こんにちは。セカイニオクル、運営者の「アキ」です。
イギリス駐在、赴任前は「英語圏だし、歴史と文化の国だし、楽しめるだろう」と思っていたのに、いざ暮らし始めると曇り空が続く毎日、物価の高さ、現地スタッフとのコミュニケーションの難しさ——気づいたら夜に「イギリス 帰りたい」と検索していた。そんな方は多いと思います。
ロンドンは世界屈指の国際都市ですが、日本人駐在員にとっては想像以上に消耗する環境でもあります。日照時間が短い冬、感情を表に出さないイギリス人気質、NHS(国民保健サービス)の長い待ち時間——これらが日常になる辛さは、住んでみないとわかりません。
この記事では、イギリス駐在で帰りたいと感じる具体的な理由から、転職という選択肢で実際に帰国した人たちの実例、そしてSamurai Jobを活用した転職活動の進め方まで、一通りお伝えしていきますね。
- この記事でわかること
- イギリス駐在で帰りたいと感じる6つの理由
- イギリス駐在経験が転職市場でどう評価されるか
- 転職で帰国を実現した実際の成功事例
- Samurai Jobを使った帰国転職の具体的な進め方
イギリス駐在で帰りたくなる6つの理由

イギリス駐在で「帰りたい」と感じるのは、あなただけではありません。あこがれの国イギリスが、日常になったときに見えてくる景色は、観光旅行とは全く違います。ここでは、在英駐在員が帰りたいと感じる代表的な6つの理由を正直にお伝えします。
曇天続きの気候と日照不足による精神的な消耗
イギリス駐在で最初に多くの人が驚くのが、天気の暗さです。ロンドンでは10月から3月にかけて、1日のうち日が差す時間がわずか数時間、または一日中どんよりした曇り空が続くことが珍しくありません。日本では当たり前だった青空が、数週間見えないこともあります。
これは単なる「気候の違い」ではなく、精神に直接影響します。冬季うつ(SAD:季節性感情障害)はイギリスで非常に一般的で、日本人駐在員も例外ではありません。「なんとなく気力が湧かない」「毎朝起きるのがつらい」という症状が続くことで、仕事や生活全般への意欲が低下し、「早く日本の太陽の下に帰りたい」という気持ちが強くなります。
ビタミンDサプリの服用、ライトセラピーランプの活用は在英駐在員の間で定番の対策です。それでも「根本的な解決にはならない」と感じる方が多く、気候が帰国を考える直接的なきっかけになることも珍しくありません。
ロンドンの物価の高さと生活費の重さ

ロンドンは世界最高水準の生活費がかかる都市のひとつです。家賃は東京の1.5〜2倍、外食すれば一人当たり3,000〜6,000円は当たり前、スーパーの食料品も日本より割高——駐在手当が出ているとはいえ、生活費の重さが地味に精神を削ります。
特に家族帯同の場合、子どもの教育費が加わります。ロンドンの日本人学校の学費は年間数百万円規模になることも。「こんなに出費して、家族に負担をかけてまで駐在を続ける意味があるのか」と自問したとき、帰りたいという気持ちが表面化してきます。
| 生活費項目 | ロンドン(目安) | 東京との比較 |
|---|---|---|
| 家賃(1LDK) | 月30〜50万円 | 東京の1.5〜2倍 |
| 外食(1食) | 3,000〜6,000円 | 約2倍 |
| 地下鉄(1回) | 500〜800円 | 東京の3〜4倍 |
| 日本人学校学費 | 年間150〜250万円 | 日本の公立とは別次元 |
| スーパー食費(月) | 7〜12万円(4人家族) | 日本より3〜4割高 |
NHSの待ち時間と医療へのアクセスの難しさ
イギリスのNHS(国民保健サービス)は無料で医療を受けられる制度ですが、かかりつけ医(GP)の予約が取れるまでに数週間待つのが当たり前です。専門医への紹介状が必要で、さらに数ヶ月待ちになることも。「体の調子が悪いのにすぐ診てもらえない」という状況は、日本の医療環境に慣れた感覚からすると大きなストレスです。
