こんにちは。セカイニオクル、運営者の「アキ」です。
台湾に住む家族や友人に、日本のお酒を送りたい。台湾の取引先に、お世話になったお礼として日本酒を贈りたい。そう思って調べ始めた方の多くが、同じ壁にぶつかります。「アルコールって国際郵便で送れるの?」「焼酎はダメでワインはいいって本当?」「台湾に着いたら税金を取られるって聞いたけど、いくら?」──ネット上の情報は断片的で、郵便局の窓口で初めて「これは送れません」と言われて持ち帰る方も少なくありません。お酒は度数という独特のルールがあるうえ、台湾側にも酒専用の輸入規制があるため、普通の食品よりも判断が難しい品物なんです。
そこでこの記事では、日本郵便の公式条件と台湾側の輸入ルールを一つひとつ確認し、台湾へお酒を送るための知識をまとめて整理しました。結論を先に言うと、日本酒・ワイン・ビールは国際郵便で送れます。一方、焼酎・泡盛・ウイスキーはアルコール度数24%を超えるため郵便では送れません。そして台湾側では、お酒は少額でも免税にならず必ず課税され、郵送できるのは5リットルまでという枠もあります。記事の後半では、瓶のお酒ならではの「重さ」に注目してEMSと輸送代行ポチロジの料金を比較し、度数や本数の判定に迷ったときの相談先まで、実践的な送り方を解説します。
このブログ「セカイニオクル」は、海外転勤・留学・国際発送の3つのテーマで、日本から海外への荷物の送り方・生活準備に関する情報をまとめたサイトです。
📌 セカイニオクルでわかること
📋 この記事でわかること
- 台湾へ郵便で送れるお酒と送れないお酒の一覧(度数24%の境界線)
- 台湾側の輸入ルール(5リットル枠・免税なしの課税・税金の試算例)
- おつまみ同梱や申告ミスで没収されないための注意点
- EMSと輸送代行ポチロジの料金比較と、瓶のお酒を安全に送る実践術
お酒の海外発送で台湾に送れる種類と規制

まず前半では、「そもそも何が送れて、何が送れないのか」をはっきりさせましょう。お酒の海外発送で失敗する原因は、ほぼすべてが2つの規制の見落としです。ひとつは日本側、つまり国際郵便の全世界共通ルールである「アルコール度数24%」の壁。もうひとつは台湾側の輸入ルールである「5リットル枠」と「必ず課税」の仕組みです。この2つさえ正確に押さえれば、台湾へのお酒の発送は決して難しくありません。順番に見ていきましょう。
台湾へ送れるお酒と送れないお酒の一覧
最初に全体像です。日本郵便の台湾向け条件表(国際郵便条件表)を確認すると、実は台湾の禁止物品リストに「酒類」そのものは名指しされていません。肉類や野菜・果物は禁止と明記されているのに、お酒の項目はないんです。つまり台湾宛てにお酒が送れるかどうかは、国別ルールではなく、全世界共通のアルコール度数ルールで決まります。代表的なお酒を一覧にすると、次のようになります。
| お酒の種類 | 度数の目安 | 国際郵便(EMS含む) |
|---|---|---|
| ビール | 約5% | ○ 送れる |
| ワイン・スパークリング | 約12〜14% | ○ 送れる |
| 日本酒(清酒) | 約15〜16% | ○ 送れる |
| 梅酒・低度数リキュール | 約8〜15% | ○ 度数24%以下なら送れる |
| 本格焼酎・泡盛 | 25〜30%程度 | × 送れない |
| ウイスキー・ブランデー | 40%以上 | × 送れない |
| ジン・ウォッカ等スピリッツ | 40%以上 | × 送れない |
見てのとおり、明暗を分けているのは銘柄でも値段でもなく、アルコール度数です。日本酒やワインといった醸造酒は問題なく送れる一方、蒸留酒はほぼ全滅。「台湾の友人がウイスキー好きだから」と考えていた方には残念な結果ですが、これは台湾が厳しいのではなく、飛行機に載せられるかどうかという安全上のルールなんです。次の見出しで、その仕組みをくわしく解説します。
