こんにちは。セカイニオクル運営者のアキです。
アイルランドに荷物を送るときって、料金や送料の目安、日数、EMSとDHLやFedExの違い、追跡の見やすさ、サイズや重量の制限、インボイスや税関手続き、関税やVAT、禁止品やリチウム電池の扱いまで、気になることが一気に出てきますよね。
この記事では、私が普段から案内している基準で、主要サービスを比較しながら、あなたの荷物に合う選び方と、つまずきやすいポイントをまとめます。結論としては、送れるものや重量・大きさで最適解は変わるものの、手間を減らして無理なく進めたいならポチロジがかなりおすすめかなと思います。
- この記事で分かること
- 主要4サービスの料金と選び方
- サイズ・重量・容積重量で損しないコツ
- 送れるもの・送れないものと注意点
- 関税・VATと書類作成をスムーズにする方法
アイルランドに荷物を送る料金比較


まずは、サービス選びの核になる料金と、重量・サイズでの「逆転ポイント」を整理します。あわせて、燃油サーチャージや容積重量など、見落としやすい追加コストも押さえておきましょう。
料金比較で最大2倍以上
アイルランド向けの国際配送は、同じ重量でもサービスによって送料が大きく変わります。ここ、気になりますよね。私は相談を受けるとき、まず「何kgで、箱のサイズがどれくらいで、何を送るのか」を聞いてから、料金の当たりを付けます。というのも、国際配送は単純な重量課金だけじゃなく、サイズ・品目・通関の手間・燃油サーチャージの扱いなどが絡んで、見た目以上に差が出るからです。
特に差が見えやすいのが、10kgを超えてくる重量帯です。引っ越しの一部をまとめて送る、生活用品を段ボール数箱で送りたい、服や本が増えて一回で送り切りたい、みたいなケースだと、サービス間の価格差が目に見えて大きくなります。逆に、1〜3kgの軽い荷物だと「手軽さ」や「書類の面倒さ」をどう捉えるかで、満足度が変わりやすいです。
料金はあくまで一般的な目安です。燃油サーチャージや為替、各社の改定で変動するため、最終的な料金は必ず公式サイト・見積もりで確認してください。
| 重量 | ポチロジ | 日本郵便EMS | FedEx目安 | DHL目安 |
|---|---|---|---|---|
| 1kg | 5,109円 | 4,400円 | 8,000〜12,000円 | 7,000〜10,000円 |
| 3kg | 8,848円 | 8,800円 | 15,000〜20,000円 | 12,000〜18,000円 |
| 5kg | 12,588円 | 13,000円 | 20,000〜28,000円 | 18,000〜25,000円 |
| 10kg | 17,786円 | 23,500円 | 35,000〜45,000円 | 30,000〜40,000円 |
| 20kg | 28,064円 | 44,500円 | 55,000〜70,000円 | 50,000〜65,000円 |
※FedEx・DHLは正規料金ベースの目安です。アカウント開設割引(最大70%)で大幅に下がる場合があります。
表を見ると、軽量〜中量(特に5kg以下)はEMSが強く、10kg以上になるとポチロジのコスパが目立ちます。ここで大事なのは、「安いところを当てる」よりも、あなたの荷物の条件に合うところに寄せることです。たとえば、軽量だけど箱が大きい場合は容積重量で割高になることもあるし、食品や電化製品みたいに品目で制限が出ることもあります。
料金比較で見るべきチェックポイント
- 重量:実重量だけでなく、複数箱なら合計も把握
- サイズ:縦横高さの合計や一辺の長さ、容積重量の対象か
- 追加コスト:燃油サーチャージ、国内送料(倉庫発送がある場合)
- 通関の手間:インボイス作成の難易度、代行の有無
- リスク対策:補償額、追跡の細かさ、サポートの使いやすさ
私が最初にやる「3分の準備」
迷っているときほど、先に計測しちゃうのが早いです。あなたもまずは、重量(kg)・箱の縦横高さ(cm)・品目の大分類だけメモしてみてください。これだけで、この後の説明でEMS寄りか、ポチロジ寄りか、DHL/FedExを含めるべきかがかなり見えてきます。
最後に念押しですが、国際送料は「その時点の条件」で変動します。この記事の数字は目安として使いつつ、実際に送るときは必ず見積もりと公式条件で最終確認してください。ここをサボると、あとで想定外の請求や差し戻しが起きやすいです。
軽い荷物はEMSが最安
