こんにちは。セカイニオクル、運営者の「アキ」です。
このブログ「セカイニオクル」は、海外転勤・留学・国際発送の3つのテーマで、日本から海外への荷物の送り方・生活準備に関する情報をまとめたサイトです。
📌 セカイニオクルでわかること
「タイに住んでいる家族や友人に食品を送りたい」「タイ赴任中に日本食が恋しい」という方は多いと思います。でも、タイへの食品発送は意外と落とし穴が多く、何が送れて何がNGなのかをきちんと把握しておかないと、現地で荷物が没収・廃棄・返送されてしまうリスクがあります。
タイは食品輸入に関して独自の規制を持っており、日本では普通に買える食品でも、タイ食品医薬品局(FDA)や税関のルールに引っかかるケースがあります。とくに豚肉を含む食品や加工肉製品は注意が必要です。
この記事では、タイへ荷物で食品を送る際の禁制品リスト・条件付き発送可能品・低リスク品を具体的な商品名・成分レベルで解説し、日本郵便・FedEx・DHLの発送サービス比較も一緒にまとめています。
この記事でわかること
- タイの食品輸入規制の根拠法令とタイFDA・税関の役割
- 絶対に送れない禁制品・条件付きOK・低リスク品の具体的な判定基準
- 日本郵便EMS・FedEx・DHLの料金・日数・食品対応の比較
- 発送前にAIチェックツールで成分レベルまで確認する方法
タイへ荷物で食品を送るときの禁制品と規制ルール
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タイへ食品を荷物で送る場合、主に2つの機関のルールに従う必要があります。タイ食品医薬品局(FDA)の食品輸入規制と、タイ税関(Royal Thai Customs)の関税・禁制品規定です。個人が少量を友人・知人に送る「非商業的な個人荷物」であっても、食品規制は商業輸入と同じ基準で適用されます。
タイの食品輸入を管轄するタイFDAと税関の役割
タイへの食品輸入は、タイ食品医薬品局(Food and Drug Administration: FDA)が定める食品法(Thai Food Act B.E. 2522 / 1979年)と、その後の改正令・告示が根拠法令です。タイ税関は税関法に基づき、禁制品の摘発と関税の徴収を担当します。
タイFDA 食品輸入規制の主なポイント
- 食品法(Thai Food Act B.E. 2522):食品の安全基準・製造・輸入に関する包括的な法律
- 商業的な輸入(販売目的)にはFDA登録が必須。個人の少量輸入でも禁制品は摘発対象
- タイ税関による通関時にX線検査・開封検査が実施される
- 個人輸入の関税・税金:2026年1月1日から1,500バーツ以下の免税枠(デミニミスルール)が廃止。1バーツ以上のすべての輸入品に関税・付加価値税(7%)が課税される
「個人で少量だから大丈夫」と思いがちですが、タイでは禁制品に該当する食品は量に関係なく通関できません。発送前に成分レベルで確認することが重要です。
絶対に送ってはいけない食品(全面禁制品)
以下の食品はタイへの発送が全面的に禁止されています。いかなる梱包・申告方法でも通関できないため、発送自体を諦めてください。
| 禁制品カテゴリ | 具体的な品目 | 理由・根拠 |
|---|---|---|
| 豚肉・豚由来製品 | 豚肉(生・加工・乾燥)、ソーセージ、ベーコン、ハム、豚由来エキス含有食品 | アフリカ豚熱(ASF)防疫措置。タイ農業省畜産局の勧告に基づき輸入制限 |
| 生肉・生の鶏肉 | 生の牛肉・鶏肉・羊肉。鮮魚・生介類 | 動物検疫法。食品衛生上のリスク |
| 生鮮果実・生野菜 | リンゴ・みかん・ぶどう・ほうれん草・トマト等(切断・洗浄品も含む) | 植物検疫法。害虫・病害の侵入防止 |
| 種子・苗・生植物 | 植物の種子、球根、観葉植物、盆栽 | 植物検疫法。農業省の許可が別途必要 |
| タイで禁止されている添加物含有食品 | 特定の食品色素・防腐剤を含む食品(基準値超え) | タイFDA食品添加物規定 |
豚肉エキス含有食品に注意
「ポークエキス」「豚骨エキス」「豚脂(ラード)」を含むラーメン・スープ・お菓子・調味料はすべて禁制品に準ずる扱いになる可能性があります。日清カップヌードル(豚骨・チリトマト・シーフードを含む複数フレーバー)など、一見わかりにくい商品も成分表を必ず確認してください。タイは仏教国で豚肉を食べないムスリム人口も多く、豚由来成分への規制意識が高い国です。
申告・許可が必要な食品(条件付き発送可能品)
以下は条件を満たせば発送できる可能性がある食品です。ただし、通関で厳しく確認されるカテゴリであり、「通過できないケースも多い」ことを前提に発送を判断してください。
| 食品の種類 | 申告・許可 | 通過の条件 |
|---|---|---|
| 加工鶏肉・牛肉製品(缶詰) | 申告必須 | 商業処理済み密封品。豚由来成分が含まれていないこと。少量の個人使用目的 |
