トランクルームで家具を守る 海外赴任の完全ガイド｜費用と選び方

こんにちは。セカイニオクル運営者のアキです。

海外赴任が決まると、真っ先に悩みやすいのが日本に残る家具や家電、日用品の置き場所ですよね。トランクルームや家具の海外赴任に関する情報を調べていても、海外赴任中の家具保管の方法や、トランクルームの費用相場、会社負担になるケース、家具をどうするかという判断基準、そもそも家具の置き場をどうするかなど、気になるポイントが多くてモヤモヤしやすいかなと思います。

特に、海外赴任で持って行かない家具や家電を全部トランクルームに預けるべきなのか、一部は売却した方が良いのか、賃貸の解約や実家への一時保管と比べてどれが得なのかなど、「正解」がわかりにくいですよね。単身赴任か家族帯同かによっても、必要なトランクルームの広さや保管期間、費用感が大きく変わりますし、会社の規定によってはトランクルーム代の一部が会社負担になるパターンもあります。

この記事では、海外赴任中の家具保管に使えるトランクルームの種類や選び方を整理しつつ、衣類・日用品・書籍だけの小量、趣味用品を含む中量、家具一式まで預ける大量といった「荷物の量と中身」に合わせたおすすめパターンを具体的に解説していきます。読み終わる頃には、「あなたの荷物量なら、このトランクルームの使い方が一番ムダが少ないな」と、自信を持って決められる状態になっているはずです。

• この記事で分かること
  • 海外赴任中の家具や荷物をトランクルームに預けるべきかどうかの判断基準
  • トランクルームの種類ごとの特徴と、家具保管に向くタイプと向かないタイプ
  • 小量・中量・大量の荷物パターン別におすすめのトランクルームと費用目安
  • 解約条件や会社負担の有無など、契約前に必ずチェックすべき注意点

トランクルームと家具の海外赴任対策

ここからは、海外赴任と家具保管の全体像を整理しながら、トランクルームの種類や費用感、準備の流れを押さえていきます。まずは「そもそもなぜ家具を預けるのか」「どんな失敗パターンがあるのか」を共有したうえで、必要な環境条件や費用相場を具体的な数字でイメージできるようにしていきましょう。

海外赴任で家具を預ける理由

海外赴任が決まったとき、家具や家電に関して選択肢は大きく分けて「持って行く」「日本で保管する」「売却・処分する」の3つです。実際には、この3つを組み合わせることになりますが、その中でもトランクルームを使った保管を選ぶ理由はいくつかあります。

まず一番大きいのは、帰国後もその家具を使いたいケースです。たとえばオーダーメイドのダイニングテーブルや思い入れのあるソファ、買い直すと高額になる一枚板のテーブルなどは、売却してしまうより、数年保管してでも残しておきたいという声が多いです。こういった「資産としての家具」は、トランクルームでしっかり守ってあげた方が合理的です。

逆に、ニトリやIKEAなどの量販家具は、帰国後に買い直してもトランクルームの長期保管費とあまり変わらない、もしくは買い直した方が安くなることもあります。こうした家具は、売却や処分を検討しつつ、本当に残したい一部だけをトランクルームに預ける、というバランスを取るのがポイントです。

住まいの事情も大きく影響します。日本の自宅を解約する、もしくはリロケーションで他人に貸し出す場合は、家具をそのまま置いておくことができません。実家に預けるという選択肢もありますが、スペースや家族の負担を考えると現実的でないことも多いですよね。そんなときに、必要な分だけ預けられるトランクルームは「ちょうどいい第三の置き場所」になってくれます。

家具をどうするか全体像を整理したいときは、海外転勤時の売却と輸送のパターンを詳しくまとめた海外転勤で家具をどうするか悩んだときの判断ガイドも参考になると思います。

トランクルーム選びで失敗する例

トランクルーム選びで多い失敗は、ざっくり言うと「環境を甘く見たケース」と「契約条件を読み飛ばしたケース」の2つです。特に海外赴任は2〜3年の長期利用になりやすいので、短期保管の感覚で選ぶと後から痛い目を見やすいんですよね。

よくある失敗パターンの例

• 屋外型コンテナで木製家具や書籍を長期保管してカビ・反り・シミが発生
• 月額だけ見て契約し、解約通知が3か月前必要と知って延長費用がかさんだ
• 初期費用や更新料を見落として、トータル費用が想定より数十万円高くなった
• 補償上限が低く、万が一の破損時に実費負担が大きくなった
• 海外からの連絡先や解約手続きの方法を確認しておらず、帰国前後にバタバタした