1〜5kgあたりの小型荷物は、料金面では日本郵便EMSがかなり優秀です。私も「まずは小さく試したい」「とりあえず1箱だけ送りたい」という人には、EMSを第一候補に挙げることが多いです。最大のメリットは、郵便局というインフラの強さで、あなたの生活圏の中で完結しやすいところです。窓口の数が多いので、仕事帰りや週末に動けるのも助かります。
さらに、無料集荷が使えるのも地味に効きます。箱が大きくなると持ち込みが大変ですし、雨の日や繁忙期は特にしんどいですよね。集荷を使えば、時間を買えるので、送料以外のストレスが減ります。国際配送はただでさえ確認事項が多いので、手間を減らせるところは減らした方が結果的にうまくいきます。
ただし、EMSは「手軽=何も考えなくていい」ではないです。物品発送は手書きラベルが使えない運用になっているため、オンラインでのラベル作成が前提になります。初回は入力画面の項目が多く感じるかもしれませんが、2回目以降はかなり楽になります。私は、最初の1回を「テンプレ作り」と割り切るのがいいかなと思っています。
EMSが向いている荷物・向いていない荷物
EMSが向いているのは、衣類・雑貨・本など、比較的通関で説明しやすいものです。逆に、電化製品や液体の化粧品、食品などは、相手国の規制・航空危険物・会社側の取り扱いルールが絡むので、送り方を丁寧に確認した方が安全です。特に食品は、同じ「インスタント食品」でも成分や包装で扱いが変わる場合があるので、「送れるっぽい」で突っ込むのは避けましょう。
軽量荷物の基本方針
- 5kg以下ならEMSを軸に比較すると失敗しにくい
- 郵便局持ち込み・無料集荷が使えるので手軽
- ラベルはオンライン作成が前提
軽い荷物でも損しないコツ
軽量荷物は送料が安い分、ちょっとした工夫が効きます。たとえば、箱が必要以上に大きいと容積重量の話が出てきたり、緩衝材を入れすぎてサイズが増えたりします。壊れ物じゃない衣類なら、段ボールを小さめにして中で動かないように詰めるだけでも十分なことが多いです。もちろん、潰れたら困るもの(箱入りの土産、陶器など)が混じるなら、緩衝材はケチらない方がいいです。ここは荷物の性質でバランスを取ってください。
補償面では、EMSは最高補償額が大きい(上限が高い)ので、高額品が混じるなら安心材料になります。ただし、補償には条件がありますし、内容品や申告内容によって扱いが変わることもあります。高額品を送る場合ほど公式の補償条件を確認して、必要ならオプションを検討してください。
注意:EMSの取り扱い条件や必要書類は変更されることがあります。手続きに入る前に、公式案内で「アイルランド向けの最新条件」を確認してください。判断に迷う場合は、郵便局やサポートに確認するのが確実です。
まとめると、軽い荷物はEMSが最安になりやすく、手続きの導線も整っています。だからこそ、最初の1回を丁寧にやって、あなたの中で手順を固めるのが、長期的には一番ラクですよ。
重い荷物はポチロジが安い
10kg以上の重量帯になると、ポチロジの強みがはっきり出ます。たとえば20kgクラスでは、EMSと比べて1万円以上の差が出る目安になっていて、荷物が増えるほどメリットが大きくなります。ここは、数字として分かりやすいので、重量物を送る人ほど「もっと早く比較すればよかった」となりがちです。
でも、私がポチロジを推す理由は、安さだけじゃないです。国際配送って、重量が増えるほど「書類の不備」「品目の説明不足」「申告のブレ」で止まりやすくなるんですよね。箱数が増えると、品目リストの作成も雑になりがちですし、インボイスの記載ミスも増えます。そういうときに、通関書類をまとめて代行してくれるのはかなり心強いです。
ポチロジは、インボイス、HSコード、税関申告まわりをスタッフが整理してくれます。あなたがやることは、荷物の情報を渡して、指定の倉庫へ発送して、計測後の最終料金を確認して支払う、という流れに寄ります。つまり、難しいところをプロ側に寄せて、あなたは判断と準備に集中できる感じです。初めての人ほど、このメリットが効きます。
ポチロジで「トータル費用」を見積もる考え方
注意点として、ポチロジは千葉県東金市の倉庫へ荷物を送る必要があり、倉庫までの国内送料(ヤマト運輸・佐川急便など)が別途かかります。ここ、見落とすと「思ったほど安くない?」ってなりやすいです。ただ、国内送料を足しても、10kg以上ではポチロジが有利になるケースが多いのが実態です。なので私は、ざっくりでもいいので次の順で概算を出すことをおすすめしています。
概算の出し方(ざっくりでOK)
- 荷物の合計重量と箱サイズを測る
- ポチロジの見積もり目安を確認する
- 倉庫までの国内送料をざっくり足す
- EMSやDHL/FedExの同重量帯の目安と比較する
サイズ・重量の対応幅が大きいのも強み