ついでに、判断に迷いやすい周辺の品物も整理しておきましょう。本みりんや料理酒はアルコール分約14%前後の立派な酒類ですが、度数の基準では「送れる側」です。一方、ノンアルコールビールやアルコール0.00%の飲料はそもそも酒類ではないため、度数の心配なく飲料として送れます。甘酒も、米麹から作る度数ゼロのタイプなら同様です。酒粕から作る微アルコールタイプでも1%未満なので度数上は問題ありません。このように「酒っぽいけれど実は余裕でセーフ」な品物は意外と多いので、贈り物の候補を広げる際の参考にしてください。
度数24%が分ける郵便で送れる酒の境界線

日本郵便の公式ページ「国際郵便として送れないもの」には、引火性液体の例として、ライター用燃料や香水と並んで「アルコール飲料」が挙げられています。ただし、すべてのお酒が対象ではありません。基準はアルコール濃度24%を超えるもの。これは国際航空運送協会(IATA)の危険物規則にもとづく基準で、度数の高いお酒は燃えやすい液体、つまり航空危険物として扱われるためです。
日本酒・ワイン・ビールが送れる理由
ビールは約5%、ワインは12〜14%、日本酒は15〜16%前後。いずれも24%を大きく下回るため、引火性液体には該当せず、国際郵便で送ることができます。台湾向けの条件表でも酒類は名指しされていないので、日本酒の四合瓶をEMSで台湾に送ること自体は、制度上まったく問題ありません。ちなみに度数14%の薬酒である養命酒も、この基準では「送れる側」に入ります。ただし薬酒には医薬品としての別の規制が絡むため、事情はもう少し複雑です。くわしくは養命酒の海外発送を徹底解説した記事で整理しています。
焼酎・泡盛・ウイスキーは一律アウト
一方、本格焼酎の多くは25度。基準の24%を、たった1度だけ超えています。この1度の差で、焼酎は国際郵便では送れません。泡盛(30度前後)、ウイスキーやブランデー(40度以上)も同様です。そして見落としがちな重要ポイントがもうひとつ。航空危険物は「船便なら大丈夫」ではありません。日本郵便は、IATAの危険物規則が対象とする物品について、郵便物の種類および輸送手段に関わらず引き受けできないと明記しています。つまり時間のかかる船便を選んでも、24%超のお酒は引き受け自体を断られます。「窓口で申告しなければバレないのでは」と考えるのは論外です。X線検査や税関検査で見つかれば没収されますし、後述するとおり台湾側では虚偽申告に重い罰金もあります。
梅酒とリキュールは度数表示を確認
判断が割れやすいのが梅酒やリキュール類です。市販の梅酒は8〜15%程度のものが多く、これなら送れます。ただし、原酒タイプや樽熟成タイプには20%前後の商品もありますし、海外で人気のゆず酒や抹茶リキュールも商品によって度数はバラバラです。必ずラベルのアルコール分表示を確認し、24%以下であることを確かめてから梱包してください。「だいたい大丈夫だろう」ではなく、瓶ごとに数字を見る。これがお酒の海外発送の鉄則です。度数がギリギリの商品や、表示が読み取りにくい輸入瓶などは、あとで紹介する発送代行に判定を任せるほうが安全ですよ。
台湾側の輸入ルールは5リットルと課税が柱
日本側のルールをクリアしたら、次は受け入れる台湾側のルールです。台湾では、お酒とたばこは「菸酒管理法」という専用の法律で管理されていて、一般の品物とは扱いがまったく違います。押さえるべき柱は2つです。
1つ目は数量の枠。郵送や宅配便でお酒を台湾に送れるのは、自家用として5リットルまでです。これを超えると酒類輸入業の許可証が必要になり、個人には事実上不可能です。四合瓶(720ml)なら6本で4.32リットルなので枠内に収まりますが、一升瓶(1.8リットル)は3本で5.4リットルとなり、枠を超えてしまいます。一升瓶は2本まで、と覚えておくと安全です。
