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EMSでマレーシアに送れないもの一覧|家電の許可制に注意

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こんにちは。セカイニオクル、運営者の「アキ」です。

EMSでマレーシアに送れないものを調べていて、「電気機器に許可がいるって本当?」と驚いた方も多いのではないでしょうか。マレーシア宛の郵便には、ガスライターや武器類の名指し禁止だけでなく、電気機器の輸入許可制、練乳や甘味料への規制、そしてイスラム教国ならではの豚肉・アルコールへの配慮と、他の国とはひと味違うチェックポイントが並びます。書類も税関告知書が3枚必要と、地味に要求が多い国なんです。

この記事では、日本郵便の国際郵便条件表をもとにEMSでマレーシアに送れないものを整理し、家電・ゲーム機を送りたいときの考え方、ハラルへの配慮、送れる品物の選び方、料金と日数、重い荷物で得する代替手段まで、まとめて解説します。クアラルンプールの駐在家族への仕送りにも、マレーシアの友人への贈り物にも、そのまま使える内容ですよ。

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📋 この記事でわかること

  • 電気機器の輸入許可制やライター禁止などマレーシア特有のルール
  • 豚肉・アルコールなどハラルに関わる食品の考え方
  • CN23が3枚必要な書類事情と送れる品物の選び方
  • EMSの料金・日数と15kg以上で得する代替手段
目次

EMSでマレーシアに送れないもの一覧

EMSでマレーシアに送れないものを一覧で確認するイメージ

まずは「何が送れないのか」の全体像です。マレーシアの規制は、電気機器・危険物・文化的配慮の3方向から理解すると整理しやすいですよ。日本郵便の国際郵便条件表(マレーシア宛)を全文読み解いた内容をベースにお届けします。

電気機器は輸入許可が必要

マレーシア宛でいちばん見落とされがちなのがこれです。条件表には、「電気機器及びその部分品は、電気通信局の輸入許可書が添付されている場合に限り許される」と明記されています。つまり電気機器は原則として許可制。個人が家族に送る家電やガジェットも、この条文の射程に入ってくるんです。

「ドライヤーを送ってあげたい」「日本のゲーム機をプレゼントしたい」「炊飯器を駐在中の家に」──マレーシア宛の相談で定番の品々が、軒並みこの規制に関わります。運用の厳しさは品目や時期によって幅がありますが、条文上は許可書がなければ止められても文句が言えない状態。とくに無線機能を持つ機器(Wi-Fi・Bluetooth搭載製品)は、電波関連の認証制度とも絡んで審査が厳しくなりやすいカテゴリです。

現実的な対応は3つ。①現地で購入する(マレーシアは家電量販店が充実しており、日本ブランドも入手可能)、②渡航者の手荷物で運ぶ(旅行者の携帯品は郵便と別ルール)、③どうしても送る場合は輸送業者に個別確認(必要書類と可否をプロに聞く)。「とりあえずEMSで出してみる」が一番危ない選択肢だということを、まず覚えて帰ってください。

バッテリー内蔵機器は二重の規制がかかる

スマホ・タブレット・ワイヤレスイヤホン・モバイル機器のようにリチウム電池を内蔵する製品は、電気機器の輸入許可制に加えて、航空輸送の電池規制という第2の壁があります。リチウム電池は発火リスクのある航空危険物で、機器に取り付けられた状態で一定の条件を満たす場合のみ郵送可能。モバイルバッテリー単体のような「電池そのもの」はさらに厳しく、郵便では原則送れません。つまりガジェット類は「許可制×電池規制」の二重チェックを通る必要がある、マレーシア宛で最も難易度の高いカテゴリなんです。手荷物ルートか現地購入への切り替えを、最初から本命として検討してください。