ポチロジは大型・特殊品の取り扱い実績があり、最大300×200×160cm、1,000kgまで対応可能という目安があります。EMSは上限(30kg・長さ150cmまでの目安)があるので、そこに引っかかりそうな荷物は、最初からポチロジ側に寄せて相談する方が早いです。ピアノ、美術品、スノーボードなど「他社で断られた」系も、可能性が残ります。
注意:倉庫発送がある分、発送までの手順は「郵便局に持ち込む」より1ステップ増えます。とはいえ、書類作成を自力で抱えるよりはラクになる人が多いです。あなたの得意・不得意で選んでください。
重い荷物は、送料だけを見て選ぶと、書類で詰まったときに一気に時間が溶けます。なので私は、重量物ほど「費用+手間+リスク」の合算で考えるのがいいかなと思っています。その観点で、ポチロジはかなりバランスが良い選択肢です。
サイズと容積重量と燃油
国際配送で料金が跳ねやすいのが、容積重量と燃油サーチャージです。ここ、最初に理解しておくと後悔が減ります。というのも、あなたが「5kgくらいかな」と思っていても、箱が大きいと実重量ではなく容積重量で料金が決まることがあるからです。つまり、軽い荷物ほどサイズで損しやすい、という逆転現象が起きます。
私はよく「服だけだから軽いはず」と聞くんですが、衣類は圧縮できる分、逆に箱が大きくなりがちです。隙間に緩衝材を入れすぎたり、必要以上に頑丈な箱を選んでしまったりして、サイズが膨らむことがあります。そうなると、送料が想定より上がって「え、こんなに?」となりやすいです。
容積重量の考え方
軽くてかさばる荷物は、実重量ではなく容積重量(縦×横×高さ÷5,000)で計算されるケースがあります。例えば、50cm×50cm×50cmの箱は、50×50×50÷5,000=25となり、実際の重さに関わらず25kg相当として扱われる目安になります。数字にすると強烈ですよね。だからこそ、重量だけで比較せず、箱サイズも必ず測ってください。
容積重量の「体感」用の早見イメージ
| 箱サイズ(cm) | 計算 | 容積重量の目安 |
|---|---|---|
| 40×30×30 | 40×30×30÷5,000 | 約7.2kg |
| 50×40×40 | 50×40×40÷5,000 | 約16kg |
| 50×50×50 | 50×50×50÷5,000 | 25kg |
※計算は目安です。実際の適用条件や係数はサービスや契約条件で変わることがあります。
燃油サーチャージの扱い
燃油サーチャージは各社で扱いが異なります。ポチロジと日本郵便EMSは料金に含まれる設計になっている一方、FedExとDHLは月ごとに変動する燃油サーチャージが別途加算されることがあります。つまり、見積もりの「本体価格」だけを見ていると、あとから上振れする可能性がある、ということです。
ここは不安になりやすいところですが、対策はシンプルで、比較は必ず「総額」でやることです。DHL/FedExを検討するときは、燃油込みの見積もり画面や請求条件まで一段だけ深掘りしてください。ちょっと面倒に見えますが、この一手間で「思ったより高い」が減ります。
損しないチェックリスト
- 重量だけでなく箱の縦横高さも測る
- 軽くても大きい荷物は容積重量を計算する
- FedEx・DHLは燃油サーチャージ込みで比較する
サイズを抑えるための現実的な工夫
サイズ対策は、やりすぎると破損リスクが上がるのでバランスが大事です。衣類は圧縮袋で体積を落としつつ、角のある物(本・箱物)が混じるなら、圧縮しすぎない。箱は「ちょい小さめ」を選んで、隙間は丸めた紙や緩衝材で埋めて動かないようにする。こういう基本で、容積重量の事故をかなり防げます。
そして最後に、サイズ・容積重量・燃油サーチャージは、どれも「公式の条件で最終確認」が必須です。ここを押さえておけば、送料でのストレスはかなり減りますよ。
日数追跡補償とDHLFedEx割引
「いつ届くか」「追跡が見やすいか」「万一の補償はどうか」も、サービス選びの重要ポイントです。アイルランド向けは、距離がある分、配送日数の揺れや通関の影響が出やすいので、あなたの目的(急ぎか、コスト優先か、安心優先か)で優先順位を決めるのがコツです。
目安として、各サービスの配送日数・追跡・補償は次のとおりです。数字はあくまで一般的な目安で、繁忙期や通関状況で変動する点は前提にして見てください。
| サービス | 標準配送日数 | 追跡 | 最高補償額 |
|---|---|---|---|
| ポチロジ | 2〜7日 | ◎ | 200,000円 |
| 日本郵便EMS | 6〜10日 | ○ | 2,000,000円 |
