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フランスへ荷物を送る食品に関する手続きや禁制品、国際小包やEMSの違い、関税やVATの考え方、通関やHSコードの入力方法、Chronopostでの配達や追跡、配送日数や料金、ギフトの申告や申告価格の目安まで、初めてだと不安が多いですよね。
この記事では、私が現場で見てきたポイントをわかりやすく整理し、あなたが迷わず最適な方法を選べるようサポートします。
- この記事で分かること
- フランスへ食品を送れるサービスの選び方
- 送れる食品と送れない食品の見分け方
- 料金・日数・通関の一般的な目安
- 失敗しない梱包と書類作成のコツ
まず押さえるべき「フランス×食品発送」の前提
ここでは、最新の実務前提とリスクをまとめて確認します。初めての方は、この章の内容だけでも読んでおくと、その後の判断が一気に楽になります。
結論から:初めて送る人は、手間を最小化できるポチロジの利用が最も安全で現実的です。日本郵便の国際小包(航空便)でも食品は送れますが、書類・成分確認は自己責任になります。特に食品を扱う場合は、成分表やHSコードの誤り一つで税関で止まることもあるため、最初は代行サービスを使うほうが安心です。
フランスへ送れる食品と送れない食品の大枠

フランスはEU域内でも食品の輸入規制が厳しく、税関(Douanes)が衛生管理の観点から細かく分類しています。とくに動物由来の成分(肉・乳・卵)を含むものは、たとえ少量でも「動物検疫」対象となり、個人輸入扱いでは通関が難しいのが現実です。日本の加工食品は品質が高く人気ですが、その一方で成分表示にチキンエキス、ビーフパウダー、ポークエキス、乳固形分などが含まれていると通関拒否や没収になることもあります。
一方で、植物性食品(海藻、乾物、調味料など)は比較的通りやすいです。たとえば「昆布だし」「かつお節(粉末)」「海苔」「煎餅」「和菓子」などは、原材料が植物由来であればほぼ問題なし。また、フランスではアジア食品への需要が高く、現地のスーパーでも販売実績がある商品なら、税関側も通関に慣れているケースがあります。
ただし、同じ商品でも「バッチ(製造ロット)」によって成分が微妙に異なることがあります。輸出時は必ず現物ラベルを撮影し、正確な英訳(例:Soy sauce / No meat / No dairy)を記載するのがおすすめです。
また、輸入規制の最新情報はフランス税関(Douanes)公式サイトを確認するのが確実です。
フランスへ食品を送るときの利用可否
まず知っておいてほしいのは、「どの配送会社を使っても食品が送れるわけではない」という点です。たとえばDHL、FedEx、UPSなどの大手クーリエは、商業輸出専用のルールを採用しており、個人が食品を送る行為は基本的に不可。仮に発送できたとしても、税関で「食品輸入業者登録」がないと返送されることがあります。
このため、一般の方がフランスへ食品を送るときは、現実的には以下の2択になります。
フランスへ食品を送るときの会社別フロー
最終的に残る選択肢は2択(ポチロジ / 日本郵便の国際小包)
商業輸出ルール。個人の食品は対象外
個人向け食品発送は取り扱い外
食品輸入業者登録がない個人は不可
フランス宛は食品不可
禁制品を除き可。
インボイス・CN23など書類は自分で作成
禁制品チェックと書類作成を代行。
初めてでも手間が少なく確実
- 自分で書類作成できるならコスパ良し
- 到着の目安は9〜14日(時期で変動)
- EMSは食品不可に注意
- 禁制品チェック・インボイス等を代行
- 到着の目安は4〜5日(時期で変動)
- 初めて・確実性重視に最適
- 日本郵便の国際小包(航空便):費用を抑えたい人向け。書類は自分で作成する必要あり。
- ポチロジ:食品チェック・書類作成を代行してくれる。初めてでも失敗しにくい。
またEMS(国際スピード郵便)はフランス宛の食品不可です。これを知らずに送ると、郵便局で受付されず返送となります。
一方で、ポチロジではEMS同等のスピードで配送可能なため、“速くて安全”の両立ができるのが強みです。
関税・VAT・申告額の考え方
フランスへ食品を送る際に気をつけたいのが関税(Droits de douane)と付加価値税(TVA)です。日本からEU域外へ発送される荷物は、内容物と申告額によって課税されるかが決まります。45ユーロ以下の個人間ギフト(非商用)であれば、原則として関税もTVAも免除されます。ただし、税関の判断で検査が入る場合もあります。
