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イギリスにEMSで送れないものは?肉・乳・刃物NGと対処法

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こんにちは。セカイニオクル、運営者の「アキ」です。

イギリスへEMSで送れないと窓口で言われた、あるいは送れないものが多すぎて調べるのを諦めかけている。そんな状態でこの記事にたどり着いた方が多いのではないでしょうか。実はイギリス宛の郵便は、肉・乳製品・卵・はちみつが全面禁止、包丁などの刃物も一切ダメ、お酒はアルコール度数24度が分かれ目、液体は1リットルまで、と禁制品のルールがヨーロッパの中でも指折りの厳しさなんです。ロンドンに留学中のお子さんへ日本食を送りたい、駐在中の家族に生活用品を届けたい、という定番の願いほど、この規制の壁にぶつかります。

この記事では、日本郵便の国際郵便条件表を読み解いた禁止品・条件付き品目の全体像と、その中でも送れる食品の選び方、書類の注意点、EMSの料金と日数、そして5kg以上なら送料を大きく節約できる代替手段まで、イギリス宛の発送に必要な知識をまとめて解説します。読み終わるころには「何を、どうやって送るか」の答えが出ているはずですよ。

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📋 この記事でわかること

  • 肉・乳製品・卵・はちみつ・刃物などイギリス宛の全面禁止品
  • お酒24度・液体1リットルなど数字で決まる境界線
  • 禁止品だらけでも送れる食品の選び方と実例
  • CN23が3枚必要な書類事情と送料を節約する代替手段
目次

イギリスのEMSで送れないものと理由

イギリスのEMSで送れないものを一覧で確認するイメージ

まずは「何がダメなのか」を正確に押さえます。イギリス宛の禁制品は、食品系・刃物系・数量制限系の3グループに分けて考えるとすっきり整理できますよ。

肉・乳製品・卵は全面禁止

いちばん影響が大きいのが食品の三大禁止です。日本郵便の条件表には、イギリス宛の禁止物品としてこう並んでいます。「肉、肉製品、家きん肉及び家きん肉製品」「乳製品」「すべての種類の鳥のたまご及びたまご製品」──つまり、肉・乳・卵という動物性食品の主役級が、種類を問わず全面的に送れません。

背景には、EU離脱後のイギリスが動物由来食品(POAO)の個人輸入を厳格化した流れがあります。家畜伝染病の侵入を防ぐための規制で、量の多い少ないは関係ありません。ビーフジャーキー1袋でも、チーズ1箱でも、卵入りの食品でもダメなものはダメ、という運用です。

この3つが禁止だと、日本の食品の多くが連鎖的に引っかかります。肉エキス入りのカップ麺やレトルトカレー、チキンコンソメを使ったスープ、バターや脱脂粉乳を使った菓子パン・洋菓子、卵を練り込んだ麺類やお菓子。「原材料表示に肉・乳・卵の文字がないか」が、イギリス向け食品選びの絶対条件になるわけです。ここは後半の「送れる食品の選び方」で具体的に攻略しますね。

見つかったらどうなる?受取人側のリスク

「少しくらい平気では」と思う方のために、見つかった場合の流れも共有しておきます。イギリス側の税関・検疫で禁止品が発見されると、該当品は没収・処分され、荷物全体の通関が止まります。ケースによっては受取人に照会や説明の連絡が入り、対応の手間を背負わせることに。しかも郵便物の没収は「返してもらえない」のが基本で、支払った送料も戻りません。日本からの善意の仕送りが、現地の家族の負担と数千円の損失に変わってしまうわけです。禁止品を避ける手間は、この結末を防ぐための保険。原材料チェックの数分をどうか惜しまないでください。

はちみつやチョコも要注意

三大禁止の陰に隠れがちですが、実は同列で怖いのがこの2つです。

ここでひとつ補足を。ネットで調べると「イギリスは個人ならはちみつを一定量持ち込める」といった情報も見つかりますが、それは旅行者が手荷物で持ち込む場合の英国側ルールの話です。郵便で送れるかどうかは、それとは別に日本郵便の引受条件(国際郵便条件表)で決まります。この記事で扱うのは後者。「持ち込みはOKでも郵送はNG」という品目が存在するのは、この二重構造のためなんです。