特に注意したいのが、屋外コンテナ型トランクルームでの長期保管です。アウトドア用品やタイヤなどには向きますが、木製家具や革製ソファ、楽器、書籍など湿気に弱いものを2〜3年預けると、どうしても劣化リスクが高くなります。月額が安く見えても、家具がダメになって買い直しになれば本末転倒ですよね。

もう一つの落とし穴が、解約や更新に関するルールです。スペラボのように解約は3か月前通知が必要なサービスもあれば、ハローストレージのように年1回の更新料が発生するサービスもあります。短期なら気にならない金額でも、2〜3年で積み上がると意外と差が出るので、ここは契約前にしっかりチェックしておきましょう。

家具保管に必要な環境条件 海外赴任

家具を海外赴任中に預けるときは、「どんな環境で何年ぐらい保管されるか」が品質に直結します。ここでは、最低限おさえておきたい環境条件を整理しておきます。

温度・湿度管理はどこまで必要か

木製家具や本、革製品、楽器が含まれる場合、温度と湿度が安定した環境を選ぶのが基本です。宅配型サービスのminikuraやサマリーポケットは、温度おおむね10〜28℃・湿度65％以下の空調倉庫で管理されていて、一般的な家財や衣類、本の長期保管には十分なレベルです。

一方で、宅トラのように20〜25℃、湿度55〜65％にほぼ一定に保たれた定温定湿倉庫は、楽器やワインなど特にデリケートなもの向きです。コストは上がりますが、「これだけは絶対に劣化させたくない」というものを預けるには、こうした定温定湿タイプが向いています。

屋内型トランクルーム（スペラボ、ハローストレージ屋内型、スペースプラス屋内型など）は、基本的に空調付きですが、温度・湿度を細かく数値で保証しているわけではありません。それでも屋外型と比べると温度変化は緩やかなので、家具や家電を2〜3年置いておくなら、屋外よりは屋内の方が安心です。

セキュリティと補償の考え方

家具は一点の金額も大きくなるので、セキュリティと補償の考え方も大事です。宅配型は基本的に顧客立ち入り不可の倉庫で、有人管理と機械警備が組み合わさっているケースが多く、セキュリティレベルは高めです。トランクルーム型は、監視カメラやカードキー、スマートロックなどの有無・種類をチェックしておくと安心ですね。

もう一つ重要なのが補償上限です。minikuraやサマリーポケットは1箱あたり1万円前後（オプション追加で上限アップ）、宅トラは1梱包あたり数十万円まで補償されるプランがあります。高級家具や楽器を預ける場合は、補償額が現物の価値に見合うかを必ず確認しておきましょう。

トランクルーム費用の目安と相場

ここでは代表的なサービスごとに、「タイプ別の月額目安」と「初期費用」「2〜3年利用時のざっくり総額イメージ」を表にまとめます。あくまで一般的な一例ですが、海外赴任中の家財保管コスト感をつかむ目安になるはずです。

タイプ	代表サービス	主なプラン・サイズ	月額目安	初期費用目安	2〜3年総額の目安
宅配型	minikura	HAKO / MONO レギュラー	1箱320〜380円程度	0円（箱代のみのケースが多い）	5箱を2〜3年で約2.5〜3.5万円程度
宅配型	サマリーポケット	スタンダード レギュラー	1箱400円前後	0円	5箱を2〜3年で約2.8〜3.8万円程度
宅配型	宅トラ	ちびトラ3（段ボール3箱）	月額約1,600円台	引取料約5,000円〜	2〜3年で約4〜6万円程度（出庫費用別）
屋内型	スペラボ	0.5〜1畳	月額約5,000〜12,000円	事務手数料など約2〜3万円	2〜3年で約20〜40万円程度
屋内型	ハローストレージ	0.5〜2畳	月額約6,000〜25,000円	事務手数料＋鍵代など約3万円前後	更新料含め2〜3年で約25〜60万円程度
屋内型	スペースプラス屋内	1〜2畳	月額約5,500〜17,000円	事務手数料1か月分など	2〜3年で約20〜45万円程度
屋外型	あ〜るコンテナ / スペースプラス屋外	1〜3畳コンテナ	月額約3,000〜22,000円	事務手数料など約1.5〜2万円	2〜3年で約10〜40万円程度

