こんにちは。セカイニオクル、運営者の「アキ」です。
EMSでベトナムに送れないものを調べてみると、その独特さに戸惑いますよね。はちみつや卵がダメというだけでなく、たまねぎや乾燥にんにく、すいかの種、さらには中古の服や家電まで名指しで禁止。乾燥肉や干しいかには数量制限があり、日本の感覚のまま仕送りの箱を詰めると、どこかで必ず引っかかる国なんです。しかも2025年7月からは新しい住所制度が施行され、受取人の個人識別番号の提供という新ルールも加わって、ベトナム宛の発送はちょっとした知識戦になっています。
この記事では、日本郵便の国際郵便条件表をもとにEMSでベトナムに送れないものを品目別に整理し、数量制限のある食品の境界線、逆に安心して送れる品物の選び方、料金と日数、そして重い荷物で得する代替手段まで、まとめて解説します。在日ベトナム人のご家族への仕送りにも、駐在・留学中の日本人への荷物にも、そのまま使える内容ですよ。
このブログ「セカイニオクル」は、海外転勤・留学・国際発送の3つのテーマで、日本から海外への荷物の送り方・生活準備に関する情報をまとめたサイトです。
📌 セカイニオクルでわかること
📋 この記事でわかること
- はちみつ・卵・野菜・中古品などベトナム特有の禁制品
- 乾燥肉・干し魚・豆類など数量制限つき食品の境界線
- 新住所制度と個人識別番号への対応を含む発送準備
- EMSの料金・日数と15kg以上で得する代替手段
EMSでベトナムに送れないもの一覧

まずは「何が送れないのか」の全体像です。ベトナムの禁制品リストは食品・生活用品・特殊品の3方向に広がっていて、どれも「言われてみれば納得だけど、言われないと気づけない」ものばかり。この記事は日本郵便の国際郵便条件表(ベトナム宛)を全文読み解いて品目を拾い出しているので、リストの根拠はすべて公式情報です。それでは順番に見ていきましょう。
はちみつ・卵・塩漬け魚は禁止
食品まわりでまず押さえたいのが、この意外な顔ぶれです。日本郵便の条件表には、ベトナム宛の禁止物品としてこう並んでいます。「酢、砂糖きびの糖みつ、砂糖水、はちみつ」「鶏、あひる、魚及びかにの卵」「塩漬けの魚、小えび及び水せい虫」──はちみつ、卵、塩漬けの魚介が種類を問わず送れません。
とくに注意してほしいのが卵の範囲です。鶏卵だけでなく「魚及びかにの卵」まで対象なので、いくら・たらこ・明太子・数の子といった日本の魚卵加工品は軒並みリスク圏。お正月用の食材やご飯のお供として人気の品ばかりなので、「せっかくだから」と入れたくなりますが、ここはぐっとこらえてください。
はちみつも同様で、瓶のはちみつはもちろん、はちみつ入りののど飴やお菓子も成分ベースで疑われる可能性があります。酢が名指しされているのも珍しいポイントで、飲む酢・果実酢のような健康飲料系も避けるのが無難。「発酵・醸造系の液体と動物性の卵・魚介加工品は要注意」と大づかみしておくと、品選びの精度が上がりますよ。
見つかったらどうなる?受取人側のリスク
禁止品が現地の税関・検疫で見つかると、該当品は没収・処分され、荷物全体の通関が止まります。ベトナムでは通関で止まった荷物について受取人に確認の連絡が入ることがあり、対応の手間を現地の家族に背負わせることに。没収された品は戻らず、支払った送料も返ってきません。「ばれなければいい」ではなく、「ばれたときに困るのは受取人」という視点で品選びをするのが、ベトナム宛の礼儀だと私は思っています。
ご飯のお供を届けたいなら、魚卵系の代わりに乾燥のり・植物性のふりかけ・梅系のお茶漬けの素(具材の確認は必要)など、動物性リスクの低い品への置き換えを検討してください。「同じ喜ばれ方をする、規制に触れない品」は探せば必ず見つかりますよ。
野菜や種子も名指しでNG
次に驚くのが野菜・植物系の細かさです。条件表には「たまねぎ、乾燥したにんにく、生の又は乾燥した野菜」(たけのこなど一部例外あり)が禁止と明記され、さらに「いもの木、塊茎、ごま、落花生、トマト、ピーマン、あんずの塩漬け」といった具体的な品名がずらりと並びます。種子も「すいかの種子、はしばみの実」が名指し禁止です。
