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サトウのごはんを海外へ発送する方法|送れない国と安い送り方

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こんにちは。セカイニオクル、運営者の「アキ」です。

海外で暮らす家族や留学中の子どもに、サトウのごはんを送ってあげたい。炊飯器がない駐在先で、日本の白ごはんが恋しい。そう思って調べ始めた方の多くが、同じ疑問にぶつかります。「パックご飯って国際郵便で送れるの?」「肉が入っていないから大丈夫だよね?」「オーストラリアはダメって聞いたけど本当?」──ネット上の情報は断片的で、せっかく箱に詰めたのに郵便局の窓口で初めて「この国へは送れません」と言われて持ち帰る方も少なくありません。実はパックご飯は、動物性の成分をまったく含まない優等生の食品なのに、「米そのもの」への規制で引っかかるという、ちょっと不思議なねじれを抱えた品物なんです。

そこでこの記事では、日本郵便の国際郵便条件表を国ごとに一つひとつ確認し、サトウのごはんを海外へ発送するための知識をまとめて整理しました。結論を先に言うと、アメリカ・台湾・タイ・中国へは条件を守れば郵便で送れます。一方、オーストラリアと韓国は「米」「穀類」が名指しで禁止されているため、国際郵便では送れません。記事の後半では、賞味期限1年という強みを活かした船便の使い方、食数ごとの重さと送料の試算、インボイスの書き方から食糧法の届出の話まで、実践的な送り方を解説します。

このブログ「セカイニオクル」は、海外転勤・留学・国際発送の3つのテーマで、日本から海外への荷物の送り方・生活準備に関する情報をまとめたサイトです。

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📋 この記事でわかること

  • サトウのごはんを郵便で送れる国と送れない国の一覧(条件表の原文つき)
  • オーストラリア・韓国がNGでタイがOKという「米規制のねじれ」の正体
  • 賞味期限1年を活かした船便の使い方と食数別の送料シミュレーション
  • 郵便で送れない国へ届ける方法と、インボイス・食糧法の届出の実務

💡 送れるか不安な荷物・箱単位のまとめ送りは、発送代行に任せる方法もあります👇

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目次

サトウのごはんの海外への発送は国でルールが違う

サトウのごはんを海外へ発送できる国とできない国を地図で確認するイメージ

まず前半では、「そもそもどの国に送れて、どの国に送れないのか」をはっきりさせましょう。パックご飯の海外発送で失敗する原因は、ほぼ一つに集約されます。それは、パックご飯を「加工食品」として見るか「米(穀物)」として見るかが、国によってバラバラだという事実を知らないことです。肉エキスの有無ばかり気にしていると、思わぬ国で足をすくわれます。日本郵便の国際郵便条件表という一次情報を、国ごとに順番に見ていきましょう。

結論は動物性ゼロでも米の規制で分かれる

最初に全体像です。サトウのごはんの基本の原材料はうるち米だけ。サトウ食品の公式サイトによると、新潟県産コシヒカリ200gの栄養成分は脂質0g・食塩相当量0gで、アレルギー物質(特定原材料等)も使用していないと公式FAQで明言されています。カップ麺の海外発送でいつも問題になる肉エキスや卵・乳成分の心配が、そもそも存在しない食品なんです。ところが、だから全部の国に送れるかというと、そうはいきません。判定を分けるのは動物性成分ではなく、「米・穀類」そのものへの植物検疫の規制です。主要国の条件表を整理すると、次のようになります。

宛先国郵便での可否条件表の根拠
アメリカ○ 送れる禁止物品に米の名指しなし
中国○ 送れる米・米飯の名指しなし(肉・卵等は禁止)
タイ○ 送れる加工された米(米飯)は規制の対象外と明記
台湾○ 条件付きで送れる個人宛て6kg以下・1,000米ドル以下なら検査申請不要
フランス△ EMS以外なら送れる「食料品」はEMSのみ禁止物品
オーストラリア× 送れない「米、小麦、穀物類」が禁止物品
韓国× 送れない「穀類」が禁止物品

