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中古の本を海外へ発送する方法!蔵書を安く送る3つのルート

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こんにちは。セカイニオクル、運営者の「アキ」です。

海外赴任や留学が決まって、本棚いっぱいの蔵書をどうするか悩んでいませんか。あるいは、読み終わった絵本や漫画を海外に住む家族へ送ってあげたい、フリマアプリで売れた中古本を海外の買い手に届けたい、という方もいるでしょう。本は食品や薬と違って規制の心配が少ない優等生の品目なのですが、いざ送るとなると「とにかく重い」「送料が読めない」「何冊からどの方法が得なのかわからない」という、本ならではの壁にぶつかります。実は、中古の本を海外へ発送するルートは大きく3つあり、冊数と送り先によって最安の答えがきれいに入れ替わるんです。数冊なら郵便の「印刷物」という格安種別、段ボール1箱ならEMSや国際小包、そして蔵書丸ごとなら輸送代行のほうが安くなる逆転ラインが存在します。

この記事では、中古の本を海外へ発送する前に知っておくべき基礎知識(検閲がある国・信書の落とし穴・中古ならではの申告のコツ)を整理したうえで、3つのルートの料金と使い分けを冊数別に解説します。読み終わるころには、あなたの本の量と送り先なら、どのルートをいくらで使えばいいのかが具体的にわかるようになっているはずですよ。

このブログ「セカイニオクル」は、海外転勤・留学・国際発送の3つのテーマで、日本から海外への荷物の送り方・生活準備に関する情報をまとめたサイトです。

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📋 この記事でわかること

  • 中古の本が海外へ送れるかどうかと、検閲がある国の注意点
  • 信書の同封禁止や申告価格など、本ならではの落とし穴
  • 印刷物・EMS・輸送代行という3つのルートの料金と使い分け
  • 蔵書丸ごとの大量発送で料金が逆転する分岐点

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目次

中古の本を海外へ発送する前に知る基礎知識

中古の本を海外へ発送する前に知っておきたい基礎知識のイメージ

まずは「そもそも送れるのか」という土台の部分から固めていきましょう。結論を先に言うと、中古の本はほとんどの国へ問題なく送れます。ただし、内容で判定される検閲国、本ならではの重さの問題、そして中古品ならではの申告のコツという、知らないと損をするポイントが3つあります。

中古の本は海外へ送れるのか

中古の本を海外へ送りたい場面は、思っている以上にたくさんあります。海外赴任で愛読書や仕事の専門書を持っていきたい。留学先で日本語の小説が恋しくなった子どもに送ってあげたい。海外に住む孫へ、日本語を忘れないように絵本や児童書を届けたい。フリマアプリやネット古書店で海外の日本文化ファンに漫画が売れた。研究者仲間に絶版の資料を譲りたい。どのケースでも、最初に気になるのは「そもそも中古の本って海外へ送っていいの?」という点ですよね。

本は、国際発送の世界では規制されにくい優等生です。食品のような検疫はなく、薬のような成分規制もなく、電池のような危険物扱いもありません。新品か中古かで郵便のルールが変わることも基本的にはなく、読み終わった漫画でも学生時代の参考書でも、荷物としては同じ「書籍」として扱われます。海外の家族に絵本を送る、赴任先に専門書を送る、といった個人の発送で品目そのものが問題になるケースは少数派です。

本が規制されにくい理由

各国の輸入規制は、大きく「衛生・検疫」「安全」「経済・税」の3つの観点でできています。本は腐らず、爆発せず、多くの国で文化・教育に関わる品として扱われるため、3つの観点のどれにも引っかかりにくいんです。だからこそ後述する「印刷物」という専用の割安な郵便種別が世界共通で用意されているほどで、制度の側も「本は動かしやすい荷物」として設計されています。ただし例外がないわけではありません。それが次の「検閲」の話です。