日本の乾燥野菜ミックスや干し椎茸のような乾物、ごまやピーナッツ系の食品は、この規制に触れる可能性があるグループ。ふりかけやおつまみに「ごま」「落花生」が入っている商品は多いので、原材料表示のチェックが欠かせません。
背景には、ベトナムが農業国として病害虫の侵入に敏感なことがあります。生や乾燥のままの植物素材は「土や虫が付いてくる可能性のあるもの」として警戒される、という発想です。逆に言えば、高温処理された加工食品(せんべい・クッキー・レトルトなど)になっていれば通りやすくなるということ。加工度が判断の分かれ目になるのは、後ほどの「送れる食品」の章で活きてくる視点です。
ふりかけ・おつまみの見極め方
「ごま・落花生」の規制が実生活で効いてくるのが、ふりかけとおつまみ選びです。判断のコツは、①ごまが主役の商品(ごま塩・すりごまパック・ごま菓子)は避ける、②ごまが脇役の加工食品(ふりかけの一成分など)はリスクは下がるが表示を控えておく、③ピーナッツ入りの柿の種・豆菓子は落花生規制を意識して別の味に替える、の3段階。同じシリーズでも味によって原材料が違うので、送る商品そのものの表示を見るのが鉄則です。迷った商品は無理に入れず、事前確認リストに回しましょう。
中古の服や家電は送れない

食品以外で影響が大きいのがこれです。条件表の禁止物品には「中古の衣類(贈物を除く)、毛布、蚊帳、靴、サンダル、電気製品」などの中古品が並んでいます。ベトナムは中古品の輸入を国として厳しく制限しており、郵便もその例外ではありません。
「着なくなった子ども服をまとめて」「使わなくなった炊飯器を実家に」という、善意の定番がまさに引っかかるポイント。衣類には「贈物を除く」という例外の文言がありますが、贈り物かどうかを判断するのは通関側です。段ボールいっぱいの中古衣類は商用(転売用)とみなされるリスクが高く、例外規定を頼りに大量に送るのは危険と考えてください。
中古の電気製品はさらにシビアで、スマホ・ゲーム機・家電のお下がりは原則郵便では送れないと考えるべきカテゴリ。新品を送る場合も、レシートや購入証明を同封し、インボイスに「New」と明記して贈答であることを示せるようにしておくと、疑いを持たれたときに話が早くなります。
「使わなくなったスマホを家族に」という相談は本当に多いのですが、代替案を3つ挙げておきます。①一時帰国・渡航する人に手荷物で運んでもらう(旅行者の携帯品は郵便とは別ルール)、②現地で購入する(ベトナムはスマホの普及率が高く、価格帯も幅広い)、③どうしても送る事情があるなら輸送業者に個別相談(中古品輸入の可否と必要書類をプロに確認)。郵便で強行して没収されるより、どのルートも確実です。とくに①は、在日ベトナム人コミュニティなら帰国する知人が見つかりやすく、実際によく使われている方法ですよ。
乾き物は数量制限に注意
ベトナム宛の面白いところが、「全面禁止ではないが、量に上限がある」品目の多さです。条件表の数量制限をまとめます。
| 品目 | 上限・条件 |
|---|---|
| いんげん(豆類) | 1,000gまで |
| 乾燥いも | 1,000gまで |
| 濃縮脂肪(ラードなど) | 1,000gまで |
| 乾燥肉・塩漬けの肉 | 品目ごとの数量制限あり |
| 干し魚・干しいか | 品目ごとの数量制限あり |
ビーフジャーキーやするめ、干し芋のような乾き物は「少量ならOK、箱いっぱいはNG」の世界です。お土産感覚の1〜2袋にとどめるのが無難で、多めに送りたい事情があるときは、差し出し前に郵便局の窓口で品目名を伝えて上限を確認してください。
