オーストラリアに荷物を送る|食品の最新ルールと最適サービス

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こんにちは。セカイニオクル運営者のアキです。

オーストラリアに食品を送りたいけど、「何が送れるの?」「税関で没収されない?」「どのサービスを使えば安心で安い?」って、不安になりますよね。私も相談を受ける中で、同じ悩みを何度も聞いてきました。

結論から言うと、オーストラリアの食品規制は世界トップクラスで厳しいです。でも、送れる食品の条件とルール、そしてサービス選びのコツを押さえれば、日本の食品を届けることはちゃんと可能です。

この記事では、オーストラリアの食品持ち込み規制や検疫のポイント、送れないもの一覧、送れるものの見分け方、税関申告の書き方、そして料金目安まで、はじめての人でも迷わないようにまとめました。まだ送る物が決まっていない人向けの三田天喜堂、すでに商品が決まっている人向けのポチロジの使い分けも、実践レベルで解説していきます。

なお、食品分野の条件は2025年6月の制度更新でさらに整理・厳格化されています。最新の運用はBICONで公開されているので、発送前の最終チェックは必ずそこまで当たってくださいね。(出典:オーストラリア農業・漁業・林業省 DAFF「Imported food safety requirements now in BICON」

  • この記事で分かること
    • オーストラリアで食品が没収される理由と禁止ルール
    • 送れる食品の条件と安全な選び方
    • サービス別の違いと最適な選び方
    • 税関申告・梱包・節約までの実践手順
目次

オーストラリアに荷物を送る|食品を送る前に知るべき規制

まず最初に押さえておきたいのが「何を送れるか・送れないか」です。ここを曖昧にしたまま送ると、税関で止まるだけじゃなく、没収や罰金の対象になることもあります。規制の全体像と、失敗しやすいポイントを順番に整理していきますね。

送れない食品の具体例と禁止理由

ここが一番大事なところなので、ちょっと長めにいきますね。オーストラリアは“バイオセキュリティ(生物安全保障)”の考え方がものすごく強い国です。日本の食品を送る行為は、向こうから見ると「海外の動植物由来のリスクを国内に持ち込むこと」に当たるので、ルールが厳しいのは当然なんですよ。だから「ちょっとぐらいなら大丈夫でしょ?」が一番危ない。少量でも、申告漏れでも、しっかり違反として扱われます。

まず覚えておきたい禁止の軸

送れない食品を理解するコツは、ざっくり“禁止の軸”を持つことです。オーストラリアでアウトになりやすいのは次の3タイプ。

  • 動物由来のリスクがあるもの(肉、乳、卵、動物エキス、蜂製品など)
  • 病害虫や土が付着しやすいもの(生の果物・野菜、種子、殻付きナッツなど)
  • 未処理・生に近い状態のもの(生米、生の海産物、家庭製造の食品など)

この“どれかに引っかかるものは基本NG”と覚えておくと、判断がめちゃラクになります。

完全に禁止される代表例

カテゴリ代表例なぜ禁止?
肉類・肉製品生肉、ジャーキー、ハム、ソーセージ、肉だし、肉味スナックアフリカ豚熱など家畜病の侵入リスク
乳・卵系生乳製品、殻付き卵、卵入り加工品の一部動物由来の病原体リスク
生鮮野菜・果物りんご、みかん、じゃがいも、青菜など生のもの全般害虫・土壌由来の病害侵入リスク
生米・未加工米白米、玄米、雑穀など“炊く前の米”穀物害虫・カビ等のリスク、即廃棄対象
蜂製品蜂蜜、プロポリス、ローヤルゼリー配合サプリ蜜蜂病害や病原体の持ち込み懸念
殻付き種子・ナッツ殻付きピーナッツ、種子、未処理ナッツ種子・殻に害虫や菌が残る可能性