また、送る側だけでなく受け取る側の視点もひとつだけ。多くの国では個人使用目的の中古書籍に高い税金がかかることは少ないものの、申告価格や量によっては受取時に関税や付加価値税を求められる可能性はあります。とくに数十kg規模のまとまった量を送る場合は、受取人に「本を送ること」「おおよその申告価格」を事前に伝えておくと、突然の請求に驚かせずに済みます。国ごとの免税枠は変わることがあるので、正確な金額が知りたい場合は相手国の税関情報を確認するか、後述するプロへの相談で聞いてしまうのが早いですよ。

検閲がある国への本は要注意

本の数少ない弱点は、「内容」で判定される国があることです。代表例が中国。日本郵便の国際郵便条件表には、中国宛ての禁止物品として「反動的な内容、民族憎悪をあおる内容、国家の統一を損なう内容、社会の安定を破壊する内容、悪のカルトや宗教的過激主義を広める内容又はわいせつな内容を含む書籍、出版物、絵、写真、視聴覚製品等」が通常郵便・小包・EMSのすべてで明記されています。つまり、政治・歴史・宗教・成人向けの要素を含む本は、タイトルや表紙だけで判断されて没収される可能性がゼロではないということです。

「うちの本は普通の小説だから大丈夫」と思うかもしれませんが、判定するのは相手国の税関であって、あなたではありません。歴史小説、社会問題のノンフィクション、宗教が題材の漫画など、日本では何の変哲もない本が引っかかる余地はあります。中国のほか、中東など宗教上の規制が強い国へ送る場合も同様の注意が必要です。送り先が検閲のある国のときは、疑わしいジャンルの本を外すか、後述するプロへの相談で事前に確認しておくと安心ですよ。

実務的な対処のコツもお伝えしておきます。まず、税関はすべてのページを読むわけではなく、タイトル・表紙・パラパラ見での印象で判断することがほとんどです。つまり「外から見てどう見えるか」が重要で、刺激的なタイトルや表紙の本ほどリスクが上がります。次に、万が一引っかかった場合、荷物は没収・返送・廃棄のいずれかになり、返送されるとしても往復の時間と送料が無駄になります。ですから、検閲のある国へは「失っても諦められる本だけを送る」「高価な本や一点ものは避ける」という割り切りも大切です。判断に迷う本が混ざっているなら、その1冊だけ抜くのがいちばん確実な安全策になります。

意外な落とし穴は重さと信書

規制の心配が少ない本の、実質的な最大の敵は重さです。目安として、文庫本やコミックは1冊150〜200g前後、単行本は300g以上、ハードカバーの専門書や辞書なら1冊で500gを超えるものもあります。つまり漫画の全巻セットで軽く5kg超え、本棚ひと棚分なら20〜30kgに達することも珍しくありません。国際郵便の料金は重量で決まり、EMSなど郵便で送れる荷物は1個30kgまでという上限もあるため、「何冊送るか」がそのまま「どのルートで送るべきか」を決めることになります。

イメージしやすいように、冊数を重さに換算してみましょう。絵本3冊なら約1kgで、格安の印刷物ルートが余裕で使えます。人気漫画の全巻セット30冊なら約5〜6kg、印刷物の上限ギリギリか、EMSに切り替わるライン。文庫と単行本が混ざった本棚ひと棚分の約100冊なら20kg前後になり、EMSの上限が視野に入ってきます。そして赴任者の蔵書200冊超えとなると40〜60kg。もう郵便1個では物理的に送れない世界です。このように、自分の本を「冊数→重さ」に置き換えた瞬間、使うべきルートがほぼ自動的に決まる。これが本の海外発送のいちばんの特徴なんです。

信書の同封は禁止と覚える

もうひとつの落とし穴が信書、つまり手紙です。特にお得な「印刷物」種別で本を送る場合、個人的な手紙を同封することは認められていません。海外の家族に絵本を送るとき、つい「元気にしてる?」と書いたお手紙を挟みたくなりますが、種別のルール違反になってしまいます。手紙は航空書簡やはがきで別送するのが安全です。ちなみに、本の中に挟まったままの古い手紙やメモ類も、発送前にパラパラと確認して抜いておきましょう。中古本ならではの「うっかり同封」がいちばん起きやすいポイントです。