| FedEx Priority | 2〜3日 | ◎ | 100USD〜(追加可) |
| DHL Express | 2〜4日 | ◎ | SDR22/kg(追加可) |
スピード最優先ならFedEx・DHL
とにかく早く届けたいならFedExやDHLが候補になります。ヨーロッパ方面へは2日程度で届くケースもあり、時間指定配達(到着保証が付くプレミアム枠)を選べることもあります。急ぎの書類や、現地で必要な生活用品を一部だけ先に送りたい、といった場面では「早さ」が価値になります。
追跡の使い勝手はストレス差が出る
追跡の分かりやすさは、FedEx・DHLが細かく更新されやすく、国内宅配に近い体験です。あなたも「今どこ?」って不安になりますよね。細かいスキャンが入ると、安心材料になります。EMSは一部地域で反映が遅れることがあるので、更新が止まっていても慌てず、一定時間は様子を見るのが現実的です。
補償は「上限」だけでなく条件も見る
補償額は大きいほど安心ですが、上限の数字だけで決めるのは危険です。なぜなら、補償の対象外になりやすい品目や、申告内容と実物が一致しない場合、梱包が不適切と判断される場合など、条件が絡むからです。高額品を送るなら、補償オプションの有無と条件を確認して、必要なら上乗せを検討してください。
DHL・FedExはアカウント割引が効く場合がある
料金面では、FedEx・DHLは正規料金だと高く見えますが、アカウント開設の割引(最大70%)が効くことがあり、継続利用の人ほど有利になりやすいです。ただし、割引率や適用条件は契約形態やキャンペーン、出荷量などで変わることがあります。なので、「最大」を前提にせず、あなたの条件で適用される割引を確認するのが大事です。
注意:配送日数や補償条件は、繁忙期・天候・通関状況・サービス種別で変動します。確実な条件は各社の公式案内を確認してください。費用面の最終判断も、必ず見積もり・公式料金表を見てからにしましょう。
まとめると、早さはFedEx・DHLが強い、安心(補償上限の大きさ)はEMSが魅力、コストと手間のバランスはポチロジが強い、という整理になります。あなたの目的に合わせて、ここを軸に選ぶと迷いにくいです。
アイルランドに荷物を送る手続きと注意


次に、実際の送り方(手続きフロー)と、送れるもの・送れないもの、そしてアイルランド到着時に発生しやすい関税・VATを整理します。ここを押さえると、通関で止まりにくくなります。
「どこまで自分で、どこから任せられる?」を工程ごとに分解しました
比較ポイント(工程)は固定で、あなたがやることと会社側がやることをスイムレーンで分けています。下にスクロールして4社を順番に比較できます。
- あなたがやる
- 会社がやる
ポチロジ
おすすめ:書類を任せやすい「情報提出→倉庫へ送る」が中心。書類の難所を抱えにくいです。
日本郵便EMS
手軽:ただし申告は自分郵便局と無料集荷が便利。ラベル作成・申告入力が自分作業になりやすいです。
FedEx
運用型:早いが自分多めアカウント・書類・出荷運用を自分で回す前提になりやすいです。
DHL
運用型:慣れると効率化運用に慣れるほど効率が出ますが、初回は入力と確認が増えやすいです。
ポチロジ おすすめ
ユーザー作業は少なく、面倒くさい作業をポチロジが引き受けているタイプ。あなたの作業は「材料を渡す」「倉庫へ送る」が中心です。
-
1
最初にやること
あなた提出が中心- 無料見積もりを取る(重量・サイズ・品目)
- 品目リスト/写真/受取人情報を提出
会社整理して次工程へ- 提出情報を整理して書類作成に回す
- 確認事項があれば連絡
-
2
送り状の作成
あなた確認が中心- 不足情報があれば追加提出
- 内容の確認(修正依頼があれば返す)
会社書式対応- 出荷ラベル類の整形・書式対応
- 発送手配に向けて準備
-
3
通関書類(インボイス等)
あなた材料を出す- 中身の情報を正確に出す(品名・数量・価格の目安)
- 質問が来たら回答
会社ここが強み- インボイス作成/HSコード等の整理を代行
- 申告書類を整えて通関に回す
-
4
荷物の引き渡し
あなたやること明確- 指定倉庫へ国内配送で送る(国内送料は別途)
- 最終料金を確認して支払い
会社検査→発送- 到着後に計測・検査
- 国際発送を手配し追跡番号を通知
-
5
追跡・サポート
あなた確認- 追跡番号で状況を確認
- 気になる点は相談
会社窓口- 状況確認のサポート(可能な範囲)
- 手続き側のフォロー
-
6
体感の手間(目安)
あなた少なめ- 情報提出
- 倉庫へ送る
- 支払い
会社多め(裏側)- 書類作成・整形
