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📌 セカイニオクルでわかること
「韓国旅行に行ったらGoogleマップが全然使えなかった!」という体験談をよく耳にします。目的地を入れても徒歩ルートが出ない、ナビが途中でズレる——これはスマホの問題ではなく、韓国特有の地図規制が原因なんです。
この記事では、韓国でgoogleマップ使えない理由を法律レベルから解説したうえで、2026年2月に大きな政府決定があったこと、そして現地で実際に使えるNAVERマップ・Kakaoマップへの切り替え方まで順番に説明します。
📋 この記事でわかること
- 韓国でgoogleマップが使えない法的・安全保障上の理由
- 2026年2月の政府許可決定で変わったこと・変わっていないこと
- VPNを使っても解決できない理由
- NAVERマップ・Kakaoマップの使い分け方
韓国でgoogleマップ使えない3つの理由
PR韓国の地図データ規制とは
韓国でgoogleマップが使えない根本的な理由は、韓国の「測量・水路調査及び空間情報に関する法律」にあります。この法律によって、一定精度以上の地図データを国外のサーバーに持ち出すことが原則として禁止されているんです。
GoogleはAWSやGCPのような自社の海外データセンターで地図データを管理しています。ところが韓国の法律では、国内の詳細地図データを外国サーバーに置いてはいけない。だからGoogleは韓国用の精度の高い地図を作れず、徒歩ナビや詳細ルート案内がまともに機能しない状態が長年続いてきました。
韓国は南北分断という特殊な安全保障環境にあります。詳細な地形情報・道路情報が外国に渡ることで軍事的に悪用されるリスクを政府が強く警戒しているため、単なる著作権の問題ではなく国家安全保障上の問題として扱われています。
安全保障が根本にある理由
韓国と北朝鮮はいまでも技術的には休戦状態(停戦中)です。首都ソウルは北朝鮮との国境から最短で約30kmという近さにあり、詳細な地図情報は軍事的に極めて重要な意味を持ちます。
軍の施設位置・要塞・防衛インフラが精密な地図に載ってしまえば、それが外国サーバーに保存された瞬間に安全保障上のリスクになる——韓国政府はずっとこのリスクを問題視してきました。だから「地図は国内サーバーで管理する」という原則は、政治的に非常に重い話なんです。
Googleが20年申請し続けた経緯
Googleは2007年に初めて韓国当局に地図データの持ち出し許可を申請しています。2016年にも申請しましたが「安全保障上のリスクがある」として拒否。その後も粘り強く交渉を続け、2025年2月に改めて申請をした末に、今回の許可決定につながりました。
申請から約20年。世界中で使える地図アプリが韓国だけ別扱いになっていたのは、こうした政治・安全保障的な背景があったからです。
2026年2月の政府決定で変わったこと
2026年2月27日、韓国国土交通部が歴史的な決定を下しました。「条件付きで地図データの持ち出しを許可する」というものです。Googleが約20年申請し続けた末に、ようやく許可が下りた形になります。
2026年2月27日の韓国政府決定のポイント
- 縮尺1対5000の高精度地図データの国外持ち出しを条件付きで許可
- この決定によりGoogleは韓国で徒歩・車のターンバイターンナビを提供できる見通し
- 実際にサービスへ反映されるまでには最低でも数ヶ月〜半年以上かかると見込まれている
この決定は非常に大きな転換点ではありますが、「許可が出た=すぐ使える」ではありません。GoogleがデータをKorea向けに整備・サービスへ反映するまでには相応の時間がかかります。
今もgoogleマップ使えない機能
2026年5月時点では、政府の許可決定からまだ間もなく、高精度地図データがGoogleマップのサービスに反映されるまでには最低でも数ヶ月〜半年以上かかると見込まれています。現時点でも以下の機能は使えない状態が続いています。
2026年5月現在、韓国のGoogleマップでできないこと