前提として、サトウのごはんがどういう食品なのかも押さえておきましょう。サトウのごはんは、炊いたごはんを無菌状態でパックする無菌化包装米飯です。缶詰のように加圧加熱するレトルト食品とは製法が異なり、保存料を使わずに常温で長期保存できるのが特徴です。海外の税関や検疫の視点で見ると、「加熱調理済み」「密封包装」「常温保存可能」という3つの性質がそろった、輸送に向いた加工食品ということになります。この「加工食品としての顔」と「原材料は米そのものという顔」の二面性が、これから見ていく国ごとの判定の違いを生むわけです。

見てのとおり、同じサトウのごはんでも、宛先の国が変わるだけで「堂々と送れる」から「引き受け自体を断られる」まで扱いが激変します。しかも興味深いことに、生の米に厳しいタイがパックご飯には寛容で、食文化的に米と縁が深いはずの韓国が一番厳しい、という直感に反する並びになっています。それぞれの国の事情を、条件表の原文と一緒に確認していきましょう。

オーストラリアと韓国へは郵便で送れない

サトウのごはんの海外発送が禁止されている国の規制を示すイメージ

まず、はっきり「送れない」側の2か国からです。ワーキングホリデーや留学の定番であるオーストラリアと、お隣の韓国。どちらも「パックご飯を送ってほしい」というリクエストが多い国なのに、国際郵便では引き受けてもらえません。

豪州の条件表は米を名指しで禁止

日本郵便のオーストラリア向け条件表を見ると、禁止物品の「植物製品」の項目に、こう書かれています。「米、小麦、穀物類、食用の種子類、種実類及び豆類」──先頭に堂々と「米」の2文字があります。適用される郵便種別は通常・小包・EMSのすべて。つまり航空便でも船便でも変わりません。そして重要なのは、タイの条件表にはある「加工された米飯は除く」という趣旨の除外文言が、オーストラリアの条件表にはないことです。除外の記載がない以上、「炊いてあるから米じゃなくてご飯だ」という理屈は通りません。世界一厳しいと言われる豪州検疫の国ですから、パックご飯は郵便では送らない、が正解です。

韓国は穀類として一括で禁止

韓国向けの条件表はさらにシンプルです。禁止物品の項目名は「穀類」。詳細欄にも「穀類(条件付許容物品『植物』を参照)」とだけ書かれていて、適用種別は通常・小包・EMSの全部です。米という個別名ではなく穀類という大きなくくりで一括禁止されているため、米飯はもちろん、餅や玄米フレークのような品物も判断に迷ったら送らないのが安全です。韓国は塩や肉類など、ほかにも意外な品物が規制されている国なので、パックご飯以外も一緒に送るつもりなら国際郵便で韓国に送れないものをまとめた記事で全体像を確認しておいてください。

ここで、「申告しなければ分からないのでは」と考えるのは論外です。国際郵便物はX線検査や検疫探知犬のチェックを受けますし、見つかれば没収や返送だけでなく、受取人側が罰則の対象になるおそれもあります。オーストラリアも韓国も検疫違反には厳しい国です。大切な家族に送る荷物で、家族をリスクにさらすことになっては本末転倒ですよね。送れない国には送れない。その代わりの手段は、記事の後半でちゃんと紹介します。

タイは加工された米飯なら明文で対象外

次に、規制のねじれが一番よく分かるタイです。タイ向け条件表の「米」の項目は条件付許容物品で、詳細欄にはこうあります。「米は、名あて国農務省長官の輸入許可証及び植物衛生証明書を添付したもので、研究の目的により送付されるものに限り送ることができる」──つまり生米は、研究目的でなければ事実上送れません。ところが、その直後にこう続くんです。「ゆでる、揚げる又は蒸すことにより加工された米(米飯、菓子、餅等)は、この限りではない」

「この限りではない」、つまり加熱加工された米飯は、この厳しい規制の対象外だと条件表そのものに明記されています。サトウのごはんは炊飯(加熱調理)済みの無菌化包装米飯ですから、まさにこの「加工された米」に該当します。生米には世界有数の厳しさで臨むタイが、パックご飯には明文で道を開けている。これが「米の規制は加工の有無で決まる」という、この記事でいちばんお伝えしたい原則です。オーストラリアと韓国には除外文言がなく、タイにはある。この差が、そのまま送れる・送れないの差になっています。バンコク駐在のご家族へ日本のごはんを送りたい方は、自信を持って準備を進めてください。

