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海外発送代行は3タイプ|日本在住の個人が使うべきはどれか

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こんにちは。セカイニオクル、運営者の「アキ」です。

このブログ「セカイニオクル」は、海外転勤・留学・国際発送の3つのテーマで、日本から海外への荷物の送り方・生活準備に関する情報をまとめたサイトです。

📌 セカイニオクルでわかること

🏢 海外転勤 ── 赴任準備・引越し荷物の送り方・現地での生活立ち上げ情報
🎓 海外留学 ── 留学準備・食品や日用品の送り方・現地での困りごと解決
📦 国際発送(禁制品・通関) ── 17か国の禁制品チェック・インボイスの書き方・発送サービス比較

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「海外発送代行」で検索して、出てきたページを上から順に開いていくと、だんだん混乱してきませんか。

あるページでは「まず、あなた専用の日本の住所が発行されます」と説明されています。別のページでは「初期費用・固定費は無料でご利用いただけます」と書いてあって、料金は問い合わせベース。さらに別のページでは「弊社倉庫へのご搬入手配まで行っていただくだけ」と書いてあります。どれも同じ「海外発送代行」という名前で並んでいるのに、利用者がやることも、料金の数え方も、そもそも想定されている人までまったく違います。

これは、あなたの読み方が悪いわけではありません。「海外発送代行」という言葉が、性質のちがう3種類のサービスをまとめて指してしまっているからです。しかも検索結果の上位には、その3種類が説明もなく混ざったまま並んでいます。自分がどれに当てはまるのかを先に決めないと、どのページを読んでも「なんとなく便利そう」で終わってしまって、結局一歩も進みません。

この記事では、まず3タイプの正体と見分け方をはっきりさせます。そのうえで、日本にいるあなたが実際に申し込む前に決めておくべきことを、各社の公式サイトに載っている料金表や規定を確認しながら順番に整理していきますね。読み終わったときに「自分はこのタイプで、次にやるのはこれ」まで決まっている状態を目指します。

✅ この記事でわかること

  • 「海外発送代行」が3タイプに分かれてしまう理由と、それぞれが想定している利用者
  • 転送型・物流型・発送型の料金の数え方のちがい(各社の公式料金表つき)
  • 自分がどのタイプを使うべきかを判定する早見表
  • 申し込む前に決めておくべきサイズ・中身・見積もりの確認項目

💡 自分で送るには大きすぎる・数が多すぎる荷物は、発送代行に任せる方法もあります👇

ポチロジ公式サイトを見てみる

目次

海外発送代行は3タイプに分かれる

海外発送代行の3タイプを示す倉庫の作業風景

最初に全体像です。いま日本語で「海外発送代行」と呼ばれているサービスは、ざっくり次の3つに分けられます。転送型、物流型、発送型です。これは業界の公式な分類名ではなく、私が各社の公式サイトの説明を読み比べて整理した呼び方なので、そのまま検索しても出てきません。ただ、この3つで切ると驚くほどスッキリするので、便宜的に使わせてください。

検索結果に3種類が混ざっている

「海外発送代行」の検索結果を20位くらいまで眺めてみると、ページの顔つきが明らかに3系統に分かれています。

1系統めは、トップに「無料会員登録」のボタンがあって、登録すると日本の住所がもらえるタイプ。2系統めは、「導入事例」「資料ダウンロード」「お問い合わせ」が並んでいて、料金は個別見積もりのタイプ。3系統めは、荷物の写真と一緒に「まずは無料見積もり」と書いてあるタイプです。

海外発送代行の3タイプ

  • 転送型:海外に住んでいる人が、日本の通販で買ったものを自分のところへ取り寄せるための仕組み
  • 物流型:ネットショップの運営者が、在庫を預けて注文ごとに出荷してもらうための仕組み
  • 発送型:日本にいる人が、自分の手元にある荷物を海外へ出すための仕組み

