こんにちは。セカイニオクル、運営者の「アキ」です。
EMSで送れないものをカナダ宛に調べ始めると、その独特さに驚くはずです。お酒はワインまで含めて全面禁止、肉は缶詰までダメ、さらにマーガリンまで名指しで禁止──日本の感覚では想像しにくい規制が並びます。しかも食品全般には「個人使用」の使途を申告書に明記する条件があり、贈り物の免税枠は60カナダドルと低め。おまけにカナダは郵便ストライキが繰り返し起きている国で、規制を全部クリアしても「郵便自体が止まる」リスクまで考えておく必要があるんです。
この記事では、日本郵便の国際郵便条件表をもとにカナダ宛の禁止品・条件付き品目を整理し、食品と薬の申告ルール、低い免税枠への対策、ストライキへの備え、そして5kg以上で送料を大きく節約できる代替手段まで、カナダ発送の全部をまとめて解説します。バンクーバーやトロントに留学中のお子さんへの仕送りにも、ワーホリ中のご家族への荷物にも、そのまま使える内容ですよ。
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📌 セカイニオクルでわかること
📋 この記事でわかること
- お酒・肉・マーガリンなどカナダ宛の全面禁止品
- 食品の「個人使用」明記と薬の四半期ルール
- 贈り物60カナダドルの免税枠と課税のしくみ
- 郵便ストライキへの備えと5kg以上で得する代替手段
EMSで送れないもの:カナダ宛の一覧

まずは「何が送れないのか」の全体像です。日本郵便の国際郵便条件表(カナダ宛)を全文読み解いた結果を、影響の大きい順にお届けします。カナダの規制には英連邦の歴史と農業国としての検疫、そして州が酒類を管理する独自の制度が混ざっていて、リストを眺めるだけでもこの国の成り立ちが見えてくるのが面白いところですよ。
お酒はワインも含めて全面禁止
カナダ宛でいちばんの驚きポイントがこれです。条件表の禁止物品には「すべての酒精飲料(ぶどう酒を含む。)」と明記されています。日本酒も、ワインも、ビールも、ウイスキーも、度数にかかわらず郵便では一切送れません。さらに酒類の広告物まで禁止という徹底ぶりです。
「イギリスは24度以下ならOKなのに?」と思った方、鋭いです。お酒のルールは国ごとに本当にバラバラで、カナダは州政府が酒類の流通を管理する伝統があり、個人輸入への統制が特に強い国。日本酒をカナダの友人に、ジャパニーズウイスキーを記念日に──という願いは、郵便ルートでは叶いません。「小瓶1本だけなら」も通用しないので、最初から選択肢に入れないのが正解です。X線検査で瓶の形状は非常に目立ちやすく、酒類の無申告は発覚率の高い違反の代表格。荷物全体を危険にさらす価値のある賭けではありませんよ。
代替案は2つ。①カナダの酒類販売店(州営のリカーストアなど)で日本酒・日本のウイスキーを購入する(主要都市なら品揃えは意外と豊富です)、②渡航時に免税範囲で手荷物として持ち込む。みりんや料理酒などアルコールを含む調味料も、成分次第で酒類側に判定されるリスクがあるので、カナダ宛の箱からは外しておくのが安全ですよ。
「アルコール入り」の境界線を見極める
調味料まわりの判断基準をもう少し細かく。みりん・料理酒は名前からしてアルコールが主成分なので除外が基本。一方、「みりん風調味料」はアルコール1%未満の商品が多く、リスクはぐっと下がります。奈良漬けや酒粕を使った食品、洋酒入りチョコレート、甘酒(アルコール微量のものと酒粕由来のものがある)などは、原材料と度数表示を見て判断を。迷ったら「アルコールの文字がある商品は入れない」に寄せるのが、全面禁止国カナダへの正しい姿勢です。ノンアルコールの代替品(みりん風調味料・ノンアル甘酒)に置き換えれば、味の再現とリスク回避を両立できますよ。
肉とマーガリンも送れない
食品の禁止はお酒だけではありません。「肉、肉製品、肉のかん詰」が禁止物品として明記されており、ビーフジャーキー、肉入りレトルト、缶詰のやきとりまで、肉のかたちをした食品は全滅です。肉エキスを含む加工食品(カップ麺・カレールーなど)も、検疫判断の対象になり得ると考えて原材料表示を確認してください。