まずはちみつ。条件表では「はちみつ及びはちみつが入っている製品」が禁止物品と明記されています。はちみつの瓶そのものだけでなく、「はちみつ入り」の食品まで対象という書きぶりがポイント。はちみつ入りのど飴、ハニーカステラ、はちみつレモンのお菓子──日本の食品には「隠れはちみつ」が意外なほど多いので、成分表示の「はちみつ」の3文字は要チェックです。

そしてチョコレート。チョコ自体が名指しされているわけではないのですが、一般的なチョコレートには乳成分(全粉乳・乳糖など)がほぼ確実に入っています。つまり「乳製品」の禁止に成分ベースで引っかかるリスクがあるんです。クッキーやビスケットもバター・卵を使うものが大半。「洋菓子はほぼ全滅、和菓子に活路あり」と覚えておくと、贈り物選びの方向性が定まりますよ。

「じゃあ甘いものは何も送れないの?」と言うと、そんなことはありません。乳・卵・はちみつを使わない和の甘味は立派な選択肢です。羊羹、きんつば、干し芋、こんぺいとう、抹茶味の米菓、寒天ゼリー系のお菓子──このあたりは原材料がシンプルで、イギリスの規制と相性のいい優等生たち。抹茶スイーツはイギリスでも人気が高いので、「洋菓子の代わりに抹茶の和菓子」という置き換えは、規制対策と喜ばれ度を両立できる鉄板の作戦です。ただし同じ羊羹でもミルク羊羹はNG側になるように、最後は必ず個別商品の表示確認を。

「製品として売られているから大丈夫」は通用しない

「市販品なんだから大丈夫でしょ」という感覚は、イギリス宛では通用しません。判断基準は商品の見た目ではなく原材料。メーカーの有名・無名も関係ありません。逆に言えば、原材料表示さえ読めば自宅で正確に判定できるということでもあります。買い物の段階でパッケージ裏面を見る習慣、これがイギリス向け発送の第一歩です。

すべての刃物が送れない

イギリスへ送れない刃物類のイメージ

食品以外で驚かれるのがこれです。条件表の禁止物品には「全ての刃を持つ物。調理、趣味、商売、園芸、農耕、その他」とあり、用途を問わず刃物全般が郵便で送れません。飛び出しナイフも別途名指しで禁止されています。

これで困るのが、日本の包丁を贈りたいケース。日本製の包丁は世界的に人気で、イギリス在住の料理好きへのプレゼント定番なのですが、郵便ルートは全面NGです。調理バサミ、裁縫バサミ、彫刻刀、カッター、園芸バサミ、爪切りに至るまで、「刃」がつくものは原則アウトと考えてください。

背景には、イギリスでナイフ犯罪が深刻な社会問題になっており、刃物の販売・所持・輸送への規制が年々強化されていることがあります。若者への刃物販売規制や郵送販売の本人確認義務化など、国を挙げて刃物の流通を締めている最中。個人の郵便物だけ例外にはならない、というわけです。どうしても届けたい場合は、現地の正規販売店で購入する(日本ブランドの包丁はロンドンでも買えます)、渡航時に受託手荷物で運ぶ(航空会社・英国の持込規則の範囲で)といった代替手段を検討してください。

爪切り・カミソリ・ハサミ付き工具はどうなる?

「刃物全面禁止」と聞いて迷うのが、日用品のグレーゾーンです。条件表の文言は「全ての刃を持つ物」と広く、爪切り・眉ハサミ・T字カミソリ・十徳ナイフのような小物も文言上は該当し得ます。運用上どこまで厳密かはケースバイケースですが、原則は「刃がある品は入れない」に寄せるのが安全。とくに十徳ナイフやマルチツールはナイフ規制の本丸に近く、避けるべき筆頭です。電気シェーバーや電動の爪やすりなど「刃物ではない代替品」に置き換えれば、規制の心配なく実用性も保てますよ。

お酒は度数24度が分かれ目

お酒のルールは数字がはっきりしています。アルコール度数24度を超える酒精飲料は禁止。24度以下は、ポリエチレンで包み十分な吸収材を入れる条件付きで許容です。

お酒の種類一般的な度数判定
日本酒15度前後条件付きで送れる余地あり
ワイン12〜15度条件付きで送れる余地あり
梅酒・リキュール類8〜20度商品による(度数確認を)
焼酎20〜25度25度製品はNG。20度製品は余地あり
ウイスキー・ジン・ウォッカ40度以上禁止