“加工食品だからOK”とは限らない理由

ここ、めちゃくちゃ勘違いが多いんですが、「加工食品=安全」ではないんですよね。理由は単純で、加工の中身が問題になるからです。たとえばカップ麺。野菜ラーメンでも“風味”としてビーフエキスが入っていたら、分類は肉製品扱いになります。味の素系のコンソメ、肉味スナック、カレールーも同じ。あなたが「これは肉そのものじゃないじゃん」と思っても、税関側は“動物由来成分が入っているかどうか”だけを見ます。

また、乳成分も同様です。お菓子のクリーム、チョコ、スナックのシーズニングに脱脂粉乳やホエイが入っていることは普通にあります。日本語パッケージだと見落としがちなので、原材料をスマホで拡大して確認したり、翻訳アプリでサッと英語チェックしておくと安心ですよ。

よくある没収パターン

私がよく聞くのは、こんな感じのケースです。

  • カップ麺・インスタント麺を大量に送ったら全没収(肉エキス、シーフードエキスが原因)
  • 健康食品サプリが荷物ごと止められた(プロポリスや蜂蜜配合に気づかなかった)
  • お土産の乾燥ソーセージを“少量だからOK”と入れて罰金対象
  • 生米を送って即廃棄(“米製品”ならOKなことと混同)

特に“少量だからバレないでしょ”系は、ぜんぶ失敗パターンです。オーストラリアは検査がランダムでも、当たった時のペナルティがデカい。現場罰金やビザへの影響リスクもあるので、ここは本当に慎重がいちばんです。

「これ送れるかな…?」って迷ったら、自分の判断で突っ込まないのが安全。後半で紹介するサービスに事前確認するか、BICONでチェックしてから送るようにしましょう。

送れないものの全体像は、セカイニオクルでも一覧にしています。食品以外も含めて「そもそもNGなもの」をざっと確認したい人は、下の記事も参考にどうぞ。

日本からオーストラリアへ荷物送れないもの一覧

送れる加工食品の条件と注意点

じゃあ逆に「送れる食品」はどんな条件なの?ってところが気になりますよね。ここを正しく押さえておくと、オーストラリア向けの発送成功率は一気に上がります。結論から言うと、ポイントは「常温で長期保存できる」「商業的に密封包装されている」「動物・蜂由来成分を含まない」この3本柱です。これに当てはまれば、検疫で止まる可能性がかなり減ります。

送れる可能性が高い“鉄板カテゴリー”

まずは、比較的スムーズに通関しやすい加工食品カテゴリーを紹介しますね。もちろん最終判断は検疫なので保証ではないですが、実務の感覚としては以下がとても安定しています。

通りやすい食品の例

  • インスタント麺(塩・醤油・野菜系など動物エキス不使用タイプ)
  • レトルト食品(ベジタリアン仕様・動物性原料なし)
  • 乾物系(海苔、乾燥わかめ、昆布)
  • 茶葉・コーヒー(商業包装の未開封品)
  • 菓子類(植物性原料のみのもの)
  • 缶詰(商業的にレトルト処理済みの野菜系・豆系など)
  • 米製品(餅、米粉、せんべいなど生米でなければOK)

日本の食品は「調味料もだし成分がしれっと入っている」ことが多いため、植物ベースかどうかをしっかり確認するのが本当に大事です。特にカップ麺は“肉エキスなし”のタイプを選ばないとほぼアウト。個人的には、表記に“Vegetarian”って書いてあるタイプが安心感ありますよ。

成分表示のチェック方法と注意点

日本語の成分表を見ても、何が動物由来なのか分かりづらいことってありますよね。そこで覚えておくと便利なポイントがいくつかあります。

  • ビーフエキス、ポークエキス、チキンエキス → すべて肉由来でNG
  • ホエイ、カゼイン、脱脂粉乳 → 乳成分なのでNG
  • 魚醤、エビ粉末、カニエキス → 一部海産物はNGの可能性が高い
  • 蜂蜜、ローヤルゼリー、プロポリス → 蜂製品で完全NG

この中でも蜂製品はかなり厳しくチェックされるので、健康食品やのど飴などを送るときには特に注意したほうがいいです。「え、蜂蜜なんて入ってた?」と気づかず没収…というケースも珍しくありません。

