こんにちは。セカイニオクル、運営者の「アキ」です。
EMSで送れないものにシャンプーは入るのか──海外の家族や留学中のお子さんに日本のシャンプーを送ろうとして、ふと不安になって調べていませんか。液体だから危ないのでは、化粧品の規制があるのでは、と心配は尽きませんよね。先に結論を言うと、普通のシャンプーは条件を守ればEMSで送れます。ただし、スプレー式のドライシャンプーのように形状の時点でアウトの商品、液体の量に上限がある国、薬用シャンプーならではの落とし穴など、知らないと没収につながる罠がいくつも待っているんです。
この記事では、シャンプーが送れないケースと送れるケースの境界線を明確にしたうえで、送料をぐっと抑える詰め替えパック作戦、絶対に漏らさない梱包の手順、インボイスの書き方、そしてまとめ買いを安く送る方法まで、シャンプー発送の全部をまとめて解説します。読み終わるころには、あなたの送りたいシャンプーをどう箱に詰めればいいか、完全にわかっているはずですよ。
このブログ「セカイニオクル」は、海外転勤・留学・国際発送の3つのテーマで、日本から海外への荷物の送り方・生活準備に関する情報をまとめたサイトです。
📌 セカイニオクルでわかること
📋 この記事でわかること
- 普通のシャンプーは送れる・スプレー式はNGという境界線
- 液体の量に制限がある国と薬用シャンプーの注意点
- 送料を抑える詰め替えパック作戦と漏れない梱包術
- まとめ買いを安く送る輸送代行との料金比較
EMSで送れないものにシャンプーは入る?

まずは可否の結論と、その境界線をはっきりさせましょう。「シャンプー」とひと口に言っても、商品タイプによって答えが変わります。
結論:普通のシャンプーは送れる
最初に安心してもらうために結論から。水ベースの一般的なシャンプー・リンス・コンディショナー・ボディソープは、EMSの禁制品には該当せず、条件を守れば送れます。EMSで送れない「危険物」は、爆発物・ガス類・引火性液体などの航空輸送上のリスク品。普通のシャンプーはどれにも当てはまりません。
日本のシャンプーは品質と香りの良さで海外在住者からの人気が高く、留学中の子どもへの仕送りや駐在家族への補給便の定番品です。海外の水質(硬水の地域が多い)や現地製品の香り・洗い上がりが肌に合わず、「日本のいつものシャンプーじゃないとダメ」という声は本当に多い。現地でも日系スーパーで買えることはありますが、価格は日本の1.5〜3倍が相場で、品揃えも限られます。だからこそ日本からの補給便に価値があるわけです。「液体だから送れないのでは」という心配で諦めていた方は、正しい条件と梱包さえ押さえれば大丈夫。この記事でその条件を全部整理していきます。
ただし「送れる」は「無条件」ではありません。①商品タイプ(形状・成分)の壁、②相手国の液体量・化粧品規制の壁、③梱包と申告の壁、という3つの関門があり、どれかを外すと没収・返送・液漏れ事故につながります。ここから順番に見ていきましょう。
そもそもなぜ「液体」が警戒されるのか
背景を知ると判断が速くなるので、少しだけ理屈の話を。国際郵便の大半は航空機で運ばれ、貨物室では気圧と温度が大きく変化します。この環境で問題になるのが、①引火性のある液体(火災リスク)、②圧縮ガス(破裂リスク)、③漏れやすい液体(他の郵便物の汚損リスク)の3つ。シャンプーが直接引っかかるのは③だけで、これは梱包で解決できる問題です。つまり「液体だから送れない」のではなく、「液体は漏れ対策が求められる」が正確な理解。この違いがわかっていれば、窓口で「液体ですが大丈夫ですか」と聞かれても、自信を持って「梱包済みです」と答えられますよ。
スプレー式や特殊品はNGになる
商品タイプで最初にふるい落とされるのが、この形状・成分の壁です。
- ドライシャンプー(スプレー式)──エアゾール(圧縮ガス)は郵便の危険物で全世界宛にNG。シートタイプ・パウダータイプなら回避できます
