海外留学・赴任 おすすめVPN 国別比較と選び方完全ガイド

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こんにちは。セカイニオクル運営者のアキです。

海外留学や海外赴任の準備をしていると、日本と同じように動画配信サービスやネットバンキングを使えるのか、海外在住中に日本のテレビやTVerを見られるのか、公共Wi-Fiに接続しても安全なのかなど、細かい不安がどんどん出てくると思います。そこに出てくるのが、海外生活に必要なVPNというキーワードですよね。

海外留学やワーホリ中に使えるVPNサービス、海外赴任向けのおすすめVPN、海外旅行中にサクッと使えるVPN、さらには中国のようにネット規制が厳しい国で使えるVPNまで、「結局どれを選べばいいの?」と迷いやすいポイントがたくさんあります。無料VPNと有料VPNの違いや、海外から日本の動画サービスを見る方法、海外在住者向けVPNの比較記事も多くて、かえって混乱してしまいがちです。

この記事では、私がこれまで海外赴任者・留学生・長期滞在者をサポートしてきた経験をもとに、国ごとにどんなVPNがつながりやすいのか、どんな使い方が安全なのかを整理していきます。海外留学や海外赴任に関するおすすめVPNの選び方を基礎から押さえたうえで、アメリカやカナダ、オーストラリア、ヨーロッパ、中国、韓国、東南アジア、イギリス、ニュージーランドといった主要な渡航先ごとに、実際に使い勝手のいいサービスを比較していきます。

読み終わるころには、「自分の行き先と使い方なら、このVPNをメインにして、このVPNをサブにしておけば大丈夫そうだな」とスッキリ決められる状態になっているはずです。一緒に整理していきましょう。

  • この記事で分かること
    • 海外留学や海外赴任でVPNが必要になる具体的な理由を理解できる
    • 無料VPNと有料VPNの違いと、安全に使うためのチェックポイントが分かる
    • 行き先の国ごとに相性の良いVPNサービスと選び方のコツが分かる
    • 自分の用途別(動画視聴・仕事・検閲対策など)におすすめの組み合わせをイメージできる
目次

海外留学・赴任におすすめVPNの選び方

ここでは、どの国に行く場合でも共通する「VPN選びの基本」をまとめます。料金だけで決めてしまうと、いざというときにつながらなかったり、速度が遅すぎて動画が止まったりしがちです。まずは、海外留学や海外赴任で失敗しないために、必ず押さえておきたい考え方から整理していきます。

料金と長期契約の注意点

VPNはサブスク型のサービスがほとんどで、月払い・年払い・2〜3年払いといった料金プランがあります。長期契約にすると月額はかなり安く見えますが、海外留学や赴任の期間と合っているかどうかは必ず確認したいポイントです。

例えば、1〜2年の海外赴任であれば、2年プランがちょうどよくハマることも多いですが、半年の語学留学なのに3年契約をしてしまうと、帰国後の2年半はほぼ使わないのに支払いだけが続く、というパターンになりがちです。私も相談を受ける中で「安さにつられて長期プランを先に払ってしまい、結局そんなに使わなかった」という声を何度も聞いてきました。

目安としては、渡航期間+数カ月の余裕くらいの長さでプランを選ぶとバランスが良いかなと思います。帰国前後に一時帰国や再渡航が入ることもあるので、少し余裕を見ておくと安心です。

料金に関する注意点

  • セール価格は期間限定のことが多く、常に同じ料金とは限らない
  • 為替レートの変動で、実際の日本円換算額が前後することがある
  • 途中解約しても返金保証期間を過ぎると基本的に返金されないケースが多い

料金や割引率はあくまで一般的な目安であり、正確な情報は各VPN公式サイトをご確認ください。契約に不安がある場合は、クレジットカード会社や専門家にも相談しながら判断するのがおすすめです。

無料VPNのリスク

「ちょっと動画を見たいだけだから、無料VPNでいいかな」と考える人も多いのですが、長期の海外留学や海外赴任で無料VPNをメインにするのは正直おすすめしていません。

無料VPNの多くは、通信速度が極端に遅い・接続がよく切れる・同時接続台数が少ないといった使い勝手の問題だけでなく、通信ログをどの程度保存しているのか、どこまで安全性を担保しているのかが見えづらいというリスクがあります。特に、インターネットバンキングやクレジットカード情報の入力を伴うサービスを使う場合は、無料VPNだけに頼るのは避けたほうがいいと感じています。