そして条件表を読んでいて思わず二度見するのがこれ。「人造バター及びその類似品」=マーガリン類が名指しで禁止されています。かつてカナダでは酪農保護のためにマーガリンの規制が行われていた歴史があり、その名残が郵便の禁制品リストに今も生きているんです。マーガリン単体を送る人は少ないでしょうが、「バター風スプレッド」「ファットスプレッド」系の商品を食品セットに入れないよう注意を。
ほかにも「茶以外の植物の葉を混ぜた茶」(純粋なお茶はOKでも混ぜ物入りはNG)、「野鳥の羽毛・頭・翼・尾・皮」(羽毛製品ではなく野鳥由来の素材)、「干し草・麦わらなど未加工の植物で包装した商品」(梱包材の規制)と、農業国カナダらしい検疫由来の禁止品が並びます。緩衝材にわらを使わない、というのは覚えておいて損のないポイントです。
「乳製品や卵はどうなの?」という疑問も出てくるはずです。カナダの条件表では肉ほど明確な名指し禁止にはなっていませんが、乳・卵も動物由来食品として検疫の関心が高いカテゴリで、カナダは酪農・養鶏を輸入管理で保護している国。チーズやバターそのものを送るのはリスクが高く、乳成分を含む市販菓子(チョコ・クッキー)レベルなら「個人使用の明記+常識的な量」でスムーズに流れるのが一般的な肌感です。生に近いほど危険、加工度が高いほど安全という原則は、カナダでもそのまま通用します。
ライターや意外な名指し禁止品
食品以外の禁止品もまとめて押さえましょう。
- ブタンガスライター・再充填用ガスボンベ──名指しで禁止。航空危険物としての性格も併せ持ちます
- 武器・弾薬・発煙装置・軍需品の模造品──モデルガンや訓練用の模擬弾まで対象になり得る書きぶりです
- 犯罪・暴力を描写したポスター・ちらし──表現規制系の条項。過激なアートポスターなどは注意
- 避妊・堕胎に関する物品と書籍──歴史的条項ですが現役です
- 刑務所内で製作された物品──英連邦圏に共通して残る条項
- 貴重品(硬貨・紙幣・貴金属など)──通常郵便・小包で禁止。現金の郵送は論外です
スプレー缶(圧縮ガス)や高濃度アルコールの消毒液・香水が航空危険物として送れないのは、他の国と共通です。「火・ガス・圧力・電池」に関わる品は最初から外して考えましょう。リチウム電池を内蔵する電子機器は、機器に取り付けられた状態で一定の条件を満たす場合のみ送れるため、ゲーム機やガジェットを送りたい場合は事前確認が必須です。
ちなみにカナダはリチウム電池の郵送条件(機器内蔵・条件適合時のみ可)の対象国に含まれているため、スマホやゲーム機を「絶対に送れない」わけではありません。ただし電池単体・モバイルバッテリーは不可、機器も梱包・表示の条件があります。高価な電子機器は紛失・破損時のダメージも大きいので、①渡航者の手荷物、②現地購入、③どうしても送るなら輸送業者に条件を確認、の順で検討するのが現実的。「送れるかどうか」と「送るべきかどうか」は別の問いだ、という視点を持っておいてください。
食品は「個人使用」の明記が条件

カナダ宛の条件表には、他の国にはあまり見られない面白い条件があります。「食品(乾燥食品、冷凍食品、ペットフード、菓子類、キャンディー、チョコレート、野菜を含む全ての食品及び植物)」は、製品の最終使途を税関告知書に明記すること──つまり、お菓子ひとつ送るにも「これは個人使用です」と申告書に書くのが条件になっているんです。
具体的には、CN22/CN23の品名欄に「Snacks 2 boxes (for personal use)」のように使途を書き添えます。たったこれだけのことですが、書いていない食品荷物は検査対象になりやすく、書いてある荷物はすんなり流れる。カナダの税関は「用途が明確な個人の贈り物」に対しては比較的スムーズな一方、用途不明の食品には厳しい、とはっきりした性格を持っています。
