こんにちは。セカイニオクル運営者のアキです。
留学の荷物を船便で送ろうと思うと、料金の目安や相場、日数は何ヶ月か、いつ送るべきか、追跡が動かないときはどうするか……ここ、気になりますよね。
この記事では、留学の荷物を船便で送るときに必要なことを、サイズや30kg制限、国際郵便マイページのラベル作成、インボイスと税関告知書、SAL便の停止状況、EMSとの比較まで、まとめて整理します。大きい荷物や大量の荷物なら、船便でもポチロジ(LCL)が便利なケースがあるので、その判断軸も一緒に解説します。
料金や日数、禁制品ルールは国・時期で変わることがあります。正確な最新条件は日本郵便や各サービスの公式情報をご確認ください。最終判断が不安な場合は、郵便局窓口や事業者サポートに相談するのがおすすめです。
- この記事で分かること
- 留学の荷物を船便で送る料金と日数の目安
- EMSと船便の違いと使い分けの考え方
- 国際郵便マイページとインボイス入力の要点
- 30kg超や大型荷物でポチロジLCLが向く条件
留学の荷物を船便で送る基礎

まずは、船便の料金・日数・制限を押さえます。ここが分かると「自分は船便でいけるのか」「一部は航空便やポチロジに逃がすべきか」が判断しやすくなります。
船便料金の目安と相場
留学の荷物をとにかく安く送りたいなら、基本は船便が最有力です。代表例として、20kgの荷物をアメリカへ送る場合、EMSだと約51,000円のことが多い一方、船便なら14,900円が目安になります。ここ、インパクト大きいですよね。
ただし「船便が安い=何でも船便にすればOK」ではなくて、重さ・箱数・中身の性質で最適解が変わります。私はいつも、最初に荷物を“遅くても困らないグループ”と“早く必要なグループ”に仕分けするところから入ります。これをやると、送料もトラブルも一気に減ります。
船便料金が決まる仕組み
日本郵便の船便料金は、宛先国を地帯(ゾーン)に分けた「地帯別・重量別料金」で決まります。ざっくり言うと、同じ20kgでも宛先が違うと料金が変わるし、同じ宛先でも重量が1kg増えると料金が段階的に上がる感じです。下はよく使われる主要国の目安です(あくまで一般的な目安で、最新料金は公式情報をご確認ください)。
| 重量 | アメリカ(第4地帯) | カナダ・イギリス・オーストラリア(第3地帯) |
|---|---|---|
| 10kg | 8,900円 | 7,900円 |
| 15kg | 11,900円 | 9,900円 |
| 20kg | 14,900円 | 11,900円 |
| 25kg | 17,900円 | 13,900円 |
| 30kg | 20,900円 | 15,900円 |
船便を安く・安全に使うための考え方
私がよくやるのは、「船便の箱は20kg前後を狙う」方法です。もちろん最大30kgまでいけるんですが、30kgって持つ側も運ぶ側も負担が大きいんですよ。結果として落下や破損のリスクも上がりやすい。だから、持ち込みやすさと破損リスクを考えて、“一箱は重すぎない”を意識して分割します。
逆に、軽くしすぎると箱数が増えて、ラベル作成や内容品登録が面倒になるので、ここはバランスです。あなたの家庭での現実(親御さんが運ぶ、車がある、郵便局までの距離)も踏まえて決めるのが一番ですね。
コツは「急がない重い物」を船便に寄せることです。衣類、本、季節外れの寝具、日用品などは船便でまとめると効きます。
一方で、到着直後に必要なもの(薬、すぐ使う家電、賞味期限が短い食品など)は、航空便やEMSのほうが安全な場面が多いです。
船便に寄せやすいもの・寄せにくいもの
仕分けの目安を、もう少し具体化しておきます。留学って、現地到着後の1〜2週間が一番バタつくので、その期間に「ないと詰むもの」は船便から外すのが鉄則です。
| 船便に寄せやすい | 航空便/EMSに寄せやすい |
|---|---|
| 季節外れの衣類、寝具、タオル | 渡航直後に使う服、必須の家電 |
| 教科書の予備、参考書、ノート類 | 入国直後の手続きで必要な書類 |
| 日用品のストック(シャンプー等は液体注意) | 液体で漏れやすいもの、割れ物 |
| 賞味期限が長く規制に触れにくい食品 | 賞味期限が短い食品、規制が厳しい食品 |
より広い選択肢(ポチロジ、クーリエなど)も含めて全体像から整理したい場合は、セカイニオクル内の解説も参考になります。
