こんにちは。セカイニオクル、運営者の「アキ」です。
突然の海外赴任打診、正直に言うと「行きたくない」と感じていませんか?家族の事情、親の介護、体調の問題、キャリア上の理由——断りたい理由は人それぞれです。でも「断ったら評価が下がるのでは」「クビになったりしないか」という不安で、言い出せずにいる方は多いと思います。
結論から言うと、海外赴任を断ること自体は法的に問題ありません。ただし、断り方によってはキャリアへの影響が生じる場合もあります。この記事では、正当な断り方・伝え方から断った後のキャリア対策まで、実践的にお伝えします。
- この記事でわかること
- 海外赴任を断ることの法的・就業規則上の立場
- 会社が受け入れやすい正当な断り理由6選
- 40代でも使える角の立たない伝え方と文例
- 断った後のキャリアへの影響と対処法
- 自分の市場価値を把握して選択肢を広げる方法
海外赴任を断ってもいい?断る前に知っておくべきこと

断る・断らないを判断する前に、まず基本的な前提を整理しておきましょう。知識として持っておくと、上司との交渉でも冷静に話せるようになります。
海外赴任を断ることは可能か——法的・就業規則上の立場
結論から言うと、海外赴任命令に従う義務があるかどうかは、雇用契約と就業規則の内容によります。
就業規則に「業務上必要な場合は転勤・海外赴任を命じることができる」と明記されており、採用時にそれを承諾している場合は、原則として会社の命令に従う義務があります。ただし、「生活上著しい不利益が生じる場合」は権利濫用として断ることが認められる場合もあり(最高裁判例あり)、一律に「断れない」とは言い切れません。
就業規則を確認する際のポイント:「転勤・海外赴任に関する条項」「拒否した場合の処分規定」を確認しておきましょう。処分規定がない・軽微な場合は、交渉の余地があります。
断ることで生じうる3つのリスク
断ること自体は可能でも、以下のリスクは念頭に置いておく必要があります。
① 社内評価・昇進への影響
多くの日本企業では、海外赴任は「選ばれた社員」に課されるキャリアの登竜門という位置づけがあります。断ることで「グローバル志向がない」という評価がつき、その後の昇進や重要ポジションへの配置に影響することがあります。
② 人事部門との関係性
断り方が不誠実だったり、理由が曖昧だった場合、人事部門との信頼関係にひびが入るリスクがあります。今後の配置換えや評価面談に影響することも。
③ 次の打診が来にくくなる
一度断ると、次の海外赴任の打診が来なくなるケースがあります。「海外には行きたいが今回は事情があって」という場合は、その意思を明確に伝えておくことが重要です。
断った人のリアルな声
📝 Aさん(40代・製造業)
「親の介護を理由に断りました。上司は最初渋い顔をしていましたが、介護証明書を用意して誠実に説明したところ、最終的には受け入れてもらえました。評価への影響は正直多少はありましたが、家族を優先した判断に後悔はありません」
📝 Bさん(30代・商社)
「子どもが中学受験の年で、どうしても今は動けないと正直に話しました。会社側も『じゃあ2年後には』という条件付きで了承。断り方次第で次の機会につながることもあります」
40代が海外赴任を断る場合の注意点
40代での海外赴任打診は、社内での位置づけが微妙になることが多いです。40代での断りは「最後のチャンス」を逃す可能性と同時に、「今さら行っても…」というキャリア上の判断が絡むため、慎重な検討が必要です。
一方で40代は転職市場においても経験値・専門性が評価される年代です。断ることでキャリアが行き詰まる可能性があるなら、転職という選択肢も視野に入れながら判断することをおすすめします。
断る前に確認すべき「自分の選択肢」
断るかどうかを決める前に、「もし断った場合、自分にどんな選択肢が残るか」を把握しておくことが重要です。社内でのキャリアだけでなく、転職市場での自分の評価を知っておくと、判断に自信が持てます。
断ったことで社内評価が下がるリスクがあるなら、転職できる状態かを先に把握しておく——これは決して後ろ向きな発想ではなく、キャリアを主体的にコントロールするための合理的な準備です。
海外赴任の断り方——正当な理由と伝え方の実践ガイド