申告額が45ユーロを超える場合、受取人にTVA(約20%)+通関手数料(10〜15ユーロ程度)が請求されることがあります。Chronopost(ラ・ポスト傘下の配送会社)が代行徴収を行うケースが多く、受取人が支払わないと配送が進まない点に注意してください。
| 項目 | 内容 | 目安金額 |
|---|---|---|
| 関税(Droits de douane) | 品目に応じて発生。食品は通常低率〜免除。 | 0〜5%前後 |
| 付加価値税(TVA) | 申告額+関税を基に算出。受取人が支払い。 | 約20% |
| 通関手数料 | Chronopostなどが徴収する代行手数料。 | 10〜15ユーロ程度 |
また、申告額を低く書いても通関側が市場価格を基準に再計算することがあります。つまり、過少申告はリスクしかありません。逆に高く書いても問題はなく、むしろ透明性が上がります。贈答品の場合は、“Gift – No commercial value”と記載しつつ、正確な金額を添えるのがベストです。
EU税制は年々変化しています。2021年以降、EUでは全ての輸入品にVAT課税の対象範囲が拡大されており、小額だからといって油断できません(出典:欧州委員会 VAT on e-commerce)。
最新の制度改定は必ず確認し、不明点は専門家に相談してください。
フランスへ荷物を送る食品の最適解(結論)

ここまで見てきた通り、フランスへの食品発送は想像以上にルールが多く、手続きも複雑です。とくに初めて挑戦する方は「どこまでがOKで、どこからが禁止か」が非常に分かりづらいと思います。そんな中で私が一番おすすめしているのが、ポチロジを使った発送です。なぜかというと、単純に「迷うポイントを全部代わりにやってくれる」からなんです。
具体的には、ポチロジではあなたが送りたい食品の写真や成分ラベルを共有するだけで、スタッフがその場で可否をチェックしてくれます。これにより、「せっかく買った食品が送れなかった」というミスを防げますし、税関で止まるリスクも減ります。また、インボイスや税関告知書の作成代行も含まれているため、自分で英語入力やHSコードの選定をする必要もありません。
料金も明確で、発送前に見積もりをもらえるので、想定外の請求がありません。私の経験では、現地のChronopostでの通関もスムーズに進む傾向があり、スピード・安全性・確実性のバランスがとても取れています。
実務ステップ:サービス選定から梱包・通関まで

ここからは、実際にフランスへ荷物を送る際のステップを順に解説します。サービスの選定、成分確認、書類の作成、梱包方法、発送から受取まで、一つひとつ押さえておくことでトラブルを防げます。特に、通関に関しては「少しの手間が後の大きな違い」を生む部分なので、焦らず丁寧に進めていきましょう。
サービス比較:ポチロジと日本郵便の違い
「どちらを使えばいいの?」という質問をよくもらいます。実際に両方のサービスを使ってみると、それぞれに明確な特徴があり、目的によって選ぶべき方法が違います。以下に代表的な比較表を整理しました。
| 項目 | ポチロジ | 日本郵便(国際小包・航空) |
|---|---|---|
| 食品の可否 | 可(禁制品を除く、事前確認推奨) | 可(禁制品を除く) |
| 書類作成 | 代行(インボイス・HSコード含む) | 自己作成(オンライン作成が必要) |
| サポート体制 | 日本語でチャット対応、初めてでも安心 | 郵便局・コールセンターへの自己問い合わせ |
| 日数の目安 | 約4〜5日(税関状況で変動) | 約9〜14日(時期により遅延あり) |
| 費用感 | 中程度(サービス料込) | 最安だが、手続きの手間が大きい |
| 向いている人 | 初めて・確実に届けたい人 | 経験者・コスト重視派 |
つまり、ポチロジは「安心代行型」、日本郵便は「自己完結型」というイメージですね。ポチロジは写真を送るだけでOKなので、英語表記や書類のルールを自力で調べる必要がありません。一方で、書類作成が得意な方であれば、日本郵便でもコスパ良く送ることができます。
ちなみに、私が以前行った検証では、同一サイズ・同一重量(約2kg)の荷物を比較した際、ポチロジは到着まで4日、日本郵便(航空便)は約10日でした。