台湾は6kg以内なら輸入検査の申請不要

台湾は少し複雑で、条件表に2つの関連項目があります。1つ目は「米」の項目。行政院農業委員会の輸入許可証など、指定された許可証等がある場合に限り送れる条件付許容物品で、これは個人の贈り物には現実的ではありません。ただしこの項目が主に想定しているのは、穀物としての米です。2つ目が「食品」の項目で、こちらにパックご飯のような加工食品の実務基準が書かれています。個人宛ての場合、郵便物1個につき合計重量6kg以下かつ価格1,000米ドル以下なら、食品薬物管理局への輸入検査申請は不要。この枠内に収めるのが、台湾へ食品を送るときの鉄則です。

6kgという枠を、サトウのごはんに換算してみましょう。1パックは200gなので、単純計算で30食分。ただし枠の判定は梱包を含む郵便物全体の重さで考えるのが安全なので、外箱や緩衝材の重さを差し引いて、24食前後までに抑えておくと確実です。3食パックなら8セット。段ボール1箱として十分な量ですし、後述するとおり重さ的にも送料のバランスがいいラインです。なお、法人宛ては重量・価格を問わず輸入検査の申請が必要になるため、この6kg枠は使えません。あくまで個人から個人への荷物のルールです。

もう一つの条件である「価格1,000米ドル以下」は、パックご飯ならまず心配いりません。24食送っても商品代金は数千円ですから、枠を圧迫するのは重さのほうだけです。ただし、パックご飯のついでに高価な食品やサプリメントを同梱すると価格側の枠に影響するので、詰め合わせにするときは箱全体の合計金額でも判定される点を覚えておいてください。台北や高雄の家族へ定期的に仕送りするなら、「1箱6kg以内・24食前後」をワンセットにして回数を分けるのが、検査申請なしで送り続けるいちばん簡単な型になります。

アメリカとフランスと中国の注意点

残る3か国は、いずれも「送れる」側ですが、それぞれ知っておきたい癖があります。

アメリカは米の名指しなし

意外に思われるかもしれませんが、アメリカ向けの条件表には、米やパックご飯を名指しで禁止する項目がありません。食品まわりで気をつけるべき条項は「腐敗しやすい物品」くらいで、常温で1年保存できる無菌化包装米飯はこれに当たりません。ハワイ在住の家族へ、留学中の子どもへ、と需要の多い国ですが、郵便条件のうえでは素直に送れる国です。ただし肉エキス入りの食品(カップ麺やレトルトカレーなど)を同梱すると、そちらが検疫に引っかかって荷物全体が止まる原因になります。パックご飯と一緒に「ごはんのお供」を詰めるときは、肉・卵成分のないふりかけや梅干しなどを選んでください。

フランスは食料品がEMSのみ禁止

フランスの条件表には、品目ではなく郵便種別で切るという珍しい規制があります。禁止物品「食料品」の適用郵便種別がEMSのみとなっているんです。つまり同じ箱でも、EMSで出せば禁制品、航空便や船便の国際小包で出せばこの条項の対象外という、手段で明暗が分かれるパターン。「一番速いEMSで送ろう」と反射的に窓口へ持ち込むと断られるので、フランス宛てのパックご飯は最初から国際小包で計画してください。なお、フランスの条件表には生肉(全種別禁止)や食用の野菜・根菜(通常・小包で禁止)といった品目別の項目も別にありますが、加熱済みの包装米飯を名指しする項目はありません。ドイツなどEU圏は国ごとに条件が異なるため、フランス以外へ送る場合はその国の条件表を個別に確認しましょう。

中国はどうでしょうか。実は中国の条件表は食品にかなり厳しく、生又は調理済みの肉及びその製品、水生動物製品、卵及び卵製品、生鮮果物・野菜、ツバメの巣(缶詰を除く)などが禁止物品として並んでいます。ただし、そのリストの中に米や米飯を名指しする項目はありません。動物性・生鮮系が軒並み規制される中で、植物性で加熱済みのパックご飯は送れる側に残っている、という構図です。裏を返せば、中国宛てこそ同梱物に要注意。肉エキス入りの食品や卵を使ったお菓子を一緒に詰めると、パックご飯ごと荷物が止まります。このように「送れる国」でも、種別の選び方や同梱物で結果が変わります。発送前に宛先国の条件表を一度確認する習慣が、結局いちばんの近道です。