費用に関する注意点

• 上記はあくまで一般的な目安で、エリアやキャンペーン、為替などで大きく変動します。
• 取り出し送料や鍵代、補償オプション、更新料などは別途かかる場合があります。
• 正確な情報は公式サイトをご確認ください。
• 高額な家財を預ける場合や法人契約を検討している場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください。

海外赴任前にやる準備と整理

海外赴任とトランクルーム利用をスムーズに進めるコツは、「仕分け → 見積もり → 契約 → 搬入」という流れを早めに回しておくことです。出発直前になるほどやることが雪だるま式に増えるので、荷物の整理だけでも前倒ししておくと、心の余裕が全然違いますよ。

ステップ1：荷物の仕分け

まずは「持って行くもの」「トランクルームに預けるもの」「売却・処分するもの」「一時的に実家などに置かせてもらうもの」の4つにざっくり分けます。このとき、帰国後の住まいのイメージも一緒に考えておくと、「これは残しても使わないな」という判断がしやすくなります。

持って行く・手放すの判断に迷いやすい人は、海外赴任の持ち物を詳しく整理した海外赴任で持って行くものと手放すものの仕分け術も参考になると思います。

ステップ2：トランクルームの候補出しと見積もり

仕分けが終わったら、荷物量に応じて「宅配型でも足りるのか」「家具があるから屋内型が必要か」をざっくり判断します。そのうえで、候補になりそうなサービスからオンライン見積もりや料金シミュレーションを取り、2〜3年利用した場合の総額をざっくり出しておきましょう。

ステップ3：契約と搬入スケジュールの調整

トランクルームは、引越しや現住居の解約スケジュールとセットで考える必要があります。搬出・搬入のタイミングがずれると、一時的に置き場がなくなってしまうので、引越し会社との連携も含めて早めにスケジュールを組んでおくのがおすすめです。

会社によっては、トランクルーム費用の一部を会社負担にしてくれるケースもあります。就業規則や人事部の案内を確認しつつ、詳細は海外赴任のトランクルーム費用を会社負担にできるかどうかのチェックポイントもあわせて確認しておくと安心です。

トランクルーム 家具 海外赴任の量別比較

ここからは、実際によくある「荷物の組み合わせ」を、小量・中量・大量という3つのパターンに分けて、最適なトランクルームのタイプやサービスを具体的に比較していきます。あなたの荷物がどのパターンに近いかをイメージしながら読み進めてもらえると、「この組み合わせならここを選べば良さそうだな」と判断しやすくなるはずです。

衣類日用品書籍の小量 海外赴任

まずは「家具はほとんど残さず、衣類や日用品、書籍を少しだけ日本に置いておきたい」という小量パターンです。単身赴任で身の回り品だけを預けたい人や、家具はすべて売却して身軽に出国したい人がここに当てはまります。

このパターンでは、宅配型トランクルームが最もコスパよくフィットします。段ボール数箱単位で預けられるので、荷物量が読みやすく、2〜3年の長期保管でも月額数千円に収まるケースが多いです。

小量パターン向けおすすめサービスランキング

順位	サービス	おすすめプラン	想定荷物量	2年総額目安	3年総額目安
第1位	minikura	MONOプラン レギュラー×5箱	衣類・日用品・書籍 合計5〜8箱	約2.5万円前後	約3.4万円前後
第2位	サマリーポケット	スタンダード レギュラー×5箱	衣類中心＋書籍少量	約2.7万円前後	約3.8万円前後
第3位	宅トラ	ちびトラ3（3箱）	重要書類やアルバム中心	約4〜5万円前後	約5〜6万円前後

※上記金額はキャンペーン未適用の参考値であり、あくまで一般的な目安です。

このパターンでの選び方のポイント

衣類・日用品・書籍の小量パターンでは、minikuraかサマリーポケットをベースに考えれば大きな失敗は少ないかなと思います。どちらも温度・湿度が管理された倉庫で、箱単位の保管＋写真管理ができるので、海外からでも「どの箱に何を入れたか」をオンラインで確認できるのが便利です。

minikuraは、一定期間以上保管すると取り出し送料が無料になるプランがあり、2〜3年の長期保管と相性が良いのが大きな魅力です。一方で、サマリーポケットはオプションが豊富で、クリーニングやハンガー保管など「ちょっと良い状態で預けたい」というニーズに応えやすいのが強みです。

