⑤薄手の長袖インナー(冷房対策。常夏の国こそ室内は極寒)。とくに⑤は駐在員の「あるある」で、ショッピングモールやオフィスの冷房が強烈なため、日本の機能性インナーが重宝されます。暑い国に長袖を送る——現地の暮らしを知っているからこそのギフトですよ。
受取人のライフスタイル別のヒントも。駐在家庭には子どもの学用品・日本の学習ドリルが定番の頼まれ物。ロングステイのシニア層には常備薬の補充より(規制リスクがあるため)、健康茶や体拭きシートなど「薬でない養生グッズ」が安全で喜ばれます。バンコクのオフィスワーカーには日本の文具とレトルトの組み合わせ、チェンマイなど地方在住者には都市部より入手性が落ちる日本食材を厚めに——同じタイでも、住む場所と暮らし方で「欲しいもの」は大きく違います。送る前のひと言ヒアリングが、箱の価値を倍にしますよ。
発送のベストタイミングにも一言。タイの大型連休はソンクラーン(4月)と年末年始で、この前後は通関・配達とも混雑します。プレゼントを狙って送るなら2〜3週間前の発送が安全圏。逆に5月や9月などの平常期は、EMSなら「週初めに出せば週末に届く」感覚で使えます。日本の年末の御歳暮シーズンも航空便が混むので、12月配達狙いは11月中の発送を心がけてください。
郵便種別と料金・日数
タイはEMS第2地帯。主な料金と使い分けはこうなります。
| 重量 | EMS料金 | 目安の使い方 |
|---|---|---|
| 500g | 1,900円 | 書類・小物 |
| 1kg | 3,150円 | お菓子ボックス小 |
| 2kg | 4,550円 | 定番ギフト箱 |
| 5kg | 8,150円 | 食品ボックスの主力帯 |
| 10kg | 13,350円 | まとめ送り |
| 15kg | 18,350円 | ここから代行と要比較 |
日数はバンコク宛で2〜4日が目安。第2地帯のEMS料金はアジア主要国共通で、シンガポールやマレーシア宛と同水準です。タイは東南アジアの物流ハブで、EMSの速さと安定感は上位クラスです。2kg以内の軽い荷物なら小形包装物(航空便)+書留が割安。急がない大型荷物は船便(1〜2か月)もありますが、2026年7月現在SAL便は全世界停止中のため、実質は航空系か船便かの二択。雨季(6〜10月)は集中豪雨で地方への配達が数日遅れることもあるので、地方都市宛は余裕を持った発送を。ソンクラーン(タイ正月・4月中旬)前後も物流が混み合う時期です。
常夏の気候は、品物選びにも直結します。年間を通じて気温30度超・輸送中のコンテナ内はさらに高温になるため、チョコレート・キャンディ類は溶けやすく、グミも変形しがち。夏場の日本からの発送では、溶けもの菓子は避けるか「溶けても味は同じ」と割り切って送るかの二択です。ビタミン剤などのサプリも高温で品質が落ちやすいので、大量ストックを一度に送るより少量ずつが安全。逆にせんべい・おかき・フリーズドライ製品は高温に強い優等生です。「タイの暑さに耐えられるか」という視点を、規制チェックの後にもう一周かけてあげてください。
梱包も暑さ前提で。液体調味料はキャップをテープで固定してジッパー袋二重、瓶はプチプチで包んで箱の中央へ。高温で膨張しやすいパウチ類(味噌・つゆの小袋)は、袋のまま送るより外箱付き商品を選ぶと安心です。乾燥剤入りの米菓は袋のまま、海苔は缶や密封袋入りを選んで湿気対策を。段ボールは強度のある新品を使い、すき間は紙パッキンで埋めて「振っても動かない」状態に仕上げれば、長距離輸送も怖くありません。
15kgを超えたらポチロジ

重量が増えたら、中古車輸出大手ビィ・フォアードの個人向け輸送代行ポチロジとの比較が定石です。タイはEMS・ポチロジとも第2地帯なので、逆転ラインは15kg。
| 重量 | EMS | ポチロジ | 差額 |
|---|---|---|---|
| 10kg | 13,350円 | 14,050円 | EMSが700円安い |
| 15kg | 18,350円 | 18,077円 | ポチロジが273円安い |
| 20kg | 23,350円 | 21,984円 | ポチロジが1,366円安い |
| 30kg | 33,350円 | 29,886円 | ポチロジが3,464円安い |
15kgで逆転し、30kgで3,464円の差。金額差だけ見ると控えめですが、タイ便でポチロジが効くのは書類面です。前述のとおりタイは通関データの粒度で合否が決まる国。品目ごとの数量・重量まで整えた通関書類をプロが代行作成してくれる価値は、送料差以上と言えます。2026年3月からは佐川急便と提携した集荷サービスも始まっており(料金は個別見積もり)、重い箱の持ち込み負担も減らせます。引越しや長期滞在の荷物なら、まず無料見積もりで比較を。