「電気機器」の範囲はどこまで?実例で整理

「電気機器」と一口に言っても幅があるので、リスク順に並べてみます。最もリスクが高いのは無線通信するもの(スマホ・タブレット・スマートウォッチ・ワイヤレスイヤホン)で、許可制+電池規制+電波認証の三重壁。次いでコンセント式の家電(ドライヤー・炊飯器・美容機器)は許可制の本丸。乾電池式の小物(電動歯ブラシ・おもちゃ)は電池を抜いて別条件を確認する余地があり、電気を使わない周辺品(スマホケース・充電ケーブル単体・画面フィルム)は規制の外側です。つまり「本体はダメでもアクセサリーは送れる」という組み立てが可能。ガジェット好きへの贈り物は、本体は現地調達か手荷物に任せて、日本らしい周辺グッズを送る──この分担が現実的な最適解です。

ライターや武器類は名指し禁止

次に、名指しで禁止されている品々です。

  • ブタンガス使用のガスライター・再充填用ガスボンベ──喫煙具の定番が名指しでNG。ガスを使う製品は危険物としての性格も併せ持ちます
  • 短剣・飛び出しナイフ・漁業用の銃・もり・銃砲とその部品──刃物・武器類は広く禁止。アウトドア用のナイフ類も避けるべきです
  • 現金類──硬貨・銀行券・紙幣・旅行小切手は通常郵便で禁止、紙幣は小包でも禁止。現金を郵便で送る発想自体を捨てましょう
  • 偽ブランド品・海賊版──商標法・著作権法違反の物品。本物でも証明できない詰め替え品は疑われます
  • 放射性物質・不潔又は有害な物品

ライターの禁止は、実は多くの国に共通する航空危険物ルールの延長ですが、マレーシアは条件表に名指しで書かれているぶん運用も明確です。100円ライターをポケット感覚で箱に入れてしまう事故が実際にあるので、喫煙具を頼まれたときは「ライター以外」で応えてください。

関連して、スプレー缶(圧縮ガス)・高濃度アルコールの消毒液・香水なども、ライターと同じ航空危険物のカテゴリで郵便不可です。制汗スプレー・ヘアスプレー・虫よけスプレーは中身が何であれ形状でアウト。加熱式たばこ・電子たばこも、デバイスの電池規制とニコチン製品への規制が重なるため郵送には向きません。「火・ガス・圧力・電池」に関わる品はまとめて避ける──この一括りで覚えておくと、判断がぐっと速くなりますよ。

豚肉やお酒はハラル規制に注意

ハラルに配慮した食品選びのイメージ

マレーシアは国民の多数がイスラム教徒の国。豚肉・豚由来成分とアルコールは、宗教的・制度的に特別な扱いを受ける品目です。郵便条件表に「豚肉禁止」と直接書かれているわけではありませんが、マレーシア側の輸入管理では豚由来品・酒類は規制・課税の対象で、通関で厳しく見られるカテゴリと考えてください。

日本の食品で言えば、とんこつ味のカップ麺、ポークエキス入りのスープやカレールー、豚肉入りのレトルト食品、ゼラチン(豚由来)を使ったお菓子までが注意ゾーン。みりんや料理酒のようなアルコール含有調味料も、見落としやすいポイントです。

受取人がムスリムの方なら、規制以前に贈り物のマナーとして豚・アルコールフリーは必須。受取人が日本人駐在家族の場合でも、通関リスクを考えれば避けるのが賢明です。ちなみに現地のスーパーには「ノンハラル」コーナーが分かれて存在し、豚肉製品やアルコールが買えないわけではありません。つまり受取人が非ムスリムなら現地調達という道があるということ。わざわざ通関リスクを冒して日本から送る必要があるか、という視点でも考えてみてください。品目別の詳しい判定と、ハラルを踏まえた食品の選び方はマレーシアへ食品を送る方法の解説記事で深掘りしているので、食品メインの方はあわせてどうぞ。

ムスリムの友人・同僚へのギフト選び

受取人がムスリムの方なら、規制対策とマナーを兼ねて「ハラルに配慮した日本ギフト」を意識しましょう。選びやすいのは、緑茶・抹茶製品、砂糖と米だけのような原材料がシンプルな和菓子(ようかん・こんぺいとう)、海苔やわかめの乾物、果物味のキャンディ、日本の文房具や雑貨です。逆に、ゼラチン入りグミ(豚由来の可能性)、みりん入りの調味料、アルコールが香料に使われた洋菓子は、善意でも相手を困らせてしまう品。原材料の英語表記を添えて渡せる状態にしておくと、受取人も安心して口にできます。「相手が確認できる情報を一緒に贈る」のが、ハラル圏ギフトの最上級の気配りですよ。