茶葉・調味料・乾物は比較的安全

日本から送る定番食品としては、緑茶やほうじ茶などの茶葉、コーヒー豆、そして醤油・味噌などの調味料も比較的スムーズです。ただし、味噌は商業包装の未開封品に限りますし、液体調味料は漏れ防止の梱包を絶対に徹底したほうがいいです。配送途中の破損や液漏れは、食品以前に荷物全体のリスクになります。

乾物(海苔やわかめなど)はオーストラリア在住の方に喜ばれる鉄板食品ですが、「ひじき」など一部の海藻は含有成分の規制がやや複雑なので、念のためBICONで調べてからのほうが安全です。

“家庭で小分けにした食品”はNG

オーストラリアは、家庭環境で小分けにした食品を非常に嫌います。たとえば「1kgの調味料を自宅で100gの小袋に分ける」というのはアウト。理由は、成分表示・衛生管理が担保できないからです。

すべて「商業的に密封された未開封品」が基本ラインと考えてください。

注意:食品であっても“手作り”は完全NG
クッキー、パン、ケーキ、漬物など家庭製造の食品は、衛生リスクの観点から完全に禁止されています。友達に手作りのお菓子を送りたい場合でも、ここは絶対にやめておいたほうがいいです。

ここまでの内容は、オーストラリア農業・漁業・林業省(DAFF)が管理する輸入条件にも明記されています。発送前の最終チェックとして、以下の公式ページも一度見ておくと安心ですよ。(出典:BICON – Biosecurity Import Conditions(オーストラリア政府)

このあと、申告で失敗しないためのコツや梱包の実践法を解説していきますね。ここからが通関成功率に大きく影響する部分なので、しっかり押さえていきましょう。

税関申告でトラブルを防ぐポイント

オーストラリアに食品を送る際、通関でトラブルになる最大の原因は「申告内容があいまい」なことです。食品は大前提としてすべて申告対象なので、「面倒だからまとめて“food”って書けばいいでしょ?」という発想は絶対にダメ。むしろそれこそが荷物が止まる原因になります。

正確な申告は“信頼の証”

税関が見るポイントは、あなたが「何を、どのくらい、どんな状態で送っているのか」を明確に説明できているかどうかです。つまり、正しく書くことは通関官に対しての“誠実な姿勢”であり、そのまま手続きのスムーズさに直結します。

よくある失敗は次のようなものです。

  • 品名がざっくりしすぎている(例:snacks, gift)
  • 食品の数や重量が実際と違う
  • 価値(価格)を低く書いてしまう
  • 肉・乳・卵などの原材料を申告で曖昧にする

特に過少申告は、オーストラリア税関がもっとも嫌う行為で、悪質と判断されると罰金対象になります。オンラインで相場価格を調べる能力もあるので、「バレないでしょ」は通用しません。

具体的な記載例(安全度が高い書き方)

以下は、食品を申告するときに私がよく使う鉄板の書き方です。英語で書くことがポイントで、さらに“肉・卵・乳不使用”を示す記述も入れると検査に通りやすい印象があります。

良い例(CN23などで書く場合)

  • Instant ramen, vegetable flavor, 5 packs (no meat, no dairy)
  • Soy sauce, 500ml bottle, sealed commercial package
  • Rice crackers, assorted, 10 packs, non-perishable
  • Green tea leaves, 200g, sealed

このように「品名+内容量+状態+動物性なし」を書くと、通関官が“これは安全な食品だな”と判断する材料になります。逆に「snacks 10 packs」みたいな記載だと、開封してチェックされ、最悪没収……という流れになりがちです。

価格は“正確に”書くこと

食品の価値を書く欄には、必ず実際に支払った金額を記載してください。オンライン価格と比較される可能性もあり、あまりにも低く書いてしまうと「意図的な過少申告」と判断され、罰金の対象になることがあります。

注意:1,000豪ドルを超えるとGST(消費税)がかかる可能性があります。これは荷物の総額で判断されるので、必要に応じて複数回に分けて発送するなど工夫したほうが安全です。

申告の書き方で迷ったら?