ポチロジの使い方は、①Webの問い合わせフォームから相談(送りたい品と宛先を伝える。商品ページのURLを貼ると原材料まで見て判定してもらえる)、②見積もり確認、③荷物を倉庫へ送るか集荷依頼、④通関書類の作成と国際発送はプロが代行、の4ステップ。「このレトルトは牛エキス入りだけど大丈夫?」「この量のサプリは個人使用の範囲?」といったタイ特有のグレー判定を、発送前に無料で相談できるのが最大の価値です。日本のネット通販で買った品を倉庫へ直送して送ってもらう使い方もできるため、タイ在住者が自分で日本の買い物をまとめて呼び寄せる、という使い方にも向いています。
受取人と共有すべきこと
タイ便を確実に届けるために、発送前に受取人と共有しておきたいことをまとめます。
- 正確な住所(郵便番号5桁・地区名まで)と電話番号──通関データの必須級項目。コピペでもらう
- 箱の中身リスト──税関から照会が来たとき、受取人が即答できるように
- 課税の可能性──タイは輸入品に関税・VAT(7%)の制度があり、高額な荷物は受取時に課税されることがある。申告額は正直に、高額品は事前にひとこと
- 追跡番号──発送したらすぐ共有。「通関検査中」で止まったら受取人側への連絡を確認
- 受け取れる時間帯──コンドミニアム宛は管理人(ニティ)預かりになることも。受け取り方を事前に確認
タイの郵便・宅配網は都市部では優秀ですが、最後の一歩は受取人との連携で決まります。バンコク都心のコンドミニアムなら不在時も管理人が預かってくれることが多い一方、地方の戸建てでは配達員が電話で場所を確認しながら届けるのが普通です。受取人の電話番号が書類にあるかどうかで、この最後の一歩の成功率が大きく変わります。「送ったよ」の連絡に追跡番号と中身リストを添える——この小さな習慣が、タイ便の到着率をぐっと上げてくれますよ。
課税されたときの受け取りの流れ
タイで課税対象になった荷物は、受取人に通知が届き、関税・VATを支払ってから受け取る流れになります。バンコクなら郵便局・税関窓口での手続きが一般的で、通知書と身分証が必要です。ここで受取人が「何が入っているか」を説明できないと手続きが長引くため、中身リストの共有がやはり効いてきます。個人間の常識的なギフト(数千円規模)で課税されることはまれですが、電化製品や新品ブランド品は申告額次第で課税対象に。「高いものを送るときは、税金がかかるかもと先に伝える」——この一言が、せっかくの贈り物を気まずくしないコツです。
よくある質問にも短く。「ペット用品は?」——ペットフードは動物由来成分の判定が絡むため事前確認を。おもちゃ・リード等の用品は問題ありません。「日本の絵本や漫画は?」——市販の書籍は問題なし。タイの日本人コミュニティでは子ども向けの日本語書籍が貴重品です。「仏具や数珠は?」——日本からタイへ送る分には一般に問題ありませんが、逆方向(タイの仏像を日本へ)はタイ側の持ち出し規制があるので、お土産の逆輸送には注意。「化粧品は?」——エアゾールと香水を避け、個人使用の少量なら現実的です。
まとめ:タイに国際郵便で送れないものを確認

最後に、この記事の要点をまとめます。
- 電子タバコは絶対に送らない──タイでは所持自体が違法・受取人が危険
- 肉製品は禁止・でもレトルトは牛肉以外OKの明文──ポークカレーは送れる
- 生米はNG・米飯や餅・米菓は除外──パックご飯と切り餅で代替
- 現金(銀行券)は送れない──送金サービスを使う
- 通関データは品目ごとの数量・重量まで──書類の粒度が合否を分ける
- EMSは2〜4日・5kgで8,150円──雨季とソンクラーンは余裕を
- 15kg超はポチロジ──30kgで3,464円差+通関書類の代行が真価
- 暑さ対策も規制と同じ重み──溶けもの菓子は避け、梱包は高温前提で
「このレトルトは牛エキス入りだけど大丈夫?」「このサプリは送れる?」──条文の読み方ひとつで結果が変わるタイ便こそ、最後の判定はプロに聞くのが確実です。自己判定の失敗は送料と中身の全損につながりますが、聞くのはタダです。ポチロジなら発送可否の確認と見積もりが無料。問い合わせフォームに商品ページのURLを貼って「タイに送れますか」と尋ねれば、原材料まで見て具体的に答えてもらえます。サービスの実態はポチロジの評判を徹底調査した記事でどうぞ。
本記事の規制・料金情報は2026年7月時点の日本郵便・国際郵便条件表に基づいています。タイの国内法・通関運用は変わることがあるため、発送直前には最新情報もあわせて確認してください。
微笑みの国タイは、ルールを知る人には本当に送りやすい国です。在留邦人が多く、日本の荷物を受け取る文化も成熟しています。電子タバコを外し、レトルトと餅の明文を味方につけ、書類を丁寧に。そして迷ったら、送る前に聞く。三拍子そろえて、タイで暮らす大切な人へ日本の味を届けてあげてください。