| 乳製品(チーズ・バター) | 申告必須 | 商業処理済み密封品。賞味期限が長いもの |
| 魚介類の乾物(煮干し・干しエビ) | 申告必須 | 完全乾燥・密封・商業パッケージ |
| 即席麺(豚由来成分なし) | 申告推奨 | 原材料に豚肉・豚骨エキス・ポークエキス・ラードが含まれないこと。成分表示あり |
| レトルトカレー(野菜・牛・鶏のみ) | 申告推奨 | 豚由来成分なし・完全密封・商業パッケージ |
申告なしで送りやすい食品(低リスク品)
以下の食品は、商業包装されていれば比較的発送しやすい品目です。ただし税関申告書(CN22/CN23)への正確な記載は必須です。
タイへ比較的送りやすい食品の条件
- 完全密封された商業パッケージに入っている
- 豚由来成分(豚肉・豚骨エキス・ポークエキス・ラード)が含まれていない
- 動物性成分が少ない植物性・魚介エキスベースの加工食品
- お菓子・チョコレート・飴(乳成分・豚由来成分なし)
- 醤油・みそ・だし(豚由来成分なし)・わさび・海苔・ふりかけ
- 緑茶・ほうじ茶・麦茶のティーバッグ・インスタントコーヒー
- 乾燥わかめ・昆布・めかぶ
「日清カップヌードル シーフード」は名称に魚介が入っていますが、原材料に豚由来成分が含まれており発送できません。フレーバー名だけで判断せず、必ず原材料表示を確認してください。豚由来成分のないカップ麺については肉エキスなしで送れるカップ麺まとめを参考にしてください。
ラベル・成分表示のタイ語表記義務と注意点
商業目的の食品輸入にはタイ語ラベルが義務付けられていますが、個人が送る少量の食品については厳密なタイ語ラベルは必須ではありません。ただし、原材料の成分表示がわかるパッケージ(日本語でも可)であることが望ましいです。
原材料が不明な手作り食品や、パッケージに成分表示のないばら売り品は、タイ税関での判断が困難になるため発送しないことを推奨します。「自家製みそ」「手作りクッキー」なども同様です。
タイへ荷物で食品を送る発送サービスの比較と選び方
タイへの食品発送に使える主なサービスは、日本郵便(EMS・航空小包)、FedEx、DHLの3系統です。いずれも禁制品は受け付けておらず、窓口での申告内容と現物が一致しない場合は発送を断られます。サービスごとの特徴を比較して選びましょう。
発送時の税関申告書(CN22・CN23)の記載方法
日本からタイへ荷物を送る際は、国際郵便・宅配便問わず税関申告書の添付が必要です。食品を含む場合は正確な内容物の記載が必要で、虚偽申告はペナルティの対象になります。
税関申告書(CN22/CN23)の記載ポイント
- 内容品の名称は英語で具体的に記載(「food」だけは不可。「Instant noodles (no pork/meat extract), sealed」など)
- 数量・重量・価格を正確に記載(価格は市場価格ベース)
- 「Gift(贈り物)」か「Commercial(商業)」かの区分を正しく選択
- 豚由来成分が入っていない旨を備考欄に英語で追記すると通関がスムーズになることがある
- 虚偽申告は受取人・発送人の双方にペナルティが及ぶ。没収・廃棄・返送のリスクあり
日本郵便(EMS・航空小包)でタイに送る
日本郵便のEMS(国際スピード郵便)は、タイへの個人発送でよく使われる手段です。費用を抑えつつ追跡付きで送れるのが特徴です。
| サービス | 料金目安(2kg) | 日数目安 | 食品発送 |
|---|---|---|---|
| EMS(国際スピード郵便) | 約4,000〜5,500円 | 3〜5日 | 申告書添付で対応。禁制品は受付不可 |
| 国際eパケット | 約1,500〜2,200円 | 7〜14日 | 2kg以内・追跡あり。食品可(禁制品除く) |
| 航空小包 | 約3,000〜4,500円 | 5〜9日 | 食品可(禁制品除く)・重量上限30kg |
| SAL便(取り扱い停止中) | — | — | 2022年9月30日から取り扱い停止・再開未定 |
日本郵便の国際郵便禁制品リストには「肉類・肉製品」が明記されており、窓口でも確認されます。EMSは補償・追跡・対応スピードのバランスが良く、食品発送の基本サービスとして使いやすいです。
FedEx・DHLでタイに送る
FedExとDHLは、日本郵便と比べてスピードと荷物追跡の精度が高く、価格は高めになりますが、大型荷物や重量物の発送に向いています。
| サービス | 料金目安(2kg) | 日数目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| FedEx 国際優先 | 約8,000〜12,000円 | 2〜3日 | 高速・高追跡精度。重量制限なし |
| FedEx 国際エコノミー | 約5,000〜8,000円 | 4〜6日 | コスト抑え目。重量制限なし |
| DHL エクスプレス | 約8,000〜13,000円 | 2〜3日 | 通関サポートが手厚い。禁制品チェック厳格 |