どんなに詳しい人でも、食品の申告は悩むことがあります。そんなときは、日本郵便の国際郵便マイページサービスで入力フォームを使うと、必要項目が整理されてすごく書きやすくなります。

また、食品が複雑なときは、後半で紹介するサービス(特に三田天喜堂やポチロジ)が書類作成を代行してくれるので、初めての人でも格段に楽になりますよ。

ここまでが、食品を送る際に必ず押さえておくべき“申告の基礎”。続くセクションでは、梱包とコスト管理をガッツリ掘り下げていきますね。これができるかどうかで、安全性も節約効果も大きく変わります。

梱包で安全性を高める実践テクニック

食品の発送でいちばん多いトラブルは「破損」「液漏れ」「内容物の潰れ」です。特にオーストラリア向けは距離が長いので、衝撃・圧力・梱包不備の影響が大きく出ます。ここは本当に“丁寧さがすべて”と言ってもいいくらいで、どれだけ内容物が安全に届くかは梱包次第なんですよ。あなたもきっと「どうやって梱包したら安全に届くんだろう…」って不安があると思うので、ここで私が実際に使っている梱包の鉄板ステップを細かく紹介しますね。

まずは「箱選び」が重要

箱は「二重壁ダンボール」または「160〜180サイズ相当の丈夫な箱」を選んでください。特に食品をまとめて送る場合、普通の薄い箱だと海外輸送の圧力に耐えられず、ふにゃっと潰れてしまいます。ひとつだけ注意してほしいのが、果物や野菜の写真が印刷された箱は絶対に使わないこと。オーストラリア税関が「生鮮食品を入れてるのでは?」と誤解して、不要な開封検査に回されることがあります。

注意:フードプリントのダンボールは検査対象になりやすい
特にリンゴ箱やみかん箱など、生鮮品の写真入りの箱は誤解を招きやすいので避けてください。

中身は“個別に守る”のが鉄則

食品は袋が破れたり、瓶が割れたりすると全体が台無しになるうえ、税関で内容物が汚損していると廃棄対象になることもあります。なので、どんな食品であっても1つずつ個別包装が基本。次の順番で包むと安定感バツグンですよ。

  1. 中身をプチプチで包む(最低2〜3重)
  2. さらにビニール袋に入れて密封する(液漏れ対策)
  3. 商品ごとに間仕切りを作る(段ボール片でOK)
  4. 重いものは下、軽いものは上に配置する

特に瓶物・液体調味料は扱いがシビアなので、少し手間をかけるぐらいでちょうどいいです。漏れた瞬間に“食品としての価値がゼロになる”だけでなく、他の同梱物も傷んでしまいますからね。

液体・瓶もの専用の梱包ステップ

液体はとにかく慎重に。私がいつもやっている方法をそのまま紹介します。

液体・瓶もの梱包の完全版

ステップ手順内容理由
1キャップ部分にラップを巻く液漏れの初動をブロック
2キャップ全体をテープで固定する輸送中の緩みによる漏れを防止
3ビニール袋で二重密封万が一漏れても他の荷物を守る
4新聞紙や吸収パッドで巻く衝撃吸収+予備の吸収対策
5プチプチで厚めに3重巻き瓶割れ対策として重要
6立てて固定する仕切りを作る倒れると一気に破損率が上がるため

液体は横倒しが一番危険なので、箱の内部で“立てたまま動かない構造”にすることが重要です。配送中にガンガン揺れることを前提に、過剰すぎるくらい保護してOKです。

最後は“隙間ゼロ”で仕上げる

箱の中で物が動くと、それだけで破損リスクが跳ね上がります。隙間には新聞紙、緩衝材、エアピロー、紙くずなどをびっしり詰めて、箱を軽く振っても音がしない状態にしてください。

「ぎゅうぎゅうに詰めたら潰れるんじゃ?」と不安になるかもですが、大丈夫。物が“固定”されていることのほうが圧倒的に安全です。

梱包は“税関対策”でもある

実は、梱包状態が悪いと税関検査で開封される可能性も上がります。見た目が雑だったり、食品がむき出しで突っ込まれていると、検査官の判断で「中身が不安」とされやすいからです。