現実的には、メインは有料VPN+サブ用途で無料VPN(もしくは別の有料VPNの無料トライアル)という組み合わせで使うケースが多いです。どうしても費用を抑えたい場合は、短期留学の期間だけ有料VPNを契約する、複数人で同じアカウントをシェアする(利用規約の範囲で)などの工夫を検討するといいかなと思います。

無料VPNを使うときの最低限のチェックポイント

  • 運営会社や所在地がはっきりしているか
  • プライバシーポリシーに、ログの扱いが明記されているか
  • 口コミやレビューで「接続が安定している」「怪しい挙動がない」などの声が一定数あるか

少しでも不安を感じたら、安全性の高い有料VPNに切り替えることを強くおすすめします。

通信速度と安定性

海外留学・赴任中にVPNを使う場面の多くは、動画視聴・オンライン会議・大きめのファイル送受信です。ここで重要になるのが、通信速度と接続の安定性です。

VPNを経由すると、どうしても多少の速度低下は起こります。ただ、NordVPN・ExpressVPN・Surfshark・MillenVPN・CyberGhostといった大手サービスは、サーバーの数やネットワーク構成がしっかりしているので、日常的な動画視聴やオンライン授業なら問題なくこなせるレベルの速度が出るケースがほとんどです。

実際に相談を受ける中でも、「VPNをオンにしていてもNetflixやAmazon Prime Videoで止まらず見られている」「Zoomの授業も特に支障なく参加できている」という声が多いのは、上に挙げたような大手サービスですね。

速度・安定性で失敗しないためのポイント

  • サーバー数が多く、留学先や赴任先の近くに拠点があるサービスを選ぶ
  • ストリーミング向けに最適化されたサーバーがあるサービスを優先する
  • 複数サービスで悩んだら、無料トライアルや返金保証期間で実際に速度を試す

通信速度に関する数値(「何Mbps出る」といった情報)は、回線状況・時間帯・建物の環境で大きく変わります。あくまで一般的な目安としてとらえ、最終的な判断は、ご自身の回線環境で試したうえで行ってください

セキュリティと暗号化方式

海外留学や赴任生活では、大学や会社のネットワーク、カフェやホテルの公共Wi-Fiなど、いろいろな回線に接続することになります。その中には、暗号化が甘いネットワークや、悪意ある第三者が紛れ込んでいるネットワークもゼロではありません。

そのため、VPN側のセキュリティ機能は最優先でチェックしたい項目です。具体的には、以下のポイントを意識して選ぶと安心感がぐっと上がります。

  • AES-256などの強力な暗号化方式を採用しているか
  • ノーログポリシー(通信ログを保存しない方針)を明確に掲げているか
  • 接続が切れた瞬間に通信を遮断するキルスイッチ機能があるか
  • パナマなど、プライバシー保護に有利な国に本社を置いているか

このあたりは、海外赴任に持って行くものとデジタル準備のガイドの中でも触れていますが、海外赴任は「会社のアカウント・社内システム・個人の銀行口座」など、重要な情報を扱う場面が一気に増えるタイミングです。セキュリティ面をおろそかにすると、トラブルになったときのダメージが大きいので、ここはしっかり投資しておきたいところかなと思います。

とはいえ、VPNのセキュリティ仕様も日々アップデートされていくので、具体的な仕様やサーバー構成は常に変わる可能性があります。必ず最新の情報を公式サイトで確認し、必要に応じて会社の情報システム担当や専門家にも相談したうえで選ぶようにしてください。

日本語サポートの有無

意外と見落とされがちですが、海外生活が長くなるほど効いてくるのが「サポートの言語」です。トラブルが起こるのは、設定がうまくいかないときや、急に特定のサービスに繋がらなくなったとき。そんなときに、日本語で問い合わせできるかどうかは安心感に直結します。

国産のMillenVPNは、日本語サポートや日本語アプリがしっかりしているので、「英語のサポートに問い合わせるのはハードルが高い…」という人には特に使いやすいサービスです。NordVPNやSurfshark、CyberGhostなど海外企業のVPNでも、アプリが日本語対応していたり、ヘルプセンターの記事が日本語化されていることが増えてきました。