ジャパニーズウイスキーを送りたい、という相談は本当に多いのですが、40度超の蒸留酒は郵便では選択肢ゼロ。一方、日本酒は度数的には枠内なので、割れ対策の梱包(ポリ袋密封+吸収材+緩衝材)と正確な申告を整えれば検討の余地があります。ただし液体には次の総量制限も絡むので、あわせて確認を。

ビール・受取人側の税金はどうなる?

ビールは度数5%前後なので24度の壁はクリアしますが、瓶・缶の重さと割れ物リスク、そして次の液体1リットル制限を考えると、郵送のコスパはかなり悪めです。350ml缶3本で早くも1リットル超え。「日本のクラフトビールを1〜2本だけ記念に」ならともかく、ケース買いの感覚では送れません。また、アルコールはイギリス側で酒税・VATの課税対象になり得るため、受取人に税金の請求が届く可能性も伝えておきましょう。トータルで見ると、お酒は「現地の日本酒取扱店で買う」「渡航時に免税範囲で持ち込む」のほうが合理的な場面が多い、というのが正直なところです。

液体は1リットルまでの制限

イギリス宛にはもうひとつ、シンプルで強力な数字のルールがあります。「1リットルを超える液体」は禁止。お酒に限らず、調味料も飲料も化粧水も、液体はトータルで1リットルの壁を意識する必要があります。

日本酒の四合瓶(720ml)は1本なら枠内ですが、2本入れれば1.44リットルでアウト。醤油・みりん・ポン酢をセットで贈るときも合計量に注意です。液体の梱包は「フタをテープで固定→1本ずつポリ袋密封→吸収材と緩衝材で箱の中央に固定」の三段構えが基本。輸送中に漏れて他の郵便物を汚すと、賠償問題にまで発展しかねませんからね。

化粧水・シャンプー・入浴剤などのコスメ・バス用品も、この液体制限の勘定に入ります。日本の化粧品はイギリス在住者への人気ギフトですが、ボトルものを何本も入れると1リットルはすぐ超えます。対策は「ミニサイズ・トラベルサイズを選ぶ」「シートマスクや固形石鹸・シャンプーバーなど液体でない形状に置き換える」の2本立て。とくにシートマスクは軽くてかさばらず、液体制限にも触れにくい優秀なギフトです。スプレー式(圧縮ガス)だけは形状の時点でNGなので、ミスト化粧水を選ぶときはポンプ式を確認してくださいね。

スプレー・高濃度アルコールは液体制限以前の問題

なお、スプレー缶(圧縮ガス)やアルコール濃度の高い消毒液・香水は、1リットル制限とは別の航空危険物ルールで郵便自体がNGです。ヘアスプレー、制汗スプレー、除菌スプレーなどは量に関係なく送れません。「液体は1Lまで」の前に「そもそも危険物でないか」のチェックを挟んでください。

意外な禁止品と条件付き品目

ここまでの主役級以外にも、イギリスらしい規制が並んでいます。ざっと押さえておきましょう。

  • ジャガイモ──野菜の中で名指し禁止。病害防疫のためで、生のイモ類は送らないこと
  • 甲殻類・貝は1kg未満のみ──乾燥エビ・貝柱などは少量に
  • 魚・魚製品はスモーク処理か真空パック+「perishable」表示が条件──鰹節や真空パックの魚加工品はこの条件を満たせば余地あり
  • 不潔な衣類・ぼろ布──中古衣類を送るなら洗濯済みは大前提
  • ホラーに関する漫画・写真等の出版物──古い条項ですが現役。ホラー漫画の単行本は避けるのが無難
  • 特定周波数の無線送信機──トランシーバー等は周波数確認を

