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📌 セカイニオクルでわかること
中国留学を検討していて、「実際いくらかかるの?」「北京と上海どっちが安い?」と気になっている方は多いと思います。中国は留学先として費用がかなり抑えられる国ですが、都市・大学・留学スタイルによって総額が大きく変わるので、ざっくりとした情報だけでは計画が立てにくいですよね。
中国留学費用で検索するとよく出てくるのが、語学留学・大学学部留学・短期研修の3パターン。さらに北京・上海・成都・大連など都市によって物価も家賃も大きく異なります。奨学金制度(中国政府奨学金・孔子学院奨学金)を活用すれば、実質ゼロに近い費用で留学できるケースもあります。
この記事では、中国留学の費用を学費・生活費・渡航準備費に分けて具体的な金額で解説し、都市別・留学形態別の費用比較と節約術もまとめています。
この記事でわかること
- 中国留学の学費(語学留学・大学留学)の具体的な費用相場
- 北京・上海・成都など主要都市別の生活費と物価の違い
- 中国政府奨学金・孔子学院奨学金の種類と申請方法の概要
- 留学前の準備費用・渡航費・保険料を含めた総額の目安
中国留学費用の全体像|学費・生活費・準備費を整理する
中国留学の費用は大きく「学費」「生活費」「渡航準備費」の3つに分けて考えると整理しやすいです。それぞれの相場を把握した上で、都市・大学・留学期間に合わせた予算計画を立てましょう。
語学留学(語学コース)の学費相場
中国の大学附属語学センターや語学学校で中国語を学ぶ「語学留学」は、最も手軽に始められる留学スタイルです。
| 大学・機関 | 所在地 | 学費目安(1学期・約4か月) | 週当たり授業時間 |
|---|---|---|---|
| 北京語言大学(BLCU) | 北京 | 約13,000〜21,000元(約27〜44万円) | 約20時間 |
| 北京大学 中文学院 | 北京 | 約18,000元(約38万円) | 約20時間 |
| 復旦大学 語学プログラム | 上海 | 約12,000〜16,000元(約25〜34万円) | 約20時間 |
| 上海交通大学 | 上海 | 約9,900〜10,500元(約21〜22万円) | 約20時間 |
| 四川大学 | 成都 | 約7,000〜10,000元(約15〜21万円) | 約20時間 |
| 大連外国語大学 | 大連 | 約9,000〜10,500元(約19〜22万円) | 約18時間 |
※ 1元=約2.1円で計算(レートは変動します)。料金は2024〜2025年度の目安です。正確な金額は各大学の公式サイトをご確認ください。
北京・上海の有名大学は学費が高めですが、中国語教育の品質・ビザサポートが充実しています。成都・大連などの地方都市は学費が2〜3割安く、中国語習得を目的とした語学留学なら地方都市が費用対効果が高いという傾向があります。
大学学部・大学院留学の学費相場
中国の4年制大学(本科)や大学院(研究生)に正規入学する「学部留学」は、語学留学より長期間・高コストになりますが、学位取得が可能です。
| 留学形態 | 学費目安(1年間) | 専攻による変動 |
|---|---|---|
| 大学学部(文系) | 約16,000〜24,000元(約34〜50万円) | 文系は安め、理系・医学部は高め |
| 大学学部(理系) | 約20,000〜30,000元(約42〜63万円) | — |
| 大学学部(医学部) | 約30,000〜50,000元(約63〜105万円) | 臨床医学は高額 |
| 大学院修士課程 | 約18,000〜30,000元(約38〜63万円) | 専攻・大学ランクによる |
中国のトップ大学(清華大学・北京大学・復旦大学等)と地方国公立大学では学費が大きく異なります。また、医学部への留学は外国人向け英語課程が設置されており、学費は高くなります。
都市別 生活費の比較(北京・上海・成都・大連)
中国の都市間の物価差は留学費用の総額に大きく影響します。北京・上海は東京と比較しても遜色ない物価水準になっている一方、成都・大連などの内陸・東北部都市は生活費が大幅に安いです。
| 費目 | 北京 | 上海 | 成都 | 大連 |
|---|---|---|---|---|
| 寮費(1か月) | 800〜4,500元 | 1,000〜3,000元 | 700〜2,000元 | 700〜1,800元 |
| 食費(1か月・学食中心) | 1,000〜2,000元 | 1,000〜2,000元 | 700〜1,200元 | 700〜1,200元 |
| 交通費(1か月) | 150〜300元 | 200〜350元 | 100〜200元 | 100〜200元 |
| 通信費(1か月) | 50〜100元 | 50〜100元 | 50〜100元 | 50〜100元 |
| 合計目安(1か月) | 約5,000〜12,000元 | 約5,800〜12,500元 | 約2,000〜4,200元 | 約1,800〜3,800元 |
北京・上海は大学寮に入れれば生活費を抑えられますが、寮に入れなかった場合の民間アパートは月3,000〜8,000元(約6〜17万円)と跳ね上がります。大学寮への入居が費用を抑える最大のポイントです。
渡航準備費・初期費用の内訳
中国留学を開始するまでの渡航準備費は、パスポート・ビザ・航空券・保険・日用品の初期購入費などが含まれます。
渡航準備費の内訳目安
- 航空券(往復・東京→北京/上海):30,000〜80,000円(購入時期・航空会社による)
- 学生ビザ(Xビザ)申請費用:中国ビザ申請サービスセンターのビザ料金+申請サービス料 合計約7,250円〜
- 海外留学保険(1年間):60,000〜150,000円(補償内容による)
- 健康診断(留学先大学で要求されることがある):10,000〜20,000円