2つ目は課税の仕組み。台湾には、課税価格2,000台湾ドル以下の郵便物なら関税などが免除される少額免税の制度があります。ところが、お酒とたばこはこの免税の対象から明文で除外されています。つまり、安いワイン1本だけを送っても必ず課税対象になり、受取人が受け取り時に税金を支払うことになります。「小さい荷物だから税金はかからないだろう」という、他の品物では通用する感覚が、お酒に限っては通用しないわけです。なお、旅行者が手荷物で持ち込む場合の免税枠(1.5リットル)は郵送とは別の制度なので、混同しないよう注意してください。ちなみにお隣の韓国は郵送のお酒を「1本まで、1リットルまで」と数量制限しており、それと比べると台湾の5リットル枠はかなり寛容です。国ごとのルールの違いは国際郵便で韓国に送れないものをまとめた記事も参考になります。
5リットルの数え方にも触れておきましょう。基準になるのは、ラベルに表示された容量の合計です。日本酒とワインとビールを詰め合わせるような場合でも、種類ごとに枠が分かれるわけではなく、お酒全体の合計容量で判定されます。「四合瓶4本と750mlワイン2本」なら合計4.38リットルで枠内、そこにビール500ml缶を2本足すと5.38リットルで枠超え、という具合です。詰め合わせを組むときは、送り状を書く前に必ず電卓で合計容量を出す習慣をつけてください。ここで1本抜くかどうかの判断が、荷物が届くか止まるかを分けます。
台湾側の規制は財政部(税関)の告示で変わることがあります。この記事は2026年8月時点の公式情報にもとづいていますが、発送前には日本郵便の国際郵便条件表と、必要に応じて台湾の税関(関務署)の最新情報を確認してください。
税金はいくら?清酒720mlの試算例

「必ず課税」と聞くと身構えますが、金額を知ればそれほど怖くありません。台湾でお酒にかかる税金は、大きく3つの合計です。①関税(酒の種類ごとの税率×課税価格)、②菸酒税(酒税。容量と度数で計算)、③営業税5%(消費税に相当)。このうち菸酒税は、ビールが1リットルあたり26台湾ドル、日本酒やワインなどの醸造酒が1リットル×度数あたり7台湾ドル、と法律で単価が決まっています。関税率は品目ごとに異なり、よく使われる目安はワインが約10%、清酒が約20%です。
具体例で試算してみましょう。3,000円の日本酒(720ml・15度)を1本送る場合、菸酒税は0.72リットル×15度×7台湾ドルで約76台湾ドル。これに関税と営業税を合わせると、合計はおよそ230台湾ドル、日本円で約1,100円前後が目安になります。750mlの赤ワイン(13度)なら合計約185台湾ドル、ビール2リットルなら約86台湾ドルと、いずれも「かかるけれど、贈り物が台無しになるほどではない」水準です。ただし実際の税額は、税関が査定する課税価格(商品代金に送料などを加えた金額)と、その時々の為替レートで変わります。あくまで目安として捉え、正確な金額は受け取り時の請求で確認する、という心構えでいてください。大切なのは、受取人に「税金がかかるかもしれない」と事前に伝えておくことです。何も知らされずに支払いを求められると、せっかくの贈り物の印象が悪くなってしまいますからね。
受け取り側の流れも簡単に共有しておきます。荷物が台湾に到着すると税関で内容と価格が査定され、税額が確定してから受取人のもとへ配達や通知が届きます。受取人がやることは、請求された税金を支払って荷物を受け取ること、基本的にはこれだけです。ただし、内容の確認や書類の追加提出を求められると受け取りまで日数が延びることがあるので、誕生日や旧正月など日付の決まった贈り物は、1〜2週間の余裕を持って発送するのがおすすめです。「お酒を送ったから、受け取りのときに千元札1枚あれば足りるくらいの税金がかかると思う」と一言メッセージを添えておけば、受取人も落ち着いて対応できます。
おつまみ同梱と申告ミスが招く没収リスク
お酒そのものより危ないのが、良かれと思って一緒に詰める「おつまみ」と、面倒がって手を抜く「申告」です。ここでつまずくと、お酒ごと荷物全体が没収されることもあります。
肉入りおつまみの同梱は全体没収も