中古本ならではの申告のコツ

国際発送では、内容品の品名と価格を税関告知書やインボイスに申告します。ここに中古本ならではのコツがあります。書き方の実例を挙げると、漫画20冊を送るなら品名欄に「Used comic books」、個数「20」、価格は1冊あたりの古本相場200円×20冊で「4,000円」といった具合です。ジャンルが混ざっている場合は「Used books(novels, comics)」のようにまとめて書いて構いません。逆にやってはいけないのが、品名を日本語だけで書く、「Gift」とだけ書く、価格欄を空欄にする、の3つ。通関で内容確認の対象になりやすく、到着が何日も遅れる原因になります。

価格申告は中古の実勢価格で

申告する価格は、新品の定価ではなく「中古品としての現在の実勢価格」です。定価1,500円の単行本でも、古本としての相場が200円なら200円で申告するのが正しい姿。フリマアプリや古本屋の買取価格が良い目安になります。定価で申告すると、相手国での課税判定に不利になるだけで誰も得をしません。逆に、関税逃れを狙った極端な過少申告は虚偽申告としてペナルティの対象です。品名は「Used books」として冊数を添え、価格は実勢価格を正直に。これが中古本申告の鉄則です。なお、江戸時代以前の古典籍や美術品級の稀覯本など文化財に類する本は、日本側の輸出規制に触れる可能性があるため、該当しそうな場合は文化庁など専門機関への確認をおすすめします。一般の古本や漫画にはまったく関係のない話なので、ほとんどの方は気にしなくて大丈夫です。

冊数と国で変わる最適ルート

基礎知識の仕上げに、この記事の核心である「冊数別の最適ルート」の全体像を示します。中古の本を海外へ発送する方法は、大きく3つに分かれます。

本の量重さの目安最適ルートポイント
数冊〜10冊程度〜5kg郵便の「印刷物」種別本専用の格安ルート。5kgまで・手紙同封不可
段ボール1箱5〜30kgEMS・国際小包速くて追跡も安心。30kgが上限
蔵書丸ごと・複数箱15kg〜30kg超ポチロジなど輸送代行重量帯によって郵便より安く、30kg超も相談可

ざっくり言えば、「少量は印刷物、中量はEMS、大量は輸送代行」。そして面白いのは、送り先の地域によってEMSと輸送代行の料金が逆転する分岐点が変わることです。同じ20kgの本でも、送り先がアジアかヨーロッパかで最安の答えが違ってくるんですね。また、境界線上にいる場合(たとえば12kgや16kgあたり)は、ひとつのルートに決め打ちせず、郵便料金の確認と代行の見積もりを両方取ってから決めるのが賢いやり方です。見積もり自体は無料なので、比較のコストは数分の手間だけ。ここから先は、3つのルートをひとつずつ具体的な料金と一緒に見ていきましょう。

中古の本を海外へ発送する3つのルートと選び方

中古の本を海外へ発送する3つのルートを比較するイメージ

ここからは実践編です。それぞれのルートの料金・使い方・向いているケースを順番に解説します。自分の冊数と送り先を思い浮かべながら読み進めてください。

少量なら印刷物という格安ルート

少量の中古本を印刷物種別で海外へ発送するイメージ

数冊程度なら、まず検討すべきは通常郵便物の「印刷物」種別です。これは書籍や雑誌などの印刷物だけを対象にした専用の郵便種別で、同じ重さの小包より大幅に安く設定されています。本を送るために存在するようなルートなのに、知名度が低くて使われていない、もったいない存在なんです。

印刷物ルートの料金と上限

料金は宛先の地帯によって変わり、たとえばアメリカ宛て(第4地帯)は航空扱いで1kgが2,710円、2kgが4,810円。ヨーロッパやオーストラリア、カナダなどの第3地帯なら1kg2,120円です(2026年8月時点)。文庫本なら1kgで5〜6冊入る計算なので、絵本2〜3冊や漫画数冊を送るには最強のコスパになります。上限は5kgまで(カナダ宛てのみ2kg)で、書留を付けたい場合は430円の追加でOK。ただし前述のとおり手紙の同封は不可、追跡や補償はEMSより弱い、という割り切りが必要です。印刷物種別の細かい使い方や書き方は、印刷物の海外発送を専門に解説した記事に全部まとめてあるので、少量派の方はそちらをどうぞ。