海外持ち込みと発送でルールが違う理由

ここまで読んで、「あれ? オーストラリアにパックご飯を持って行った人のブログを見たけど」と思った方もいるはずです。実は、スーツケースに入れて持ち込む場合と、郵便で発送する場合とでは、適用されるルールの入口が違います。持ち込みは入国時に本人が税関・検疫で申告し、検疫官がその場で判断します。オーストラリアやニュージーランドでは食品はすべて申告が必要で、市販の加工食品なら現物を見たうえで持ち込みを認められるケースもあります。一方、郵便は日本郵便が引き受けの段階で条件表に沿って判断するため、「米」と名指しされていれば現物の中身に関係なく引き受けられません。本人がその場で説明できる持ち込みと、説明する人がいない郵送。この違いが、同じ品物でも結果の差になるわけです。

持ち込みの場合も無申告は絶対にNGです。オーストラリアやニュージーランドでは、食品の申告漏れに高額の罰金が科されます。「持ち込めた人がいる」は「申告して認められた人がいる」という意味であって、黙って持ち込んでいいという意味ではありません。

また、機内や滞在先で食べる分を手荷物にする場合も、到着国に着いた瞬間から検疫のルールが適用されます。旅行や一時帰国のお土産としてパックご飯を運ぶ方は、必ず到着国の申告ルールを事前に確認してください。

ちなみに、滞在先のホテルでパックご飯を食べたいという方も多いはずです。海外のホテルには電子レンジがない部屋も珍しくありませんが、サトウ食品の公式サイトの調理方法には、電子レンジで2分のほかに「熱湯で15分」という方法が明記されています。電気ケトルしかない部屋でも、深めの容器にお湯を張って湯せんすれば食べられるわけです。海外の電子レンジはワット数表示や癖が日本と違うことも多いので、この「お湯でもいける」という公式のお墨付きは、発送先の家族に伝えてあげると喜ばれる豆知識ですよ。それでは、この記事の残りの部分は「発送」に絞って実務を解説していきます。

サトウのごはんを海外に発送する手順と安い送り方

サトウのごはんを海外発送するために箱詰めして準備するイメージ

後半は実践編です。送れる国が分かったら、次に考えるのは「どの手段で、何食、いくらで送るか」。パックご飯は1食200gと軽そうに見えて、まとまると一気に重くなる品物です。そして重い荷物ほど、送り方の選択で数千円単位の差がつきます。賞味期限・重さ・送料の3つの数字を押さえて、あなたのケースに最適な送り方を組み立てましょう。

賞味期限1年を活かした船便という選択肢

賞味期限の長いサトウのごはんを海外へ船便で発送するイメージ

サトウ食品の公式サイトによると、サトウのごはん(新潟県産コシヒカリ200g)の賞味期限は製造日から1年。保存方法は「直射日光・高温・多湿を避けて常温で保存」です。冷蔵も冷凍も不要で1年もつ。これが海外発送において、パックご飯が持つ最大の強みです。

なぜなら、食品の海外発送で船便が敬遠される理由は「届くまでに1〜3か月かかるから」だからです。賞味期限が数週間のお菓子なら船便は論外ですが、1年もつパックご飯なら話は別。2か月かけて届いても、現地で食べられる期間はたっぷり残ります。送料は船便が圧倒的に安いので、「急がない・重い・日持ちする」というパックご飯の性質は、船便と最高に相性がいいんです。ただし1つだけ注意点があります。期限の起点は製造日であって購入日ではありません。お店に並ぶまでの流通期間があるため、手元の商品の残り期限は1年より短くなっています。パッケージの賞味期限表示を確認し、「輸送日数+現地で食べきる期間」から逆算して、期限に余裕のあるロットを選んで箱に詰めてください。

船便を検討する際は、宛先国で船便の引き受けが行われているかを日本郵便の差出可否早見表で必ず確認してください。なお、船便と航空便の中間にあたるSAL便は、2026年8月時点で引き受けが全面的に停止されています。実質的な選択肢は「速いEMS・航空便」か「安い船便」の二択と考えておきましょう。

食数別の重さと送料をシミュレーション

次に、いちばん気になる送料です。パックご飯は1食200g。この数字を起点に、食数→重さ→料金の順で逆算していきます。EMSの料金は宛先の地帯で変わります。台湾・中国は第1地帯、タイなどのアジアは第2地帯、フランスなどのヨーロッパは第3地帯、そしてアメリカは単独で第4地帯です(2026年8月時点の料金・日本郵便公式サイトより)。