「早く・確実に届けたい」ならポチロジ、「安く・自力で挑戦したい」なら日本郵便、という棲み分けが一番現実的だと思います。
送れる食品/送れない食品のチェックリスト


フランス税関は、EUの食品衛生基準(Regulation (EC) No 852/2004)に基づいて検査を行っており、輸入規制の根拠は明確です。ただ、一般の利用者にはこの法律を直接読むのは難しいため、ここでは簡単に要点をまとめます。
送れない可能性が高いもの
- 肉製品(ビーフジャーキー、ハム、ソーセージ、レトルト肉入り食品など)
- 乳製品(チーズ、バター、ミルクパウダー、乳入り菓子など)
- 卵加工品(マヨネーズ、プリンミックスなど)
- 生鮮食品(果物・野菜・肉・魚)
- 肉・乳由来のスープや調味ペースト
比較的通りやすい例
- 海藻類(昆布、わかめ、海苔など)
- 魚介類加工品(ツナ缶、サバ缶、いわし缶など)
- だしの素(かつお・煮干し・昆布など動物性不使用のもの)
- 乾麺(そば、うどん、ラーメン:スープ別で肉エキス不使用)
- 菓子類(米菓、飴、クッキーなど乳不使用の製品)
ここが落とし穴:日本では「動物性不使用」として売られていても、海外基準では「トレース(微量成分)」でもアウトになることがあります。つまり、“may contain milk or meat”の記載があれば、没収の可能性もあるということです。迷った場合は、ポチロジのように成分確認サービスがある業者に依頼しましょう。
(出典:欧州委員会 食品安全局)
書類作成:HSコード・英訳・申告額のコツ
フランス向けの食品発送で最も時間がかかるのが、実はこの「書類作成」です。日本郵便の国際小包を利用する場合、税関告知書(CN23)やインボイスをオンラインで作成する必要があります。ここで入力を間違えると、通関で止まる・返送される・課税が上がる、というリスクが一気に増します。慣れないうちは、少し慎重すぎるくらいでちょうどいいです。
HSコードと品名の入力のポイント
HSコードとは「国際的に共通の品目分類コード」のことです。たとえば、乾燥海苔なら「1212.21」、ふりかけなら「2103.90」などが該当します。日本郵便のマイページサービスでは、候補から検索できるようになっているので、必ず最も近い分類を選ぶのがコツです。英語での品名も具体的に記載しましょう。Seaweed FurikakeやNoodle Soup Base (No Meat)のように「何が入っていて、何が入っていないか」を明示するのがポイントです。
申告額と目的の書き方
課税を避けようと過少申告する人がいますが、これはリスクが高いです。税関では価格の相場や品目を照合しており、不自然な価格は追加調査の対象になります。目安として、市場価格または購入価格をそのまま記載し、For personal use / Giftなど用途を正しく入力しましょう。
ちなみに、ポチロジを利用する場合はこの部分をすべて代行してくれます。HSコードの選定やインボイスの英訳なども含まれるので、「入力ミスで返送された…」という心配がありません。自分で書類を作成するより圧倒的に時短です。
梱包:破損・漏れ・検査リスクを下げる
梱包は単なる「箱詰め」ではなく、輸送中のリスクを減らすための重要な工程です。フランスでは国内配送がChronopostで行われますが、この会社はスピード重視のため取り扱いが少し荒めです。瓶・缶・液体などは特に注意が必要です。
基本ルール
- 外箱は無地の強化ダンボールを使用(再利用品・ブランド箱はNG)
- 中身は緩衝材を多めに詰める(新聞紙よりもエアパッキン推奨)
- 液体やペースト状のものは二重密封+ビニール袋で漏れ防止
- 瓶・缶は個別包装し、上下左右に空間を確保
- 箱の外には「Fragile」や「This Side Up」のラベルを貼る
特に冬季や夏季は、温度差による破損や漏れが増える傾向があります。液体・ガラス容器の発送は避けるか、徹底的に保護してください。フランスのChronopostは荷扱いが粗いことで有名なので、過剰なくらいの梱包でちょうどいいです。
スケジュール感:日数・遅延の見立て方
フランスへの配送日数は、季節や通関の混み具合で大きく変わります。一般的な目安として、ポチロジでは4〜5日程度、日本郵便(航空便)では9〜14日程度かかります。ただし、繁忙期や税関検査が重なると、さらに数日延びることもあります。
注意したい時期
- 年末年始(12月〜1月)