差し出すときは、郵便局の窓口で「印刷物として送りたい」とはっきり伝えるのがコツです。印刷物は利用者が少ない種別なので、窓口の担当者によっては案内に慣れておらず、そのまま小包の料金で計算されてしまうことがあります。「本だけです。印刷物でお願いします」のひと言で、数千円の差が守れることもあるんですよ。梱包は封筒や薄手の箱でOKですが、中身が本であることを確認できる状態が求められる種別なので、ガチガチに密封しすぎないのがポイントです。

このルートが向いているのは、「海外の家族へ絵本を2〜3冊」「留学中の子へ参考書を数冊」「フリマで売れた漫画を1〜2冊」といった、軽くて急がない発送です。逆に、冊数が10冊を超えてきたら5kgの上限が近づくので、無理に印刷物へ収めようとせず、次のEMS・国際小包と料金を見比べてみてください。上限ギリギリまで詰めるより、ルートを切り替えたほうがトータルで安くなることもあります。

段ボール1箱ならEMS・国際小包

段ボール箱に中古本を詰めて海外発送の準備をする様子

5kgを超えたら、EMSや国際小包の出番です。EMSは国際郵便で最速のサービスで、追跡と補償がしっかりしており、目安としてアジアの第2地帯宛てなら5kgで8,150円、10kgで13,350円、上限の30kgで33,350円です(2026年8月時点)。中国・韓国・台湾の第1地帯ならさらに安く、5kg6,400円、10kg10,600円。急がない場合は、より安い国際小包(航空・船便など)も選べます。なお、送り先によってはEMSの引受を停止している場合があるので、EMSで送れない国を整理した記事で先に確認しておくと二度手間になりません。アメリカ宛ては郵便全体の引受条件が変動しやすい状況が続いているため、差出前に日本郵便公式サイトの最新情報を必ず確認してください。

EMSの魅力は、なんといっても速さと安心感です。主要国なら差出から数日程度で届くことが多く、追跡番号で日本側も受取人側も配達状況を確認できます。万一の紛失・破損への損害賠償制度もあるので、絶版の希少本や思い入れの強い本を送るなら、多少高くてもEMSを選ぶ価値は十分あります。一方で、急がない引っ越し荷物のような本には、速さにお金を払うのはもったいない。この「速さが必要かどうか」も、ルート選びの隠れた判断軸になります。

箱詰めと重量配分のコツ

本の梱包は「小さく重く」が鉄則です。大きな箱にぎっしり詰めると、持ち上げられない・箱が底抜けする・重量上限を超える、と三重苦になります。段ボールは小さめサイズを選び、1箱15〜20kg程度までに抑えるのが扱いやすいライン。本は平積みで隙間なく詰め、緩衝材は上部の空間に。湿気対策として、ビニール袋で本をまとめてから箱に入れると、輸送中の水濡れからも守れます。段ボールの底はガムテープの十字貼りで補強し、重いハードカバーは下、軽い文庫は上に。箱の中に余った空間があると輸送中に本が動いて角が傷むので、タオルや丸めた紙でしっかり埋めてください。複数箱に分ける場合は、1箱ごとに税関告知書が必要で料金も1箱ずつかかる、という点も覚えておきましょう。実はこの「箱が増えるほど郵便は割高になる」構造こそが、次のルートが輝く理由なんです。

蔵書丸ごとならポチロジが安い

大量の中古本の海外発送をプロに相談するイメージ

そして蔵書丸ごと、本棚ひと棚分以上の大量発送。ここが本記事の主役です。実は本のように「重くて単価が安い」荷物こそ、中古車輸出大手ビィ・フォアードが運営する個人向け輸送代行ポチロジの得意分野で、重量帯によっては郵便より明確に安くなります。

