こんにちは。セカイニオクル、運営者の「アキ」です。
このブログ「セカイニオクル」は、海外転勤・留学・国際発送の3つのテーマで、日本から海外への荷物の送り方・生活準備に関する情報をまとめたサイトです。
📌 セカイニオクルでわかること
ニュージーランドに荷物を送りたいけど、食品は送っていいの?何がNGで何がOKなの?発送サービスはどこを使えばいい?という疑問を持つ方は多いと思います。
ニュージーランドはオーストラリアと並ぶ世界最厳格クラスの食品輸入規制を持つ国です。国内に持ち込む場合だけでなく、郵便・宅配便で送る場合も同じルールが適用されます。「空輸なら通る」「少量なら大丈夫」という考えは通用しません。この記事では、MPIとNZ Customsの公式ルールをもとに、ニュージーランドへ食品を送る際の禁制品・発送可能品・おすすめ発送サービスを具体的に解説します。
📋 この記事でわかること
- ニュージーランドへの食品発送の法的根拠(Biosecurity Act 1993・MPI)
- 送ってはいけない食品(禁制品)と送れる食品の具体的な判定基準
- 日本からニュージーランドへの発送サービス比較(料金・日数・対応)
- 税関申告・検疫リスク・荷物が差し戻された場合の対応
ニュージーランドへ食品を送る際の禁制品と基本ルール
NZ食品輸入を管轄するMPIとBiosecurity Act 1993
ニュージーランドへの食品輸入(郵便・宅配便含む)を管轄するのはMPI(Ministry for Primary Industries:農林水産省)です。法的根拠はBiosecurity Act 1993で、本土に存在しない病害虫・家畜疾病・植物病原菌が食品を通じて侵入することを防ぐため、輸入食品を厳格に規制しています。
郵便・宅配便で送る荷物も、旅行者が手荷物として持ち込む場合と同じルールが適用されます。「個人消費用の少量だから大丈夫」「調理済みだから問題ない」という免除はありません。すべての食品は輸入時にMPIの検疫基準を満たす必要があります。
NZへの食品発送で違反が発覚した場合のリスク
- 荷物の全量差し戻しまたは廃棄処分(費用は発送者負担)
- 受取人への罰則(繰り返し違反の場合)
- 発送サービス業者によっては今後の利用制限になるケースあり
- NZ Customsへの申告漏れは最低NZD 400の即時罰金対象
絶対に送ってはいけない食品(全面禁制品)
以下の食品はニュージーランドへの発送が原則全面禁止です。いかなる量・形態であっても送れません。
NZへの発送が全面禁止の食品
- 生肉・生ハム・サラミ・ジャーキー類(日本産の全種):口蹄疫・豚熱等のリスク
- 生卵・半熟卵・液体卵:鳥インフルエンザ等のリスク
- 生野菜・生果物(土付き・切り口あり含む):病害虫・細菌汚染のリスク
- 土・植物の種(発芽能力あるもの):外来植物・害虫持ち込みのリスク
- 蜂蜜・ロイヤルゼリー(一部例外あり):American foulbrood病のリスク
- 生のきのこ・乾燥きのこ(土付き):菌類・病原体のリスク
特に注意が必要なのが蜂蜜です。日本では健康食品として人気がありますが、ニュージーランドはミツバチ疾病(American foulbrood)の侵入を強く警戒しており、日本からの蜂蜜は原則輸入禁止となっています。「密封されているから大丈夫」という判断は通用しません。
申告・許可が必要な食品(条件付き発送可能品)
以下の食品はNZ Customsへの申告および場合によってはMPIの事前許可が必要ですが、条件を満たせば発送できる可能性があります。
| 食品の種類 | 申告・許可 | 通過の条件 |
|---|---|---|
| 加工肉製品(缶詰・レトルト) | 原則禁止 | 生・加工・調理済みを問わずすべての肉製品は輸入禁止。缶詰・レトルトも例外なし |