一方で私立病院を利用すれば待たずに診てもらえますが、費用は日本の数倍〜十数倍。歯科治療は特に高額で、虫歯一本の治療に10〜40万円かかるケースもあります。駐在中に大きな病気や怪我をしたときのリスクを考えると、常に心のどこかで不安がつきまといますよ。
イギリス人気質とコミュニケーションの難しさ
イギリス人は感情を表に出さず、本音を直接言わない文化で知られています。「Lovely」「Interesting」「That’s different」——表面上は肯定的に聞こえるが実は否定や批判を意味するイギリス式遠回し表現に慣れるまで、職場でのコミュニケーションに相当なエネルギーが必要です。
また、イギリス人の社交はパブ文化を中心に形成されており、アルコールが苦手な方や夜の付き合いが難しい方は自然と輪から外れやすくなります。日本人コミュニティはロンドンに集中しており、地方赴任の場合は特に孤立感が強くなる傾向があります。
ブレグジット以降、イギリス国内では外国人労働者に対する視線が変わったと感じる駐在員も増えています。政治的・社会的な変化が肌で感じられることも、精神的な負担のひとつです。
子どもの教育と帰国後の学習への不安
イギリスの現地校は英語教育の面では非常に優秀ですが、日本の学習カリキュラムとの乖離が大きく、帰国後に日本の学校についていけなくなるリスクが常につきまといます。小学校低学年ならまだ適応できますが、中学生以上になると算数・数学の進度差が特に深刻です。
ロンドンには日本人学校がありますが、全土にあるわけではなく、通学距離が長くなるケースも多い。現地校か日本人学校か、あるいは補習校との併用か——子どもの教育方針を巡る悩みは、帰りたい気持ちをじわじわと強くさせていきます。
帰任が見えない焦りとキャリアへの不安
イギリス駐在が長期化すると、「日本での自分のポジションはどうなっているんだろう」という焦りが生まれます。本社の人事情報が入りにくくなり、同期の昇進を遠く感じる——この感覚は、駐在経験が長くなるほど強まります。
また、ポンドの為替変動によって実質的な収入が変わるため、経済的な不安定さを感じる場面もあります。「いつ帰れるかわからない、キャリアが見えない」という状態が続くとき、転職という選択肢が現実的な解決策として浮かび上がってきます。
イギリス駐在から帰国を実現する3つの方法

イギリス駐在から帰国する方法は大きく3つあります。それぞれの特徴とリアルな注意点を整理していきましょう。
方法① 帰任希望を会社に申し出る
まず考えられるのは、直属の上司や人事に帰任希望を伝えることです。ただし、帰任は会社都合で決まるため、希望が通るまでに1〜3年かかることも珍しくありません。特にイギリス現地法人のポジションが重要であるほど、会社として簡単には帰任させられない事情があります。
帰任希望を伝える際は「子どもの教育」「家族の健康」「親の介護」など、会社として対応しやすい具体的な理由を添えると通りやすくなります。感情的に「帰りたい」と言うだけでなく、会社が判断しやすい根拠を示すことが大切です。
方法② 駐在中に転職活動を始める
会社の帰任を待てない、またはキャリアを自分でコントロールしたい場合、駐在中から転職活動を始めるのが現実的な選択肢です。イギリス駐在経験は日本の転職市場で高く評価されます。ロンドンという世界金融・ビジネスの中心地での実務経験、英語でのビジネス遂行能力、欧州市場の知見——これらは多くの企業が求めるスキルです。
帰国後に転職活動するより、駐在中から動き始めた方が選択肢が広がります。帰国後は「早く決めなければ」という焦りから条件を妥協しやすくなるため、時間的余裕のある駐在中こそ、腰を据えてキャリアを検討する絶好のタイミングです。
イギリスと日本の時差は夏時間で8時間、冬時間で9時間。日本時間の朝9時がロンドン時間の夜中の0〜1時に相当するため、面談はロンドンの朝7〜9時台(日本の夕方〜夜)に設定するとスムーズです。多くのエージェントがオンライン面談に対応しています。