同じ「代行」でも設計が違う

ここで大事なのは、3タイプが「同じサービスのグレード違い」ではないということです。値段が高い安いの話ではなく、そもそも解こうとしている問題が別物なんですよ。

転送型が解いているのは「日本の通販サイトが海外に送ってくれない」という問題です。物流型が解いているのは「注文が増えて自分で梱包・発送していられない」という問題。発送型が解いているのは「自分の荷物が大きすぎる、あるいは多すぎて、郵便局の窓口では出せない」という問題です。

だから、問題がズレたまま申し込むと使えません。日本にいるあなたが自分の私物を海外へ送りたいのに転送型に登録しても、もらえるのは「日本の住所」です。あなたはすでに日本にいるので、その住所には何の価値もないわけですね。逆に、海外在住のあなたが日本の雑貨を買い集めたいのに物流型に問い合わせても、返ってくるのは月間出荷件数を尋ねるヒアリングシートです。

転送型は海外在住者のための仕組み

まず転送型を見ていきます。代表的なのは転送コム(tenso.com)や楽天グローバルエクスプレス、malltailなどです。検索結果の上位に多く出てくるのはこのタイプなので、たまたま一番上をクリックしてここに来た方も多いと思います。

日本の住所を借りて買い物する

転送コムの公式ガイドには、会員登録すると「あなた専用の日本の住所が発行されます」と書かれています。これを同社では「tensoアドレス」と呼んでいます。そして荷物の流れについては「あなたが通販サイトで購入した商品や手配したお荷物が、転送コム倉庫のあなたのtensoアドレス宛に到着します」と説明されています。

つまり前提は、通販サイトでの購入なんですね。同社が掲げているメリットも「海外発送に対応していない日本の通販サイトでもお買物が可能」という書き方です。日本の通販サイトが海外に直送してくれないから、いったん日本国内の住所で受け取って、そこから海外へ出す。これが転送という言葉の意味です。

ここから逆算すると、転送型が想定しているのは基本的に海外に住んでいる人です。日本に住んでいる人が、日本の住所をもう一つ借りる意味はあまりありません。手元にある私物を転送型の倉庫に送りつけて海外へ出す、という使い方が絶対にできないとは言い切れませんが、公式ガイドにその用途の説明は見当たりませんでした。少なくとも設計の中心ではない、ということです。

手数料は重さで決まる

料金の考え方も転送型に特徴があります。転送コムの場合、支払うのは「国際配送料+手数料」の合計で、手数料は荷物の重さで段階的に決まる仕組みです。公式の料金一覧から一部を抜き出すと、次のような刻みになっています。

荷物の重さ転送手数料
〜50g50円
〜1,000g600円
〜13,000g4,650円
〜14,000g5,000円
14,000g超5,000円(一律)

この表で注目してほしいのは、14kgを超えると手数料が5,000円で打ち止めになる点です。重い荷物ほど手数料の割合は下がっていくので、単純に「軽い荷物ほど得」という設計ではありません。ただし、ここに出ているのはあくまで手数料で、国際配送料は別途かかります。実際の総額は配送料が主役で、手数料はその上に乗るトッピングだと考えたほうが感覚が合います。

加えて、オプション料金も細かく設定されています。複数の荷物を一つにまとめる「おまとめ梱包」は申込料200円に加えて1荷物追加ごとに300円、瓶を守る発泡スチロール箱は1瓶あたり300円、通関業務委託料は2,800円といった具合です。こうした積み上げ方式なので、見積もりの段階で「どのオプションが自分に必要か」を洗い出しておかないと、後から金額が膨らみます。

料金や手数料は改定されることがあります。ここに挙げた金額は本記事の確認時点で公式サイトに掲載されていたものです。申し込む前に必ず各社の公式サイトで最新の料金表をご確認ください。

物流型はEC事業者のための仕組み

次が物流型です。オープンロジ、ウルロジ、STOCKCREWといったサービスがここに入ります。検索結果では「発送代行20選」のような比較記事とセットで大量に出てくるので、目にする機会は多いはずです。ただ、こちらは個人が単発の荷物を送るための仕組みではありません。

在庫を預けて注文ごとに出す

物流型の中身は、いわゆる物流アウトソーシング(3PL)です。自分のネットショップの在庫をまとめて倉庫に預けておき、注文が入るたびに倉庫側がピッキング・梱包・発送をしてくれる。ショップ運営者は在庫管理と発送作業から解放される、という価値提供ですね。