この数量制限、実はベトナムの食文化と裏表の関係にあります。するめや干し魚はベトナムでもお酒のおつまみとして大人気で、それゆえに商用転売の温床になりやすく、個人輸入に上限が設けられているという構図。「現地で人気だから喜ばれる」品ほど制限がかかっている、という皮肉な関係です。どうしても多く届けたい場合は、時期を分けて複数回に分ける方法がありますが、短期間に同じ品を繰り返し送ると商用とみなされるリスクが上がる点は覚えておいてください。「家族が食べる分を、たまに送る」——この自然な頻度がいちばん安全です。
数量制限品は「申告の書き方」で差がつく
数量制限のある品を送るときは、インボイスの書き方がものを言います。「Dried squid 200g」「Sweet potato snacks 2 packs」のように品名と数量・重量を明記して、制限内であることが書類から読み取れる状態にしておくこと。「Food」とだけ書いてX線検査で乾物の塊が見つかると、制限超過を疑われて開封検査に直行します。正確に書くことが、結局いちばんの時短になるんです。
たばこ・薬・意外な禁止品
残る注意品目をまとめて押さえましょう。
- たばこ(紙巻・葉巻)──全面禁止。日本のたばこの仕送り依頼は郵便では応えられません
- 危険な医薬品──人や動物に危険をもたらし得る医薬品・薬剤が禁止。一般の薬も個人使用の常識的な量+処方情報の添付が基本です
- 無線機器──ベトナムの電波法制に触れる機器はNG。トランシーバーや一部のスマート機器は要確認
- 骨・人体組織──遺骨の郵送も対象になり得るため、特別な事情がある場合は専門業者へ
- 規制対象のIT製品・文化的禁止物──ベトナム国内で流通が禁止された出版物・メディア類
医薬品については、市販薬レベルでも成分と量によって判断が分かれます。健康に関わる品目なので、判断に迷う薬は自己判断で送らず、日本郵便の窓口や医師・薬剤師に相談してから動いてください。全体を通じて言えるのは、ベトナムの禁制品リストは「名指しが細かい」ということ。定番品以外を送るときは、リストとの照合を面倒がらないのが正解です。
電子たばこ・加熱式たばこはどうなる?
紙巻たばこの禁止に関連して、加熱式・電子たばこの質問も増えています。デバイス本体はリチウム電池内蔵のため電池の輸送条件が絡み、リキッドやカートリッジはニコチン製品としての規制対象になり得ます。さらにベトナム側では電子たばこ類の規制強化が進んでいるとされ、二重三重の壁がある状態。郵送で解決しようとせず、本人の渡航時に持ち込みルールの範囲で運ぶか、潔く諦めるのが賢明です。お酒については、ベトナム宛の名指し禁止リストには挙がっていませんが、液体としての漏れ対策と、現地で酒税・関税がかかる可能性は頭に入れておきましょう。
EMSでベトナムに送れないものへの対策

ここからは実践編です。禁止リストを知っただけでは荷物は届きません。送れる品物の選び方、ベトナム特有の新ルールへの対応、料金の賢い選び方、そして受取人との連携まで、「確実に届けきる」ための段取りを順番に整えていきましょう。
送れる食品の選び方と実例
禁止・制限リストを避けたうえで、ベトナム宛の定番として選ばれている食品はこのあたりです。
- 日本のお菓子──チョコ・クッキー・キャンディなど市販品。動物性成分が主役でないものを
- 緑茶・ほうじ茶──乾燥茶葉は安定の安全圏
- インスタント食品──肉エキスの強くないカップ麺・即席みそ汁(具に注意)
- 調味料──植物性中心のもの。液体は漏れ対策を厳重に
- 化粧品・日用品──スプレー缶以外。日本製コスメは現地でも人気です
- 子ども服・文房具の新品──中古品規制を避けて新品で
カップ麺を選ぶときは、原材料の肉エキス・卵成分をチェックしてください。動物性成分の少ない商品は、当サイトが原材料を調査した肉エキスなしカップ麺の選び方ガイドから選ぶと迷いません。詰め合わせを作るときの鉄則は「1品ずつ原材料表示を確認して、疑わしい品は外すか事前確認に回す」。1品のせいで箱全体が検査で止まるのが、いちばんもったいないパターンですからね。