最後に大事な注意点です。送料は「目安」ですが、禁制品混入や申告の不備で止まると、安さより痛いコストが出ます。船便を安く使うほど、書類と中身チェックは丁寧に。ここだけは手を抜かないでくださいね。
EMSと船便の料金比較
船便の強みは、同じ重量でも送料が大きく下がりやすいことです。アメリカ宛ての目安で見ると、20kgで船便14,900円に対し、EMSは51,100円前後になることがあります。数字だけ見ると「じゃあ船便一択じゃん」と思いがちなんですが、実務はもう少し立体的です。
私はいつも「時間・手間・リスク」の3つで比較します。船便は確かに安いけど、届くまで長い分だけ、住所の確定や受取体制、追跡のストレス、税関で止まった時のタイムロスが効いてきます。逆にEMSは高いけど、2〜7日で届くことが多く、“早く届く=問題発生時の修正が効く”というメリットが大きいです。
料金比較の目安(アメリカ宛て)
アメリカ宛てでよく聞かれるのが「10〜30kgでどのくらい差が出る?」という話。目安はこの通りです(料金は一般的な目安で、最新は公式情報をご確認ください)。
| 重量 | 船便(郵便局) | ポチロジ船便(LCL) | EMS(郵便局) | ポチロジ航空便 |
|---|---|---|---|---|
| 10kg | 8,900円 | 要見積もり | 27,100円 | 17,786円 |
| 20kg | 14,900円 | 要見積もり | 51,100円 | 28,064円 |
| 30kg | 20,900円 | 要見積もり | 75,100円 | 43,781円 |
船便は10〜30kgの一般的な荷物なら最安になりやすいです。ただし30kg超や大型貨物になると、郵便局ルートでは物理的に詰むので、そこはポチロジLCLの検討ポイントになります。
「何を優先するか」で答えが変わる
ここ、あなたの状況によって最適解が変わるところです。例えば、留学先が寮で、到着直後は手続きが多くて受取対応が難しいなら、船便で早く着きすぎるのは逆に怖い。反対に、家族や友人が受け取れる環境があるなら、船便で前倒しするのも現実的です。
また、EMSは「短期で届く」だけじゃなく、破損や紛失が起きた時の心理的コストが下がるという強みもあります。船便は長く待つ分だけ不安も増えがちで、「追跡が動かない…」という状況が普通に起きます。だから私は、船便を選ぶなら追跡の見方・問い合わせ手順・保管期限までセットで準備します。
私の使い分けの目安
- 時間に余裕がある&重い私物中心:船便(郵便局)が強い
- 渡航直後に必要/急ぎ:EMSや航空便が安心
- 書類が不安/大型・重量物:ポチロジ(航空・船便)を検討
最後に、どの手段でも共通の注意点です。料金も日数も「標準」からズレることがあります。だからこそ、最終判断は公式情報の確認と、必要なら窓口相談。これが一番堅いです。
船便日数は何ヶ月か

船便の日数は「目安」で、1ヶ月程度の幅が出ることがあります。船の出港待ち、天候、物流、税関状況などで変動します。ここが船便の一番やっかいなところで、「いつ届く?」に対して確約ができないんですよね。
| 宛先国 | 標準日数 | 実績例 |
|---|---|---|
| アメリカ(本土) | 2〜3ヶ月 | 約8週間で到着したケースあり |
| カナダ | 2ヶ月前後 | — |
| イギリス | 2〜3ヶ月 | 約10週間で到着した実例あり |
| オーストラリア | 2ヶ月前後 | 比較的安定 |
船便の「時間がかかる理由」を知っておく
船便は、単純に海を渡る時間だけではありません。実務上は、だいたい次のステップを通ります。
- 日本国内での引受・仕分け
- 出港までの待ち(ここが読めない)
- 海上輸送
- 到着国での通関(ここも読めない)
- 現地配送業者による配達
「海上輸送が何週間」というより、出港待ちと通関で日数がブレるイメージです。年末年始や夏の混雑期は、このブレが大きくなることがあります。
追跡が動かないのは普通
そして現実的に大事なのが追跡です。船便は追跡の更新が遅く、1〜2ヶ月単位で動かないこともあります。「動かない=紛失」とは限りません。ここで焦ってしまう人が多いので、最初から「止まる前提」で心構えを作っておくのが大事です。
追跡が動かないときの基本
- 日本郵便の追跡で確認する