- 検査・計測
- 国際発送手配
日本郵便EMS
生活圏で完結しやすい反面、ラベル作成と申告入力があなたの工程になりやすいです。
- 1
最初にやること
あなた準備- 国際郵便マイページ登録
- 料金・サイズ条件を確認
会社受付後- 引受後の輸送・配達
- 2
送り状の作成
あなた入力・印刷- オンラインでラベル作成
- 印刷してパウチ貼付
会社追跡提供- 追跡情報の提供(反映はタイミング差あり)
- 3
通関書類(インボイス等)
あなた重要- 内容品の申告入力(品名・数量・価格)
- 曖昧な記載を避ける
会社通関- 通関処理(不備があれば確認が入る場合あり)
- 4
荷物の引き渡し
あなた持込/集荷- 郵便局へ持ち込み
- または無料集荷を依頼
会社配送- 輸送・配達
- 5
追跡・サポート
あなた確認- 追跡番号で状況確認
- 必要時に窓口へ確認
会社情報提供- 追跡情報の更新・提供
- 6
体感の手間(目安)
あなた中- ラベル作成
- 申告入力
- 持込/集荷
会社配送- 輸送・通関・配達
FedEx
スピード重視の運用型。アカウント・書類・出荷運用をあなたが回す前提になりやすいです。
- 1
最初にやること
あなた運用準備- アカウント開設
- 出荷ツールで発送準備
会社受付後- 輸送・配達(通関は状況により連絡が入る場合あり)
- 2
送り状の作成
あなた作成- オンラインで送り状作成
- 印刷または電子処理(条件次第)
会社追跡- 追跡情報の提供(更新が細かい傾向)
- 3
通関書類(インボイス等)
あなた自分で作る- インボイス作成・整合性チェック
- ETD等で電子送信できる場合あり(条件次第)
会社通関- 通関手続き(必要に応じて追加確認)
- 4
荷物の引き渡し
あなた手配入力- 集荷依頼(入力)または持ち込み
会社配送- 輸送・配達
- 5
追跡・サポート
あなた確認- 追跡確認・必要時に問い合わせ
会社更新- 追跡更新・問い合わせ対応(規定範囲)
- 6
体感の手間(目安)
あなた多- アカウント
- 送り状
- インボイス
- 集荷手配
会社配送- 輸送・通関・配達
DHL
FedEx同様に運用型。慣れると回しやすいけど、初回は入力・確認が増えやすいです。
- 1
最初にやること
あなた運用準備- MyDHL+でアカウント設定
- 出荷ツールで発送準備
会社受付後- 輸送・配達(通関は状況により連絡が入る場合あり)
- 2
送り状の作成
あなた作成- オンラインで送り状作成
- 印刷または電子処理(条件次第)
会社追跡- 追跡情報の提供(更新が細かい傾向)
- 3
通関書類(インボイス等)
あなた自分で作る- インボイス作成・整合性チェック
- 電子送信できる場合あり(条件次第)
会社通関- 通関手続き(必要に応じて追加確認)
- 4
荷物の引き渡し
あなた手配入力- 集荷依頼(入力)または持ち込み
会社配送- 輸送・配達
- 5
追跡・サポート
あなた確認- 追跡確認・必要時に問い合わせ
会社更新- 追跡更新・問い合わせ対応(規定範囲)
- 6
体感の手間(目安)
あなた多- アカウント
- 送り状
- インボイス
- 集荷手配
会社配送- 輸送・通関・配達
各サービスの「送る手間」フロー比較(目安)
同じアイルランド宛でも、どこまで自分で作業するかが全然違います。特に通関書類(インボイス・HSコード等)を誰が用意するかが、手間の差として一番出やすいです。
補足:上の比較は「一般的な目安」です。品目(食品・電化製品・バッテリー等)や重量・サイズ、各社の運用変更により必要作業が増減することがあります。正確な手順は各社の公式案内をご確認ください。
EMS送り方とラベルとインボイス
日本郵便EMSは、郵便局での受付が基本なので「送りやすさ」はトップクラスです。全国の郵便局網を活かせるのが強みで、集荷も無料で使えるのが助かります。ただし、初めての人が詰まりやすいのが、ラベル作成とインボイス(内容品の申告)です。ここを雑にすると、通関で止まったり、追加確認が入ったり、最悪返送になることもあるので、丁寧にいきましょう。
私は「国際配送の失敗」は、だいたい書類で起きると思っています。梱包は多少プロじゃなくてもなんとかなりますが、書類の不備は相手国側で止まるので、あなたが手を出せる範囲が狭いんですよね。だからこそ、手続きは最初から“型”を作ってしまうのがいいです。
EMSの基本フロー
- 国際郵便マイページで会員登録(無料)
- 送り状・税関告知書をオンラインで作成
- 印刷してパウチに封入し荷物に貼付
- 郵便局に持ち込むか、集荷を依頼(無料)
- 追跡番号で配送状況を確認