食品以外に広げると、選択肢はさらに豊富です。日本の文房具(ペン・ノート)は品質面で現地評価が高く、100円ショップの生活雑貨、タオルや靴下(新品)、子ども向けの知育玩具やドリルも定番。ベトナムは若い世代の人口が多く子育て世帯への贈り物需要が大きいので、「新品の子ども用品」は特に喜ばれるジャンルです。規制リスクの低い非食品で箱の土台を作り、食品は厳選した数点だけ乗せる——この配分が、通関リスクと満足度のバランスが最もいい構成ですよ。
仕送りモデル箱(約2kgの実例)
イメージが湧くように、規制チェック済みのモデル構成を組んでみます。①市販のチョコ菓子・クッキー各1箱、②緑茶ティーバッグ1箱、③肉エキスなしのカップ麺2個、④植物性ふりかけ(ごま控えめのもの)1袋、⑤新品の子ども用靴下・文房具セット、⑥シートマスクなど日本製コスメの小物、⑦手紙や写真プリント。これで約2kg・EMSなら4,550円です。禁止品ゼロ・数量制限品ゼロ・中古品ゼロの構成なので、通関で止まる要素がほぼありません。ここをベースに、受取人の好みで同じカテゴリ内の差し替えをしていくのが、失敗しない詰め合わせの作り方ですよ。
新住所と個人識別番号の準備
品物の準備と並行して、ベトナム宛ならではの2つの新ルールに対応しておきましょう。どちらも2025年に始まったばかりの制度で、古い体験談やブログ記事には載っていない情報です。ここを知らずに送ると、せっかく禁制品を完璧に避けた荷物でも入り口で弾かれてしまうので、必ず押さえてください。
ひとつめは2025年7月施行の新住所・郵便番号制度。行政区画の再編で住所表記が変わった地域が多く、新制度に基づく住所・郵便番号が書かれていない郵便物は配達不能として返送されます。ふたつめは受取人の12桁の個人識別番号(または納税者番号)の提供。通関電子データの「TAXコード・VAT番号」欄に入力が必要です。
対応はシンプルで、発送前に受取人へ連絡して「新制度の住所表記」と「12桁の番号(CCCDの番号)」の2点を教えてもらうだけ。この2つの制度の背景や詳しい手順、EMS以外の発送手段との比較は、ベトナムに荷物を送る方法の完全ガイドで深掘りしているので、初めての方はあわせて読んでみてください。
実務のコツを2つ添えておきます。まず住所は、受取人にメッセージアプリで新表記を送ってもらい、その文字列をそのままラベルに書き写すこと。自分でローマ字化・省略するのが一番危険です。受取人が新住所を把握していない場合は、ベトナム政府の住所検索サイト(mabuuchinh.vn)で一緒に確認してもらいましょう。次に、ラベルには受取人の携帯電話番号を必ず記載。ベトナムの配達現場では、配達員が受取人に電話で場所を確認しながら届けるのが日常なので、番号の有無が到着率に直結します。この2つを押さえるだけで、不着リスクは大きく下がりますよ。
EMSの料金と日数の目安
ベトナム宛のEMSは「第2地帯(アジア)」の料金です。
| 重量 | EMS料金(ベトナム宛) |
|---|---|
| 500gまで | 1,900円 |
| 1kgまで | 3,150円 |
| 2kgまで | 4,550円 |
| 5kgまで | 8,150円 |
| 10kgまで | 13,350円 |
| 30kgまで | 33,350円 |
重量は30kgまで、全地域に対応し、私書箱宛もOK。日曜日も配達があるのはベトナム宛のうれしい特徴です。日数はハノイ・ホーチミンなど都市部で数日〜1週間程度が目安ですが、テト(旧正月)前後の1月下旬〜2月は物流が混み合い、通関も配達も遅れがち。この時期に届けたい荷物は、いつもより2週間ほど早めの発送を心がけてください。書類はCN23が2枚とインボイス1枚、記載は英語推奨です。SAL便は全世界で停止中のため、急がない荷物の郵便選択肢は船便になります。あくまで一般的な目安として、最新の料金・日数は日本郵便の公式サイトで確認を。
追跡の見方と「動かないとき」の目安