そもそも大量の本を前にしたとき、多くの人は「送料が高いから現地で買い直そう」「泣く泣く処分しよう」と考えがちです。でも冷静に計算してみてください。単行本100冊を手放して現地や電子書籍で買い直せば、定価ベースで10万円を超えることもザラですし、絶版本や書き込み入りの参考書はお金を出しても二度と手に入りません。それに対して、送料は選び方次第で数万円に収まります。つまり蔵書の発送は「高い送料を払うか諦めるか」の二択ではなく、「買い直しより安く、思い出ごと運ぶ」という合理的な選択肢になり得るんです。

料金逆転の分岐点を知る

具体的な分岐点を見てみましょう。タイやシンガポールなど東南アジアの第2地帯では、15kgを超えるとポチロジがEMSより安くなり、30kgでは約3,500円の差がつきます。北米・ヨーロッパ宛てはさらに顕著で、私がフランス宛てで試算したときは5kg前後で逆転が始まり、30kgでは21,719円もポチロジが安くなりました。オーストラリアやニュージーランド宛てに至っては料金表の地帯区分の関係で2kgから逆転し、30kgで35,614円差という結果に。つまり「段ボール1箱を超えるかどうか」あたりから、ポチロジを検討しない理由がなくなっていくんです。さらにEMSには1個30kgの上限がありますが、ポチロジは30kgを超える量や複数箱の発送も個別見積もりで相談できます。蔵書200冊・段ボール3箱といった、郵便では受け付けてもらえない規模こそ、見積もりを取る価値があります。

もうひとつ、大量発送で効いてくるのが「箱数の壁」です。郵便は1箱ごとに料金が発生し、1箱ごとに税関告知書を書く必要があります。3箱送るなら伝票も申告も3セット、窓口へ運ぶのも3回分の労力です。輸送代行なら複数箱をまとめて相談でき、書類作成もプロに任せられるので、箱数が増えるほど手間の差もお金の差も開いていきます。「安さ」と「ラクさ」が同じ方向を向くのが、大量帯の特徴なんですね。

ポチロジ利用の流れ4ステップ

利用の流れは、①問い合わせフォームから品目・量・送り先を伝えて可否と見積もりを確認、②回答に納得したら正式依頼、③本をポチロジの倉庫(千葉県)へ宅配便で送るか持ち込みで搬入、④プロが梱包・通関書類の作成・輸送を代行して届けてくれる、という4ステップです。2026年3月からは佐川急便と提携した集荷サービスも始まっており、重い本の箱を自宅まで取りに来てもらう手配も相談できます(集荷は内容量に応じた個別見積もりです)。冊数が多いほど面倒になるインボイスの作成をプロに任せられるのは、大量発送では想像以上にありがたいポイントですよ。検閲が気になる国への本も、送れるかどうかの確認と見積もりが無料なので、「この本のジャンルは大丈夫?」という相談から始められます。

問い合わせ文の実例

回答を速く正確にもらうコツは、最初の問い合わせに情報を詰め込むことです。そのまま使える実例を置いておきますね。「海外赴任に伴い、中古の書籍約150冊(漫画・小説・専門書、段ボール3箱・合計約45kgの見込み)をシンガポールの自宅へ送りたいです。発送可否と見積もり、集荷またはお得な搬入方法について教えてください。急ぎではなく、安さ重視です」──①品目と冊数、②箱数と概算重量、③宛先の国と都市、④速さと安さどちら重視か。この4点が揃っていれば、担当者がその場で最適な輸送方法を検討でき、少ないやり取りで具体的な金額が返ってきます。問い合わせフォームには写真を添付できないので、伝えたい情報は文章にまとめるのがポイントです。

問い合わせたあとの流れも安心してください。届いた見積もりに納得できなければ、そこで断って郵便に切り替えても何の問題もありません。金額だけでなく「この国へこのジャンルの本は送れますか」という可否の確認や、「もう少し安くする方法はありますか」という相談にも答えてもらえるので、大量の本を前に途方に暮れているなら、まずは現状をそのまま文章にして投げてみる。それが、蔵書の海外発送でいちばん確実な第一歩になります。