日本語サポートを重視したい人向けの目安

  • アプリ・公式サイトが日本語表示に対応しているか
  • メールやチャットで日本語サポートがあるか、少なくとも日本語のヘルプ記事が充実しているか
  • トラブルシューティングの手順が、日本語ブログやレビューで紹介されているか

特に、初めての海外留学や海外赴任で不安が大きい場合は、メインVPNは日本語サポートが手厚いサービス、サブVPNは海外大手の高速サービスといった組み合わせもかなり現実的です。

国別海外留学・赴任におすすめVPN

ここからは、行き先の国別に「つながりやすさ」「規制の強さ」「ストリーミングの相性」などを踏まえて、実際に選びやすいVPNを整理していきます。同じVPNでも、アメリカでは快適なのに中国ではほとんど使えない、というケースもあります。行き先の国ごとの事情に合わせて、最適な組み合わせを選ぶことが、海外留学・赴任におすすめのVPN選びではとても大事です。

アメリカの利用事情

アメリカはインターネットの自由度が高く、NetflixやHulu、Disney+などのサービスも基本的に問題なく使えます。ただし、日本のTVerやParavi、NHKプラスなどは日本国内向けの配信なので、そのままでは視聴できません。ここでVPNを使って日本のサーバーに接続することで、「日本からアクセスしている」状態に近づける、という使い方になります。

また、アメリカは公共Wi-Fiの数が多い一方で、セキュリティが甘いスポットも多い国です。空港・カフェ・ホテルのWi-Fiを日常的に使う留学生や赴任者にとって、VPNは「検閲回避」というよりも、自分の通信を守るための防具としての意味合いが強くなります。

アメリカ向けのVPNを選ぶときは、アメリカ国内に多数のサーバー拠点があり、かつ日本サーバーも安定しているサービスを選ぶと、米国内コンテンツと日本向けコンテンツの両方をスムーズに楽しみやすくなります。

順位サービス名特徴おすすめの使い方
1位NordVPNアメリカ・日本ともにサーバー数が多く、高速で安定日本の動画視聴とアメリカ現地サービスの両方をバランス良く使いたい人
2位ExpressVPN世界各地にサーバーがあり、ストリーミングに強い複数国を頻繁に移動する留学生・駐在員
3位surfshark高速かつ同時接続無制限でファミリー利用に最適シェアハウスや家族で複数デバイスをつなぎたい人
4位MillenVPN日本企業運営で日本語サポートが手厚い英語サポートに不安があり、日本語で相談したい人
5位CyberGhostストリーミング向けに最適化されたサーバーが豊ストリーミング向けサーバーが豊富で設定が簡単動画視聴中心で、難しい設定は避けたい人

ここでのランキングは、あくまで一般的な使い勝手や評判を踏まえた目安です。最新の対応状況や料金は、必ず各サービスの公式サイトで確認し、ご自身の用途に合うかどうかをしっかりチェックしてください。

オーストラリアの地域制限

オーストラリアもネットの自由度は高いのですが、日本と同じように見られるサービス・見られないサービスが分かれます。TVerやParaviなど日本の配信サービスはそのままでは見られず、NetflixやAmazon Prime Videoもオーストラリア版のラインナップになります。

また、日本のネット銀行や一部の決済サービスが、海外IPからのアクセスを嫌うケースもあります。そうした場合でも、日本サーバーに安定して接続できるVPNがあれば、かなりストレスを減らせます。

オーストラリアは地理的にも日本から距離があるので、速度面で不利になりがちですが、最近の大手VPNはオセアニア地域にもサーバーを置いているため、日本・オーストラリア両方のサーバーを試しながら最も快適な組み合わせを探すのがコツです。

順位サービス名特徴おすすめの使い方
1位NordVPNオーストラリア・ニュージーランドにも拠点があり高速現地動画+日本動画をどちらもよく見る人
2位surfshark高速かつ同時接続無制限でファミリー利用に最適シェアハウスや家族で複数デバイスをつなぎたい人
3位CyberGhostストリーミング向けに最適化されたサーバーが豊富NetflixやPrime Videoなど動画中心の人
4位MillenVPN日本語サポートでトラブル時の安心感が高い初めてVPNを使う留学生・家族帯同の赴任者

カナダの動画視聴対策

カナダも基本的にはインターネットの自由度が高く、YouTubeやSNSはそのまま使えます。ただし、日本のTVerやParavi、AbemaTVなどはやはり日本向けの配信なので、そのままでは視聴できません。「日本のテレビをリアルタイムに近い形で見たい」というニーズが特に強いエリアでもあります。