- 炭酸シャンプー(ガス充填タイプ)──缶にガスを充填した商品は同じく危険物扱い。ポンプ式の「炭酸泡」風商品は成分・構造の確認を
- アルコール高濃度のヘアトニック・スカルプローション──引火性液体に該当する濃度のものはNG。成分表示の「エタノール」が上位に来る商品は要注意です
- スプレー式のトリートメント・寝ぐせ直しウォーター(エアゾール)──中身が水でも噴射ガスを使う構造ならアウト
見分け方はシンプルで、「シューッと噴射する缶」は全部疑うこと。缶の側面に「高圧ガス」「火気と高温に注意」の表示があれば郵便では送れません。同じブランドのシャンプーでも、ボトル本体はOKでスプレー式の姉妹品はNG、ということが普通に起きるので、商品単位でチェックしてください。
紛らわしいのが「ミスト」「スプレー」という商品名の罠です。名前にスプレーとあっても、手で押すポンプ式(トリガー式)で噴射ガスを使っていなければ危険物には該当しません。逆に、見た目が普通の缶でも中身がガス充填ならアウト。判定は商品名ではなく構造で行います。確認手順は、①缶か樹脂ボトルかを見る、②缶なら「高圧ガス」表示を探す、③迷ったら商品公式サイトの成分・仕様欄でLPG・DME(噴射剤)の記載を確認、の3ステップ。この習慣がつくと、シャンプーに限らずコスメ・日用品全般の可否判定が一気に速くなります。
液体の量に制限がある国も

商品タイプをクリアしても、次は相手国の壁です。代表例がイギリス:「1リットルを超える液体」は郵便で禁止という総量ルール。500mlのシャンプーボトル2本で1リットルちょうど、3本なら完全にアウトです。シャンプー・リンス・化粧水をセットで贈るときは、合計量の計算が必須になります。
イギリスのようにリットル単位の明文ルールがある国は多くありませんが、どの国でも「液体が大量に入った荷物」は商用販売を疑われやすく、検査対象になりがちです。個人使用の常識的な量──家族が数か月で使い切る2〜3本程度──にとどめるのが、国を問わず通用する安全ラインですよ。
イギリス宛の液体ルールや、肉・乳製品などその他の厳しい規制はイギリスにEMSで送れないものの解説記事で詳しくまとめています。イギリス宛の方はあわせてどうぞ。
液体の総量を数えるときは、シャンプーだけでなく箱の中の液体すべてを合算する意識を持ってください。化粧水、トリートメント、液体調味料、飲料──ジャンルが違っても「液体」としてはひとつのくくりです。また、量が多い荷物は相手国で関税・付加価値税の課税対象になる可能性も上がり、受取人に請求が行くことがあります。「たくさん入れてあげたい」気持ちが、受取人の税金負担になっては本末転倒。量を抑えることは、規制対策と受取人への配慮を兼ねた選択なんです。
化粧品規制が厳しい国の例
シャンプーは多くの国で「化粧品(cosmetics)」に分類されます。そして化粧品の輸入規制は国によって温度差が大きいんです。
傾向としては、①欧米は成分表示・ラベル規制が細かいものの、個人使用の少量なら大きな問題になりにくい、②アジアの一部の国は化粧品の輸入管理が厳格で、量や成分によって許可・登録が必要になる、③中東などでは成分(アルコール等)への宗教的・制度的な配慮が絡む、という3パターン。「個人使用の少量」から外れるほど、化粧品としての規制の壁が現れると覚えてください。
また、開封済み・詰め替え済みのシャンプーは中身の証明ができず、どの国でも疑われる対象です。必ず未開封の市販品を、パッケージのまま送りましょう。手作り石鹸や量り売りのシャンプーバーを送りたい場合は、成分証明の問題が出るため、事前に相手国の扱いを確認するのが安全です。
「薬用」「医薬部外品」の表記に注意
日本のシャンプーには「薬用シャンプー」「医薬部外品」と表記された商品が多くあります。フケ・かゆみ対策、育毛サポートなどの有効成分を含むタイプですね。この「医薬部外品」は日本独自の分類で、海外では化粧品と医薬品のどちらに振り分けられるかが国によって変わります。医薬品側に判定されると、一般的な化粧品より厳しい輸入規制の対象になる可能性があるということ。パッケージに「薬用」「医薬部外品」の文字がある商品を送るときは、①有効成分の英語名を控えておく、②量は1〜2本にとどめる、③心配なら普通の化粧品分類のシャンプーに置き換える、の3段構えで臨んでください。