宅トラは箱単価はやや高めですが、補償額が高いのが特徴なので、「アルバムや思い出の品など、万が一壊れたら絶対に困るもの」が中心の人に向いています。

趣味も含む中量の海外赴任 家具

次は「衣類・日用品・書籍に加えて、ゴルフバッグやスノーボード、楽器、自転車など趣味のアイテムも含めて預けたい」という中量パターンです。荷物量としては、段ボール10箱前後＋長物や趣味用品が数点というイメージですね。

このパターンでは、宅配型＋屋内型のハイブリッドが一番バランスが良いことが多いです。箱に入るものは宅配型でコスパ良く預けつつ、長物や精密な趣味の道具は、スペラボなどの屋内トランクルームでまとめて管理するイメージです。

中量パターン向けおすすめサービスランキング

順位	サービス構成	メイン用途	想定荷物量	2年総額目安	3年総額目安
第1位	minikura＋サマリーポケット大型	箱物＋ゴルフバッグなど長物	段ボール8〜10箱＋ゴルフバッグ1〜2本	約4.5〜5万円前後	約6〜7万円前後
第2位	スペラボ 0.5〜1畳	趣味用品中心＋箱をまとめて保管	自転車1台＋段ボール6〜8箱など	約20〜30万円前後	約30〜40万円前後
第3位	スペースプラス屋内 1畳	コストを抑えた屋内一括管理	段ボール10箱前後＋趣味用品数点	約18〜25万円前後	約25〜35万円前後

※地域・キャンペーンにより費用は大きく変わるため、必ず各社の最新料金を確認してください。

趣味アイテムをどう守るか

ゴルフバッグについては、サマリーポケットの大型アイテムプランのように、専用カバー付きで1本単位で預けられるサービスが非常に便利です。月額も1,000円前後に収まることが多く、2〜3年預けても数万円レベルなので、買い直しコストと比べると悪くないラインかなと思います。

ギターなどの楽器は、湿度変化に敏感なので、宅トラのような定温定湿倉庫か、空調がしっかりした屋内トランクルームを選ぶのがおすすめです。自転車については、屋外コンテナでも保管自体は可能ですが、カーボンフレームや高級ホイールなどの場合は、屋内型の方が安心度は高いですね。

中量パターンでは、全てを屋内トランクルームにまとめると費用が一気に上がるので、「箱に入るものは宅配型」「長物や精密品だけ屋内型」という分業スタイルを意識すると、品質とコストのバランスが取りやすくなります。

家具一式の大量保管 海外赴任

最後は「ベッドやソファ、テーブル、家電一式を含めて、ほぼワンルーム〜ファミリー分の家具を丸ごと預けたい」という大量パターンです。賃貸を解約して完全に家を空けるケースや、持ち家をリロケーションに出すケースだと、このパターンになりやすいですね。

このレベルになると、屋内型トランクルームがほぼ必須になってきます。屋外コンテナは月額だけ見るとかなり安いのですが、2〜3年のあいだに湿気や温度変化で家具がダメージを受けるリスクがどうしても無視できません。長期で考えると、「家具を丸ごと守るための保険」として屋内型を選ぶ価値は大きいです。

大量パターン向けおすすめサービスランキング

順位	サービス	おすすめサイズ	想定荷物量	2年総額目安	3年総額目安
第1位	スペラボ	2〜3畳	単身〜2人暮らし相当の家具家電一式	約50〜75万円前後	約72〜105万円前後
第2位	ハローストレージ（屋内）	3〜4畳	家族分の家具家電＋季節品	約65〜95万円前後	約90〜135万円前後
第3位	スペースプラス屋内	2〜3畳	家具一式＋段ボール十数箱	約45〜80万円前後	約65〜110万円前後

※初期費用・更新料を含めたざっくりした目安であり、実際の見積もりとは異なる場合があります。

大量パターンでの判断基準

家具一式の大量保管では、「本当にそこまで保管する価値があるか」を冷静に見極めることが大切です。高級家具やサイズが特殊なもの、オーダーメイドの収納などは保管する価値が高い一方で、量販家具や家電は、売却して帰国後に買い直した方がトータルで安くなることも多いです。