料金の構造もそれに合わせて作られています。オープンロジの公式料金ページには「初期費用・固定費は無料でご利用いただけます」と明記されており、料金は「入荷保管費 + 配送料金」の従量課金制と説明されています。そして具体的な金額については「物流状況をお伺いの上でご案内させていただきます」となっています。

この「入荷」「保管」という費目が入っているところが、物流型の本質です。荷物を倉庫に置いておく前提だから、保管に対してお金がかかる。裏を返すと、置いておく期間がない単発の荷物には、この料金体系はそもそも合っていません。

単発の荷物には向かない

物流型のサイトを見ていると、「商品1点のみの入庫から対応可能」といった表現が出てきます。これを読んで「1点からいけるなら自分にも使えそう」と思ってしまうのですが、ここは注意が必要です。

この「1点から」は、在庫のSKU数や小ロットのショップでも受け入れますよ、という意味です。継続的に出荷が発生する前提での「1点から」であって、「今回だけダンボール2箱を海外へ送りたい」という依頼を受ける、という意味ではありません。

実際、申し込みのフローもそうなっています。オープンロジの場合、まずフォームに必要事項を入力して送信し、物流状況のヒアリングを経て料金が案内される流れです。つまり最初に聞かれるのは、月間の出荷件数、扱っている商品、連携したいカートシステムといった内容です。「引っ越しで家財を送りたい」という相談には、そもそも回答できる項目がありません。

物流型は「安い代行」ではなく「事業者向けの継続契約」です。単発の発送を相談しても断られるか、見積もりの土台が合わずに話が進まないことが多いので、法人・ネットショップ運営者以外は候補から外してしまって構いません。

発送型は日本にいる人の荷物を出す

3つめが発送型です。日本にいる人が、自分の手元にある荷物を海外へ出す。これが目的のサービスで、ポチロジなどがここに入ります。検索結果の中でこのタイプはかなり少数派で、だから探しても見つけにくいんですよね。

倉庫に入れるまでが利用者の仕事

発送型の使い方はシンプルです。ポチロジの公式サイトには「お客様には、弊社倉庫への ご搬入手配まで行っていただくだけ! その後の配送完了までの作業は、 すべてポチロジにお任せください。」と書かれています。倉庫は千葉県東金市にあります。

つまり、利用者がやるのは荷物を梱包して国内の倉庫まで送ること。そこから先の検品、発送手続き、請求、発送番号の発行、配達までを事業者側が引き受ける、という分担です。書類についても「送り状やインボイスなど煩雑な書類準備は弊社が対応」と記載されています。

サービスの種類は「国際航空輸送サービス」「コンテナ混載サービス」「中古車輸送サービス」の3本立てで、公式サイトでは航空便について年間約3万件の輸出実績、コンテナ混載については創業以来20年で築いた物流網という説明がされています。対応範囲は200以上の国・地域と記載されています。

ここで、転送型との違いがはっきりします。転送型でもらえるのは「日本の住所」で、荷物はそこに届くのを待つ形です。発送型は逆で、あなたが自分の荷物を倉庫へ送り込むところからスタートします。荷物がどこにあるかで、使うべきタイプが変わるわけですね。

自分のタイプを早見表で確認する

荷物を前にサービス選びを比べている人の手元

ここまでの内容を、判定できる形に落とし込みます。次の表で自分の行に当てはめてみてください。

あなたが住んでいる場所荷物は今どこにあるか送る回数向いているタイプ
海外これから日本の通販で買う何度でも転送型
海外日本の実家にある私物1回だけ発送型(家族が搬入)
日本自分の手元にある1回だけ発送型
日本自分の手元にある毎月続く発送型または物流型
日本販売用の在庫として倉庫に置きたい注文ごと物流型

この表で一番多いのが3行目、「日本に住んでいて、手元の荷物を1回だけ海外へ送りたい」というケースです。海外に赴任する家族に荷物を送る、留学中の子どもに日用品をまとめて送る、引っ越しで家財を先に出す、といった場面ですね。