果物(柑橘・りんご等)や一部野菜(ナス・ゴーヤ等)も条件付きリストに載っていますが、生鮮品はそもそも輸送日数と検疫の両面で個人発送に向きません。「生ものは送らない、加工品で代替する」が現実解です。中古品にも触れておくと、「不潔な衣類及びぼろ布」が禁止という条項があるため、古着を送るなら洗濯・乾燥済みが大前提です。また、イギリスは輸入品への付加価値税(VAT)の運用が厳格で、商用とみなされる量・内容の荷物は課税や照会の対象になりやすい国。個人の贈り物でも申告価格によっては受取人に税金の請求が行くことがあります。医薬品は麻薬・向精神剤が医学目的+許可制のみで、市販薬にも相手国規制がかかり得ます。手荷物での持ち込みルールとは体系が別なので、渡航時の持参を検討する方はイギリスへの持ち込み禁止品の解説記事を参考にしてください。

リスト全体を俯瞰すると、イギリスの規制には2つの顔があることがわかります。ひとつは「防疫・治安」という現代的な顔(肉・乳・卵、刃物、無線機)。もうひとつは「郵便の歴史」という古い顔(ホラー出版物、外国の刑務所製の物品、官用郵便物と紛らわしい記載の禁止など)。後者は今の生活で踏むことはまれですが、「常識では予測できない条項が現役で残っている」という事実そのものが教訓です。定番品以外を送るときは、リストとの照合をルーティンにする──これがイギリス宛と長く付き合うコツですよ。

イギリスにEMSで送れない時の対処法

イギリスにEMSで送れないときの対処を考えるイメージ

禁止リストを見て落ち込む必要はありません。ここからは「それでも送れるもの」「賢く送る方法」を具体的に見ていきます。

送れる食品の選び方と実例

肉・乳・卵・はちみつを避ける、と聞くと何も送れない気がしますが、和の食品には優等生がたくさんいます。

  • 米菓(せんべい・あられ)──原材料が米・醤油・砂糖中心のものは低リスク。えび入りは甲殻類1kg制限に注意
  • 緑茶・ほうじ茶・麦茶──乾燥茶葉は定番の安全圏
  • 海苔・わかめ・昆布──乾燥海藻類は比較的送りやすいグループ
  • 乾麺(そば・うどん・素麺)──小麦粉と塩のシンプルな配合のもの。卵入り麺は避ける
  • 植物性の調味料──醤油・味噌など(液体は1L制限内で)。かつおだし入りは魚条件を確認
  • 和菓子の一部──羊羹・干菓子など卵乳不使用のもの。どら焼き・カステラは卵でNG

カップ麺を送りたい場合は、肉エキス・卵・乳成分のない商品を選ぶ必要があります。該当商品は限られますが、当サイトで原材料を調査した肉エキスなしカップ麺の選び方ガイドが使えるはずです。詰め合わせを作るときは、1品ずつ原材料表示を確認して「肉・乳・卵・はちみつ」の4ワードチェックを通過したものだけ箱に入れる。この一手間が、荷物全体を没収から守ります。

留学生への仕送りモデル箱(約2kgの実例)

イメージが湧くように、規制チェック済みの「モデル仕送り箱」を組んでみます。①せんべい2袋(米・醤油ベース)、②緑茶ティーバッグ1箱、③乾燥わかめ・海苔セット、④卵不使用の乾麺そば2束+植物性つゆの素(小容量)、⑤ふりかけ(動物性成分の少ないもの)、⑥羊羹1本、⑦使い捨てカイロ数個(航空輸送可の製品)、⑧手紙。これで約2kg・EMSなら6,000円前後です。肉・乳・卵・はちみつゼロ、液体はつゆの素の小瓶1本のみ。このテンプレをベースに、受取人の好みで差し替えていけば、規制チェックの手間は最小で済みますよ。

食品以外に目を向けると、イギリス在住の日本人に喜ばれる定番はけっこうあります。文房具(日本のペン・ノートは現地で高評価)、100円ショップの便利グッズ、子ども向けの日本語の絵本やドリル、使い捨てカイロ(航空輸送可の製品)、質のいい靴下やタオル、日本の入浴剤(粉末タイプなら液体制限も回避)。どれも規制リスクが低く、軽くて送りやすい品ばかりです。「食品で攻めて規制と戦う」より「規制のない品で構成して、食品は厳選した数点だけ」という配分のほうが、結果的に満足度の高い箱になることが多いですよ。