カナダ向けにVPNを選ぶときは、日本サーバーの安定性に加え、アメリカ・カナダにも豊富なサーバーがあるかを重視すると使いやすいです。理由は、カナダ在住でもアメリカ版のサービスを使うことが多く、アメリカサーバーを経由したほうが快適なケースが多いからです。

順位サービス名特徴おすすめの使い方
1位NordVPNカナダ・アメリカ・日本のサーバーがいずれも安定日本と北米の配信サービスを行き来したい人
2位surfsharkコスパが良く、台数を気にせずデバイスをつなげるPC・スマホ・タブレットなど複数端末を同時に使う人
3位CyberGhost動画視聴向けサーバーが多く、設定も分かりやすい日本の番組とカナダ版Netflixを楽しみたい人
4位ExpressVPN多拠点・高速で、短期滞在にも向く出張や短期留学など期間が読みにくい人
5位MillenVPN日本語でのサポートが受けやすい国産サービスVPN初挑戦で、日本語のマニュアル重視の人

ヨーロッパの配信制限事情

ヨーロッパ(ドイツ・フランス・イタリア・スペイン・北欧など)は基本的にネットの自由度が高い地域ですが、配信サービスの地域制限という意味では、やはりVPNの出番が多いエリアです。各国ごとにNetflixやAmazon Prime Videoのラインナップが違い、日本のコンテンツを見たい場合は日本サーバーに接続する必要があります。

一方で、イギリスのBBC iPlayerやフランスの現地配信サービスなど、「その国のIPでないと見られないサービス」も多く存在します。ヨーロッパは国境をまたいで移動する機会も多いので、複数国にサーバーを持つ大手VPNとの相性がかなり良い地域です。

順位サービス名特徴おすすめの使い方
1位ExpressVPNヨーロッパ各国にサーバーが多く、速度も安定EU圏をまたいで旅行や出張が多い人
2位NordVPNヨーロッパ・日本ともに拠点が豊富でバランスが良い留学先で現地サービスと日本のサービスを使い分けたい人
3位surfsharkコスパが高く、複数国での同時利用に向くワーホリや周遊しながらの長期滞在者
4位MillenVPN日本語でのサポートと設定ガイドが豊富初めてのヨーロッパ留学で不安が大きい人
5位CyberGhostヨーロッパ発のサービスで、現地向けサーバーが多いヨーロッパ各国のローカル配信を見たい人
6位セカイVPN
価格を抑えつつ、ヨーロッパサーバーが豊富コスパ重視で、ライトにVPNを使いたい人

中国の規制と回避方法

中国は、いわゆる「グレートファイアウォール」と呼ばれる厳しいネット検閲があり、Google・YouTube・X(旧Twitter)・Instagram・Facebookなど、多くのサービスがそのままでは使えません。日本から普段使っているサービスの多くが、到着した瞬間に一気に使えなくなるイメージです。

このため、中国に関しては「なんとなく有名なVPNを選ぶ」というやり方ではほぼ通用しません。中国からの接続に強いプロトコルを持ち、規制強化にも継続的に対応しているVPNを選ぶ必要があります。中国関連では、中国でAmazonや日本のサービスを使うためのVPN詳解記事や、中国留学に必要なものとVPN準備の解説も合わせて見てもらうと、より具体的なイメージがつかみやすいはずです。

個人的には、中国長期滞在の方には「中国特化型VPN+世界大手VPN」の2本構成をおすすめしています。メインは中国向けに最適化されたサービス、サブとしてNordVPN、ExpressVPNなどの大手を持っておくイメージですね。

順位サービス名特徴おすすめの使い方
1位スイカVPN中国特化で、規制が強い時期でも比較的つながりやすいとにかく中国での接続安定性を最優先にしたい人
2位MillenVPN中国向け接続に強いプランがあり、日本語サポートも充実中国留学・中国赴任のメインVPNとして使いたい人
3位NordVPN世界的な大手で、サブVPNとしても心強い中国以外の国にも頻繁に移動する駐在員・出張者
4位ExpressVPN状況によっては接続できるケースもあり、短期滞在に向く中国以外の国での利用も視野に入れている人