- 精度の高い徒歩ルートナビ(地下道・小道が未反映のケースあり)
- リアルタイム交通情報を使った車ナビ
- 一部の地下鉄・バス乗換案内
場所の検索・閲覧・クチコミ確認はGoogleマップでも問題なくできます。ただし「現地でナビとして使う」のはまだ信頼性が低いのが正直なところです。特に入り組んだ地下街や市場での徒歩ナビは外してしまうことがあります。
韓国でgoogleマップ使えない時の対処法
NAVERマップの使い方
韓国でGoogleマップの代わりに最も使われているのがNAVERマップ(네이버 지도)です。韓国最大の検索エンジン「NAVER」が提供しており、徒歩ルート・バス・地下鉄・タクシーすべての経路案内に対応しています。
日本のApp StoreとGoogle Playからダウンロード可能で、言語設定を英語にすれば主要スポットは英語名で表示されます。韓国語表記に慣れていなくてもある程度使えます。
NAVERマップの特徴まとめ
- 徒歩・バス・地下鉄・タクシーの経路検索に対応
- 地下街・連絡通路も反映されていて迷いにくい
- 英語表示への切り替えが可能(一部機能は日本語対応)
- 日本のApp StoreとGoogle Playから無料でダウンロード可能
Kakaoマップの特徴
Kakaoマップ(카카오맵)はカカオトークで有名なKakaoが提供する地図アプリです。UIが洗練されていて使いやすく、特に韓国人ユーザーが多いため地元のクチコミ情報が充実しています。
レストラン・カフェ・観光スポットの検索なら、Googleマップのクチコミより実態に近い情報が集まっていることが多いです。ただし英語対応はNAVERマップより限定的なので、観光客にはNAVERマップのほうが使いやすいかもしれません。
Appleマップはどうなのか
iPhoneユーザーはAppleマップも選択肢に入ります。AppleはSK M&C(現T-Map Mobility)やTomTomのデータを活用して韓国の地図データを整備しており、Googleマップよりも精度が高いエリアがあります。
ただしAppleマップも万全ではなく、地下街や複雑な乗り換えは苦手です。NAVERマップとAppleマップを併用するのが、iPhoneユーザーにとって現実的な使い方です。
VPNを使っても解決できない理由
「VPNを使えばGoogleマップが使えるようになる?」という疑問をよく見かけますが、答えはNOです。
韓国でgoogleマップ使えない理由は、GoogleサーバーにそもそもKorea向けの詳細地図データがないことです。VPNはあなたのIPアドレスを変えるツールですが、Googleの地図データベース自体を変えることはできません。VPNを使っても韓国の詳細な地図情報が出てくるわけではないんです。
VPNが必要になる場面は別にあります。韓国に赴任・留学する場合、日本のサービス(TVerやNHKの見逃し配信など)を韓国から視聴したいときはVPNが有効です。地図問題の解決には使えませんが、海外生活での「日本コンテンツ問題」にはVPNが使えます。
韓国から日本のサービスにアクセスしたい方は、韓国でおすすめのVPN比較も参考にしてみてください。
韓国 googleマップ使えない問題まとめ
韓国でgoogleマップ使えない問題を整理すると、以下のようになります。
| 項目 | 現状(2026年5月) |
|---|---|
| 場所検索・クチコミ閲覧 | ✅ 使える |
| 徒歩ルートナビ | ⚠️ 精度が低い(近日改善見込み) |
| 車ナビ | ❌ 使えない |
| VPNで解決できるか | ❌ 解決できない |
| おすすめ代替アプリ | NAVERマップ・Kakaoマップ |
2026年2月に韓国政府が条件付きで許可を出したことで、今後は徒歩ナビを中心に改善が進む見通しです。旅行や赴任前にNAVERマップをインストールしておけば、韓国でgoogleマップ使えない状況でも現地移動で困ることはほぼなくなります。
韓国赴任・転勤の準備については、海外赴任者向けVPN比較記事もあわせて読んでみてください。韓国赴任中に日本のサービスを使い続けるための情報をまとめています。