- 現地到着後は現地配送業者(例:イギリスはParcelforce、アメリカはUSPS)でも確認する
- 長期間まったく動かない場合は国際郵便お客様サービス相談センター(0120-5931-55)へ調査依頼する
「税関で止まった」の時間感覚
船便でよくあるのが、到着国の税関で一時保留になって、しばらくステータスが変わらないパターンです。理由は、内容品の記載が曖昧だったり、金額が不自然だったり、禁止品が疑われたり。ここは後の「インボイスと税関告知書」で詳しく書きますが、船便は時間が長いぶん“小さなミスが致命的”になりがちです。
船便は「待つ時間」がある分、受取側の準備が重要です。
- 受取人不在が続くと、保管期限切れで返送されることがある
- 不在票が入らない国もあるので、追跡チェックが大事
- 留学先の住所表記(部屋番号や郵便番号)が曖昧だと詰みやすい
なお、SAL便(エコノミー航空便)は2025年12月時点でも全面停止の扱いで考えるのが無難です。状況は変わる可能性があるので、もしSALを狙うなら「国別の取扱い状況」を公式で確認してから動くのが安全です。基本は「船便」か「航空便(EMS含む)」の二択で設計しておくと、計画が崩れにくいです。
出発前の発送タイミング
船便は最大3ヶ月かかる前提で逆算します。おすすめは「あなたが現地到着してから1〜2週間後に荷物が届く」くらいの設計です。先に荷物が着くと、受け取れない・保管料・返送のリスクが上がります。
| 宛先国 | 推奨発送時期 | 理由 |
|---|---|---|
| アメリカ・カナダ | 出発3〜4ヶ月前 | 2〜3ヶ月+バッファ |
| イギリス | 出発3〜4ヶ月前 | 2〜3ヶ月+バッファ |
| オーストラリア | 出発2〜3ヶ月前 | 1.5〜2ヶ月+バッファ |
| 中国・韓国・台湾 | 出発2ヶ月前 | 1〜1.5ヶ月+バッファ |
逆算のやり方は「到着希望日」から決める
私がよくやるのは、まず「受け取りたい日」を決める方法です。例えば、あなたが現地到着して生活が落ち着くのが1〜2週間後だとしたら、そのタイミングを“荷物到着の理想”に置きます。そこから、標準日数(例:アメリカなら2〜3ヶ月)を引いて、さらに1〜2週間のバッファを足して発送日を決める、という流れです。
このとき大事なのは、送り先住所が確定しているかと、受け取れる体制があるか。寮なら管理室で受け取れるのか、シェアハウスなら玄関に置かれたら盗難リスクはないか、あなたが不在の時間帯はどうするか。ここまで一緒に考えると、船便の成功率が上がります。
繁忙期は“さらに早め”が安全
さらに、繁忙期は遅延が出やすいので、追加で1〜2週間早めが無難です。
- 年末年始(12月〜1月):税関が最も混雑
- 夏休み(7月〜8月):留学生の荷物が集中
- 春の新学期前(3月〜4月):同様に混雑
早すぎる発送にもリスクがあります。
- 現地郵便局で保管料が発生する場合がある
- 国際小包の保管期間は原則15日間(課税対象品は1ヶ月)で、超過すると返送される
- 本人不在で受取できないと、手続きが一気に面倒になる
住所確定前に送るなら、受取の現実性を最優先
住所が確定していない状態で送るのは原則おすすめしません。やむを得ない場合は、現地の日本人友人宅や一時滞在先を宛先にするなど、受取の現実性を最優先にしてください。発送後の住所変更は難しいので、「とりあえず送っちゃえ」は危険です。
それでも送るなら、あなた側(受取側)と親御さん側(発送側)で、追跡番号・発送日・内容物リスト・到着見込みを必ず共有しておくと、後がラクです。船便は“待ち”が長いぶん、連携不足がトラブルの原因になりやすいんですよね。
「時間がないときの現実的な動き」も含めて整理したい場合は、関連する記事も役立ちます。
重量30kgとサイズ制限
日本郵便の国際小包(船便)は、ざっくり言うと「30kgまで」が大きな壁です。サイズも制限があるので、事前に必ず確認します。ここを甘く見て当日に持ち込むと、窓口で「これ受けられません」で詰むので、先にチェックしておくのが正解です。
船便の代表的な制限(目安)
- 最大重量:30kgまで
- サイズ:長さ1.5m以内、かつ長さ+横周の合計3m以内
- リチウムバッテリー単体:送付不可(モバイルバッテリーは基本NG)
- 機器内蔵の電池:条件付きで可能(単電池4個以下、組電池2個以下)
「長さ+横周」ってどう測る?