そして冒頭で触れた「検索しても答えが出てこない」問題の正体はここにあります。検索結果の上位は転送型と物流型で埋まっていて、一番人数が多いはずの3行目に向けた解説がほとんどないんです。だから何ページ読んでも、自分の状況にぴったり当てはまる説明に出会えない。

2行目のパターンは意外と便利です。あなたが海外にいて、送ってほしい荷物が日本の実家にある場合、日本にいる家族に梱包と倉庫への搬入だけお願いすれば、あとは発送型のサービスが引き受けてくれます。家族に国際発送の手続きや英語の書類を覚えてもらう必要がありません。

海外発送代行を使う前に決めること

ダンボール箱と採寸用のメジャーを並べた作業台

タイプが決まったら、次は申し込む前の準備です。ここを飛ばして問い合わせると、見積もりの返信を見ても判断できません。逆にここを押さえておくと、最初の一往復で話がほぼ決まります。

代行が必要かはサイズで決まる

いちばん先に確認してほしいのが、荷物のサイズです。なぜなら「自分で郵便局から出せるサイズなのか」で、代行を使う意味そのものが変わってしまうからです。

EMSの場合、原則は長さが1.5m以内で、長さと横周の合計が3m以内、重さは30kgまでです。ここで言う横周は、高さと幅をそれぞれ2倍して足した数字です。この基準に収まっていて、しかも荷物が1個か2個なら、代行に出すより自分で窓口に持っていったほうが安く済みます。

もうひとつ見落としやすいのが重量です。EMSの30kgという数字は原則で、宛先の国によって上限が下がります。たとえばオーストラリアやフィリピン宛ては20kgが上限です。「30kgまで大丈夫だと思って詰めたら、窓口で受け付けてもらえなかった」というのは、この国別の差を知らずに起きる事故ですね。

逆に、この上限を超えていると郵便では物理的に出せません。自転車、こたつ、家具、スーツケースに入らない大型の荷物などがそうです。このときに初めて、代行や国際輸送サービスが選択肢になります。EMSのサイズ計算は慣れないと間違いやすいので、自分の荷物が上限内かどうかはEMSの大きさ制限と国別の例外で数字を当てはめて確かめてみてください。

自分で出せる荷物なら郵便が安い

なお、郵便で出せないサイズだからといって、すぐ代行というわけでもありません。宅配便は郵便とまったく別の基準を使っていて、ヤマトの国際宅急便なら縦・横・高さの合計が160cm以内、重さは25kgまでが上限です。3辺の合計で数える方式なので、郵便の「長さ+横周」で落ちた荷物が宅配便では通ることも、その逆もあります。郵便がだめだったときは、この基準でも一度測ってみてください。

感覚をつかむために、目安の数字を出しておきます。EMSで10kgの荷物を送る場合、料金は宛先の地帯によって変わり、中国・韓国・台湾なら10,600円、ヨーロッパやオセアニアなら23,500円、アメリカなら27,100円です。

この金額を自分で払って窓口に出せるなら、代行を通す理由はあまりありません。代行の価値は「郵便では出せない荷物」「一度に何箱も送る荷物」「書類を自分で書きたくない荷物」に対して発生するものです。1箱10kgで収まる荷物を代行に出しても、手数料の分だけ高くなるだけですね。

代行を使う価値が出る3つの条件

  • 郵便のサイズ上限(長さ1.5m・長さ+横周3m)を超えている
  • 箱数が多く、一箱ずつ窓口に並ぶのが現実的でない
  • インボイスや内容品の申告を自分で書く自信がない

中身が送れるかは代行では変わらない

ここは誤解が多いところなので、はっきり書いておきます。代行を使っても、送れないものが送れるようになるわけではありません。

禁制品のルールを決めているのは、日本の航空法や相手国の税関・検疫です。運ぶ人が郵便局から代行業者に変わっても、その国の輸入規制は変わりません。リチウムイオン電池の単体、食肉加工品、種子や植物、一部の医薬品などは、誰が運んでも制限の対象です。