書類はCN23が3枚必要

イギリス宛は書類の要求も多めです。税関告知書(CN22またはCN23)が3枚(ジャージー宛のみ2枚)、加えてインボイスが1枚必要。2枚で済む国が多いなか、1枚多い点に注意してください。

記載は英語で、品名は具体的に書くのが鉄則です。「Food」ではなく「Rice crackers 3 packs」「Green tea 2 boxes」のように品名と数量を明記し、価格は購入時の実勢価格を正直に。イギリスは通関の電子化が進んでおり、内容品情報は事前にデータでチェックされます。曖昧な記載は検査行き、正確な記載はスルーというのが今の通関です。3枚のCN23は同じ内容を正確に転記し、食い違いがないように。EU離脱後は品目コード(HSコード)を書いておくと通関がさらにスムーズになるので、余裕があれば日本郵便のサイトで品目のコードを調べて記入しておきましょう。

宛名書きにもイギリス流の作法があります。住所は「受取人名→番地・通り名→町・市→ポストコード→UNITED KINGDOM」の順で、ポストコード(例:SW1A 1AA形式)を正確に書くことが配達品質に直結します。イギリスの配達網はポストコードでほぼ住所が特定できる仕組みなので、1文字の間違いが誤配・遅延のもと。受取人からコピー&ペーストで送ってもらった表記をそのまま書き写すのが確実です。あわせて受取人の電話番号・メールアドレスも記載しておくと、通関で確認が必要になったとき現地からの連絡がスムーズになります。

EMSの料金と日数の目安

イギリス宛のEMSは「第3地帯(ヨーロッパ)」の料金です。

重量EMS料金(イギリス宛)
500gまで3,150円
1kgまで4,400円
5kgまで13,000円
10kgまで23,500円
20kgまで44,500円
30kgまで65,500円

日数はロンドンなど都市部宛で数日〜1週間程度が目安ですが、通関検査に回ると延びます。重量上限は30kg、宛先はイギリス本土+主要地域(海外領土は除く)。SAL便は全世界で停止中なので、急がない荷物の郵便選択肢は船便小包になります。受取人側では、輸入時に付加価値税(VAT)や関税が請求される場合がある点も伝えておきましょう。正確な料金・日数・税の扱いは、日本郵便公式と受取人経由の現地確認でどうぞ。あくまで一般的な目安として捉えてくださいね。

通関検査に回ったときの流れ

イギリス到着後、荷物が検査対象になると追跡ステータスが「通関手続中」のまま数日〜数週間動かなくなることがあります。このとき慌てて日本側から問い合わせるより、受取人が現地の配送事業者・税関からの通知(メールや不在票)を確認するほうが早く解決するのが通例です。VATや関税の支払いが必要な場合も、通知に記載された手順で受取人が納付すれば荷物は動き出します。発送時に追跡番号と内容品リストを受取人へ共有しておく──この一手間が、検査時の対応スピードを大きく左右しますよ。

急がない荷物は船便でコストダウン

SAL便なき今、郵便で安く送るなら船便小包です。イギリス宛の船便は到着まで1〜3か月程度が目安と気の長い便ですが、重量単価はEMSより大幅に安く、冬物衣類や日用品のまとめ送り、留学の「あとから届けばいい荷物」には十分実用的。急ぐものはEMS(または後述の代行)、急がないものは船便、と荷物を2つの箱に分けるのが、イギリス宛の定番コスト戦略です。ただし禁制品ルールは船便もEMSもまったく同じ。この記事のチェックリストは船便派の方もそのまま使ってください。

5kg以上はポチロジが安い

EMSと輸送代行の料金を比較するイメージ

第3地帯のEMS料金、正直高いですよね。そこで比較したいのが、中古車輸出大手ビィ・フォアードの個人向け輸送代行ポチロジです。両方の公式料金表(2026年7月時点)を並べます。

重量EMSポチロジ(航空)差額
1kg4,400円5,109円EMSが安い
5kg13,000円12,588円逆転
10kg23,500円17,786円約5,700円お得
15kg34,000円22,985円約11,000円お得
20kg44,500円28,064円約16,400円お得
30kg65,500円43,781円約21,700円お得