缶詰・練乳・粉乳は現地法令への適合が条件、小麦や種子・球根は検疫条件付きと、農業・食品系の条件付き品目も多め。「食品は送れるけれど、申告の作法を守ること」がカナダ流だと覚えてください。
使途明記の書き方・実例集
実際の記入例を挙げておきます。お菓子なら「Rice crackers 2 packs (for personal use)」、お茶なら「Green tea 1 box (for personal use, gift)」、ふりかけなら「Rice seasoning 3 packs (for personal use)」。ポイントは、①品目を具体的な英語で、②数量を明記、③括弧書きで使途を添える、の3点セットです。全品目に書くのが面倒なら、インボイスの末尾に「All items are for personal use / gift」と一文を入れる方法もあります。書く場所より「書いてあること」が大事。この一手間で、カナダ税関でのあなたの荷物の扱いは目に見えて変わりますよ。
薬とサプリは四半期ルール
医薬品まわりにも、カナダ独特の書き方があります。条件表の条件付許容物品には「医薬品(ビタミン剤、ビタミン補助剤、軟膏、薬、処方箋薬、歯治療用接着剤、化粧品等)」という幅広いくくりがあり、個人使用の場合、法令で禁止されていない限り、四半期あたりの数量の枠内で認められるという趣旨の条件が付いています。
ポイントは2つ。①ビタミン剤や化粧品まで「医薬品」のくくりで管理されていること、②「四半期に◯回・◯量」という時間軸の発想があること。つまり、少量をたまに送るのは想定内でも、毎月大量に送り続けるとルールから外れていく建て付けです。サプリメントの定期便のような送り方を考えている方は、量と頻度を控えめに設計してください。
麻薬・向精神薬系の成分が世界共通で禁止なのは他国と同じ。処方薬を送る場合は処方内容のわかる英文書類を添え、成分が規制対象でないか確認してから。判断に迷う薬は自己判断せず、医師・薬剤師や日本郵便の窓口に相談してからにしましょう。健康に関わることなので、ここは慎重すぎるくらいでちょうどいいですよ。
朗報もあります。カナダは薬局網が発達した国で、解熱鎮痛薬・アレルギー薬・胃腸薬などの一般薬は現地のドラッグストアで手軽に買えます。処方薬も現地の医療機関で同成分の薬を処方してもらうのが正攻法。留学生なら大学の保健センター、ワーホリなら市中のウォークインクリニックという受け皿もあります。留学生保険や州の医療制度でカバーされるケースも多いので、渡航前に受診の段取りを確認しておくと、いざというとき慌てません。つまり「日本から薬を送る」必要がある場面は、思っているより少ないんです。どうしても日本の特定の市販薬が必要なら、成分英名を控えて少量を、使途明記のうえで送る──この原則に落ち着きます。
EMSで送れないものを避けてカナダへ送る方法

ここからは実践編です。禁止品を知っただけでは荷物は届きません。カナダならではの免税枠、送れる食品の組み立て、ストライキ対策、料金の賢い選び方まで、「確実に・お得に届けきる」段取りを順番に整えていきましょう。カナダは留学・ワーホリの2大定番国のひとつなので、一度この型を作ってしまえば、長い滞在期間ずっと使い回せますよ。
免税枠は贈り物60ドルまで
カナダ宛で必ず知っておきたいのが、受取人側の税金です。条件表の特別な条件には、こうはっきり書かれています。「贈物」の場合は価格が60カナダドルを超えるものについて課税。「贈物以外」は20カナダドルを超えると課税。日本円でおよそ6,500円と2,200円前後(為替で変動)という、かなり低めの免税ラインです。
つまり、1万円分のお菓子と雑貨を詰めた贈り物ボックスは、普通に課税対象になり得るということ。課税されると受取人に関税+税金の請求が行き、さらに税関検査に付された郵物には通関手数料も受取人から徴収されると明記されています。「せっかくの贈り物なのに、受け取りにお金がかかった」という展開を避けたいなら、①申告価格の合計を60ドル以内に収める構成にする、②超える場合は受取人に「税金の請求が来るかも」と前もって伝える、のどちらかを必ずやっておきましょう。