日本郵便の台湾向け条件表では、肉類は禁止物品です。牛肉やそのくず肉だけでなく、家きん類を含む肉類全般、生肉を含む食品まで幅広く禁止されています。つまり、ビーフジャーキー、サラミ、肉入りのおかき、鶏エキス入りのスナックなどをお酒に添えて詰めると、そこが検査で引っかかり、荷物ごと止まる原因になります。野菜・果物も禁止なので、ドライフルーツ系のおつまみも要注意です。おつまみを添えるなら、柿の種(肉エキスなしのもの)やナッツ、海産物系の乾き物など、肉と野菜・果物を含まないものを選びましょう。なお台湾は、個人宛ての食品なら1箱あたり合計6kg以下かつ1,000米ドル以下であれば輸入検査の申請が不要という比較的送りやすい国です。ルールさえ守れば、お酒とおつまみのセットは十分実現できます。
虚偽記載は関税の2倍から5倍の罰金
もうひとつの落とし穴が税関告知書(CN23)の書き方です。台湾の条件表には、製品名・数量・重量・価格の虚偽記載があった場合、関税の2倍から5倍の罰金、または物品の没収と明記されています。「税金を安くしたいから価格を低めに書く」「酒と書くと面倒だからジュースと書く」といった小細工は、バレたときの代償が大きすぎます。品名は「Sake(Japanese rice wine)」「Red wine」のように正直に、価格は実際の購入価格を記載してください。度数と容量もインボイスに書き添えておくと、台湾側の税額査定がスムーズになります。ちなみに台湾宛ての郵便物は宛名を漢字で書けるので、住所氏名は中国語(繁体字)表記が確実です。正直に、正確に、丁寧に。これが結局いちばん早く届く書き方です。
お酒の海外発送を台湾向けに安くする実践術

後半は実践編です。送れるお酒と台湾側のルールが分かったら、次に考えるべきは「どうやって安く、割らずに届けるか」。お酒は液体と瓶の重さがそのまま送料に跳ね返る、海外発送の中でも特に重量がシビアな品物です。ここからは料金比較・梱包・税金の負担方法・プロへの相談という4つの切り口で、賢い送り方を組み立てていきます。
EMSとポチロジの料金を瓶の重さで比較
台湾はEMSの第1地帯(最も安い地帯)です。それでもお酒は重い。720mlの四合瓶は、中身と瓶を合わせて1本約1.2kgあります。緩衝材と箱を加えれば、瓶の本数がそのまま重量クラスを押し上げていきます。そこで、EMSと海外輸送代行「ポチロジ」(BE FORWARD運営)の台湾宛て料金を重量別に並べてみましょう。
| 重量 | EMS(第1地帯) | ポチロジ(第1地帯) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 0.5kg | 1,450円 | 3,134円 | EMSが1,684円安い |
| 1kg | 2,200円 | 3,384円 | EMSが1,184円安い |
| 2kg | 3,400円 | 4,124円 | EMSが724円安い |
| 5kg | 6,400円 | 6,686円 | EMSが286円安い |
| 10kg | 10,600円 | 9,338円 | ポチロジが1,262円安い |
| 15kg | 14,600円 | 11,040円 | ポチロジが3,560円安い |
| 20kg | 18,600円 | 12,623円 | ポチロジが5,977円安い |
| 30kg | 26,600円 | 17,395円 | ポチロジが9,205円安い |
境界線は6kg前後。それより軽ければEMS、重ければポチロジが安くなり、重くなるほど差は開いていきます。EMSには最短2〜3日で届くスピードと郵便局に持ち込むだけの手軽さという明確な強みがあるので、軽い荷物や急ぎの贈り物ならEMSが最適です。一方、本数が増えるお酒はあっという間に逆転ラインを超えます。
四合瓶6本の箱はどちらが安いか