サイズ制限でよく出るのが「横周(胴回り)」の考え方です。これは箱の周囲(ぐるっと一周)を測るイメージで、長さ(最長辺)+横周が3m以内、というルールになります。箱を選ぶ段階でメジャーを使って測っておくと安心です。
そしてもう一つ大事なのが、国によって細かい条件が違うことがある点です。同じ“30kgまで”でも、宛先やサービスで差が出る場合があります。正確なサイズ・重量の条件は、必ず公式情報で確認してください。
リチウム電池は「単体NG」が超重要

留学荷物で一番やらかしやすいのが、モバイルバッテリーなどのリチウム電池です。単体で送るのは基本NGなので、入れないのが安全です。ノートPCやシェーバーなど「機器内蔵」タイプは条件付きでOKのケースがありますが、条件(単電池4個以下、組電池2個以下など)があるので、少しでも不安なら郵便局窓口で事前確認がおすすめです。
迷ったら「入れない」判断が最強です。禁止品混入は、返送・廃棄・遅延などのリスクが跳ね上がります。
この制限を超えそうなら、無理に分割してリスクを上げるより、大型貨物に強いポチロジLCLを検討したほうが、結果的にラクで安全なケースがあります(後半で詳しく解説します)。
留学の荷物を船便で送る手順

ここからは実務です。国際郵便マイページの登録から、インボイス入力、梱包、禁制品チェックまで、つまずきやすいポイントを順番に潰していきます。親御さんが発送するケースもこの流れでOKです。
国際郵便マイページ登録
いまは、欧米向けの国際郵便でオンラインラベル作成が必須になっている流れが強いです。手書きラベルでは送れないケースがあるので、最初に国際郵便マイページサービスを整えます。ここ、初めてだと地味にハードル高く見えるんですが、慣れると「手書きより圧倒的にラク」になります。
登録〜ラベル印刷までの流れ
基本は次の順番で進めるとスムーズです。親御さんが発送する場合もまったく同じです。
自宅でやること(親御さんが発送する場合も同じ)
- 国際郵便マイページサービスに登録(個人を選択し、メールで本登録まで完了)
- 差出人情報を半角英数字で入力
- 宛先国・住所・氏名を入力し、国際小包の船便を選択
- 内容品を英語で登録し、A4で印刷(署名欄は自筆サイン)
つまずきやすいポイントは「住所」と「内容品」
実務で詰まりやすいのは、住所表記と内容品登録です。住所は、国によって表記順が違ったり、郵便番号の形式が違ったりします。ここは「現地住所の公式表記(学校や寮が指定している表記)」をそのまま使うのが一番安全です。あなたが現地から親御さんに住所を送るなら、コピペできる形で渡してあげるとミスが減ります。
内容品は、英語で具体的に書くのが鉄則です。曖昧にすると税関で止まるリスクが上がるので、次の「インボイスと税関告知書」で、具体例も含めて長めに解説します。
郵便局に持っていくもの・窓口での伝え方
郵便局へ持っていくものは、梱包済み荷物、印刷したラベル(半分に折ってパウチへ)、支払い手段、念のための本人確認書類、内容品メモあたりです。準備ができていれば窓口対応は15〜30分くらいが目安になります。
窓口での伝え方は、シンプルでOKです。
- 留学先に私物を船便で送りたい
- 内容品はすべて個人の私物で、販売目的ではない
- 危険物は入っていない
この3点が伝わると、確認が早く終わりやすいです。もし内容品の英語が不安なら、事前にメモを作って持っていくと焦らずに済みます。
入力や英語品名で詰まりやすいので、その点をより具体的に知りたい場合は、サイト内の手続き記事も参考になります。
注意:制度や必要条件は変わることがあります。ラベル作成や必要書類、取扱い可否は最新の公式情報で必ず確認してください。最終判断に迷う場合は郵便局窓口に相談するのが安心です。
インボイスと税関告知書
船便で一番止まりやすいのが税関書類です。ポイントは「英語で具体的に」「価格は0円にしない」「私物であることが分かるようにする」です。ここが甘いと、船便の“安さ”が一瞬で吹き飛びます。気になりますよね、ここ。