実際、窓口で荷物を断られる理由の多くは、サイズではなく中身です。窓口まで運んだのに受け付けてもらえず、そのまま持ち帰ることになった話は珍しくありません。こういう「窓口で止まる」パターンとその対処はヤマトの海外発送が進まないときの原因と対処にまとめています。

禁制品の判断は先に済ませる

ではどうするか。順番を逆にするのが正解です。代行を探す前に、中身が送れるかどうかを確定させておく。

発送型のサービスは見積もりの段階で内容品を申告することになるので、そのタイミングで「これは送れません」と教えてもらえることが多いです。ここは代行を使う実務的なメリットで、自分で調べきれない相手国のルールを、実績のある事業者に確認してもらえるわけですね。ポチロジの場合も、書類準備を事業者側が担当する設計になっているので、内容品の相談は最初にしてしまうのが得です。

ただし、最終的な判断は相手国の税関が到着時に行います。事業者が「大丈夫そう」と言っても、現地で止まる可能性はゼロにはなりません。あくまで一般的な目安として受け取って、正確な情報は各国の公式サイトをご確認ください。判断に迷う品目は、専門家や事業者に個別にご相談ください。

梱包の質が料金と破損を左右する

無地のダンボールに緩衝材を詰めている手元

発送型を使う場合、梱包は利用者の担当です。倉庫へ搬入するところまでが自分の仕事なので、箱の中身と外装は自分で仕上げることになります。ここの出来が、そのあとの料金と荷物の無事さの両方に効いてきます。

料金に効くのは容積重量という考え方があるからです。航空便では、実際の重さと箱の大きさから計算した重さを比べて、大きいほうで料金を出します。つまり中身に対して箱が大きすぎると、軽い荷物なのに高い料金を払うことになります。すき間を緩衝材で埋めるのは破損対策として正しいのですが、そのために箱を一段大きくすると料金が上がってしまう、というジレンマがあるんですよ。

破損に効くのは、国際輸送では荷物の積み替えが何度も発生するからです。国内宅配便と同じ感覚で梱包すると、ほぼ間に合いません。箱の選び方から緩衝材の入れ方までは海外発送の梱包方法と容積重量の考え方で手順を追って説明しているので、搬入前に一度目を通しておくと安心です。

外装のダンボールに商品名や写真が印刷されていると、中身と誤認されて止まることがあります。家電の空き箱や食品の箱を再利用したくなりますが、無地のダンボールに詰め替えるのが基本です。

見積もりで聞くべき4つのこと

準備が整ったら、いよいよ見積もりです。ここで何を聞くかを決めておかないと、返ってきた金額が高いのか安いのかも判断できません。最低限おさえたいのは次の4点です。

見積もり依頼で必ず確認する4項目

  • 提示された金額は総額か、それとも運賃だけか
  • インボイスなどの通関書類は、どちらが作成するのか
  • 相手国での関税・消費税は誰が払う想定か
  • 荷物が止まった場合、誰が税関とやりとりするのか

この4つを最初のメールに書いて送ってしまうのが効率的です。荷物のサイズ(縦横高さ)、重さ、個数、内容品、宛先の国と都市も一緒に添えると、一往復で使える見積もりが返ってきます。逆に「海外に送りたいのですがいくらですか」だけで送ると、ヒアリングのやりとりで数日消えます。

総額なのか運賃だけなのか

見積もりを比べるときに、いちばん事故が起きるのがここです。A社の金額とB社の金額を並べても、含まれている範囲が違えば比較になりません。

転送型の例で見たように、料金は「国際配送料+手数料」という組み立てになっていることがあります。さらに、おまとめ梱包の申込料や緩衝材の実費、通関業務委託料といった費目が別立てで乗ることもあります。だから「見積もりの金額に何が含まれていて、何が含まれていないのか」を明示してもらうのが先なんですよ。

特に忘れられがちなのが、倉庫までの国内送料です。発送型を使う場合、荷物を倉庫へ運ぶのは利用者の負担になります。大型の荷物を千葉まで送る国内送料が数千円かかることもあるので、これを見積もりの外に置いたまま比較すると判断を誤ります。