注意:物品発送のEMSは手書きラベル不可の運用になっています。必ずオンラインでラベルを作成してください(運用は変更される可能性があるので、最新条件は日本郵便の公式案内で確認をおすすめします)。
インボイスでつまずかないコツ
インボイス(内容品の申告)は、通関のスムーズさに直結します。品名は「雑貨」など曖昧にせず、衣類なら「T-shirt」「Sweater」のように中身が分かる表現にして、数量・価格も現実的な範囲で記載しましょう。ここでありがちなのが、「プレゼントだから0円でいいよね?」という判断です。気持ちは分かるんですが、無償でも市場価値の記載が必要になることが多く、虚偽申告はトラブルになりやすいです。
また、同じ衣類でも「新品」なのか「中古」なのか、数が多いのか少ないのかで、通関側の見え方が変わります。中古として送るなら、中古相当の価格にして理由が説明できるようにする。新品でまとめて送るなら、用途(個人使用)として説明できる範囲にする。こういう整合性が大事です。
私がよく書く申告の考え方
- 品名は具体的に(何が入っているか一目で分かる言葉)
- 数量は正確に(ざっくりにしない)
- 価格は現実的に(0円や極端な過小申告は避ける)
- 用途が個人使用であることが伝わるようにする
梱包とラベル貼付の小技
ラベルは剥がれたり濡れたりすると厄介です。パウチに入れて貼るのは必須として、角が浮かないようにしっかり圧着してください。段ボールの表面が凸凹だと粘着が弱くなるので、貼りやすい面を選ぶのも地味に大事です。箱の継ぎ目や角に貼るのは避けましょう。配送中に擦れて読めなくなることがあります。
梱包面では、箱の中で荷物が動くと破損・変形の原因になります。衣類は詰めて動かないように、箱物は緩衝材を入れて角を守る。特に本は重いので、底が抜けないようにテープを十字に補強すると安心です。
重要:国際配送の申告は、税関手続きに直結するため慎重に行ってください。正確な条件は公式案内を確認し、判断に迷う場合は郵便局や専門家に相談するのが安全です。
EMSは手軽ですが、書類の質が結果を左右します。最初だけ丁寧に作っておけば、2回目以降は驚くほどスムーズになりますよ。
ポチロジ書類代行と倉庫発送


出典:ポチロジ公式
ポチロジの最大の魅力は、通関書類の作成を丸ごと代行してくれるところです。インボイス、HSコード、税関申告などをスタッフが整理してくれるので、初めての国際配送でも心理的ハードルがかなり下がります。ここ、あなたが「本当は一番不安なところ」を肩代わりしてくれるのが強いんですよね。
国際配送は、書類が整っていれば、あとは淡々と流れていくことが多いです。逆に、書類が弱いと、配送スピードが速いサービスを選んでも通関で止まって意味がなくなります。だから私は、書類が不安な人ほどポチロジを検討する価値があると思っています。
ポチロジの基本フロー
お客様ご対応
サービスに関するお問い合わせ
以下のものを事前にご準備ください:
・内容が分かる写真・型番・数量
・保管場所のリスト
お見積もり料金の確認
ポチロジへの搬入手配
※倉庫所在地:千葉県某市
ポチロジ対応
検品、計測
ご請求額の確定
お客様からのご入金確認
発送と追跡番号のご案内
荷受人様への貨物のお届け
ポチロジが刺さる人
- 書類作成が不安、HSコードが分からない
- 10kg以上の荷物をまとめて送りたい
- 他社に断られた品目・大型荷物を相談したい
倉庫発送で「迷わない」ための準備
倉庫へ送るというステップがあるので、最初は少しだけ戸惑うかもしれません。でも、やることは整理するとシンプルで、「荷物をまとめる」「必要情報を揃える」「国内便で倉庫に送る」の3つです。特に情報提出は、あとで修正が入りにくいので最初に丁寧にやるのがコツです。
提出情報のチェックリスト(私のおすすめ)
- 品目リスト(品名・数量・用途・価格の目安)
- 荷物写真(空箱、1層目、2層目、梱包完了のイメージ)
- 受取人情報(氏名、住所、電話番号、メール)
- 荷物の概算重量と箱サイズ
サイズ・重量の対応幅が広いから相談しやすい
ポチロジは、大型・特殊品の取り扱い実績があるのが特徴です。最大300×200×160cm、1,000kgまで対応可能という目安があるので、EMSの上限(30kg・長さ150cmまでの目安)に引っかかりそうな荷物でも、相談の余地が出ます。ピアノ、美術品、スポーツ用品などは、内容品の説明や梱包要件も絡むので、最初から相談ルートがあるのは安心です。
注意:倉庫までの国内送料は別途です。トータル費用で比較するために、国内送料も含めて概算しておくのが安心です。国内送料はサイズと地域で変わるので、発送前に配送会社の料金表もざっくり見ておくとブレが減ります。