練乳や甘味料も条件付き

少し意外なところでは、練乳と栄養価のない甘味料が条件付き品目に挙がっています。現地の食品医薬品規制(Sale of Food and Drugs)に基づく管理で、加糖練乳のような日常食品でも当局の規制対象になり得るという例です。

ここから読み取ってほしいのは、マレーシアは「食品・医薬品の品質管理に厳しい国」だということ。医薬品に関する広告物が禁止されているのも同じ文脈です(病気の治療効果をうたう回章・広告の郵送が名指しでNG)。健康食品やサプリメントを送るときは、効能をうたうパンフレット類を同封しない、成分表示を残す、量は個人使用の範囲にとどめる、といった配慮が通関リスクを下げます。

サプリメント・健康食品の実務をもう一歩踏み込むと、①成分の英語名を控えておく(問い合わせや申告に使う)、②豚由来ゼラチンのカプセルを避ける(ハラルの観点でも通関の観点でも)、③「病気が治る」系の表現がパッケージにある商品は選ばない、の3点が有効です。マレーシアは食品・医薬品の広告表現に敏感な国なので、商品そのものより「何をうたっているか」で判定が変わることがある、という感覚を持っておいてください。

貴重品は「3,000リンギット」の壁

貴金属や硬貨などの貴重品は、小包に限り「価格が3,000マレーシアリンギットを超えないもの」という条件付きです。日本円でおよそ10万円前後のイメージ(為替で変動)。高価なジュエリーや記念コインを送る計画があるなら、この上限と保険の扱いを事前に確認してください。そもそも貴重品の郵送は紛失リスクとの戦いなので、渡航時の携行など代替手段も含めて検討するのがおすすめです。

広告物や賭博関連の意外なNG

マレーシアの条件表には、思わず読み返す項目もあります。「サッカー競技の勝敗を予想する外国の興業者から差し出される広告物」「富くじ又はと博に関係のある物品」「守り札の広告」──ギャンブル関連と、宗教的な観点が交差する独特のラインナップです。

実生活で影響しそうなのは、宝くじ・スポーツくじ関連のグッズや印刷物、占い・お守り系の商品を送るケース。日本のお守り自体の可否はケースバイケースですが、「守り札の広告」が名指しされている国だという文脈は知っておいて損はありません。神社のお守りやおみくじを大量に送るような行為は避け、どうしても届けたい場合は少量・個人的な贈り物の範囲にとどめるのが無難です。

公序良俗に反する書籍・絵画・写真の禁止も、イスラム的価値観がベースにある国では日本より広く解釈される可能性があります。水着グラビアを含む雑誌や、露出の多いポスター・フィギュアなどは、日本の感覚で「普通」でも避けたほうが安全ですよ。

見つかったらどうなる?受取人側のリスク

禁止品・規制品が通関で見つかると、該当品は没収・保留となり、荷物全体の通関が止まります。マレーシアでは受取人に税関から確認の連絡が入り、書類の提出や説明を求められることがあります。電気機器なら許可書の提出を求められて、用意できなければ没収か返送(返送料は受取人か差出人の負担)。「知らずに送った」では済まされず、対応の手間はすべて現地の受取人に降りかかります。この構図を知っていれば、事前確認の一手間を惜しむ気にはならないはずです。

EMSでマレーシアに送れないものへの対策

マレーシア宛の発送対策を準備するイメージ

ここからは実践編です。送れる品物の組み立て方から、書類、料金、そして事業者向けの新制度まで、「確実に届けきる」段取りを整えていきましょう。

送れる食品と品物の選び方

規制を避けたうえで、マレーシア宛の定番として選ばれている品はこのあたりです。

  • 日本のお菓子──せんべい・クッキー・キャンディなど。豚由来ゼラチン・アルコール成分は表示確認を
  • 緑茶・ほうじ茶──乾燥茶葉は安定の安全圏
  • 肉エキスなしのカップ麺・即席麺──とんこつ系は避けて、植物性中心の商品を
  • 植物性の調味料・ふりかけ──みりん・料理酒入りは避ける
  • 文房具・日用品の新品──日本の文具は現地でも人気
  • 衣類・タオル(新品)──電気を使わない生活用品は低リスク

