こんにちは。セカイニオクル、運営者の「アキ」です。
このブログ「セカイニオクル」は、海外転勤・留学・国際発送の3つのテーマで、日本から海外への荷物の送り方・生活準備に関する情報をまとめたサイトです。
📌 セカイニオクルでわかること
「VPNって本当に必要ですか?」という質問をよくもらいます。
正直に答えます。赴任先によっては「必要かどうか」じゃなくて「ないと詰む」レベルの話です。
たとえば中国赴任。着いた初日、LINEで「到着したよ」と家族に連絡しようとしたら、繋がらない。Googleで何かを調べようとしたら、画面は真っ白。会社のGmailにもアクセスできない。「え、どういうこと?」——これ、VPN未準備の赴任者がリアルに経験することです。
しかも最悪なのは、中国に着いてからVPNを準備しようとしても、現地のApp StoreではVPNアプリ自体がダウンロードできないんですよね。「出発前に入れておけばよかった」と後悔しても、手遅れです。
この記事では、VPNが必要な理由と、海外赴任者が実際に選んでいるVPN6本を、私の正直な評価つきで紹介します。どれを選べばいいか迷っている方は、最後まで読んでみてください。
📋 この記事でわかること
- VPNなしで起こる具体的な困りごと(中国・それ以外の国も)
- 赴任先の国に合ったVPNの選び方
- 無料VPNが危険な本当の理由
- おすすめVPN6選を「結局どれ?」という視点で正直比較
海外赴任でVPNが必要な理由と使い方
海外でVPNなしだと何が困るか
「VPNなくても別に大丈夫でしょ」と思っていた人が、赴任後3日で後悔するパターンをまとめます。
まず、日本のテレビ・動画がほぼ全滅します。 TVer、NHKプラス、AbemaTV、FOD——これらは日本のIPアドレスからしかアクセスできません。海外から繋ごうとすると「お使いの地域ではご利用いただけません」と表示されるだけ。長い赴任期間、息抜きのドラマも見られないのは地味にしんどいですよ。
次に、Netflixの作品ラインナップが変わります。 日本で加入したNetflixでも、海外では観られない作品が出てきます。「楽しみにしてたドラマが見られない」は赴任者あるあるです。
そして、赴任先によってはSNSや検索エンジンそのものが使えなくなります。 後ほど詳しく書きますが、中国ではGoogle・LINE・YouTube・Instagram・WhatsApp…ありとあらゆるものが遮断されます。
さらに見落としがちなのがセキュリティリスク。 海外のホテルやカフェのWi-Fiは、通信の傍受が比較的簡単な状態であることが多いです。業務メールや社内ファイルを暗号化なしで送受信するのは、リスクとして正直見過ごせないレベルです。
「まあなんとかなるだろう」で赴任すると、着いた初日から「なんとかならなかった」が始まります。特に中国赴任の場合は、日本を出る前にVPNのインストールと動作確認が絶対条件です。これだけは強調しておきます。
中国など通信規制が厳しい国での対策
「うちの赴任先は中国じゃないから関係ない」と思ったあなた、少し待ってください。まず中国の話をして、それ以外の国のことも後で触れます。
中国の通信規制「グレートファイアウォール」は世界最大規模です。遮断されているサービスは以下の通り。見てもらうとわかりますが、日常生活で使うものがほぼすべて入っています。
| カテゴリ | 中国で使えないサービス |
|---|---|
| 検索・メール | Google検索・Gmail・Googleマップ・Googleドライブ |
| 動画 | YouTube・Netflix(一部) |
| SNS・連絡 | Facebook・Instagram・X(旧Twitter)・WhatsApp・LINE(一部) |
| クラウド | Dropbox・OneDrive・Google Drive |
「Googleが使えないのは知ってた」という方も多いですが、LINEのビデオ通話も不安定になる、ということまで知っている方は少ないです。帰国した日本の家族・友人と普通に話すためにも、VPNは必須です。
中国赴任の方へ:現地でのVPN準備は不可能です
中国では、VPN自体が規制対象になっています。現地のApp StoreではVPNアプリのダウンロードができないため、「現地に着いてから入れよう」は通用しません。必ず日本にいる間にインストールして、接続できることを確認した状態で出発してください。
中国以外も見てみましょう。ロシアは2022年以降にFacebook・Instagramが遮断されました。UAE・サウジアラビアはVoIP通話(LINE通話・Skypeなど)の一部が規制されています。トルコ・イランでもSNSへの突発的なアクセス制限が繰り返されています。
「自分の赴任先は大丈夫」と判断する前に、赴任先の通信規制状況を調べてみることをおすすめします。
テレワークや社内システムへのアクセス
在宅勤務・リモートワークが当たり前になった今、海外赴任中も「Zoomで本社と繋いで会議」「社内ポータルにアクセスして書類提出」という場面は普通にあります。ここでもVPNが効いてきます。