トランクルーム費用を会社がどこまで負担してくれるかによっても戦略は変わります。会社負担の上限を超える部分は自己負担になることが多いので、「会社負担分＋自費の上限」を決めておくと判断しやすくなります。会社負担に関する考え方は、先ほど紹介したトランクルーム会社負担の記事もあわせてチェックしておくと良いですよ。

また、大量パターンでは搬入・搬出の手配も大きなポイントです。スペラボやハローストレージのように、提携の引越し会社とセットで手配できるサービスを選ぶと、見積もりやスケジュール調整が一括で済むので、海外赴任前のバタバタを少し減らせると思います。

解約と海外赴任のトランクルーム

ここまでサービスや費用の話をしてきましたが、実は海外赴任者にとって一番トラブルになりやすいのが「解約周り」です。解約通知の期限、更新料、最低利用期間、日割り精算の有無などをきちんと理解しておかないと、帰国時に思わぬ追加費用が発生してしまうことがあります。

解約通知と更新料を必ず確認する

スペラボのように解約は3か月前通知が必要なサービスもあれば、1か月前でOKなサービスもあります。帰国日が読みにくい海外赴任では、「少し早めに解約通知を出しておき、必要なら期間延長する」くらいの余裕を持ったスケジュール管理が大切です。

ハローストレージやスペースプラスのように、年に一度の更新料が発生するサービスもあります。短期なら影響は小さいですが、2〜3年スパンで見ると数万円単位で差が出ることもあるので、総額を試算するときは更新料も忘れずにカウントしておきましょう。

最低利用期間と日割りの有無

宅トラのように最低利用期間が6か月などと決まっているサービスもあるため、「赴任期間が短縮されたときにどうなるか」も想定しておいた方が安心です。日割り精算がない場合、月途中で解約しても1か月分まるっと請求されることもあるので、帰国日と解約日をどう合わせるかもシミュレーションしておきたいですね。

解約トラブルを避けるためのチェックリスト

• 解約通知は何か月前までに必要か
• 更新料はいくらで、何年に何回発生するか
• 最低利用期間はあるか、ある場合は何か月か
• 海外からメールやオンラインで解約手続きが完結するか
• 解約後の荷物引き取り猶予や、処分ルールはどうなっているか

これらはすべて、契約書や約款に書いてある内容です。少し面倒に感じるかもしれませんが、数十万円規模の家財を預けるわけなので、「サインする前に一度は目を通す」ことをおすすめします。疑問点があれば事前に問い合わせておくと、後から安心して海外生活に集中できますよ。

まとめ トランクルームと家具の海外赴任

ここまで、トランクルームと家具の海外赴任について、タイプ別の特徴や費用、荷物量ごとのおすすめパターン、解約まわりの注意点まで一気に見てきました。少し情報量は多かったかもしれませんが、その分、あなたの状況に近いパターンが見えてきたのではないでしょうか。

改めてまとめると、海外赴任中のトランクルーム選びで一番大事なのは「何を、どれくらいの量、何年預けるか」から逆算することです。

• 衣類・日用品・書籍の小量なら、宅配型トランクルームで箱単位に預けるのがもっともコスパが良い
• 趣味用品も含む中量なら、箱に入るものは宅配型、長物や精密品は屋内型というハイブリッドがバランス良い
• 家具一式の大量保管なら、屋内型トランクルームで広めの区画を確保し、保管価値のある家具だけを厳選する
• どのパターンでも、解約通知・更新料・最低利用期間・補償上限は必ず事前に確認する

そして、トランクルームと家具の海外赴任は、費用だけでなく「帰国後の暮らしをどうしたいか」というライフプランとも深くつながっています。家具をどこまで残すか、どこまで身軽になるかは人それぞれなので、今回の内容をベースにしつつ、自分や家族にとって一番しっくりくるバランスを探してもらえたら嬉しいです。

最後にもう一度だけお伝えしておくと、この記事で紹介した費用や条件はあくまで一般的な目安です。正確な情報は公式サイトをご確認ください。また、高額な家財の保管や法人契約、税務・保険の扱いなど専門的な判断が必要なケースでは、最終的な判断は専門家にご相談ください。

トランクルームをうまく活用して、日本に残す家具や荷物の心配を手放しつつ、海外赴任先での新しい生活に集中していきましょう。あなたの海外生活が、安心で実り多いものになることを願っています。