60ドル以内に収めるコツは、「高価な少数」より「手頃な多数」で構成することです。3,000円の高級菓子1箱より、500円のお菓子5種類のほうが、喜ばれ度も申告価格も扱いやすい。また、免税枠を意識するあまり実際より安く申告するのは絶対にNGです。アンダーバリューが発覚すると、課税どころか荷物全体が疑われて検査行きになります。枠を超えるなら超えるで正直に書き、受取人に一言伝えておく──これが結局いちばんスムーズな運用です。なお、同じ受取人に短期間で何箱も分割して送る「枠回避」も、まとめて商用と見なされるリスクがあるので程々に。
商用はさらに書類が増える
ネット販売などの商用品で価格が2,500カナダドル以上になる場合は、商業インボイスが3通必要になります。個人の贈り物には関係ありませんが、越境ECでカナダの顧客に発送している方は書類要件が変わる金額ラインとして覚えておいてください。また、木材の梱包材(木箱・パレット)は国際基準ISPM15の処理・表示が必須で、基準を満たさないと輸入不可で返送されます。個人の荷物は段ボール箱を使えば無縁のルールですが、大型品を木箱で送ろうとするときは要注意です。
送れる食品の選び方と実例
禁止・条件を踏まえたうえで、カナダ宛の定番として選ばれている食品はこのあたりです。
- 日本のお菓子──せんべい・クッキー・キャンディ・チョコ(食品は使途明記を忘れずに)
- 緑茶・ほうじ茶──混ぜ物のない純粋な茶葉はOK。ブレンド茶は原材料確認を
- 肉エキスなしのカップ麺・乾麺──肉系成分ゼロの商品を選ぶ
- 海苔・わかめなどの乾物──比較的送りやすいグループ
- 植物性の調味料──みりん・料理酒などアルコール系は除外
- 文房具・雑貨・衣類(新品)──規制リスクの低い箱の土台役
組み立ての鉄則は3つ。①肉・酒・マーガリン系を完全に外す、②食品には「for personal use」を書く、③申告価格合計を60カナダドル以内に意識する。この3点を守った箱は、カナダの通関と驚くほど相性がよくなります。お菓子の品目別の詳しい判定はカナダへのお菓子持ち込み判定ガイドも参考になりますよ(持ち込みと郵送はルール体系が別ですが、成分の考え方は共通です)。
仕送りモデル箱(約2kg・60ドル以内の実例)
実例をひとつ組んでみます。①せんべい・あられ2袋、②緑茶ティーバッグ1箱、③肉エキスなしカップ麺2個、④海苔・ふりかけセット、⑤文房具(ペン・ノート)、⑥ホッカイロ数個(カナダの冬に喜ばれる定番。航空輸送可の製品を)、⑦手紙。合計約2kg・申告価格50カナダドル相当・EMS第3地帯で6,000円台です。酒・肉・マーガリンゼロ、全食品に使途明記、免税枠内。この構成なら課税も検査もほぼ心配ありません。カナダの冬は長く寒いので、防寒小物(手袋・靴下・カイロ)は季節を問わず鉄板の同梱品ですよ。
宛名書きにも触れておきます。カナダの住所は「受取人名→番地・通り名→市→州の略号(BC、ONなど)→郵便番号(英数字6桁のA1A 1A1形式)→CANADA」の順で英語表記します。郵便番号の形式が独特なので、受取人から送ってもらった表記をそのまま書き写すのが確実。アパートのユニット番号(例:Unit 305)も省略しないでください。ラベルには受取人の電話番号も書いておくと、配達時の確認や不在時の連絡がスムーズになります。
郵便ストライキへの備え

カナダ宛に特有のリスクがもうひとつあります。カナダポスト(現地の郵便公社)のストライキです。2024年の大規模ストライキでは郵便網が長期間止まり、日本からの荷物にも大きな影響が出ました。その後も労使交渉は続いており、業務停止・遅延のリスクがくすぶり続けている状態です。