まずは個人情報・業務データの保護。 海外のホテルやコワーキングスペースの共有Wi-Fiは、日本のそれより遥かにリスクが高いです。VPNを使うだけで、通信が暗号化されてセキュリティが格段に上がります。「会社の重要なファイルを暗号化なしで送ってる」という状況は、一度意識するとちょっと怖くなるはずです。
次に社内VPNとの関係。 会社が提供している社内ネットワーク接続用のVPNと、あなたが個人で契約するVPNは別物です。中国や一部の国では、個人VPNを経由してから社内VPNに繋がないと接続できないケースがあります。「会社のVPNがあるから大丈夫」とは限らないので、IT部門に「現地から社内システムに繋げるか」を事前に確認しておくと安心です。
体験談として、「ZoomがVPN経由のほうが安定する」という話を中国赴任者から何度か聞いています。特に規制が強い国では、VPNで経路を変えることで接続品質が改善することがあります。
VPN選びで確認すべきポイント
「とりあえず一番有名なやつでいいや」で選ぶと、赴任先で使い物にならない可能性があります。以下の4点を必ず確認してから選んでください。
① 赴任先での動作実績(最重要)
中国・ロシアなど規制が強い国への赴任なら、「その国で実際に繋がるか」がすべてです。スペックがいくら良くても、現地で遮断されては意味がありません。公式サイトの情報だけでなく、実際の赴任者レビューも必ずチェックしましょう。「オブファスケーション機能」(VPN通信を一般通信に偽装する技術)の有無が、中国での生死を分けます。
② 速度と安定性
動画視聴・ビデオ会議どちらも使うなら速度は死活問題です。「繋がるけど遅すぎて使えない」という状態は、繋がらないのと同じくらい困ります。NordVPN・ExpressVPNは速度面での評価が一貫して高いです。
③ 同時接続台数
家族と一緒に赴任する場合、スマホ・PC・タブレット全員分が使えるかを確認してください。Surfsharkは無制限なので、家族4人が全デバイスで使っても1契約で済みます。
④ プラン期間と月額
2〜3年の赴任なら2年プランが圧倒的にお得です。月額換算で半額以下になるサービスもあります。「いつ帰国になるかわからない」という方でも、多くのサービスは30日返金保証があるので試してみる価値はあります。
VPNの準備は出発の1〜2週間前が理想です。 インストールして、日本のサービスに繋がることを確認して、万が一トラブルがあれば解決する時間が必要です。「飛行機乗る前日にインストールして終わり」では、現地でうまくいかなかったときに詰みます。
無料VPNを使ってはいけない理由
「有料にする前に、まず無料で試したい」という気持ちはわかります。でも正直に言うと、海外赴任に無料VPNはおすすめしません。 理由はひとつじゃないです。
速度の問題がまず出てきます。無料VPNは帯域制限がかかっており、動画がまともに見られないどころか、Webページの表示すら重いレベルのものがほとんどです。月に数GBという上限が設定されているサービスも多く、日常的に使えば1週間でなくなります。
さらに深刻なのがプライバシーリスクです。いくつかの無料VPNは、ユーザーの通信データを収集して広告主に販売しているとセキュリティ研究機関から報告されています。「VPNを使って安全にした」つもりが、実際にはデータを売られていた——という本末転倒な話です。業務データを扱うなら、これは笑えない問題です。
そして決定的なのが中国などの規制国では無料VPNはほぼ確実に遮断されるということ。無料サービスは対策が後手に回りがちで、規制当局にすぐ見破られます。
有料VPNは月額300〜1,000円程度です。2年間の赴任なら総額1万円前後。「その金額でストレスなく日本のテレビが見られて、セキュリティも確保できる」と考えると、かなり安い買い物だと思います。
海外赴任向けVPNおすすめ6選と比較
ここからは、海外赴任者の間で実際に選ばれているVPN6本を紹介します。スペックの羅列ではなく、「どういう人に向いているか」という視点で書きますので、自分に近いパターンで選んでみてください。
| サービス | 月額目安 | 同時接続 | 中国対応 | 日本語サポート |
|---|---|---|---|---|
| NordVPN | 約500円〜 | 10台 | △(実績あり) | あり |
| ExpressVPN | 約1,000円〜 | 最大14台 | ○(実績高い) | あり |
| Surfshark | 約300円〜 | 無制限 | △(NoBordersモード) | あり |
| MillenVPN | 約550円〜 | 無制限 | ○(中国対応実績あり) | あり(日本運営) |
| セカイVPN | 約360円〜 | 3台 | ○(接続方法による) | あり(日本運営) |
| スイカVPN | 約550円〜 | 条件付き複数台 | ○(中国特化実績あり) | あり(日本運営) |
※料金は2026年4月時点の参考値です。キャンペーン等で変動しますので、公式サイトでご確認ください。
NordVPN:速くて安定した定番VPN
正直に言います。海外赴任する友人に「VPNどれにすればいい?」と聞かれたら、私はまず「NordVPN見てみて」と答えます。
その理由は、「これにして失敗した」という声をほとんど聞かないからです。2,000万人以上が使っているという規模感も、裏を返せばそれだけ問題なく使えている人が多いということ。世界126カ国・8,400以上のサーバーがあり、速度も安定性も業界トップクラスです。