必須記載項目を“抜けなく”埋める
書類は難しく感じるかもですが、やることは「指定の項目を埋める」だけです。必要なのは次の6つが基本です。
- Description(品名):英語で具体的に
- Quantity(数量)
- Unit Price(単価)
- Total Amount(合計額)
- Country of Origin(原産国):Made in Japanなど
- 用途:Personal Effects(私物)
曖昧な品名は止まりやすいです。SnackやGiftやClothesだけ、みたいな書き方は避けてください。
英語品名は「具体名+素材+数量」が強い
税関が知りたいのは「何が入っているか」と「どれくらいの価値があるか」です。だから、品名は具体的に。私はよく、“具体名(何)+補足(素材/用途)+数量”の形にします。例えば「T-shirts」だけより、「Cotton T-shirts, 3pcs」のほうが伝わります。
| カテゴリー | 曖昧な記載 | 正しい記載例 |
|---|---|---|
| 衣類 | Clothes | Cotton T-shirts, 3pcs / Winter jacket, polyester |
| 食品 | Snack, FOODS | Rice crackers / Instant noodles / Dried seaweed |
| 書籍 | Books | Textbooks / Comic books / Dictionary |
| 電子機器 | Electronics | Hair dryer / Electric shaver |
| 日用品 | Goods | Toiletries / Towels / Stationery |
金額の決め方(0円はNG)
中古品(私物)は購入時の定価ではなく、現在の中古価値をベースにします。目安として、使用済み衣類は1点1,000円程度、電化製品は購入価格の20〜30%程度が現実的です。
ここで大事なのは、税関用の申告=“正直に、でも現実的に”というバランスです。高すぎると関税が上がる可能性があり、低すぎると「不自然」と見られることがあります。
0円やNo Commercial ValueはNGです。価値がゼロは不自然として止まった事例があります。
高すぎると関税が上がる可能性があり、万が一の補償も申告価格が基準になるので、バランスが大事です。
Personal Effects(私物)として通すための“ひと工夫”
留学生の身の回り品は、書き方次第でスムーズになることがあります。もちろん免税が保証されるわけではないですが、私は次の形で整えることが多いです。
- 内容品種別:Personal Effectsにチェック
- Remarks欄:Unaccompanied Baggage(別送品)と記載
- 各品名の末尾にPersonal useやUsedを追記
特に「Personal use」「Used」は、あなたの荷物が“販売目的じゃない”ことを伝える助けになります。大量に同じ商品を入れると商用疑いが出やすいので、同一品をまとめ買いして送るときは数量感にも注意してください。
税関で止まったときの動き
税関で止まる典型は、品名の曖昧さ、0円記載、禁制品混入、商用疑い(同一商品大量)です。追加書類の依頼が来たら、指示どおり提出してください。保管期限は1ヶ月が目安で、超えると返送されることがあります。
ここで焦らないコツは、発送時点で「送った内容物リスト」を手元に残しておくことです。親御さんが発送する場合は、あなた(受取側)にも同じリストを共有しておくと、現地で質問が来た時に詰まらないです。
税関は国や時期で運用が変わることがあります。断定できない部分もあるので、最終的な判断は公式情報や税関・郵便局の案内に従ってください。不安が強い場合は郵便局窓口や事業者サポートへの相談がおすすめです。