カップ麺選びは、とんこつ・ポークエキスを避けるのが第一歩。動物性成分の少ない商品は、当サイトが原材料を調査した肉エキスなしカップ麺の選び方ガイドから選ぶと確実です。詰め合わせの鉄則は他の国と同じで、1品ずつ原材料表示を確認し、「豚・アルコール・電気」の3ワードに引っかかる品を外すこと。この3ワードチェックがマレーシア流です。

食品以外に目を向けると、選択肢はさらに広がります。日本の文房具は品質面で現地の評価が高く、キャラクター文具は子どもへのギフトの鉄板。新品の衣類・タオル・靴下、シートマスクなどの日本製コスメ(スプレー式以外)、キッチン雑貨(刃物以外)も定番です。マレーシアは日系企業や日本文化への親しみが強い国なので、「日本らしさ」のある品はたいてい喜ばれます。規制リスクの低い非食品で箱の土台を作り、食品は厳選した数点だけ──この配分が通関リスクと満足度のバランスの最適解ですよ。

仕送りモデル箱(約2kgの実例)

実例をひとつ。①せんべい・あられ2袋、②緑茶ティーバッグ1箱、③植物性カップ麺2個、④昆布・わかめの乾物セット、⑤新品の文房具(ペン・ノート)、⑥タオルハンカチ2枚、⑦手紙。これで約2kg・EMSなら4,550円。電気機器ゼロ・豚アルコールゼロ・液体ゼロの構成なので、通関で引っかかる要素がほとんどありません。ここから受取人の好みに合わせて、同カテゴリ内で差し替えていくのが失敗しない組み立て方ですよ。

書類はCN23が3枚必要

マレーシア宛は書類の要求が多めで、税関告知書(CN22またはCN23)が3枚、加えてインボイスが1枚必要です。2枚で済む国が多いなか1枚多いので、窓口で書き直しにならないよう事前に3枚準備しておきましょう。

記載は英語で、品名は「Food」ではなく「Rice crackers 2 packs」「Green tea 1 box」のように具体的に。3枚の内容が食い違うと通関で止まる原因になるので、1枚書いたら正確に転記します。価格は購入時の実勢価格を正直に書くこと。マレーシアも通関の電子化が進んでおり、通関電子データと書類の内容が一致していることが、スムーズな通関の大前提になっています。

宛名書きの作法と電話番号

宛名は英語で「受取人名→番地・通り名→市→郵便番号+州名→MALAYSIA」の順に書きます。マレーシアの住所は州(Selangor、Johorなど)まで書くのが正式で、コンドミニアム名やユニット番号も省略しないこと。受取人からメッセージで送ってもらった表記をそのまま書き写すのが確実です。ラベルには受取人の携帯電話番号も記載を。現地の配達では電話確認が一般的なので、番号の有無が再配達の手間を大きく左右します。

もうひとつ、通関を速くする小ワザとして、品目コード(HSコード)の記載があります。日本郵便のサイトで品目名からコードを調べられるので、余裕があればCN23に書き添えておくと、電子通関でのデータ照合がスムーズになります。マレーシアは通関電子データの活用が進んでいる国なので、「書類とデータが一致していて、品目が特定しやすい荷物」ほど早く流れる、と覚えておいてください。

EMSの料金と日数の目安

マレーシア宛のEMSは「第2地帯(アジア)」の料金です。

重量EMS料金(マレーシア宛)
500gまで1,900円
1kgまで3,150円
2kgまで4,550円
5kgまで8,150円
10kgまで13,350円
30kgまで33,350円