宛先国のルールを3分で確認する手順
「うちの宛先国は大丈夫?」を確認する手順も共有しておきます。①日本郵便の国際郵便条件表で宛先国を検索し、禁制品ページで「液体」「化粧品」「アルコール」の項目を探す、②国別の送達条件で液体の量やサイズに関する特別条件がないか見る、③不安が残る場合は受取人に「化粧品の郵送で税金や規制はある?」と現地事情を聞いてもらう。この3ステップで、宛先国固有のリスクはほぼ洗い出せます。当サイトでも国別の「EMSで送れないもの」記事を順次公開しているので、宛先の国の記事があればそちらで最短確認できますよ。
没収・返送になるパターン
実際にシャンプーの荷物がトラブルになるのは、だいたいこの4パターンです。
- ①スプレー缶の混入──ドライシャンプーや制汗スプレーを「ついで」に入れてX線検査で発覚。荷物全体が止まります
- ②量が多すぎて商用疑い──同じ商品を10本以上など、明らかに個人使用を超える量
- ③申告が曖昧──「Cosmetics」とだけ書かれた液体の塊は検査対象に直行
- ④液漏れ事故──梱包不備で輸送中に漏れ、他の郵便物を汚損。賠償問題になることも
没収された品は戻らず、送料も返ってきません。返送でも往復の送料が無駄になります。逆に言えば、この4つを避けるだけでシャンプーの発送はほぼ確実に成功する、ということ。次の章で、その具体的な手順を組み立てていきましょう。
実際にあった失敗談をひとつ。留学中の娘さんにシャンプー3本とドライシャンプー1缶を送った方が、通関検査で缶だけ抜き取られ、確認のやりとりで荷物全体が2週間止まりました。皮肉なことに、問題のなかったシャンプー3本まで巻き添えです。「メインの品は完璧だったのに、ついでの1品で全部が止まる」──これが国際郵便でいちばん多い失敗の構図。箱に入れる全品目に対して「これは大丈夫?」と一度ずつ問いかける癖をつけるだけで、この種の事故はゼロにできます。
EMSで送れないものを避けてシャンプーを送る方法

ここからは実践編です。前半で「何がダメか」はわかったので、後半は「どう送れば成功するか」に全振りします。商品の選び方、梱包、書類、料金と、シャンプー発送の成功率とコスパを両方引き上げるコツを順番に見ていきましょう。読み飛ばすなら、まず次の「詰め替えパック」の項だけでも押さえてください。ここが一番のコスパ改善ポイントです。
詰め替えパックが最強の選択肢
シャンプーを送るなら、まず検討してほしいのがこれです。ボトルではなく詰め替えパックを送る。理由は3つあります。
- 軽い──ボトル入り500mlは容器込みで550g前後、詰め替え400mlは420g前後。EMSは重量課金なので、この差がそのまま送料の差になります
- 漏れにくい──ポンプ付きボトルは輸送中の圧力変化や衝撃でポンプ部から漏れやすい一方、未開封の詰め替えパックは密封構造で液漏れリスクが段違いに低い
- かさばらない──パックは箱の隙間に沿わせて詰められ、緩衝材も少なくて済みます
コスト差を具体的に見ると、詰め替え4袋(約1.7kg)とボトル4本(約2.3kg)では、アジア宛EMSで1,000円以上の送料差がつきます。年に4回送れば4,000円超の差。中身は同じなのに容器の重さだけで送料が変わるのは、もったいない以外の何物でもありません。受取人が現地でボトルを1本だけ確保すれば、あとは日本から詰め替えを補給し続ける──これがシャンプー仕送りの黄金パターンです。初回だけボトル+詰め替えのセット、2回目以降は詰め替えのみ。送料もリスクも最小化できて、環境にもやさしい作戦ですよ。