梱包はダブルカートン
海外配送は「落とされる・投げられる・積み重ねられる」が前提です。船便は時間も長いので、梱包の強度と防水が結果を分けます。ここは“やりすぎ”くらいがちょうどいいですよ。
段ボールは「強度最優先」で選ぶ
段ボールは見た目じゃなくて、構造と強度で選びます。私の基本はダブルカートン(二重構造)。ライナーはK5〜K7あたりが目安です。ホームセンターの箱でもいけますが、薄い箱だと船便の長旅でヘタります。
| 項目 | 推奨 |
|---|---|
| 材質 | ダブルカートン(二重構造)、ライナーK5〜K7 |
| サイズ | 長さ+横周3m以内、最大長さ1.5m |
| 入手先 | Amazon、楽天市場、アースダンボール、ホームセンターなど |
避けたほうがいい段ボール
- 肉・野菜・果物の絵が入った箱(禁制品を連想させやすい)
- 使用済みで弱った箱
- 食品の臭いが残る箱
- 引越センター等の文字が目立つ箱(マスキング推奨)
詰め方の実務(ここで破損率が変わる)
梱包のコツは「重心を下げる」「水を入れない」「隙間を作らない」の3つです。船便は湿気の影響も受けやすいので、防水は本当に大事。

- 重いものは底、軽いものは上
- 衣類・本はビニール袋に入れる(防水+税関検査対応)
- 緩衝材で隙間を埋める(エアパッキン、紙、タオル)
- 振っても音がしない程度まで詰める
- 段ボール内全体を大きなビニール袋で覆う
さらにやるなら、本や書類の角を守るのもおすすめです。段ボールは角から潰れやすいので、角に緩衝材を入れておくと中身のダメージが減ります。
テープとラベル(地味だけど超重要)
- 底と蓋はH字貼り、角も補強する
- 紙より布製ガムテープが剥がれにくい
- 封をした所にサインを書くと開封抑止になりやすい
- ラベルは開封口にかからない位置に貼り、パウチに入れる
- 複数箱をテープで1つにまとめるのはNG(税関で分割されると宛先不明になりやすい)

破損が起きたときの対処(覚えておくと焦らない)
破損が起きた場合は、箱・梱包材・書類を配送時の状態で保管し、写真を撮ってから郵便局へ持参し、ダメージレポート(CN24)の作成を申請します。対応は国や状況で変わるので、早めに動くのがコツです。
このとき「捨てちゃった」は一番もったいないです。写真と現物があるかどうかで、動ける範囲が変わることがあります。船便は長距離なので、トラブル時の証拠はできるだけ残しておきましょう。
禁制品とリチウム電池
禁制品は国別で差があるので、最後は公式情報で確認が基本です。ここでは、留学荷物で特にやらかしやすいところをまとめます。正直、ここが一番“事故りやすい”ので、丁寧にいきましょう。
全世界共通で送れないもの(代表例)
- 火薬類:花火、クラッカー、弾薬
- 高圧ガス:スプレー缶、消火器、カセットコンロ用ガス
- 引火性液体:ライター用燃料、香水、マニキュア、除光液
- 可燃性物質:マッチ、ライター
- リチウムバッテリー単体:モバイルバッテリーは基本送付不可
- アルコール度数24%超:日本酒・ワインは要確認
国別で特に注意したい禁制品
| 国 | 特に注意すべき禁制品 |
|---|---|
| アメリカ | 肉類・肉エキス入り食品、たばこ、アルコール飲料 |
| カナダ | 肉製品、果物・野菜の缶詰、アルコール飲料 |
| イギリス | 肉・乳製品、医薬品 |
| オーストラリア | 肉製品すべて、乳製品、生の果物・野菜、種子、蜂蜜 |
肉エキス入り食品は要注意です。カップラーメン、カレールウ、コンソメなどは肉エキスが入っていることが多く、特にオーストラリアは罰金や法的措置の対象になる可能性もあります。
食品は「原材料表示」を見て判断する
食品の判断で大事なのは、パッケージの雰囲気じゃなくて原材料表示です。あなたが「これはお菓子だから大丈夫でしょ」と思っても、肉エキス・チキンエキス・ビーフエキスが入っていることが普通にあります。特にオーストラリアは厳格なので、私はオーストラリア宛てなら「肉系が少しでも疑わしいものは入れない」を基本にします。