「転職エージェントに相談する=転職する」というわけではありません。株式会社ビズヒッツが500人を対象に実施した調査では、転職エージェントを利用した目的の1位は「適正年収を知りたい」(50人)でした。また、自分の市場価値を調べた方法として「転職エージェントを利用した」と答えた人が全手段中1位(36人)。つまり転職エージェントは、転職するかどうかに関わらず、自分の市場価値を把握するツールとして広く使われています。まずは相談だけでも、現状を知る大きな一歩になります。
Samurai Jobがイギリス駐在経験者に選ばれる理由
イギリス駐在からの帰国転職でSamurai Jobが選ばれる理由は、海外駐在経験者・帰国者の転職支援に特化したエージェントだからです。1988年の設立から30年以上、グローバル人材の転職を専門とし、オリコン顧客満足度調査で8年連続No.1(2019〜2026年)を達成しています。
求人数は約20,000件で、外資系企業・グローバル企業・大手日本企業のハイクラスポジションが中心。欧州ビジネス経験を持つ帰国者が狙えるポジションに強く、「ロンドン駐在の経験をどうキャリアに活かすか」の相談から一緒に考えてくれます。
- Samurai Jobが選ばれる3つのポイント
- 海外駐在・帰国者の転職支援に特化した専門ノウハウ
- 外資系・グローバル企業のハイクラス求人約20,000件
- 駐在中のオンライン面談対応(時差考慮あり)
イギリス駐在から転職帰国した人の声
実際にイギリス駐在から転職で帰国した方々の声を紹介します。
📝 Aさん(40代・金融、ロンドン駐在5年)
「冬の暗さが本当にきつかったです。5年目にSADと診断され、これ以上続けるのは無理だと判断しました。ロンドンの金融機関での実務経験は日本でも高く評価され、外資系銀行の日本法人に帰国転職できました。Samurai Jobはファイナンス系に特に強い印象でした」
📝 Bさん(30代・メーカー、ロンドン郊外駐在3年)
「子どもが小学校高学年になり、帰国後の中学受験を考え始めたのがきっかけです。現地校で英語はペラペラになりましたが、日本語と算数が心配で。Samurai Jobに相談したら、欧州営業の経験が想定以上に評価されて、グローバル大手メーカーの国内営業管理職で帰国できました」
📝 Cさん(30代・コンサル、ロンドン駐在2年)
「物価の高さと天気の暗さで精神的にまいっていました。転職するつもりはなかったのですが、Samurai Jobに登録してみたら思いのほか良い求人がたくさんあって。コンサルティング経験×英語力で、外資系コンサルの日本法人から内定をもらえました。行動してよかったです」
イギリス駐在中の転職活動で押さえるべきポイント
イギリス駐在中に転職活動を進める際の、重要なポイントをまとめました。
① 欧州ビジネス経験を具体的に言語化する
「ロンドンに駐在していた」だけでは不十分です。「何カ国の取引先をマネジメントしたか」「英語でどんな交渉・契約を行ったか」「売上・コスト削減の数値成果は何か」を具体的に整理しておくことで、面接での評価が大きく変わります。
② 帰国時期を逆算してスケジュールを立てる
内定から入社まで通常1〜3ヶ月、さらにイギリスからの引越し手続きを考えると、転職活動開始から帰国まで半年〜1年程度を見ておくのが安全です。「いつ帰れるか」を先に固め、そこから逆算して動き始めましょう。
③ 在英中の活動は秘密保持を徹底する
転職エージェントを通じた活動は基本的に秘密保持されますが、SNSの発言や社内での言動には引き続き注意が必要です。
イギリス駐在からの帰国転職について、より詳しい情報はこちらの記事もあわせてご覧ください。
▶ 海外赴任経験を転職に活かす方法とSamurai Job活用術
ドイツ駐在経験をお持ちの方はこちらも参考になります。