ポチロジは「安い・楽・相談しやすい」のバランスが取りやすいサービスです。あなたが国際配送に慣れていないほど、書類代行の価値が大きくなるので、最初から候補に入れておくのがいいかなと思います。
送れるもの禁制品と航空危険物


国際配送で一番怖いのは、「送れないものを入れてしまう」ことです。アイルランドはEU加盟国なので、EU共通の輸入規制がベースになります。さらに、配送会社ごとの取り扱いルール(航空危険物の規定も含む)が乗ってくるので、「相手国でOKでも運送会社がNG」「運送会社はOKでも税関で止まる」みたいなことが起きます。だから私は、送れるかどうかは二段階で確認するのが安全だと考えています。
特に迷いやすいのが、食品・化粧品(液体)・電化製品・バッテリー関連です。あなたも「これくらい大丈夫でしょ」と思いがちなんですが、国際配送はその“これくらい”が通用しない場面があるので、慎重にいきましょう。
主要品目の対応目安
| 品目 | ポチロジ | EMS | FedEx | DHL |
|---|---|---|---|---|
| 衣類・雑貨 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 書籍・本 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| インスタント食品 | ◎ | △ | △ | ✕※ |
| 化粧品(液体少量) | ◎ | △ | △ | △ |
| 電化製品 | ◎ | △ | △ | △ |
| 大型荷物(50kg超) | ◎ | ✕ | △ | △ |
※DHL Express Easyでは食品全般が発送不可の目安があります。
全サービス共通の禁止品目
- 麻薬・向精神薬などの違法薬物
- 武器・弾薬・爆発物(レプリカ含む)
- 現金・有価証券・宝石類
- 生きた動物・病原体
- 偽造品・海賊版(知的財産権侵害品)
航空便で制限されやすいもの


香水やマニキュア、アルコール度数60%以上の液体、単体のリチウムイオン電池、スプレー缶(可燃性ガス)、ライターなどは、航空危険物として送れないケースがあります。ここは「税関」以前に「航空会社の安全規定」で止まる領域なので、入れてしまうと差し戻し・廃棄・遅延などのリスクが上がります。
リチウム電池は、機器に内蔵されている場合のみ申告のうえで発送可能なケースがあります。逆に、単体バッテリーはNGになりやすいので、「モバイルバッテリーを同梱したい」と思った時点で、まずは送らない方向で考えた方が安全です。どうしても必要なら、利用サービスの危険物規定を確認して、条件に合うかを詰めてください。
食品・化粧品・電化製品の現実的な判断軸


食品は、同じインスタント食品でも「肉エキスの有無」「乳成分」「植物検疫」などで扱いが変わり得ます。化粧品は、アルコール濃度や内容量、容器形状で危険物扱いになる可能性があります。電化製品は、バッテリーの有無、プラグ形状、用途(商用に見えるかどうか)で追加確認が入ることがあります。つまり、品目によっては“確実にOK”と言い切りにくいです。
注意:品目の可否は、輸入規制・航空危険物規定・各社の社内ルールで変わります。最終判断は各社の公式情報や専門窓口で確認し、不安な場合は通関業者など専門家への相談も検討してください。
「送れるか不安」と感じた時点で、一段慎重に動くのが正解です。国際配送は、慎重さがそのまま時短になりますよ。
関税VATとHSコードTARIC
アイルランドはEU加盟国のため、基本的に輸入品にVAT(付加価値税)がかかります。さらに、品目によって関税がかかる場合もあります。ここ、気になりますよね。私も「結局いくら払うの?」「受け取り側がびっくりしない?」って相談をよく受けます。結論から言うと、税金はケースバイケースで、断定できるのは“課税される可能性が高い”ということです。
VATは標準税率23%(品目により軽減税率が適用される場合あり)が一般的な目安で、関税はHSコード(品目分類)で税率が変わります。ここで押さえておきたいのが、課税対象の考え方です。多くのケースで、商品価格+送料+保険料の合計をベースに計算されます。つまり「送料が高いほど税金も増えやすい」という構造です。
関税・VATの基本イメージ
- VAT税率:標準23%(品目によって軽減税率の可能性あり)
- 関税:HSコードにより0〜数十%の幅で変動
- 支払い者:原則として受取人負担(発送人前払いオプションがある場合も)
- 課税基準:商品価格+送料+保険料の合計額を基準にする目安