詰め替え運用の小ワザも紹介しておきます。現地でボトルが手に入らない場合は、初回に日本からポンプ式の空ボトル(無印良品などの詰め替え容器)を同梱すればOK。空容器は軽くて規制の心配もありません。また、詰め替えパックには大容量タイプ(1L超)もありますが、重量と液体量制限の観点からは通常サイズ(350〜450ml)を複数のほうが扱いやすい。1袋あたりが小さいほうが、万一の液漏れ時の被害も限定できます。「大きい1袋より、小さい複数袋」がシャンプー輸送のセオリーです。受取人の使用ペースに合わせて、2〜3か月ごとの定期便にすると在庫管理も楽になりますよ。
仕送りモデル箱(約2kgの実例)
シャンプーを軸にした詰め合わせの実例を組んでみます。①シャンプー詰め替え2袋、②コンディショナー詰め替え2袋、③固形石鹸1個、④シートマスク数枚、⑤タオル1枚(緩衝材兼用)、⑥お菓子1箱、⑦手紙。これで約2kg・アジア宛EMSなら4,550円です。液体は詰め替え4袋(合計1.6L前後)に抑えてあり、イギリス宛にする場合は詰め替えを2袋に減らして1L以内に調整します。タオルで液体を包めば緩衝材と吸収材を兼ねられて一石二鳥。この型を覚えておけば、宛先が変わっても微調整だけで使い回せますよ。
漏れないための梱包3ステップ
液体の梱包は「漏れない」ではなく「漏れても被害ゼロ」を目指すのが正解です。手順は3ステップ。
- STEP1:口を固める──ボトルはキャップ・ポンプの境目をビニールテープで一周固定。ポンプ式はロック位置にしてから固定。詰め替えパックは注ぎ口を折り返してテープ留め
- STEP2:1本ずつ密封──ジッパー付き袋に1本ずつ入れて空気を抜く。万一漏れても袋の中で完結します
- STEP3:中央に固定──プチプチで包み、箱の中央に配置。周囲を衣類やタオルで埋めれば緩衝材兼「もしもの吸収材」になり、隙間なく詰めれば輸送中に動きません
航空輸送では気圧の変化で中身が押し出されやすくなるため、地上の感覚より一段厳重に、が鉄則です。とくにポンプ式は「ロックしたから大丈夫」と思いがちですが、ロックが緩む事故は珍しくありません。STEP1のテープ固定を省略しないでくださいね。
梱包材の調達に迷ったら、ジッパー付き袋は食品用のフリーザーバッグ(LサイズやMサイズ)で十分です。プチプチは通販の梱包材を再利用してもOK。吸収材は専用品でなくても、古タオルやキッチンペーパーを袋の外側に巻けば代用できます。特別な資材を買い揃えなくても、家にあるもので「漏れても被害ゼロ」の梱包は組める──これもシャンプー発送のハードルを下げてくれるポイントですよ。
夏場・冬場の輸送で気をつけること
季節要因も少しだけ頭に入れておきましょう。夏場は輸送経路の倉庫やコンテナ内が高温になり、液体が膨張してパックがパンパンに張ることがあります。ジップ袋に入れるとき空気をしっかり抜いておくと、膨張の逃げ場ができて破裂リスクが下がります。冬場の寒冷地宛は、シャンプーが低温で固まったり分離したりすることがありますが、これは品質劣化ではなく室温で戻るのが一般的。受取人に「届いたら室温に置いてから使って」と伝えておくと、無用な心配をかけずに済みます。どちらの季節も、梱包の基本3ステップを守っていれば大きな問題にはなりませんよ。
インボイスの書き方と申告
書類は難しくありません。品名は「Cosmetics」ではなく「Shampoo 2 packs (refill)」「Hair conditioner 1 bottle」のように品目と数量を具体的に書きます。液体の荷物は中身が特定できないと検査対象になりやすいので、具体的な品名がそのまま通関スピードになります。
価格は購入時の実勢価格を正直に。数量は前述のとおり個人使用の範囲(2〜3本程度)にとどめ、家族数人分をまとめて送るなら「Family use」の一言を添えると意図が伝わりやすくなります。薬用シャンプー・育毛剤系を送る場合は、医薬部外品としての成分が相手国の医薬品規制に触れる可能性があるため、成分名を控えて事前確認を。医薬品まわりの判断基準はEMSで薬が送れないケースの解説記事が参考になります。