重量は30kgまで・全地域対応。日数はクアラルンプールなど都市部宛で数日〜1週間程度が目安ですが、通関検査に回ると延びます。ラマダン明けの祝祭(ハリラヤ)や年末年始などの繁忙期は物流が混み合うので、ギフトは2週間程度の余裕を持って発送するのが安全です。SAL便は全世界で停止中のため、急がない荷物の郵便選択肢は船便小包です。あくまで一般的な目安として、最新の料金・日数は日本郵便の公式サイトで確認してくださいね。

追跡が止まったときの動き方

EMSの追跡で「通関手続中」のまま数日動かないのは、マレーシア宛ではよくあることです。多くは通常の通関待ちですが、1週間以上動かない場合は、受取人に税関・配達局からの連絡(電話・SMS・不在票)が来ていないか確認してもらいましょう。電気機器の許可書や内容確認で保留になっているケースでは、受取人が対応すればすぐ動き出します。発送時に追跡番号と内容品リストを受取人に共有しておく──この一手間が、保留時の解決スピードを決めます。

急がない荷物は船便でコストダウン

SAL便が停止中の今、郵便で安く送るなら船便小包です。マレーシア宛の船便は到着まで1〜3か月程度が目安ですが、重量単価はEMSより大幅に安く、衣類や日用品のまとめ送りには十分実用的。急ぐものはEMS(または後述の代行)、急がないものは船便、と2つの箱に分けるのが定番のコスト戦略です。ただし禁制品・許可制のルールは船便もEMSも同一。電気機器の許可制も船便だから緩くなることはないので、この記事のチェックはどの手段でもそのまま使ってください。

15kg以上は輸送代行が安い

EMSと輸送代行の料金を比較するイメージ

まとまった量を送るなら料金比較を。中古車輸出大手ビィ・フォアードの個人向け輸送代行ポチロジとEMSの公式料金表(2026年7月時点)を並べます。

重量EMSポチロジ(航空)差額
5kg8,150円10,624円EMSが安い
10kg13,350円14,050円ほぼ互角
15kg18,350円18,077円逆転
20kg23,350円21,984円約1,400円お得
30kg33,350円29,886円約3,500円お得

15kg前後で料金が逆転し、30kgなら約3,500円の差。EMSの上限30kgを超える引っ越し級の荷物なら、比較対象はFedEx・DHLになるため差は数万円規模に広がります(ポチロジは容積重量や追加手数料が加わる場合があるため、正確な金額は無料見積もりで)。通関書類の作成は代行、2026年3月からは集荷サービス(佐川急便提携・料金は個別見積もり)も始まりました。そして「この家電はマレーシアに送れる?」という発送可否の確認と見積もりが無料。電気機器の許可制のようなプロの判断が必要な品こそ、聞いてから動くのが確実です。

問い合わせの型も置いておきます。「クアラルンプール在住の家族に、炊飯器(商品ページのURLを記載)と食品・日用品の詰め合わせ計15kgを送りたいです。電気製品の輸入許可の扱いも含めて、発送可否と航空輸送の見積もりをお願いします」──この粒度なら、規制判断と料金確認が1往復で終わります。フォームには写真を添付できないので、品物の詳細はメーカー公式や大手ECの商品ページURLで伝えるのがコツ。利用の流れは①フォームで相談→②可否と見積もり回答(無料)→③倉庫へ発送または集荷依頼→④書類作成お任せ、の4ステップです。

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越境ECはLVG登録に注意

マレーシア宛の条件表には、事業者向けの特別な条件も書かれています。500リンギット未満の少額商品(LVG)をオンライン販売する事業者は、条件を満たす場合にLVG販売業者としての登録が必要で、該当する場合は納税者番号(TIN)を差出人欄に記載し、通関電子データを送信しなければなりません。従わないと通関の遅延や二重課税のリスクがあると明記されています。

個人の贈り物には関係のない制度ですが、メルカリやeBay経由でマレーシアの購入者に商品を送っている方、越境ECのテスト販売をしている方は要チェック。「個人のつもりが、反復的な販売で事業者とみなされる」ケースが一番危ないパターンです。販売目的の発送が増えてきたら、制度への対応を輸送業者や税理士に相談するタイミングだと考えてください。