実際のケースで考えましょう。720mlの四合瓶6本セット(合計4.32リットルで、台湾の5リットル枠にも収まる構成)を送る場合、瓶だけで約7.2kg。割れ物なので緩衝材をしっかり巻き、箱を含めると9〜10kgになります。この重量帯では、上の表のとおりEMS10,600円に対してポチロジ9,338円と、すでに逆転しています。しかも瓶が増えるほど梱包材も増えるため、実際の差はさらに広がりやすいんです。「家族に日本酒をまとめて送りたい」「取引先に贈答セットを届けたい」といった複数本の発送なら、代行の見積もりを取る価値は十分にあります。
一升瓶は重さと5リットル枠に注意
一升瓶(1.8リットル)は1本で約2.9kg。2本送れば梱包込みで7〜8kgとなり、こちらも逆転ラインを超えてきます。ただし前半で確認したとおり、一升瓶3本は容量5.4リットルで台湾の5リットル枠を超えるため送れません。一升瓶なら2本まで、それ以上の量を贈りたいなら四合瓶に切り替えて本数を調整する。この「重さは料金に、容量は規制に効く」という二重の計算が、台湾へのお酒発送ならではのポイントです。迷ったら、四合瓶6本セットが枠内・逆転帯・梱包のしやすさの三拍子がそろった構成でおすすめですよ。
割れない梱包と外箱選びのコツ

お酒の発送でもっとも多い事故は、税関ではなく輸送中の破損です。海外輸送の荷物は積み替えのたびに投げられたり、他の重い荷物の下敷きになったりすることを前提に梱包する必要があります。鉄則は3つ。第一に、瓶1本ずつをプチプチ(気泡緩衝材)で2〜3周巻き、瓶同士が直接触れないようにすること。ガラス瓶の破損は、外からの衝撃より瓶同士がぶつかって起きるケースが多いんです。第二に、万一割れたときのために瓶をビニール袋に入れてから緩衝材を巻くこと。液漏れが他の内容品や他人の荷物を汚すと、損害の話がお酒1本ではすまなくなります。第三に、箱の中の隙間を新聞紙や緩衝材で完全に埋め、箱を振っても中身が動かない状態にすることです。
もうひとつ、お酒ならではの注意が温度です。国際輸送の荷物は冷蔵管理されず、夏場は倉庫やコンテナ内でかなりの高温にさらされます。日本酒は熱に弱く、特に「生酒」「生詰め」など要冷蔵と表示された商品は、常温の国際輸送には向きません。台湾へ送るなら、火入れ(加熱処理)された常温流通の定番酒を選ぶのが基本です。ワインも高温で風味が変わりやすいので、真夏の発送は少し時期をずらすか、味の変化に神経質にならなくてよいカジュアルなボトルを選ぶという割り切りも大切です。せっかくの贈り物ですから、「無事に届く」だけでなく「おいしい状態で届く」ところまで設計してあげましょう。
外箱は無地の段ボールを選ぶ
意外と見落とされるのが外箱選びです。ポチロジの公式FAQには、外装に食品の絵や名前が記載されている段ボールは、禁制品と疑われて届け先の税関で荷物が止まる可能性があるため、無地の段ボールを使うようにという趣旨の案内があります。お酒の場合、銘柄ロゴが大きく印刷された酒屋の箱やギフト用の化粧箱をそのまま外箱にすると、同じリスクを背負うことになります。化粧箱に入れたい場合は、化粧箱ごと無地の段ボールに入れて二重にするのが正解です。見た目の贈答感は中の化粧箱で確保し、外側は輸送に徹した無地の丈夫な箱にする。この役割分担が、割れず・止まらず・気持ちよく届く梱包の完成形です。
台湾の相手に税金を払わせない送り方
前半で見たとおり、台湾へのお酒は必ず課税され、原則として受取人が受け取り時に税金を支払います。家族への仕送りなら「着いたら千円ちょっと払ってね」で済みますが、問題は贈り物のときです。お祝いやお礼で贈ったのに、相手に税金を負担させてしまうのは気まずいですよね。かといって国際郵便に着払いの逆、つまり「税金だけ差出人持ち」にする仕組みはありません。
ここで選択肢になるのが輸送代行です。ポチロジの公式FAQには、着払いはできない一方で、関税等諸費用込みでの発送も可能と明記されています。つまり、台湾側で発生する税金や諸費用を日本側であらかじめ支払う形の発送を相談できるんです。受取人は荷物を受け取るだけ。贈答用途では、この「相手に1円も払わせない」形にできるかどうかが、サービス選びの決め手になることも多いはずです。見積もりを依頼するときに「受取人に負担をかけたくないので、関税等諸費用込みの金額を知りたい」と一言添えれば、送料と合わせた総額で比較できます。EMSの安さを取るか、相手の手間ゼロを取るか。贈る相手との関係性で選び分けてください。