アメリカやイギリスも油断は禁物です。時期や情勢で規制が変わることもあるので、最終的には宛先国の規制と税関判断に従う形になります。不安なら、無理に送らず現地調達に切り替えるのも全然アリです。
送れる可能性が高い食品の例
せんべい、お茶、乾燥海苔、ふりかけ、ほんだし、調味料(醤油・みりん)、フリーズドライ味噌汁などは比較的通しやすい傾向です。ただし最終的には宛先国の規制と税関判断次第なので、念のため公式情報で確認してください。
液体物の梱包方法(漏れは一発アウト級)
- 密閉容器に入っていることを確認
- ビニール袋で二重に包む
- 吸水性のある緩衝材で包む
- 立てた状態で梱包し、This Side Upと記載
液体が漏れると、あなたの箱だけじゃなく周りの荷物にも影響が出ることがあるので、ここは本当に慎重に。私は液体を入れるなら「最悪漏れても被害が小さいもの」に限定しがちです。
禁制品チェックの現実的なやり方
- まず全世界共通NG(スプレー・ライター・モバイルバッテリー等)を排除
- 次に宛先国の厳しめ項目(肉・乳・種子など)を排除
- 迷ったら入れない/現地調達に切り替える
禁制品で不安があるときは、無理に送らず「現地調達」や「航空便へ切替」も含めて安全寄りで判断しましょう。最終的な判断は各国の規制や税関判断によるため、専門家や事業者サポートへの相談をおすすめします。
大量荷物はポチロジLCL
ここがこの記事の結論です。船便で最安を狙うなら郵便局ルートが強いのは事実ですが、大きい荷物・大量の荷物・30kg超になると、船便でもポチロジ(LCL)が便利なケースがあります。ここ、知ってるだけで選択肢が増えます。
ポチロジは、株式会社ビィ・フォアード(中古車輸出大手)が運営する海外発送代行サービスで、航空便と船便(LCL混載)の両方を扱っています。最大の魅力は、書類作成・通関手続きを“プロに寄せられる”こと。初めての国際発送で不安が大きい人ほど、安心感が段違いです。
ポチロジLCLが向くケース
- 30kg超の重量物を送りたい
- バイク、楽器、家具など大型貨物を送りたい
- 書類作成に不安がある、初めての国際発送
- 郵便局に持ち込めない大きさ・重さ
ポチロジ船便(LCL混載)の特徴
- 郵便局では送れない大型貨物に対応しやすい
- インボイス・税関告知書など書類作成を代行してもらえる
- 輸出通関手続きも代行
- 梱包サービス(オプション)で破損リスクを下げられる
- 禁制品をプロチェックしてもらえる
留意点も理解しておく
- 料金は要見積もり(サイズ・重量・仕向け地で変動)
- 自宅集荷なし(倉庫への発送が必要)
- 所要日数は船便同様に1〜3ヶ月が目安
LCLって何?ざっくり理解でOK
LCLはコンテナ混載(いろんな人の荷物を同じコンテナに載せる)方式です。コンテナを丸ごと一本借りるほどじゃないけど、郵便局の枠を超えるような荷物を送りたいときにハマります。留学でいうと、楽器や大型PC、趣味の機材、家具系など、「どうしても持って行きたい」けど「郵便局では難しい」みたいなやつですね。
対応可能な重量・サイズ目安
- 重量:単体1,000kg以内
- サイズ:長さ300cm以下、幅220cm以下、高さ220cm以下
- 基準を超える場合も仕向け地により対応できることがある
航空便も選べる(重量物でEMSより安いことがある)
急ぎが混ざるなら、ポチロジ航空便も現実的です。重量物だとEMSより大幅に安いケースがあり、2〜7日で届くことがあります(国内送料は別途かかります)。「船便でまとめたいけど、到着直後に必要なものがある」というときに、“船便+航空便の二段構え”が作れるのが強みです。
| 重量 | 料金(Zone 3:アメリカ/カナダ/イギリス等) |
|---|---|
| 5kg | 12,588円 |