「個人か事業者か」の分かれ目も具体的にイメージしておきましょう。家族への仕送りやたまの贈り物は個人。一方、フリマアプリで同じ商品を繰り返し海外発送している、SNS経由で注文を受けて発送している、といった状態は、金額が小さくても「反復継続する販売」として事業側に近づきます。マレーシアに限らず、各国とも越境ECの少額貨物への課税を強化している流れなので、「趣味の延長の販売」こそグレーゾーンに落ちやすい時代。月に何件も送るようになったら、一度立ち止まって制度を確認するのが自衛策です。

まとめ:EMSでマレーシアに送れないもの対策

EMSでマレーシアに送れないもの対策をまとめるイメージ

ちなみにマレーシアは、クアラルンプールを中心に日本人駐在員が多く、日本食スーパーやダイソー・ドンキといった日系小売も進出している国です。つまり「日本のものが手に入らない国」ではありません。現地で買えるものは現地に任せ、日本からは「現地で手に入りにくいもの・思い出のあるもの・手紙」を送る。この割り切りができると、規制と戦う場面そのものが減って、発送はぐっと楽になります。何を送るかで悩んだら、受取人に「現地で買えなくて困っているものある?」と聞くのが、実は一番の近道ですよ。リクエストベースの仕送りなら、規制チェックの対象も最初から絞れて一石二鳥です。

最後に、マレーシア宛の発送前チェックリストです。荷造りの前に上から順に確認すれば、通関で止まるリスクをまとめて防げます。スマホにブックマークして、発送のたびにこの表と照らし合わせる習慣をつけてもらえたらうれしいです。

  • 電気機器は輸入許可制──家電・ゲーム機は現地購入・手荷物・業者相談の3択で
  • ガスライター・刃物・武器・現金は名指しNG
  • 豚由来成分・アルコールはハラル圏の特別枠──とんこつ系・みりん入りに注意
  • 練乳・甘味料・医薬品広告も規制対象──健康食品は効能パンフを同封しない
  • CN22/CN23は3枚+インボイス1枚──品名は英語で具体的に
  • 15kg以上はポチロジがEMSより安い──30kgで約3,500円差。可否確認・見積もり無料
  • 販売目的の反復発送はLVG制度を確認

発送後の受取人との連携も忘れずに。①追跡番号、②中身のリストと申告金額、③関税やSST(売上サービス税)の請求が来る可能性、の3点を発送時に共有しておきましょう。通関で確認が入ったとき、中身を正確に知っている受取人なら即対応できて荷物がすぐ動きます。とくに電気機器などプロの判断が絡む品を送った場合は、問い合わせ時の回答内容(許可の扱いなど)も受取人に転送しておくと、現地での説明材料になりますよ。

マレーシアの規制は「電気・豚・酒・危険物」の4軸で見ると驚くほど整理しやすい国です。この軸を頭に入れて品選びをすれば、リストを暗記しなくても大半は自力で判定できます。残りの迷いは無料で聞ける窓口へ。確実に届く荷物だけを、自信を持って送り出しましょう。

最後によくある質問へ短く。「日本のお守りは送れる?」──お守り自体の少量の贈答は一般に問題になりにくいですが、「守り札の広告」が禁止される国なので、宣伝物と誤解される量・形態は避けてください。「ゲーム機を誕生日に送りたい」──電気機器の許可制+電池規制の二重壁。現地購入か渡航者の手荷物が現実解です。「とんこつ以外のカップ麺なら大丈夫?」──チキン・シーフード系でも肉エキスの有無は商品次第。原材料表示の確認が最終判断です。「お酒をギフトにしたい」──ハラル圏への酒類郵送はリスクが高く、受取人が非ムスリムでも現地調達を推奨します。

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「電気・豚・酒・危険物」の4軸チェック、CN23の3枚準備、そして正直な申告。この3点セットを整えたあなたの荷物は、もう通関で立ち往生することはないはずです。規制の多い国ほど、正しく調べた人の荷物はすんなり届きます。あなたの荷物が、無事にマレーシアの大切な人のもとへ届きますように。

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