EMSは荷物ごとに追跡番号が発行され、日本郵便のサイトで配送状況を確認できます。ベトナム宛でよくあるのが、現地到着後に「通関手続中」でステータスが数日止まるケース。多くは通常の通関待ちで、慌てる必要はありません。ただし1週間以上動かない場合は、受取人側に税関や配達局から連絡が来ていないか確認してもらいましょう。個人識別番号の未提供や申告内容の確認で保留になっていることがあり、受取人が対応すればすぐ動き出します。なお追跡の調査請求は引受の翌日から4か月以内という期限があるので、「届かない」と感じたら早めに動くのが鉄則です。
ケーキや冷蔵品は「保冷EMS」の限定エリアのみ
ちなみに、冷蔵・冷凍が必要な品を送れる「保冷EMS」は、ベトナムではハノイ市とホーチミン市の指定区のみの限定サービスです。対応エリア外の家族に生菓子や冷蔵食品を届けるのは郵便では現実的でないので、常温で日持ちする品に置き換えるか、現地のデリバリーサービスやECでギフトを手配する方法に切り替えましょう。ベトナムの都市部はフードデリバリーが非常に発達しているので、「日本から物を送る」より「現地のサービスで贈る」ほうがスマートな場面も多いんです。
急がない大量の荷物は船便も現役
SAL便停止後、郵便で安く送る選択肢は船便小包です。ベトナム宛の船便は1〜3か月程度が目安とのんびりですが、重量単価はEMSより大幅に安く、衣類や日用品のまとめ送りには今も実用的。ただし禁制品・数量制限のルールは船便もEMSも同一で、通関チェックも同様に入ります。「船便ならゆるい」は誤解なので、この記事のリストは船便派の方もそのまま使ってください。また、受取人側の税金についても一言。ベトナムは2025年2月に少額輸入の免税制度が撤廃され、少額の荷物でも原則課税対象になりました。関税・VATは受取人負担が原則なので、発送時に「税金の請求が来るかもしれない」と伝えておくと、受け取りがスムーズです。
15kg以上は輸送代行が安い

まとまった量を送るなら、料金の比較を忘れずに。中古車輸出大手ビィ・フォアードの個人向け輸送代行ポチロジとEMSの公式料金表(2026年7月時点)を並べるとこうなります。
| 重量 | EMS | ポチロジ(航空) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 5kg | 8,150円 | 10,624円 | EMSが安い |
| 10kg | 13,350円 | 14,050円 | ほぼ互角 |
| 15kg | 18,350円 | 18,077円 | 逆転 |
| 20kg | 23,350円 | 21,984円 | 約1,400円お得 |
| 30kg | 33,350円 | 29,886円 | 約3,500円お得 |
15kg前後で料金が逆転し、30kgなら約3,500円の差。さらにEMSの上限30kgを超える家財・大型品になると、比較対象はFedExやDHLになるため差は数万円規模に広がります(ポチロジは容積重量や追加手数料が加わる場合があるため、正確な金額は無料見積もりで)。通関書類の作成は代行してもらえて、2026年3月からは集荷サービス(佐川急便提携・料金は個別見積もり)も始まりました。そして何より、「この食品はベトナムに送れる?」という発送可否の確認と見積もりが無料。数量制限品や中古品の判断に迷ったら、商品情報を添えて聞いてしまうのが確実です。
問い合わせ文の型も置いておきます。「ハノイ在住の家族に、お菓子と日用品の詰め合わせ約12kgを送りたいです。品目リストは次のとおりで、判断に迷う品は商品ページのURLを添えました。発送可否と航空輸送の見積もりをお願いします」──この粒度で書けば、禁制品チェックと料金確認が1往復で終わります。フォームには写真を添付できないため、品物の詳細はメーカー公式や大手ECの商品ページURLで伝えるのがコツ。写真で見てもらいたいものがあれば、フォーム送信後のメールのやりとりで添付すればOKです。
サービスの実力や口コミは、ポチロジの評判を徹底調査した記事で良い声も悪い声も含めて確認できます。
発送前のチェックリスト
ここまでを、発送前に確認する順番へ落とし込みます。
- ①受取人に新住所(新制度表記)と12桁の個人識別番号を確認