食数の目安中身の重さ梱包込み概算EMS料金の目安
7〜8食(3食パック×2+α)1.4〜1.6kg約2kg台湾(第1地帯)3,400円/アメリカ(第4地帯)7,900円
22〜24食(3食パック×8)4.4〜4.8kg約5kg台湾 6,400円/アメリカ 15,100円
70食前後約14kg約15kg台湾 14,600円/アメリカ 39,100円

3食パックなら8食前後が2kgの目安

お試しで少しだけ送るなら、梱包込み2kg以内に収まる7〜8食が最初の目安です。ただし1食あたりの送料を計算すると、台湾宛てで400〜500円、アメリカ宛てだと約1,000円。パックご飯本体より送料のほうがずっと高い、という現実がまず見えてきます。だからこそ、送るなら中途半端な食数より「まとめて送る」ほうが1食あたりのコストは下がります。24食(梱包込み約5kg)まで増やすと、台湾宛てで1食あたり約270円、アメリカ宛てでも約630円まで下がる計算です。台湾なら、前半で確認した輸入検査不要の6kg枠に収まるぎりぎりのラインでもあります。

20食を超えたら重量逆転を意識

そして食数がさらに増えるなら、知っておいてほしいのが「重量逆転」です。EMSは重くなるほど料金の伸びが急で、一定の重さを超えると輸送代行サービスのほうが安くなる逆転点があります。当サイトの調査では、台湾など第1地帯宛てで6kg前後、タイなど第2地帯宛てで15kg前後が逆転の目安でした。半年分・1年分をまとめて仕送りするような使い方では、郵便だけで考えると損をする可能性が高いんです。たとえばタイを含む第2地帯のEMSは30kg(約140食分)で33,350円。当サイトの比較調査では、同じ条件で輸送代行のほうが約3,500円安いという結果でした。さらに遠いアメリカ宛てになると、EMSは30kgで75,100円と一気に跳ね上がります。米というジャンルは「軽くて高い」お菓子類と正反対の「重くて安い」品物なので、送料の設計がそのまま満足度を左右します。さらに2026年10月には国内の郵便料金の値上げも控えています。国際郵便への影響と対策は郵便料金値上げと海外発送の対策をまとめた記事で詳しく解説しているので、送料を抑えたい方はあわせて確認してください。

郵便で送れない国へ届ける方法と代行比較

「オーストラリアの娘に送りたかったのに」という方、お待たせしました。郵便で送れない国に品物を届けたいとき、選択肢になるのが国際輸送代行です。代行は郵便とは異なる貨物輸送の制度で運ぶため、品物ごと・国ごとの発送可否をサービス側が個別に判定します。ここで正直にお伝えしておくと、代行を使っても、宛先国の検疫そのものがなくなるわけではありません。オーストラリアの米規制のように国側の輸入規制が理由の品物は、代行でも送れないという回答になる可能性があります。それでも問い合わせる価値があるのは、「送れるか送れないか」の判定自体をプロが無料で調べて答えてくれるからです。自分で豪州検疫のデータベースと格闘するより、はるかに早くて確実です。

当サイトで料金比較によく登場する輸送代行ポチロジ(海外輸出大手ビィ・フォアードの個人向けサービス)は、公式サイトの問い合わせフォームから無料で相談でき、見積もりに納得したら荷物を千葉の倉庫へ送るだけ。検品・梱包の補強・インボイス作成・発送までまとめて対応してもらえます。正直な注意点として、倉庫までの国内送料は自己負担なので、少量の荷物だとその分の割高感が出ます。だからこそ向いているのは、前述の重量逆転が起きるまとめ送りと、郵便では判断がつかない品物の可否確認です。前の見出しで触れた重量逆転の局面では料金面でも本命になりますし、「パックご飯24食とふりかけを○○国へ送りたい。発送可否と見積もりをお願いします」と品名・食数・概算重量を添えて聞けば、少ないやり取りで具体的な回答が返ってきます。聞くだけならタダで、見積もりが高ければEMSで送ればいいだけ。サービスの実態が気になる方は、ポチロジの評判・口コミを徹底調査した記事で良い口コミも悪い口コミも隠さずまとめています。