誰が通関書類を作るのか

もうひとつが書類です。国際発送では、内容品を英語で書いたインボイス(内容品明細)が必要になります。品名、数量、単価、原産国、合計金額を、税関が読める形で書くものですね。

ここを自分で書くのか、事業者が書くのかで、作業量がまるで変わります。ポチロジの場合は「送り状やインボイスなど煩雑な書類準備は弊社が対応」と公式サイトに書かれているので、書類はまるごと任せられる設計です。一方で、事業者によっては「利用者が作成した書類をそのまま使う」ところもあります。

書類を任せられるかどうかは、料金以上に大きな差です。品名の書き方ひとつで税関に止められることがあるので、初めての国に送るなら、書類まで引き受けてもらえる事業者を選んだほうが結果的に安く済むことが多いかなと思います。

重量物なら船便という手もある

港に積まれた輸送用コンテナと倉庫の風景

最後に、荷物が大きくなったときの選択肢です。発送型のサービスは、航空便だけを扱っているわけではありません。

ポチロジの場合、サービスは「国際航空輸送サービス」「コンテナ混載サービス」「中古車輸送サービス」の3本に分かれています。航空便は速さを求める荷物向けで、公式サイトでは年間約3万件の航空便輸出実績と説明されています。コンテナ混載は、創業以来20年で築いた物流網を使って、他の荷主の貨物と一緒にコンテナへ積む方式です。

この混載という方式が、個人にとって意味を持ちます。コンテナを1本まるごと借りるのは個人には現実的ではありませんが、混載なら他の貨物とスペースを分け合う形になるので、量が中途半端な荷物でも船便に載せられます。引っ越しで家財をまとめて送るとき、急がない荷物を船に回して航空便の分量を減らすと、総額が下がることがあります。

時間はかかります。航空便が数日から1週間程度で届くのに対して、船便は国によって1か月以上かかることも普通です。だから全部を船に載せるのではなく、到着後すぐ使うものは航空便、季節外の衣類や本のように後で困らないものは船便、という分け方をすると、速さとコストの折り合いがつきます。どちらが向くかは荷物の量と行き先で変わるので、見積もりの段階で両方の金額を出してもらうのがおすすめです。

📦 自分の荷物がどのタイプか決まったら、そのまま見積もりへ

日本にいて、手元の荷物を海外へ送りたい方は発送型です。倉庫への搬入手配だけで、通関書類から配達までまとめて任せられます。航空便と船便の両方の金額を出してもらえます。

海外発送代行のまとめ

ここまでの内容を一枚にまとめます。海外発送代行を選ぶときは、金額を比べる前に「自分がどのタイプを探しているのか」を決めるのが最短ルートです。

確認すること結論
3タイプの正体転送型・物流型・発送型。解いている問題が別物
転送型が向く人海外在住で、日本の通販で買いたい人
転送型の料金国際配送料+重さ別の手数料。14kg超は手数料5,000円で一律
物流型が向く人在庫を預けたいネットショップ運営者
物流型の料金入荷保管費+配送料金の従量課金。単発には合わない
発送型が向く人日本にいて、手元の荷物を海外へ出したい人
発送型の分担利用者は倉庫への搬入手配まで。書類以降は事業者
代行が要るか長さ1.5m・長さ+横周3m以内なら自分でEMSが安い
禁制品代行でも送れるようにはならない。先に確定させる
梱包無地の箱で、容積重量が上がらない大きさに収める
見積もりで聞く総額か運賃か・書類は誰が作るか・関税は誰が払うか
量が多いときコンテナ混載で船便に回すと総額が下がることがある

いちばんもったいないのは、自分は発送型を探しているのに、転送型のページを何十分も読んで疲れてしまうことです。タイプが決まったら、あとは荷物のサイズと個数と内容品を書いて見積もりを投げるだけで話が進みます。あなたの荷物が無事に届くことを願っています。

本記事の料金・規定は本記事の確認時点で各社および日本郵便の公式サイトに掲載されていた内容をもとにしています。料金やサービス内容は改定されることがあり、記載はあくまで一般的な目安です。正確な情報は各公式サイトをご確認ください。通関や税金の取り扱いについて個別の判断が必要な場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください。

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