FedExとDHLは独自の禁制品リストを持っており、豚肉製品や生鮮食品は受け付け拒否されます。発送前にオンラインまたは電話で内容物を申告し、受け付け可能か確認することを推奨します。
梱包と保険のポイント
食品を国際発送する際は、梱包の品質が通関の印象にも影響します。以下の点に注意して梱包してください。
食品国際発送の梱包チェックリスト
- 液体(醤油・みそ等)は二重に密封し、液漏れしないよう底をテープで補強する
- 粉末食品(だし・小麦粉等)はジッパー袋に入れてからさらに防水袋で包む
- パッケージが破損しやすい食品(お菓子等)はプチプチで個別に包んで段ボールに詰める
- 箱の重量が偏らないよう、重いものを底に配置する
- EMSの補償は、申告がない場合は2万円までです。追加料金を支払うことで最大200万円まで補償額を増やすことができます。高額な食品セットはFedEx/DHL + 保険オプションを検討
- パッケージの成分表示が税関で確認できるよう、外箱が見える面を梱包材で隠さない
三田天喜堂:日本食をオンラインで注文して届ける
「日本食を現地で食べたい」「日本の家族に仕送りとして日本の食品を届けたい」という場合、手軽に使えるのが日本食品海外発送専門店の三田天喜堂です。
三田天喜堂はウェブサイトから日本食・お菓子・調味料などを選んで注文するだけで、日本からタイの住所に直接発送してくれる専門店です。取り扱い商品はあらかじめ各国の輸入規制を考慮して選定されているため、「この商品を送っていいかどうか」を自分で調べる手間がありません。
三田天喜堂の使いどころ
- タイ在住の本人がオンラインで注文 → 自宅・職場に直接届く
- 日本にいる家族・友人が「仕送り」として注文 → 現地の住所に届く
- 各国の輸入規制をクリアした商品のみ扱っているため通関トラブルが少ない
- ラーメン・レトルト食品・お菓子・調味料・フリーズドライ食品など幅広く対応
- ニュージーランドを含む50か国以上への発送実績あり
現地からの注文でも、日本からの仕送りとしての注文でも同じように利用できます。
ポチロジ:食品以外も含む荷物を日本から手間なく送る
「日本食だけでなく衣類・日用品・本なども一緒に送りたい」「日本の家族が荷物を準備して送ってくれるが、禁制品や書類のことが心配」という場合はポチロジが役立ちます。
ポチロジは国際発送を専門とする発送代行サービスで、食品以外の荷物にも幅広く対応しています。送れる品目かどうかの禁制品チェックと、通関に必要なインボイス(書類)作成を代行してくれるため、日本にいる家族が「何を送っていいかわからない」「書類の書き方がわからない」という場合でも手間なく発送できます。
ポチロジが向いている場面
- 食品と一緒に衣類・日用品・電子機器などもタイに送りたい場合
- 日本の家族・友人が荷物を準備して発送する場合(本人不在でもOK)
- 何が送れるかわからない → 禁制品チェックをプロに任せたい場合
- インボイスなど通関書類の作成を代行してほしい場合
AI禁制品チェックで発送前に成分レベルで確認する
「この食品、タイに送れる?」という確認を、成分表示レベルで行えるのが「セカイニオクルの国別禁制品AIチェックツール」です。商品名・原材料を入力するだけで、タイの規制と照らし合わせた判定結果が得られます。
🔍 タイへの食品発送 禁制品を成分レベルで確認
商品名・原材料をAIに入力するだけ。タイを含む17か国以上に対応。
AI禁制品チェックを使ってみる →※判定はあくまで参考情報です。最終的な通関判断は税関職員が行います。
タイへ食品を送る荷物のまとめと最終確認リスト
タイへ食品を荷物で送る際の重要ポイントを最終確認リストとしてまとめます。発送前にこのリストを使って確認してください。
| 確認項目 | OK | NG(発送不可) |
|---|---|---|
| 豚由来成分の有無 | 豚肉・豚骨エキス・ポークエキス・ラード含まない | 少量でも含む場合は全面NG |
| 生肉・生魚介類 | —(送れない) | 生・冷蔵・冷凍いずれも禁止 |
| 生鮮果実・生野菜 | —(送れない) | 切断・洗浄品含む |
| 加工食品のパッケージ | 完全密封・成分表示あり | 手作り・バラ売り・成分表示なし |
| 税関申告書(CN22/CN23) | 英語で具体的に記載 | 「food」のみ・内容物の記載なし |
| 発送サービスへの申告 | 食品含む旨を事前申告 | 申告なし・虚偽申告 |
タイへの食品発送で最も注意すべきは豚由来成分の有無です。アフリカ豚熱(ASF)の防疫措置として豚肉関連の輸入規制が強化されており、通関で見つかった場合は即没収・廃棄になります。正確な情報はタイ農業省畜産局(DLD)やタイ税関の公式サイトを確認するか、現地の日本大使館・日系物流業者に問い合わせてください。
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