中国でVPNを使う際の重要な注意点

  • VPN利用の法的位置づけはグレーゾーンであり、状況が変化する可能性がある
  • 規制強化の時期には、普段つながるサービスでも一時的につながらないことがある
  • 企業利用の場合は、会社の方針や現地法人のルールを必ず確認すること

ここで紹介している情報はあくまで一般的な目安です。正確な法規制やリスクについては、最新の情報を確認し、最終的な判断は専門家や勤務先の担当部署にご相談ください。

韓国の地域制限と対策

韓国はネット環境が非常に高速で、日常的にVPNをオンにしていても体感的にはほとんど遅延が気にならない国です。一方で、NAVER TVやTvingなど、韓国IPでないと見られないコンテンツも多いので、「日本コンテンツ+韓国コンテンツ」の両方を楽しみたい人にはVPNとの相性がとても良いエリアです。

日本からの留学生・赴任者の場合、日本と韓国の両方の動画配信サービスを安定して視聴できるかどうかがポイントになります。その意味で、韓国サーバーと日本サーバーの両方に強いVPNを選ぶと、日常使いがぐっと快適になります。

順位サービス名特徴おすすめの使い方
1位MillenVPN日本人向けに韓国サーバーがチューニングされ、日本語サポートも万全日本・韓国両方のドラマやバラエティを楽しみたい人
2位NordVPN高速で安定しており、オンラインゲームとも相性が良い韓国のオンラインゲームや配信も楽しみたい人
3位ExpressVPN多拠点で旅行・出張を含む利用に向く韓国以外の国にも頻繁に移動する駐在員
4位surfshark同時接続無制限で、家族利用に向く家族で韓ドラ・K-POP配信をそれぞれ楽しみたい家庭
5位CyberGhostストリーミングのプリセットが分かりやすい細かい設定をしたくない初心者ユーザー

東南アジアの検閲事情

東南アジア(タイ・ベトナム・マレーシア・インドネシア・フィリピンなど)は国によって事情がかなり違いますが、中国ほど極端な規制は少ないものの、一部コンテンツへのアクセス制限や政治的な検閲が存在する国もあります。

多くの国ではYouTubeやNetflixは普通に使えますが、日本の動画配信サービスや一部のニュースサイトにアクセスするためにVPNを使うというケースが多い印象です。また、安宿やカフェのWi-Fiはセキュリティが甘いことも多いので、公共Wi-Fi対策としてもVPNが役立ちます。

順位サービス名特徴おすすめの使い方
1位ExpressVPN東南アジア各国にサーバーが多く、短期旅行にも強いバックパッカーやノマドワーカーとして複数国を移動する人
2位NordVPN日本サーバーの性能が高く、動画視聴が快適現地生活をしながら日本のテレビをよく見る人
3位surfsharkコスパ重視で、長期滞在向けプランがお得東南アジアでの長期留学やリモートワーク拠点づくり
4位MillenVPN日本語サポートで、トラブル時も安心初めて長期で東南アジアに滞在する人
5位CyberGhostストリーミング用サーバーが多く、エンタメ向き動画視聴中心のライトユーザー
6位セカイVPN価格を抑えつつ、一定のセキュリティと拠点数を確保費用を抑えたい長期滞在者

イギリスの配信制限対策

イギリスは、BBC iPlayerやITV、Channel 4といったイギリス国内限定の配信サービスが充実しており、これらは英国IPからでないと視聴できません。一方で、日本のTVerや日本の民放配信を見たい場合には、日本サーバーに接続する必要があります。

つまり、「イギリスIP」と「日本IP」を自由に行き来できるVPNを持っておくと、エンタメ環境が一気に整う国です。留学や赴任で長く住むなら、ストリーミングに強いサービスを優先的に選ぶと後悔しにくいです。

順位サービス名特徴おすすめの使い方
1位NordVPNイギリス・日本両方でサーバーが充実し、高速英国の配信サービスと日本の番組をバランス良く見たい人
2位ExpressVPNストリーミングに強く、複数デバイスでの利用に向く家族帯同で渡航し、各自で視聴したい番組がある家庭
3位surfshark無制限接続で、シェアハウスなどでも使いやすい学生寮やフラットシェアで複数人とシェアしたい人
4位MillenVPN日本語UIとサポートで、初めてのVPNでも安心英語に自信がなく、日本語で丁寧にサポートしてほしい人
5位CyberGhostイギリス向けストリーミングサーバーが用意されているBBCや英ドラマを中心に楽しみたい人
6位セカイVPN低価格帯で、基本機能をしっかり押さえている費用を抑えつつVPNを試したい留学生