| 10kg | 17,786円 |
| 20kg | 28,064円 |
| 30kg | 43,781円 |
手続きの手間で見た比較
| 項目 | 船便/EMS(郵便局) | ポチロジ(航空・船便共通) |
|---|---|---|
| 書類作成 | 自分で作成 | 代行してもらえる |
| 梱包 | 自分で行う | オプションで代行可(船便は推奨) |
| 集荷 | 自宅集荷可 | 倉庫(千葉県東金市)への発送が必要 |
| 禁制品確認 | 自己責任 | スタッフがチェック |
| 補償 | 最大200万円(有料) | 最大20万円(無料) |
| 対応貨物 | 最大30kg、サイズ制限あり | 大型貨物・重量物対応(詳細は要相談) |
利用手順(写真が地味に効く)
ポチロジの利用手順はシンプルです。無料見積もり依頼から始めて、荷物を倉庫へ送って、検品→支払い→発送という流れ。ここでポイントになるのが「内容物の写真」です。空箱、1層目、2層目、梱包完了の4枚を撮っておくと、後の確認がスムーズになりやすいです。
ポチロジは要見積もりなので、迷ったら先に見積もりを取っておくのがおすすめです。あなたの荷物が「郵便局の船便でいけるのか」「LCLの方が現実的か」が早めに見えてきます。
私のおすすめの考え方はシンプルで、「10〜30kgの一般荷物で時間に余裕があるなら郵便局の船便」「30kg超や大型貨物、書類が不安ならポチロジ」です。迷ったら見積もり相談を先にして、選択肢を増やしておくと後がラクですよ。
留学の荷物を船便で送る要点
最後に、実務でコケないための要点をまとめます。船便はコスパ最強ですが、成功のカギは発送タイミングと書類の正確さです。ここを押さえるだけで、船便の難易度が一段下がります。
まずは「10項目チェック」を完走する
船便発送の最終チェックリスト
- 国別日数から逆算し、出発2〜3ヶ月前を目安に発送する
- 住所が確定してから発送する
- 内容品は英語で具体的に書く(Snackだけは避ける)
- Personal useとUsedを明記する
- 金額は適切に(高すぎず、0円はNG)
- 国別の禁止品目を確認する(肉エキス、リチウム電池は特に注意)
- 濡れて困るものはビニール袋に入れる
- 差出人住所は英語で記載する
- 追跡番号を子どもと共有する
- 保管期限(原則15日間)と不在時の対処を伝える
よくある失敗と対処の要点
- 追跡が動かない:船便は更新が遅いことがある。現地到着後は現地配送業者でも確認
- 税関で止まった:曖昧な品名、0円記載、禁制品混入が多い。案内が来たら追加書類を期限内に提出
- 住所不備で返送:差出人住所は英語で。受取人にはポストに名前表示を依頼
- 破損:箱・梱包材・書類を保管し、写真撮影。郵便局でダメージレポート(CN24)を申請
親御さんが発送するなら「共有すべき情報」を固定する
親御さんが発送するケースは多いので、ここも押さえておきます。私がいつもおすすめしているのは、次の5点を“固定情報”として共有しておくことです。これがあると、トラブル時にあなたが現地で動きやすくなります。
- 発送日と追跡番号
- 現地での配送業者名(分かれば)と追跡の確認方法
- 送った内容物リスト(税関で聞かれた時に詰まらない)
- 到着予定時期の目安(船便は1.5〜3ヶ月)
- 保管期限(原則15日間)と不在時の対応
ここまでやっても、制度変更や混雑で想定外は起きます。料金や規制、必要書類は国・時期で変わるので、正確な情報は日本郵便や利用サービスの公式情報をご確認ください。判断に迷う場合は、郵便局窓口や事業者サポートなど専門家への相談をおすすめします。
そして最後にもう一度。30kg超・大型貨物・大量口は、船便でもポチロジLCLがハマることが多いです。無理に郵便局ルートで詰むより、最初から「扱えるルート」に乗せるほうが、結果的に安く・早く・安全に着地しやすいですよ。