中国での実績もあります(オブファスケーション機能搭載)。同時接続10台なので、スマホ・PC・タブレットを全部繋いでも余裕があります。2年プランなら月額500円台が多く、コスパも文句なし。30日間の返金保証があるので、「やっぱり合わなかった」となっても安心です。
ただし正直な話もします。中国では「繋がりやすいが100%安定するとは言えない」です。繋がらなくなることはゼロではありません。それはExpressVPNも同じですが、中国赴任で「とにかく確実性を最大化したい」方はExpressVPNも比較してみてください(次のセクションで説明します)。
※ キャンペーン中は2年プランが大幅割引になっていることがあります
ExpressVPN:速度重視の海外利用向け
「中国に行くんですが、絶対に繋がってほしいんです」という方へ。ExpressVPNはその用途では最有力候補です。
独自プロトコル「Lightway」を使った接続速度は業界随一で、動画視聴やビデオ会議でも遅さを感じることはほぼありません。中国での動作実績が特に高く評価されており、定期的に規制をすり抜けるアップデートをしています。世界105カ国のサーバーから最適な場所を自動選択してくれます。
「スプリットトンネリング」機能も地味に便利です。「LINEや日本のサービスはVPN経由、現地のサービスはVPN経由なし」というように、アプリごとに使い分けができます。通信速度への影響を最小限にしながら使えるので、リモートワーカーに重宝されます。
価格はNordVPNより高め(1年プランで月1,000円前後)ですが、「中国で業務に支障が出たら困る」という方は、ここはケチらないほうがいいと思います。
※ 30日間返金保証あり。試してみてから続けるか判断できます
Surfshark:コスパ最強のVPN
「家族みんなで使いたいんですが」という方への答えはもう決まっています。Surfsharkは同時接続台数が無制限です。
夫婦ふたりで赴任する場合、それぞれのスマホ・PC・タブレットを全部繋いでも追加料金ゼロ。子供がいて、全員のデバイスに入れたい場合も1契約で完結します。これがNordVPNだと10台まで、ExpressVPNだと14台まで——Surfsharkはそもそも台数を気にしなくていいんです。
価格も最安クラスで、2年プランなら月額300円以下になることもあります。中国での接続は「NoBordersモード」で対応しており、絶対とは言えませんが動いた実績はあります。「中国に行くかもしれないが確定じゃない」くらいのケースなら、コスパを優先してSurfsharkを選ぶのは十分合理的です。
※ 家族複数名での赴任なら断然コスパNo.1
MillenVPN・セカイVPN・スイカVPN
「英語でサポートされても困る」「何かあったとき日本語で相談したい」という方向けに、日本企業が運営するVPN3本も紹介します。
MillenVPN(ミレンVPN)は、日本語サポートが整っているのが一番の強みです。同時接続無制限、世界72カ国以上のサーバー、日本のIPサーバーも完備。中国での利用実績報告もあります(最新情報は公式サイトで確認を)。「機能は十分、サポートは日本語で」という方にフィットします。
セカイVPNは固定IPオプションが特徴的です。「特定のIPアドレスで社内システムに入る必要がある」「固定IPが業務上必要」という方向けに使い勝手がいいです。接続方法によっては中国でも使えるとの情報があります。
スイカVPNは、海外から日本の固定IPを使うことに特化したサービスです。中国在住ユーザーの利用実績が特に豊富で、「中国にいながら日本のIPで各種サービスを使い続けたい」という用途に向いています。中国赴任で、かつ日本語サポートを重視する方は検討してみてください。
私の正直な整理: 迷ったらNordVPN(コスパ・安定・実績のバランスが一番取れている)、中国赴任で速度と確実性を最優先ならExpressVPN、家族複数人での赴任はSurfshark一択。日本語サポートが必須なら国内3社を比較するのがおすすめです。
海外赴任とVPNの選び方をまとめて解説
ここまで読んでいただいてありがとうございます。最後に「で、結局何を選べばいいの?」という方向けに、パターン別の結論を出します。
あなたの状況別おすすめ
- 中国・ロシアなど規制が強い国へ単身赴任→ NordVPN(コスパ重視)or ExpressVPN(速度・確実性重視)
- 家族と一緒に赴任、デバイス台数が多い→ Surfshark(無制限接続・価格最安クラス)
- 中国以外で、日本のコンテンツが見たいだけ→ NordVPN(十分すぎるスペック)
- サポートは日本語で、安心感を最優先したい→ MillenVPN or スイカVPN
ひとつだけお願いがあります。「帰国してから準備しよう」は絶対にやめてください。 特に中国への赴任は、現地でのインストールが実質不可能です。出発1〜2週間前には動作確認まで終わらせておく。それだけで、赴任初日から全然違う生活が始まります。
海外赴任の準備はVPN以外にも、スマホのSIM設定・クレジットカード・荷物の送り方など山ほどあります。準備を一気に整理したい方は、赴任準備まとめページもあわせてどうぞ。