複数品目を送るときの書き方例も置いておきます。シャンプー詰め替え2袋、リンス詰め替え2袋、タオル2枚、お菓子1箱なら──「Shampoo (refill) 2 packs / Hair conditioner (refill) 2 packs / Towels 2 pcs / Snacks 1 box」と1行ずつ分けて、それぞれに数量と価格を記載します。まとめて「Daily goods」と書くのは検査を招くだけ。行数が増えても、具体的に書くほうが結果的に速く届きます。余裕があれば品目コード(HSコード)も添えると、電子通関でのデータ照合がさらにスムーズです。
送料の目安と重さの計算
シャンプーは「重い」品目です。EMS料金は重量で決まるので、事前に計算してから商品を選びましょう。
| 内容の例 | 目安重量 | EMS料金(アジア宛) | EMS料金(欧米宛) |
|---|---|---|---|
| 詰め替え2パック+小物 | 約1kg | 3,150円 | 4,400円 |
| 詰め替え4パック+日用品 | 約2kg | 4,550円 | 6,000円台 |
| ボトル3本+雑貨 | 約2.5kg | 5,000円台 | 7,000円台 |
| 家族の数か月分まとめ | 5kg前後 | 8,150円 | 13,000円 |
見てのとおり、中身より送料のほうが高くつくのがシャンプー発送の現実です(2,000円のシャンプーに4,000円の送料、はざら)。だからこそ詰め替えパックで1gでも軽くする工夫が効きますし、「シャンプーだけを送る」のではなく、軽い日用品や手紙と組み合わせて1箱の価値を高めるのが賢い使い方。料金は2026年7月時点の公式料金表に基づく目安で、正確な金額は日本郵便のサイトで確認してくださいね。
急がないなら船便という選択肢も
シャンプーのような「重くて急がない消耗品」は、実は船便との相性が抜群です。船便小包は到着まで1〜3か月かかりますが、重量単価はEMSより大幅に安く、日用品のまとめ送りなら送料を半分以下にできることも。「今使う分はEMSで少量、ストック分は船便でゆっくり」という2段構えにすれば、切らさず・安く・計画的に補給できます。ただし船便は輸送期間中の温度変化が大きいため、梱包は航空便以上に厳重に。禁制品ルールは船便も同じなので、スプレー缶NG等のチェックもそのまま適用してください。
発送前の重さの測り方
重量課金のEMSでは、発送前の計量がそのまま節約になります。家庭での測り方は、体重計で「箱ごと抱えて乗る→自分の体重を引く」方式が手軽で十分正確。重量帯の境目(1kg、1.5kg、2kg…)をわずかに超えそうなら、詰め替え1袋を抜く、緩衝材を新聞紙から軽いエアキャップに替える、箱をワンサイズ小さくする、といった微調整で1段下の料金に収まることがよくあります。数十グラムの調整で数百円変わるのがEMSの世界。「詰めてから測る」ではなく「測りながら詰める」を習慣にすると、送料の無駄がなくなりますよ。
まとめ買いは輸送代行が安い

「家族の1年分をまとめて送りたい」「日本の日用品を一式揃えて送りたい」という重量級の荷物になったら、EMS以外の選択肢を比較する価値があります。中古車輸出大手ビィ・フォアードの個人向け輸送代行ポチロジとの料金比較(2026年7月時点・公式料金表)はこうなります。
| 重量 | EMS(アジア宛) | ポチロジ(航空) |
|---|---|---|
| 10kg | 13,350円 | 14,050円 |
| 15kg | 18,350円 | 18,077円 |
| 20kg | 23,350円 | 21,984円 |
| 30kg | 33,350円 | 29,886円 |