| 乳製品(チーズ・バター・粉ミルク) | 申告必須 | 商業処理済みの密封品。輸入許可が必要なケースあり |
| 魚介類の乾物(煮干し・干しエビ等) | 申告必須 | 完全乾燥・密封・商業パッケージ。通過可能なことが多い |
| 海苔・昆布・わかめ(乾燥) | 申告必須 | 完全乾燥・密封品。通過可能なことが多い |
| レトルトカレー(野菜・豆のみ) | 申告必須 | 肉・乳成分なし・完全密封。通過可能なことが多い |
申告なしで送れる食品(低リスク品)
以下の食品は、商業包装されていれば比較的発送しやすい品目です。ただし「申告不要」ではなく、発送時に税関申告書(CN22/CN23)への正確な記載が必要です。
NZへ比較的送りやすい食品の条件
- 完全乾燥・密封された商業パッケージに入っている
- 動物性成分(肉・乳・卵)が含まれていない
- 植物性・穀物由来の加工食品(インスタント麺の麺部分のみ等)
- 飴・チョコレート・クッキー等の菓子類(乳成分なしのもの)
- 醤油・みそ・だし等の調味料(密封・商業パッケージ)
- 乾燥わかめ・海苔・ふりかけ(肉・乳成分なし)
「お菓子なら大丈夫」と思いがちですが、乳成分(ミルクパウダー・バター)を含むチョコレートやクリームビスケットは乳製品として申告対象になります。パッケージの成分表を必ず確認してください。インスタント麺を送りたい場合は、肉エキスなしカップ麺おすすめ11選で成分確認済みの商品を参照してください。
発送時の税関申告書(CN22・CN23)の記載方法
日本からニュージーランドへ荷物を送る際は、国際郵便・宅配便問わず税関申告書の添付が必要です。食品を含む場合は正確な内容物の記載が求められます。
税関申告書(CN22/CN23)の記載ポイント
- 内容品の名称は英語で具体的に記載(「food」だけは不可。「Dried seaweed (nori), sealed commercial package」など)
- 数量・重量・価格を正確に記載
- 「Gift」か「Commercial」かの区分を正しく選択
- 食品が含まれる場合はMPI申告チェック欄がある場合はチェック
- 虚偽申告は受取人・発送人の双方にペナルティが及ぶ
ニュージーランドへの荷物 食品の発送サービス比較と選び方
日本郵便(EMS・航空小包)でニュージーランドに送る
日本郵便のEMS(国際スピード郵便)は、ニュージーランドへの個人発送で最もよく使われる手段のひとつです。
| サービス | 料金目安(2kg) | 日数目安 | 食品発送 |
|---|---|---|---|
| EMS(国際スピード郵便) | 約5,000〜6,500円 | 4〜7日 | 申告書添付で対応。禁制品は受付不可 |
| 国際eパケット | 約1,800〜2,500円 | 7〜14日 | 2kg以内・追跡あり。食品可(禁制品除く) |
| 航空小包 | 約3,500〜5,000円 | 6〜10日 | 食品可(禁制品除く)・重量上限30kg |
| SAL便(廃止済み) | — | — | 2022年9月30日に廃止 |
日本郵便では禁制品リストに「肉類・肉製品・果実」などが明記されており、窓口で申告書に食品と書いた場合、内容を確認される場合があります。EMSは補償付きで追跡もできるため、食品を送る場合の基本サービスとして使いやすいです。
FedEx・DHLでニュージーランドに送る
FedEx・DHLなどの国際宅配便は、スピードと追跡精度が高い反面、日本郵便より料金が高めです。食品の取り扱い規定はNZ側の輸入規制に従い、禁制品は受け付けられません。
| サービス | 料金目安(2kg) | 日数目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| FedEx International Priority | 約7,000〜12,000円 | 2〜4日 | 最速。ビジネス書類・急ぎの荷物向き |