- ②品物リストを作り、禁止品(はちみつ・卵・魚卵・塩漬け魚介・野菜乾物・種子・中古品・たばこ)を外す
- ③数量制限品(乾き物・豆・干し芋・ラード系)は上限内に収める
- ④原材料表示を1品ずつ確認──ごま・落花生・卵成分の見落としに注意
- ⑤インボイスは品名・数量・価格を英語で具体的に
- ⑥15kgを超えそうなら代行の無料見積もりと比較
とくに①を最初に置いているのがベトナム流です。せっかく禁制品を完璧に避けても、住所が旧表記なら荷物は返ってきてしまいます。「品物より先に、宛先情報のアップデート」。この順番だけは忘れないでくださいね。
やりがちなNG実例トップ3
最後に、当サイトに寄せられる相談から実際に多い失敗を3つ。NG例1:お正月用にいくら・数の子を同梱──魚卵は「卵」の禁止範囲。年末年始の定番ミスです。NG例2:子ども服のお下がりを段ボールいっぱいに──中古衣類の贈物例外を過信した典型。新品数点に絞るか手荷物ルートへ。NG例3:旧住所のまま「去年も届いたから」と発送──2025年の制度変更後は返送コースです。3つとも悪意ゼロの善意から生まれる失敗なので、知識だけが防御策。この記事をチェックリスト代わりに使ってもらえたらうれしいです。
発送後の受取人との連携も、ひとことで差がつきます。送ったら①追跡番号、②中身のリストと申告金額、③関税がかかる可能性、の3点をメッセージで共有しておきましょう。ベトナムの通関で確認が入った場合、中身を正確に知っている受取人なら即答できてすぐ荷物が動きますが、何も知らされていないと「身に覚えのない荷物」として対応が後手に回ります。とくに申告金額の共有は、受取人側の税金計算の基準になる大事な情報。この一手間で、現地でのやりとりが見違えるほどスムーズになりますよ。
まとめ:EMSでベトナムに送れないもの対策

最後に、この記事の要点を一覧にまとめます。荷造り前にこの表を上から順に確認すれば、禁制品・数量制限・新ルールの3つの関門をまとめてクリアできます。ブックマークして、発送のたびに見返してもらえたらうれしいです。
| カテゴリ | 判定 |
|---|---|
| はちみつ・酢・卵・魚卵・塩漬け魚介 | 禁止 |
| たまねぎ・にんにく・乾燥野菜・ごま・落花生・すいかの種 | 禁止(一部例外あり) |
| 中古の衣類・靴・毛布・電気製品 | 原則禁止(衣類の贈物例外は過信しない) |
| たばこ・危険な医薬品・無線機器 | 禁止 |
| 乾燥肉・干し魚・干しいか・豆・乾燥いも・ラード | 数量制限内のみ可 |
| 市販菓子・茶・新品の衣類/日用品・コスメ(スプレー以外) | 比較的送りやすい |
ベトナムの規制は細かいですが、パターンは「動植物由来の未加工品と中古品に厳しい」の一点に集約されます。この軸で品物を見る癖がつけば、リストを暗記しなくても8割は自力で判定できるはず。残りの迷いは、無料で聞ける窓口に任せて、確実に届く荷物だけを送りましょう。在日ベトナム人のご家族も、駐在・留学中の日本人のご家族も、正しい知識さえあれば怖い相手ではありません。今日整えた知識で、自信を持って荷造りしてくださいね。
よくある質問にも短く答えておきます。「いくら・明太子はどうしても無理?」──郵便では魚卵の禁止範囲なので無理をしないでください。冷凍流通が必要な品でもあり、現地の日系スーパーで買うほうが品質面でも確実です。「お下がりのゲーム機は?」──中古電気製品の規制対象。新品購入か手荷物ルートで。「テト(旧正月)ギフトはいつ送る?」──1月中旬までに発送を済ませるのが安全圏。直前は物流も通関も大混雑します。「保冷が必要なお菓子は?」──保冷EMSはハノイ・ホーチミンの指定区限定なので、常温で日持ちする品への置き換えが現実的です。
規制の細かい国ほど、正しく調べた人の荷物はすんなり届きます。原材料表示のチェック、新住所と個人識別番号の確認、そして正直な申告。この3点を揃えたあなたの荷物が、無事にベトナムの大切な人のもとへ届きますように。