アジア宛は15kg前後で逆転し、30kgで約3,500円の差。イギリスなどヨーロッパ宛はEMSの料金地帯が高いぶん逆転がさらに早く、5kg程度からポチロジが安くなります(容積重量や追加手数料が加わる場合があるため、正確な金額は無料見積もりで)。通関書類の作成は代行、2026年3月からは集荷サービス(佐川急便提携・料金は個別見積もり)も始まりました。「この商品は送れる?」という発送可否の確認と見積もりが無料なので、スプレー系か迷う商品があるときの相談先としても使えますよ。
問い合わせの型はこんな具合です。「シンガポール在住の家族に、シャンプー・リンスの詰め替え12袋と日用品、合計約8kgを送りたいです。品物の詳細は次の商品ページのとおりです(URLを記載)。発送可否と航空輸送の見積もりをお願いします」──この粒度で書けば1往復で回答が揃います。フォームには写真を添付できないため、商品の詳細はメーカー公式や大手ECの商品ページURLで伝えるのがコツ。とくにドライシャンプーなど判定の際どい商品は、URLがあるとプロが構造・成分まで確認して答えてくれます。
サービスの実力や口コミは、ポチロジの評判を徹底調査した記事で良い声も悪い声も含めて確認できます。
まとめ:EMSで送れないものとシャンプーの結論

リンス・トリートメント・ボディソープ・ハンドソープも、判定の考え方はシャンプーとまったく同じです。「スプレー・ガス式は不可、水ベースの液体は梱包次第、固形は最も安全」という3原則を当てはめれば、洗面まわりの品はすべて自力で判定できます。最後に、この記事の結論を一覧にまとめます。荷造りの前にこの表と照らし合わせてもらえたら、通関で止まる心配はほぼなくなりますよ。
| 商品タイプ | 判定 |
|---|---|
| 一般的なシャンプー・リンス(ボトル/詰め替え) | 送れる(梱包と量に注意) |
| ドライシャンプー・炭酸シャンプー(スプレー/ガス式) | 送れない(危険物) |
| アルコール高濃度のトニック・ローション | 送れない可能性大(引火性液体) |
| 薬用シャンプー・育毛剤(医薬部外品) | 成分次第。相手国規制の事前確認を |
| 開封済み・詰め替え済み・手作り品 | 証明不可のため避ける |
- 選ぶなら未開封の詰め替えパック──軽い・漏れにくい・安い
- 量は個人使用の2〜3本まで──イギリス宛は液体合計1L以内
- 梱包はテープ固定→個別密封→中央配置の3ステップ
- 申告は「Shampoo (refill) 2 packs」のように具体的に
- まとめ送りは代行と料金比較──アジア15kg・欧州5kgが逆転ライン
シャンプーは「送れないもの」ではなく「送り方を知っていれば安全に送れるもの」です。スプレー缶だけ避けて、詰め替えパックを丁寧に梱包し、正直に申告する。この3点で、日本のお風呂の香りを世界のどこにいる家族にも届けられます。慣れてしまえば、2回目からの発送は30分で準備が終わる定番作業になりますよ。
最後によくある質問へ短く。「香水は同じ扱い?」──いいえ、香水はアルコール濃度が高く引火性液体に該当するため、シャンプーと違って郵便では原則送れません。「入浴剤は?」──粉末・タブレット型は液体ですらないので送りやすい優等生。発泡タイプも通常は問題になりませんが、大量は避けて。「固形石鹸・シャンプーバーは?」──市販品なら液体制限も漏れリスクもなく、最も送りやすい形状です。「そもそも現地で買えないの?」──主要都市の日系・アジア系スーパーでは日本ブランドも買えますが、価格は日本の1.5〜3倍が相場。だからこそ詰め替えの仕送りに価値があるんです。「化粧水や美容液も一緒に送りたい」──水ベースのスキンケア液体は考え方が同じで、梱包と量の管理でOK。ただしアルコール(エタノール)配合率の高い収れん化粧水やふき取り化粧水は引火性の観点で確認が必要です。化粧品全般の詳しい規制は、近日公開予定の国際郵便×化粧品の解説記事でも深掘りしていきます。
毎日使うものだからこそ、いつもの香りが届いたときの喜びはひとしおです。正しい知識で梱包したあなたの箱は、もう立派な「日本のお風呂の出張便」。あなたの荷物が、無事に大切な人のもとへ届きますように。