会社が受け入れやすい正当な断り理由6選
断り理由は「個人的な感情」ではなく「やむを得ない事情」として伝えることが重要です。会社が受け入れやすい理由には以下のものがあります。
| 断り理由 | 補足・準備できるもの | 受け入れられやすさ |
|---|---|---|
| 家族の介護(親・配偶者) | 介護認定証・医師の診断書 | ◎ 最も受け入れられやすい |
| 子どもの受験・教育上の理由 | 学校の資料・子どもの年齢 | ○ 理解されやすい |
| 配偶者の疾病・治療 | 診断書・通院証明 | ◎ |
| 自身の健康上の理由 | 医師の診断書・健康上の制限 | ◎ |
| 持家ローン・生活上の制約 | ローン契約書等 | △ 会社による |
| 子どもが小学校低学年(適応不安) | 具体的な事情を説明 | ○ |
重要なのは「感情論ではなく、具体的な証拠や事情を持参して誠実に伝える」ことです。「行きたくない」「不安」という感情的な理由は、会社には通じません。
断る際の具体的な伝え方と文例
断りを伝える場面は、できるだけ上司との1対1の面談の場を設けて、口頭で誠実に伝えることが基本です。メールだけで済ませるのは避けましょう。
伝え方の基本構成:
- 打診に対する感謝と光栄の意を伝える
- 断る具体的な理由を証拠・事情とともに説明する
- 会社への貢献意欲は変わらないことを伝える
- 今後の意向(タイミングが変われば前向きに検討したい等)を伝える
文例(親の介護の場合)
「この度はご打診をいただきありがとうございます。大変光栄に思っております。ただ、現在母が要介護認定を受けており、私が主たる介護者となっている状況で、今すぐ海外に赴任することが難しい状況です。業務へのコミットメントは変わりません。もし将来的に状況が変わった際には、ぜひ改めてご検討いただければ幸いです」
断った後のキャリアへの影響と対処法
断った後に社内評価が下がる可能性がある場合、最も有効な対処法は「社外での自分の価値を客観的に把握しておくこと」です。
社内評価が下がったとしても、転職市場で自分の経験・スキルが十分評価されると知っていれば、会社の評価に必要以上に振り回されなくなります。これは「転職する」という決意ではなく、自分のキャリアを主体的に考えるための情報収集です。
転職エージェントへの相談で「自分の市場価値」を把握する

「転職エージェントに相談する=転職する」というわけではありません。
株式会社ビズヒッツが500人を対象に実施した調査によると、転職エージェントを利用した目的の1位は「適正年収を知りたい」(50人)でした。また、自分の市場価値を調べた方法として「転職エージェントを利用した」と答えた人が全手段中1位(36人)。つまり転職エージェントは、転職するかどうかに関わらず、自分の市場価値を把握するツールとして広く使われています。
海外赴任を断った後のことも考え、自分の市場価値を事前に知っておくことは、断るかどうかの判断にも直結します。登録・相談は完全無料で、転職するかどうかは最終的に自分で決められます。
Samurai Jobへの相談でキャリアの選択肢を把握する
海外赴任を断る・断らないにかかわらず、今の自分の市場価値を客観的に知りたいなら、ハイクラス転職・キャリア相談に強いSamurai Jobへの相談が最も的確な評価を受けられます。
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- こんな方にSamurai Jobへの相談をおすすめします
- 断った後、社内での立場が心配な方
- 自分の市場価値・適正年収を客観的に知りたい方
- 転職するかどうかはまだ決めていないが、選択肢を把握したい方
- 海外赴任を断ることで生まれた「転換点」をキャリアアップのきっかけにしたい方
断る前にすべきこと——今できる3つのアクション
断るかどうかを最終決定する前に、以下の3つを済ませておくことをおすすめします。
① 就業規則・雇用契約を確認する
転勤・海外赴任に関する条項と、拒否した場合の取り扱いを確認しましょう。交渉の余地がどこにあるかが見えてきます。
② 断る理由を「証拠・事実」で整理する
感情ではなく、客観的な事実(介護認定・診断書・子どもの年齢・ローン状況等)として整理しておくと、上司との交渉がスムーズになります。
③ 自分の市場価値を把握しておく
断った後のキャリアを自分でコントロールできる状態かを知っておく。転職エージェントへの無料相談で、現在の評価・年収水準・求人の状況を把握しておきましょう。
海外赴任を断った経験のある方、または海外赴任から帰国したい方は、以下の記事も参考になります。
▶ 海外赴任経験を転職に活かす方法とSamurai Job活用術
断るかどうかの判断に、自分の市場価値という軸を加えてみてください。
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