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中古の本の海外発送でよくある質問

最後に、中古の本の海外発送で特によく出てくる疑問を、Q&A形式でまとめておきます。フリマ発送・書き込み本・雑誌や同人誌・相談の目安という、実際に読者さんから届く質問の多い4つを選びました。

Q. フリマアプリで売れた中古本を海外の買い手に送るときも同じ?
A. 発送の流れ自体は同じです。品名は「Used books」、価格は実際の販売価格を申告してください。個人間の売買でも、相手国で関税や税金が発生した場合は買い手側が支払うのが一般的なので、取引メッセージで事前に伝えておくとトラブルを防げます。継続的に販売する場合は、相手国の輸入ルールや各販売プラットフォームの規約も確認しておきましょう。

Q. 書き込みや蔵書印がある本でも送れますか?
A. まったく問題ありません。書き込みの有無で郵便のルールは変わらず、申告価格を状態込みの実勢価格にすればOKです。むしろ注意したいのは、本に挟まったままの手紙・写真・レシート類。信書の同封禁止に触れたり、個人情報が海を渡ったりするので、発送前に1冊ずつパラパラと確認するのをおすすめします。

Q. 雑誌・漫画・同人誌も本と同じ扱いですか?
A. 郵便種別としては同じ印刷物の仲間です。ただし内容面では、成人向けの表現を含むものは多くの国で輸入規制の対象になり得ますし、中国のように「わいせつな内容を含む出版物」を明文で禁止している国もあります。一般誌や少年漫画なら心配はほぼ不要ですが、際どいジャンルは送り先の規制を確認してからにしましょう。

Q. 何冊からポチロジに相談する価値がありますか?
A. 目安は「段ボール1箱を超えそうか」です。北米・ヨーロッパ宛てなら5kg前後(単行本15冊程度)から料金が逆転し始めるので、意外と少ない冊数でも相談する価値があります。アジア・オセアニア宛てなら15kg超、または30kgの郵便上限を超える量なら迷わず見積もりを。比較して郵便のほうが安ければ郵便で送ればいいだけなので、無料見積もりはノーリスクです。

まとめ:中古の本の海外への発送は冊数で決まる

中古の本の海外への発送を冊数別に整理して準備を終えたイメージ

中古の本の海外への発送は、規制よりも「重さとルート選び」の勝負です。最後に要点をまとめます。

  • 中古の本はほとんどの国へ送れる規制されにくい品目。ただし中国など内容で判定する検閲国には注意
  • 手紙の同封は禁止。本に挟まったままの手紙やメモも発送前に抜いておく
  • 申告は品名「Used books」+中古としての実勢価格が鉄則
  • 数冊なら印刷物種別(米国宛て1kg2,710円)、段ボール1箱ならEMS・国際小包(30kgまで)
  • 蔵書丸ごとならポチロジ。欧米宛て5kg前後・アジア宛て15kg超で郵便より安くなり、30kg超も個別見積もりで相談できる

この記事を最初から振り返ると、答えの出し方はシンプルでした。まず送り先に検閲などの内容規制がないかを確認し、手紙を抜いて、申告は中古の実勢価格で。あとは冊数を重さに換算して、5kgまでなら印刷物、30kgまでの1箱ならEMSか国際小包、それを超えるならポチロジへ見積もり。この順番で考えれば、どんな冊数でも迷子になりません。特にヨーロッパ・北米・ニュージーランドへ送る方は、意外と軽い段階から料金逆転が始まっていることをお忘れなく。

本は、思い出と知識がぎっしり詰まったいちばん重い宝物です。だからこそ「重くて無理」とあきらめて手放す前に、冊数と送り先で最適ルートを選んでみてください。特に本棚ひと棚を超える量なら、見積もりを比べるだけで数千円から数万円の差が出る世界です。まずは冊数と送り先を添えて、無料の見積もりから始めてみましょう。金額を見てから郵便と比べて決めればいいだけなので、失うものは何もありません。届いた見積もりが、あなたの本棚の未来を決める判断材料になってくれるはずです。

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大切な本たちが、海の向こうの新しい本棚に無事たどり着きますように。それでは、良い読書生活を。

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