怖いのは、日本側で発送した後にストライキが始まるケース。荷物は現地で足止めされ、いつ動くかは交渉次第という状態になります。対策は3つ。①発送前に日本郵便の「重要なお知らせ」でカナダ宛の引受・配達状況を確認する、②時期の読める荷物(誕生日・クリスマス)は1か月級の余裕を持つ、③ストライキ中や不安な時期は、郵便網を使わないクーリエ・輸送代行に切り替える。ストライキの経緯と代替手段の詳細はカナダポストのストライキ解説記事にまとめています。
ストライキ絡みでもうひとつ実務的な注意を。発送済みの荷物がストライキに巻き込まれた場合、日本側からできることはほぼなく、現地の労使交渉の決着を待つしかありません。だからこそ、発送時に受取人へ追跡番号を共有し、「現地の郵便が止まったらしい」という情報を受取人側からも取れる体制にしておくことが大切です。カナダ在住者はストライキのニュースを日本より早く正確に掴んでいます。「荷物が来ない=事故」ではなく「止まっているだけ」と分かるだけで、双方の不安はまったく違いますからね。過去のストライキでも、再開後に滞留分は順次配達されています。慌てて二重に送り直す前に、まず状況確認を。
EMSの料金と日数の目安
カナダ宛のEMSは「第3地帯」の料金です。ヨーロッパと同じ、高めの料金グループになります。
| 重量 | EMS料金(カナダ宛) |
|---|---|
| 500gまで | 3,150円 |
| 1kgまで | 4,400円 |
| 5kgまで | 13,000円 |
| 10kgまで | 23,500円 |
| 20kgまで | 44,500円 |
| 30kgまで | 65,500円 |
日数はバンクーバー・トロントなど都市部宛で数日〜1週間程度が目安ですが、通関検査やストライキで大きく変動し得ます。重量は30kgまで・全地域対応、書類はCN22またはCN23が1枚(書類のみの郵便物でも添付が必要という珍しい条件付き)。SAL便は全世界で停止中のため、急がない荷物の郵便選択肢は船便小包です。あくまで一般的な目安として、最新の料金・日数・引受状況は日本郵便の公式サイトで確認してくださいね。
急がない荷物は船便でコストダウン
第3地帯のEMS料金の高さを考えると、船便の価値はカナダ宛でこそ光ります。到着まで1〜3か月かかりますが、重量単価はEMSより大幅に安く、冬物衣類や日用品のまとめ送り、ワーホリの「あとから届けばいい荷物」には十分実用的。ただし船便はストライキの影響も長く受けやすいため、時期の読める荷物には向きません。「急ぐ最小限はEMSか代行、急がない大物は船便、ストライキ時期は全部代行」──カナダ宛はこの3段構えで考えると、どんな状況でも手が止まりませんよ。
5kg以上はポチロジが安い

第3地帯の高いEMS料金に対して、比較したいのが中古車輸出大手ビィ・フォアードの個人向け輸送代行ポチロジです。カナダはポチロジの料金表でも第3地帯ですが、それでも両者を並べるとこうなります(2026年7月時点・公式料金表)。
| 重量 | EMS | ポチロジ(航空) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 1kg | 4,400円 | 5,109円 | EMSが安い |
| 5kg | 13,000円 | 12,588円 | 逆転 |
| 10kg | 23,500円 | 17,786円 | 約5,700円お得 |
| 20kg | 44,500円 | 28,064円 | 約16,400円お得 |
| 30kg | 65,500円 | 43,781円 | 約21,700円お得 |
5kgで逆転し、10kgで約5,700円、30kgで約21,700円の差。留学の仕送りやワーホリの荷物のようなまとまった量ほど、代行優位がはっきりします(容積重量や追加手数料が加わる場合があるため、正確な金額は無料見積もりで)。さらにポチロジはDHLなどのクーリエ網で運ぶため、カナダポストのストライキの影響を受けにくいのも大きな強み。実際、公式の輸送事例には「郵便ストライキで届かず困っていた荷物をポチロジで確実に届けた」というカナダ宛のケースが紹介されています。通関書類の作成は代行、2026年3月からは集荷サービス(佐川急便提携・料金は個別見積もり)も始まりました。