| DHL Express Worldwide | 約8,000〜13,000円 | 2〜4日 | 追跡精度が高い。補償充実 |
| UPS Worldwide Expedited | 約7,000〜11,000円 | 3〜5日 | 食品の取り扱いに実績あり |
食品を含む荷物でFedEx・DHLを使う場合、発送前に「Food items」として内容を申告する必要があります。NZ側での通関で禁制品が見つかった場合は差し戻しまたは廃棄になり、送料は返金されません。
梱包・発送業者選びと保険のポイント
「日本の通販サイトで購入した食品をNZに転送したい」場合は転送サービスも選択肢ですが、禁制品に相当する食品の転送を断るケースが多いため、利用前に各社の食品転送ポリシーを必ず確認してください。まとめ送りで送料を節約できる点はメリットです。
食品発送の梱包・保険の基本
- 液体・ペースト状のものはジップロック+プチプチで二重梱包。液漏れは他の荷物を汚損し全量廃棄のリスクあり
- ガラス瓶(醤油・みそ等)は気泡緩衝材で個別包装し、箱内で動かないよう固定
- EMSは実損額の補償あり(上限あり)。高額な食品は保険を付けると安心
- 禁制品が含まれていた場合は差し戻し・廃棄になり送料は返金されないため、事前確認が最重要
AI禁制品チェックで発送前に成分レベルで確認する
「オーストラリア経由でNZに送れないか」と考える方もいますが、オーストラリアも同様に食品輸入規制が非常に厳格で、迂回ルートで規制を回避する方法はありません。オーストラリアへの食品発送の禁制品と安全な送り方もあわせて参考にしてください。
「この食品はNZに送れるか判断できない」という場合は、当サイトのAI禁制品チェックツールが役立ちます。商品名や原材料を入力するだけで、ニュージーランドを含む17か国の規制データに基づいた発送可否の判定が得られます。
🔍 NZへ食品を送れるか成分レベルで確認
商品名・原材料をAIに入力するだけ。ニュージーランドを含む17か国に対応。
AI禁制品チェックを使ってみる →※判定はあくまで参考情報です。最終的な通関判断は現地検疫官が行います。
ニュージーランドへ食品を送る荷物の総まとめ
ニュージーランドへ食品を含む荷物を送る際のポイントを最終整理します。
| 食品の種類 | 発送の可否 | 注意点 |
|---|---|---|
| 生肉・ハム・サラミ・ジャーキー | 全面禁止 | いかなる形態でも不可 |
| 蜂蜜・ロイヤルゼリー | 原則禁止 | ミツバチ疾病リスクのため日本からは不可 |
| 生野菜・生果物 | 全面禁止 | 乾燥・加工品は条件付きで可 |
| レトルト肉入りカレー・加工肉缶詰 | ほぼ不可 | 申告しても通関で差し戻されるケースが多い |
| 乾燥わかめ・海苔・煮干し(密封) | 申告後○可能性高 | 完全乾燥・密封・成分表記が条件 |
| インスタント麺(肉エキスなし・密封) | 申告後○可能性高 | 植物性・魚介エキスのみ |
| 醤油・みそ・だし(密封) | 申告後○可能性高 | 商業パッケージ・密封が条件 |
| お菓子(乳・卵・肉成分なし) | 申告後○可能性高 | 成分表記で動物性成分なしを確認 |
「申告後○」の品目も、必ず発送サービスの受付窓口で内容を申告した上で発送してください。虚偽申告や申告漏れは受取人・発送人双方のリスクになります。正確な最新情報はMPI公式サイト(mpi.govt.nz)およびNZ Customs(customs.govt.nz)でご確認ください。
この記事の情報はMPI・NZ Customsの公式情報をもとにした一般的な目安です。規制内容は変更されることがあります。発送前に各発送サービスの禁制品リストおよびNZ当局の最新情報を必ず確認してください。