ニュージーランドの利用環境

ニュージーランドもオーストラリア同様、ネットの自由度は高い一方で、日本のサービスはそのままでは使えないものが多いです。日本のテレビや動画配信サービスをどれだけ見たいかによって、VPNの重要度が大きく変わってきます。

回線自体は安定している地域が多いですが、地方に行くと速度が出にくいこともあるので、できるだけ高速・安定性に定評のあるVPNを選んでおくと安心です。

順位サービス名特徴おすすめの使い方
1位NordVPN日本・オセアニア地域に強く、総合力が高いワーホリや長期留学で、日本の動画視聴も重視する人
2位surfsharkコスパが高く、長期契約で負担を抑えられる費用を抑えつつ、VPNはしっかり準備しておきたい人
3位CyberGhost動画視聴向けサーバーが分かりやすく、初心者向き細かい設定は苦手で、シンプルに使いたい人
4位MillenVPN日本語UIとサポートで、トラブル時も相談しやすい初めての海外生活で不安が大きい人

国別おすすめVPNの総まとめ

ここまで、アメリカ・オーストラリア・カナダ・ヨーロッパ・中国・韓国・東南アジア・イギリス・ニュージーランドと、主要な渡航先ごとの事情とおすすめVPNを整理してきました。最後に、海外留学・赴任におすすめのVPNをざっくり俯瞰できるようにした総まとめを置いておきます。

実際には、行き先・滞在期間・予算・英語力などによって「最適解」は変わりますが、次の表を見ていただくと、自分に合いそうな候補がかなり絞り込みやすくなるはずです。

総合順位サービス名得意な地域・用途海外留学・赴任での立ち位置
1位NordVPN北米・ヨーロッパ・オセアニア、日本の動画視聴ほとんどの国で「これを選んでおけば大きく外さない」万能型メインVPN
2位MillenVPN中国・韓国・日本向けサービス、日本語サポート日本人向けの安心感が高く、特に中国や韓国では第一候補になりやすい
3位ExpressVPNヨーロッパ・東南アジア・世界周遊、短期滞在速度と安定性を重視する世界周遊型の留学生・駐在員に向く
4位surfshark家族利用・多デバイス・長期滞在同時接続無制限で、家族帯同の海外赴任や複数デバイス利用に最適
5位CyberGhost動画配信視聴、初心者向けのシンプルな設定「とにかく動画を快適に見たい」ライトユーザーに向くセカンド候補
6位スイカVPN中国のような強いネット規制下での接続中国長期滞在者にとって心強い中国特化型。メインVPNとしての採用候補
7位セカイVPNコスパ重視のライトユーザー、ヨーロッパ・東南アジア費用を抑えつつ、最低限のセキュリティと拠点数を確保したい人向け

海外留学・赴任におすすめVPNの上手な選び方まとめ

  • まずは行き先の国ごとの事情(検閲・規制・配信サービス)を把握する
  • メインVPNは「行き先に強いサービス」から選び、サブとして世界大手を1本持つと安心
  • 料金は渡航期間+数カ月の余裕を目安に、長期割引と柔軟性のバランスを取る
  • セキュリティ機能(暗号化・ノーログ・キルスイッチ)は必ずチェックする
  • 日本語サポートの有無は、初めての海外生活ほど重要度が上がる

最後にもう一度だけ大事なことをお伝えすると、ここでご紹介した海外留学・赴任におすすめVPNの情報やランキングは、あくまで一般的な目安です。料金や仕様、接続可能なサービスは常にアップデートされていきますし、国や地域によって実際の体感も変わります。

必ず最新の詳細は各VPNサービスの公式サイトで確認し、会社からの指示や学内ネットワークのルールがある場合はそれを最優先してください。法規制やセキュリティについて不安がある場合は、最終的な判断をする前に、専門家や勤務先の情報システム担当にも相談することを強くおすすめします。

それでも、この記事があなたの「海外留学・赴任におすすめVPN」を選ぶうえでの地図になって、出国前のモヤモヤが少しでも減ってくれたらうれしいです。安全で快適な海外生活を、しっかり準備していきましょう。

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