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梱包とインボイスと食糧法の届出の実務

サトウのごはんの海外発送に向けて梱包しインボイスを作成するイメージ

最後に、発送当日の実務を片付けましょう。パックご飯の梱包で気をつけるのは、意外にも「つぶれ」です。無菌化包装米飯は、フィルムに穴が開いたり容器が変形したりすると無菌状態が壊れ、保存性が失われます。箱の中で動かないように隙間を緩衝材で埋め、重い物(瓶や缶)を上に載せない詰め方を徹底してください。夏場の船便はコンテナ内が高温になることもありますが、常温保存の設計とはいえ「高温・多湿を避ける」が公式の保存条件なので、断熱まではできなくても、箱の中央に配置して外気の影響を減らす程度の工夫はしておきたいところです。

インボイスの品名は加工米飯と書く

税関告知書やインボイスの品名は、正確かつ具体的に書くのが鉄則です。おすすめは「Packed cooked rice(調理済み包装米飯)」のような書き方。ただ「Rice」とだけ書くと、前半で見たとおり「米(穀物)」の規制対象と誤解され、無用な検査や照会を招くおそれがあります。「加熱調理済みであること」「包装食品であること」が伝わる品名にすることで、タイの除外規定のような「加工米飯なら対象外」のルートに正しく乗ることができます。数量と単価も正直に記載してください。贈り物だからと極端に安く書くのは、課税逃れを疑われるだけで得がありません。幸い、パックご飯は高価な品物ではありませんから、24食を正直に書いても総額は数千円ほど。多くの国の少額免税の範囲に収まりやすく、受取人に関税の負担が発生しにくい価格帯です。この「安くて正直に書ける」点も、パックご飯が仕送りに向いている隠れた理由だったりします。

食糧法の輸出届出が不要な理由

調べ物の途中で「米の輸出には食糧法の届出が必要」という情報を見て、不安になった方がいるかもしれません。安心してください。食糧法にもとづく米穀の輸出届出の対象は、玄米や精米といった米穀そのものであり、パックご飯のような米加工品は対象外です。しかも、個人が自家消費や贈答の目的で送る非商業的なものは、そもそも届出の対象になりません。届出制度は事業として米を輸出する人のためのルールです。家族への仕送りでこの届出が必要になることはないので、条件表と宛先国のルールの確認に集中しましょう。

サトウのごはんの海外への発送まとめ

サトウのごはんの海外発送準備を終えて送り出すイメージ

最後に、この記事の要点をまとめます。

  • パックご飯は動物性成分ゼロ・アレルギー物質不使用の優等生食品。ただし可否を分けるのは「米・穀類」への植物検疫の規制
  • アメリカ・中国・タイ・台湾へは郵便で送れる。タイは「加工された米飯は対象外」と条件表に明記、台湾は個人宛て6kg以下・1,000米ドル以下なら輸入検査申請不要
  • オーストラリア(米を名指し禁止)と韓国(穀類を一括禁止)へは国際郵便では送れない。フランスはEMSのみ食料品禁止なので国際小包で送る
  • 賞味期限は製造日から1年・常温保存。日持ちを活かせば安い船便が使える。期限は購入日でなく表示を確認して逆算
  • 1食200gで、24食なら梱包込み約5kg。台湾の6kg枠に収まり1食あたりの送料も安い。まとめ送りや郵便NG国は輸送代行に可否と見積もりを無料相談

サトウのごはんの海外への発送は、一見すると「たかがご飯」なのに、調べるほどルールが複雑に見えたはずです。でも整理してしまえば、確認すべきは「宛先国は米・穀類を規制していないか」「賞味期限から輸送日数を逆算したか」「重さに見合った送り方を選んだか」の3点だけ。この3つのチェックを通った荷物は、堂々と送り出せます。そして宛先がオーストラリアや韓国だったら、あるいは半年分をまとめて送りたくなったら、EMSの料金を調べるのと同じ気軽さで、代行に発送可否と見積もりを聞いてみてください。

炊きたてみたいな日本のごはんが、海の向こうで頑張る大切な人の食卓に、無事に届きますように。

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この記事は2026年8月時点の日本郵便「国際郵便条件表」、サトウ食品公式サイト、各国税関・検疫の公開情報にもとづいて作成しています。各国の輸入規制や郵便条件は変更されることがあるため、発送前には必ず日本郵便の国際郵便条件表と宛先国の最新情報をご確認ください。

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