問い合わせの型も置いておきます。「トロント在住の娘に、お菓子と日用品の詰め合わせ約8kgを送りたいです。品目リストは次のとおりで、判断に迷う品は商品ページのURLを添えました。カナダポストのストライキの影響も心配なので、配送ルートの状況も含めて発送可否と航空輸送の見積もりをお願いします」──この粒度で書けば、規制判断・料金・現地事情まで1往復で回答が揃います。フォームには写真を添付できないため、商品の詳細はメーカー公式や大手ECの商品ページURLで伝えるのがコツです。
サービスの実力や口コミは、ポチロジの評判を徹底調査した記事で良い声も悪い声も含めて確認できます。
まとめ:EMSで送れないものとカナダの注意点

発送後は、①追跡番号、②中身のリストと申告金額、③60ドルを超えている場合は課税の可能性、の3点を受取人に共有しておきましょう。カナダの通関や配達で確認が入ったとき、中身を正確に知っている受取人なら即対応できます。とくに申告金額の共有は、課税された場合の「なぜこの金額?」という受取人の疑問に先回りできる大事な情報です。
最後に、カナダ宛の発送前チェックリストです。荷造りの前に上から順に確認すれば、通関・課税・ストライキの3大リスクをまとめて防げます。カナダは規制の中身さえ知っていれば、食品も日用品も気持ちよく送れる国。このリストをスマホに保存して、発送のたびの相棒にしてもらえたらうれしいです。
- お酒はワイン含め全面NG・肉は缶詰までNG・マーガリン類もNG
- 混ぜ物入りのお茶・ライター・武器模造品・貴重品も禁止
- 食品には「for personal use」の使途明記が条件
- 薬・サプリ・化粧品は個人使用の少量+頻度控えめに(四半期ルール)
- 贈り物の免税枠は60カナダドル──超えるなら受取人に事前に伝える
- ストライキ情報を発送前に確認──不安な時期は代行へ切り替え
- 5kg以上はポチロジがEMSより安い──30kgで約21,700円差。可否確認・見積もり無料
手段の使い分けも一枚に。2kg以内の軽い荷物・急ぎ→EMS(食品は使途明記)。5kg以上のまとまった荷物→ポチロジの無料見積もりを先に(ほぼ確実に安い)。急がない衣類・日用品→船便。ストライキ発生時・警戒時期→郵便網を使わない代行へ全面切り替え。この4分岐を覚えておけば、カナダ宛で手が止まる場面はほぼなくなります。
カナダの規制は「酒・肉・農業検疫」の3本柱で見ると整理しやすく、申告の作法さえ守れば食品も十分送れる国です。免税枠とストライキという2つのカナダ事情を頭に入れて、確実に届く形で送り出しましょう。迷う品があれば、無料で聞ける窓口を遠慮なく使ってくださいね。
最後によくある質問へ短く。「チョコレートは送れる?」──乳成分入りでも市販菓子レベルなら使途明記+常識的な量で送られているのが実情です。夏場は溶けるので季節にご注意を。「メープルシロップのお返しに日本の甘味を」──はちみつはカナダの蜜蜂保護規制(蜜蜂・巣箱関連)の文脈もあるため、羊羹や和三盆など蜂蜜不使用の甘味が安全です。「ワーホリに行く子の荷物をあとから送りたい」──衣類・日用品中心なら船便、食品と貴重品は避けてEMSか代行で。「クリスマスに間に合わせたい」──11月は物流繁忙期+ストライキ警戒期。10月中の発送が安心です。
「酒・肉・マーガリンを外し、食品には使途を書き、60ドルを意識して、ストライキ情報を見てから出す」。長く見えるカナダの攻略法も、一文にすればこれだけです。留学やワーホリの期間中、この型は何度も役に立ちます。最初の1箱を丁寧に作れば、2箱目からはただの慣れた作業。あなたの荷物が、無事にカナダの大切な人のもとへ届きますように。