2021年以降は「少額でも申告が必要」になりやすい
EU向けの輸入は、制度変更の影響で「少額だから大丈夫」という考え方が通りにくくなっています。輸入にあたっては適切な申告が求められるため、インボイスの記載がより重要になります。制度や運用は変わり得るので、送るタイミングの最新ルールは確認してください。
(出典:欧州委員会 Taxation and Customs Union「Customs formalities for low value consignments」)
プレゼントや中古品でも課税対象になり得る
ここで大事なのが、プレゼントや中古品でも課税対象になり得ることです。無償のギフトであっても、インボイスには市場価値を正確に記載する必要があります。過小申告や虚偽の申告は、税関でのトラブルや荷物の没収につながる可能性があります。あなたの善意が裏目に出るのは避けたいので、申告は正直にいきましょう。
注意:税金を安くしたい気持ちで価格を極端に下げるのはおすすめしません。通関側は整合性を見ているので、不自然な申告は追加確認の原因になりやすいです。
HSコードとTARICで通関をスムーズに
インボイスにはHSコード(EU側ではTARICコードとして10桁で運用されることがあります)を記載すると、税関での処理がスムーズになりやすいです。記載がない場合、確認作業が増えて遅れたり、追加書類を求められる可能性もあります。とはいえ、初めての人が正確に調べるのは大変ですよね。
そこで効いてくるのが、ポチロジのような代行サービスです。ポチロジを利用すれば、このHSコードの記入も代行してもらえるので、あなたは「何を送るか」を正確に伝えることに集中できます。結果として、通関トラブルの確率が下がりやすいです。
重要:税率・課税方式・必要書類は制度改定で変わる可能性があります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。判断に迷う場合は、配送会社や通関の専門家に相談するのが確実です。
税金まわりは不安になりやすいですが、ポイントは「正直な申告」と「整合性」です。ここさえ押さえれば、必要以上に怖がらなくても大丈夫です。
アイルランドに荷物を送るならポチロジ
ここまで料金・日数・追跡・補償・手続き・品目・税金まで整理してきました。情報が多くて頭がいっぱいになりそうですが、最後はシンプルに「あなたが何を優先するか」で決めればOKです。私は普段、次の順番で整理しておすすめしています。
ケース別のおすすめの考え方
- 5kg以下の軽量なら、料金と手軽さでEMSが第一候補になりやすい
- 2〜4日で急ぎたいなら、FedEx・DHLの優先サービスが候補
- 10kg以上や書類不安があるなら、ポチロジが総合的に強い
特にポチロジは、料金だけでなく「書類代行」「対応できる荷物の幅」「相談しやすさ」がセットになっているのが大きいです。国際配送で詰まりやすいのは、結局のところ書類と規制の部分なので、そこをプロに寄せられるのはめちゃくちゃ大きいです。あなたが初めてならなおさらで、「調べる時間」と「やり直すリスク」を減らせるのが価値になります。
そして重量物。重量物は、荷物の中身が多い分、申告の粒度が落ちがちです。雑に書いてしまったインボイスが原因で止まると、やり直しが発生して時間も労力も持っていかれます。だから私は、重量物こそポチロジのような代行を使うのが、結果的に一番ラクだと思っています。
私がよく案内する最短ルート
まずは荷物の重量と箱のサイズを測り、容積重量も計算しておきます。その上で、EMSとポチロジを軸に見積もりを比較し、急ぐ場合だけFedEx・DHLを加える、という順番が分かりやすいです。
最終判断のためのミニ早見表
| あなたの状況 | まず検討 | 理由 |
|---|---|---|
| 5kg以下で手軽に送りたい | 日本郵便EMS | 料金が安く、郵便局と無料集荷で動きやすい |
| 10kg以上でまとめて送りたい | ポチロジ | 重量帯で安くなりやすく、書類代行で詰まりにくい |
| とにかく早く届けたい | FedEx / DHL | 2〜4日程度のスピードを狙いやすい |
| 書類や申告が不安 | ポチロジ | インボイスやHSコードなどを代行してもらえる |
最後にもう一度。国際配送は、料金・規制・税金が変動しやすい分野です。この記事の数値や条件はあくまで目安として捉え、正確な情報は公式サイトをご確認ください。判断が難しいときは、配送会社や通関の専門家に相談するのが一番安全です。あなたが安心してアイルランドに荷物を送れるように、まずは重量とサイズの計測から始めてみてください。