- フランスの祝祭日(特に5月・8月)
- 現地ストライキ期間(郵便・交通関連)
誕生日プレゼントやイベント用に送る場合は、最低でも2〜3週間前に発送するのが安心です。現地で関税がかかった場合、受取人が支払い手続きに時間を要することもあります。受け取る側にも事前にスケジュールを共有しておきましょう。
費用感:料金は「総額」で比較する
料金比較をするときに見落としがちなのが、「現地手数料」や「通関代行費用」です。たとえば、日本郵便では基本料金が安く見えても、Chronopost側で10〜15ユーロ程度の手数料が加算されることがあります。一方、ポチロジは見積もり時にすべて込みの総額提示なので、後から追加費用が発生しません。
| 項目 | ポチロジ | 日本郵便(航空便) |
|---|---|---|
| 基本料金 | 約3,500〜(重量による) | 約2,000〜(重量による) |
| 通関代行・書類作成 | 込み | 自己作成(無料) |
| 現地手数料 | 込み | Chronopostで10〜15€発生する場合あり |
| 総合評価 | コスパ◎(安心・早い) | 費用安◎、手間多め |
このように、単純な送料だけでなく、最終的に支払う金額で比較するのが大切です。私は「総額で考えるとポチロジのほうが安いケースもある」と感じています。特に再発送リスクを減らせる点も、見逃せません。
トラブルを避ける申告と受け取りのコツ


ここでは、実際の通関・受取でトラブルを減らすための工夫を紹介します。発送側と受取側の連携が取れていないケースで、課税・返送・破損などが起こりやすいです。
- 送り状にはFor personal use / Giftを明記
- 受取人へ追跡番号・内容品・予想費用を事前連絡
- 配達時に外箱の状態を必ず確認し、破損があればサイン前に申告
通関時の判断は担当官によって異なることがあります。課税や免税の基準は日々変動するため、正確な情報は日本郵便やフランス税関の公式サイトをご確認ください。また、高額商品を送る場合は、最終的な判断を専門家にご相談ください。
ポチロジで進めるときの実務フロー
ポチロジを利用する際の実際の流れをまとめました。すべてオンラインで完結できるので、慣れない方でも迷わず進められます。
お客様ご対応
サービスに関するお問い合わせ
以下のものを事前にご準備ください:
・内容が分かる写真・型番・数量
・保管場所のリスト
お見積もり料金の確認
弊社社員への搬入手配
※倉庫所在地:千葉県某市
ポチロジ対応
検品、計測
ご請求額の確定
お客様からのご入金確認
発送と追跡番号のご案内
荷受人様への貨物のお届け
ポイント:食品の写真を送る際は、成分表が読めるように撮影しましょう。曖昧なラベルや不明な成分があると、フランス税関で止まる原因になります。判断が難しいものは、最初からリストから外すのも賢い選択です。
日本郵便(国際小包)で進めるときの必須ポイント
日本郵便で自分で手続きする場合は、オンラインでの送り状作成が必須です。欧州宛てでは手書きラベルは受け付けられないため、注意してください。
- 「国際郵便マイページ」で送り状(CN23)を作成
- 英語品名をできるだけ具体的に記載(例:Rice Crackers、Seaweed Soup Base)
- 印刷してパウチに封入、郵便局へ持ち込み
- 追跡番号を受取人に共有
入力ミスや曖昧な表現(例:「snack」など)は通関で止まる原因になります。日本郵便のガイドラインにも、「食品を送る場合は品名・用途を明確に」と記載されています(出典:日本郵便 国際郵便条件表)。
まとめ:フランスへ荷物を送る食品の最短ルート
ここまでの内容をまとめると、フランスへの食品発送は「準備」と「書類」がすべてです。慣れてしまえば難しくありませんが、最初は戸惑うポイントも多いと思います。私のおすすめは、やはりポチロジでの発送です。成分チェック、書類作成、税関対応まで代行してくれるため、初めてでも安心です。
費用を抑えたいなら日本郵便の国際小包もありですが、その場合は英語入力やHSコード、成分の確認を慎重に行うことが必須です。どちらにしても、禁制品チェックと受取人への事前共有を徹底すれば、スムーズに届けられます。
最後にもう一度。数値や条件は常に変わるため、最新の情報は公式サイトを必ず確認し、判断に迷う場合は専門家や発送代行サービスに相談しましょう。あなたの荷物が無事にフランスで笑顔とともに届くことを願っています。