5kgで料金が逆転し、10kgで約5,700円、30kgなら約21,700円の差。留学の仕送りや引っ越し荷物のような「まとまった量」ほど、ポチロジ優位がはっきりします(実際の請求は容積重量や追加手数料で変わる場合があるため、正確な金額は無料見積もりで)。しかも通関書類はプロが代行してくれるので、あの3枚のCN23も自分で書かなくてよくなります。2026年3月からは集荷サービス(佐川急便提携・料金は個別見積もり)も始まり、自宅で引き渡すドアツードアの手配も可能になりました。

そして「この食品はイギリスに送れる?」という発送可否の確認も見積もりも無料。肉・乳・卵の判定に迷う商品があるなら、商品ページのURLを添えて聞いてしまうのが確実です。

利用の流れも簡単で、①問い合わせフォームに品物・宛先・サイズ感を書いて送信 → ②発送可否と見積もりの回答(ここまで無料) → ③納得したら倉庫へ発送または集荷を依頼 → ④通関書類の作成・輸出手続きはお任せ、の4ステップです。問い合わせ時に「留学中の娘への食品の仕送りで、リストは次のとおり」と品目リストと商品URLを添えれば、禁制品チェックと料金確認が1往復で終わります。イギリスの規制は複雑なぶん、プロに任せたときの安心感も大きいですよ。

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サービスの実力や利用者の口コミは、ポチロジの評判を徹底調査した記事で良い声も悪い声も含めてまとめています。

まとめ:イギリスのEMSで送れない品の確認

イギリスのEMSで送れない品の最終確認をするイメージ

最後に、イギリス宛の発送前チェックリストです。荷造りの前に上から順に確認すれば、通関で止まるリスクと送料の払いすぎを同時に防げます。ブックマークして、発送のたびに見返してもらえたらうれしいです。

  • 肉・乳製品・卵・はちみつ(入り製品含む)は全面NG──原材料表示の4ワードチェックを習慣に
  • チョコ・洋菓子は乳・卵成分でほぼ引っかかる──和菓子・米菓・お茶に切り替え
  • 刃物は用途を問わず全面NG──包丁ギフトは現地購入か手荷物で
  • 酒は24度以下のみ条件付き・液体は合計1Lまで
  • CN22/CN23は3枚+インボイス1枚──品名は英語で具体的に、価格は正直に
  • 5kg以上はポチロジがEMSより安い──30kgで約21,700円差。見積もり・可否確認は無料

手段の使い分けも一枚にまとめておきます。2kg以内の軽い荷物・急ぎ→EMS(書類はCN23を3枚)。5kg以上のまとまった荷物→ポチロジの無料見積もりを先に取る(ほぼ確実に安い)。急がない衣類・日用品→船便小包。刃物・ウイスキー・チーズなど郵便で送れない品→現地調達か渡航時の手荷物へ切り替え。この4分岐を覚えておけば、イギリス宛の発送で迷う場面はほぼなくなります。家族構成や荷物の傾向に合わせて、自分専用の定番ルートを決めてしまうのもおすすめですよ。

イギリスの規制は厳しいぶん、ルールが明文化されていて判断はしやすい国です。「肉・乳・卵・はちみつ・刃物・24度・1リットル」──この7つのキーワードさえ覚えれば、禁制品の9割は自力で見抜けます。残りの1割の迷いは、無料で聞ける窓口に任せてしまいましょう。

最後によくある質問へ短く。「アニメグッズや漫画は?」──通常の漫画・フィギュアは問題なく送れます(ホラー出版物の条項だけ頭の隅に)。「ゲーム機は?」──本体はリチウム電池内蔵のため電池の輸送条件を満たす必要があります。ソフトだけなら問題なし。「クリスマスに間に合わせたい」──11月下旬〜12月はイギリスの物流が年間最繁忙期。例年より2〜3週間早い発送が安全です。「処方薬を送りたい」──向精神薬系は郵便不可が原則、市販薬も相手国規制の確認が必要です。迷ったら送る前に、日本郵便の窓口か輸送業者へ相談を。

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規制の多い国ほど、正しい知識を持つ人の荷物はすんなり届きます。今日調べたあなたは、もうその側にいます。原材料表示のチェックと正直な申告、そして迷ったときの無料相談。この3点セットを味方に、自信を持って荷造りしてください。あなたの荷物が、無事にイギリスの大切な人のもとへ届きますように。

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