- 初期日用品・衣類等:30,000〜80,000円
- 合計目安:約13〜33万円
留学エージェントを利用する場合はエージェント手数料(5〜30万円)が別途かかります。現地大学と直接やり取りできれば手数料は不要ですが、ビザ取得・入学手続きのサポートが必要な場合はエージェント利用を検討してください。悪質な業者に注意する方法については留学エージェントの悪質業者を見分ける方法もあわせてご覧ください。
中国留学費用を抑えるための奨学金と節約術
中国留学の費用は奨学金を活用することで大幅に削減できます。日本の大学が提供する交換留学制度や、中国政府が設ける奨学金制度を賢く組み合わせるのが費用節約のカギです。
中国政府奨学金(CSC)の種類と申請概要
中国教育部(文部省に相当)が設ける中国政府奨学金(China Scholarship Council: CSC)は、外国人留学生を対象にした最大規模の奨学金です。
| 奨学金の種類 | 支給内容 | 対象 |
|---|---|---|
| Chinese Government Scholarship(本科) | 授業料・寮費・生活費(月2,500元)・保険料の全額支給 | 大学学部生 |
| Chinese Government Scholarship(研究生) | 授業料・寮費・生活費(月3,000〜3,500元)・保険料の全額支給 | 大学院生 |
| Provincial Government Scholarship | 授業料・一部生活費(省ごとに異なる) | 各省が独自に設定 |
CSCは競争率が高く、日本の日中韓交流奨学事業・JASSOなどが推薦枠を持っています。申請は毎年1〜4月頃が多く、前年度から準備が必要です。採用されれば学費・寮費・生活費がほぼ全額カバーされるため、実質自己負担はほぼゼロになります。
孔子学院奨学金と日本の大学の交換留学制度
CSCより競争が緩やかな奨学金として、孔子学院奨学金と大学間交換留学協定を活用する方法があります。
孔子学院奨学金の概要
- 対象:中国語学習者(孔子学院またはHSK受験者)
- 支給内容:授業料・寮費・生活費(月2,500元)の全額または一部
- 留学期間:1学期〜1年間(短期が多い)
- 申請:孔子学院を通じて。HSK4級以上が目安
日本の大学と中国の大学が結んでいる交換留学協定(授業料相互免除)を利用すれば、日本の大学の授業料を払いながら中国の大学に1〜2年留学できます。この場合、中国側の授業料は免除され、生活費のみ負担すればよいケースが多いです。自分の大学の留学支援センターで協定校を確認してみてください。
中国留学の費用を抑える節約のポイント
奨学金に頼らなくても、生活スタイルの選択で費用は大幅に変わります。
中国留学の費用節約術
- 大学寮を最優先確保する:民間アパートに比べて寮は月1,000〜2,000元以上安い
- 学食を活用する:一食10〜20元の学食を使えば月700〜900元で食費を賄える
- 都市を選ぶ:成都・大連は北京・上海より生活費が4〜5割安い
- 移動は地下鉄・バスを使う:DiDi(タクシーアプリ)は便利だが地下鉄の倍以上かかる
- WeChat Pay・Alipayを使いこなす:日本のクレジットカードより手数料が安い決済環境を整える
- 教科書は先輩から譲り受ける:語学テキストは現地で安く手に入る
中国留学1年間の総費用シミュレーション
以上をまとめて、語学留学1年間の総費用を都市別にシミュレーションします。
| 費目 | 北京(1年) | 上海(1年) | 成都(1年) |
|---|---|---|---|
| 語学コース学費 | 約27〜44万円 | 約25〜34万円 | 約15〜21万円 |
| 生活費(12か月) | 約63〜126万円 | 約70〜132万円 | 約24〜50万円 |
| 渡航準備費(初年度のみ) | 約13〜33万円 | 約13〜33万円 | 約13〜33万円 |
| 合計目安 | 約103〜203万円 | 約108〜199万円 | 約52〜104万円 |
上記は語学留学1年間の参考値です。実際の金額は個人の生活スタイル・大学・レートによって変わります。節約型の成都留学であれば年間50万円台での留学も現実的であり、台湾留学や東南アジア留学と比較しても費用対効果が高いのが中国留学の特徴です。
中国留学前に準備しておくこと(VPN・通信・日本食)
中国ではGoogle・LINE・YouTube・Instagram等のサービスが利用できません。留学前に中国で使えるVPNサービスの契約(中国滞在中は接続が不安定になることがある)やLINE代替のWeChatのセットアップを済ませておきましょう。
日本食が恋しくなったとき、現地のスーパーや日系食品店でも日本食を手に入れられますが、送ってほしいものがあれば家族に頼むケースもあります。ただし、中国への食品発送には独自の規制があるため、中国へのカップ麺持ち込み・発送ルールを事前に確認しておくと安心です。
中国留学費用の総まとめ|選び方と注意点
中国留学の費用は、都市・大学・留学形態・奨学金の有無によって年間50万〜135万円と幅広いです。以下のポイントを参考に計画を立ててください。
中国留学費用の総まとめ
- 語学留学1年間の目安:北京・上海100〜200万円、成都・大連50〜100万円
- 中国政府奨学金(CSC)採用で学費・寮費・生活費がほぼ全額支給
- 大学寮に入居できるかどうかで生活費の差は月1万円以上
- 成都・大連は北京・上海より年間20〜30万円安く留学できる
- 中国でのVPN・WeChat・Alipay等の環境整備は渡航前に済ませる
- 留学エージェントを利用する場合は手数料・サポート内容を事前に確認
中国留学に関する情報は大学の公式サイト・在中日本大使館・JASSO等の公的機関の最新情報を必ず確認してください。費用・規制は年度によって変わるため、本記事の数値は目安としてご活用ください。