度数と可否の判定はポチロジに任せる
ここまで読んで、「ルールは分かったけれど、自分のケースで本当に大丈夫か不安」と感じた方もいるはずです。度数がギリギリの梅酒、ラベル表示が読みにくい限定酒、お酒とおつまみの詰め合わせ、5リットル枠スレスレの本数。判断に迷う要素が2つ以上重なったら、プロに判定を任せるのが確実です。
ポチロジは、公式FAQでアルコール飲料の扱いを明確にしている数少ない輸送サービスです。米国宛てについては個人向けはビールとワインのみ、ウイスキーなどの蒸留酒はライセンスを持つ法人のみと具体的に示したうえで、それ以外の国は宛先の国とアルコールの種類によって発送可否が異なるため、問い合わせで個別に確認するという運用です。つまり台湾宛てのあなたのお酒も、種類・度数・本数を伝えれば、送れるかどうかをプロが個別に判定してくれます。郵便では一律に断られる度数の高いお酒についても、貨物輸送は郵便と制度が異なるため、まず相談してみる価値があります。
使い方はシンプルで、公式サイトの問い合わせフォームから無料で相談し、見積もりに納得したら荷物を千葉の倉庫へ送るだけ。検品・梱包の補強・インボイス作成・発送までまとめて対応してもらえて、追跡番号で配送状況も確認できます。補償は1個につき20万円まで(送り状に品物価格を明記した場合)なので、高価な贈答酒でも安心感があります。問い合わせのコツは最初のメッセージに情報を詰め込むことです。実例を置いておきますね。「台湾の家族へ、日本酒720ml×6本(度数15%、合計約10kgの見込み)を送りたいです。発送可否と、関税等諸費用込みの見積もりをお願いします」──①お酒の種類と度数、②本数と容量、③概算重量、④税金を誰が負担するか。この4点がそろっていると、少ないやり取りで具体的な回答が返ってきます。フォームには写真を添付できないので、商品名や商品ページのURLを文章で伝えるのがポイントです。見積もりが高ければEMSで送ればいいだけなので、失うものは数分の手間だけ。サービスの実態が気になる方は、ポチロジの評判・口コミを徹底調査した記事で良い口コミも悪い口コミも隠さずまとめています。
まとめ:お酒の海外発送は台湾ルールの確認から

最後に、この記事の要点をまとめます。
- 日本酒・ワイン・ビールは台湾へ国際郵便で送れる。焼酎・泡盛・ウイスキーなど度数24%超は引火性液体扱いで郵便不可(船便でも不可)
- 台湾へ郵送できるお酒は自家用5リットルまで。四合瓶6本はOK、一升瓶は2本まで
- お酒は台湾の少額免税(2,000台湾ドル)の対象外で必ず課税。清酒720ml1本で約230台湾ドル(約1,100円)が目安
- 肉入りおつまみの同梱と価格・品名の虚偽記載は没収や罰金のもと。正直な申告がいちばん早く届く
- お酒は瓶が重く、6kg前後でEMSとポチロジの料金が逆転。四合瓶6本(約10kg)ならポチロジが安く、関税等諸費用込み発送で相手に税金を払わせない選択も可能
お酒の海外発送は、一見ルールだらけに見えます。でも整理してしまえば、確認すべきは「度数24%以下か」「合計5リットル以下か」「おつまみに肉と野菜・果物が入っていないか」「申告は正直か」の4点だけ。この4つのチェックを通ったお酒は、堂々と台湾へ送り出せます。そして本数が増えて荷物が重くなったら、EMSの料金を調べるのと同じ気軽さで、代行の見積もりも取って比べてみてください。安く送れるだけでなく、度数の判定や税金込みの発送といった、お酒ならではの悩みごとまで相談できます。
日本の美味しいお酒が、割れることも止まることもなく、台湾で待つ大切な人の食卓に無事に届きますように。