検査官が重要視するポイント

  • 食品が商業包装のまま入っているか
  • 密封されているか
  • 破損しやすい物が適切に保護されているか
  • 荷物全体が衛生的かどうか

あなたの荷物を検査官が目視したとき、「丁寧に梱包されていて衛生的だな」と思われれば、それだけで通関がスムーズになります。逆に「これ雑すぎる…」となると、必要以上に開封されてしまうことも。

次は、送料をなるべく抑えるためのテクニックを解説しますね。ここも知らないと損する人がめちゃくちゃ多いので、しっかり押さえておきましょう。

コストを抑える発送方法と工夫

国際配送はどうしても高くつきがちですが、実は仕組みを理解するとかなり節約ができます。オーストラリア向けは特に「重量」と「サイズ」の影響が大きいので、ここはしっかり攻めたいところですよね。あなたも「少しでも安くしたい…」って思ってるはずなので、実践的な節約ポイントをガッツリまとめていきます。

まず知るべきは“容積重量”のルール

国際配送の料金は、基本的に実重量(重さ)と容積重量(サイズ)を比較して大きいほうで計算されます。容積重量は以下の公式で出されることが多いです。

容積重量の計算式(一般的な基準)

縦 × 横 × 高さ(cm) ÷ 5000

たとえば、ふわっとしたお菓子を大型の箱で送ると、実重量は軽いのに料金は“デカ箱料金”で高くなることがあるんですよ。だからまずは箱をできるだけ小さくまとめる努力が超大事です。

包装を“剥がしても良いもの”と“剥がしてはいけないもの”

節約のために外箱を外す方法は有効ですが、食品の場合は注意が必要です。外箱に成分表示など重要情報が書かれている場合、それを外すと税関に説明しづらくなります。

剥がしてOK

  • 個包装のお菓子の外箱
  • 大袋に複数パックがまとめられている外袋(中身が商業個包装の場合)

剥がしちゃダメ

  • 成分表示が外箱にしかない食品
  • 箱のデザインが「原材料表示」の一部になっている商品
  • 瓶・液体の包装(破損の原因になる)

特に申告書に英語で成分を記載する際、参照できるパッケージが必要になるので、“判断できる情報が残っているかどうか”は常に意識してくださいね。

配送コストを下げるコツまとめ

私が普段から気をつけている節約ポイントをまとめるとこんな感じ。

  • 箱のサイズを最小化する(容積重量対策)
  • 緩衝材は軽い素材(紙・エアピロー)中心に
  • 複数の買い物を“統合”して1箱にまとめる
  • 発送ピーク(11~12月)は避ける
  • サービス比較をして最安を選ぶ

特に「統合発送(コンソリデーション)」は効果が大きいです。複数ショップで買ったものを1箱にまとめるだけで送料が半額近くになることもあります。後半で紹介するポチロジは、この統合が無料でできるので、コスパ重視派にはめちゃくちゃ相性がいいですよ。

ここまでが梱包と節約のテクニック。 次のパートでは、いよいよサービス選びの話に入りましょう。これは発送成功率に直結する大事なポイントなので、しっかり比較していきます。

オーストラリアに荷物を送る食品でサービス選びと実践ガイド

ここからは「どのサービスを使えば安全で確実に届けられるのか?」という、いちばん実務的で大事な話に入っていきます。あなたもおそらく、三田天喜堂・ポチロジ・EMS・FedEx・DHL…どれを使うべきか迷っていると思います。結論から言うと、送る物が決まっていないなら三田天喜堂、すでに食品が決まっているならポチロジが最適です。

ただ、なぜその2つが最適なのか?他のサービスではなぜ難しいのか?その理由を、私自身の実務経験からかなり深掘りしていきますね。

三田天喜堂が初心者に向いている理由

三田天喜堂のメリットまとめ

「日本食をオーストラリアに送りたいけど、手続きが不安…」という初心者にとって、 三田天喜堂はほぼ全部お任せできる国際配送サービスです。 下の図で強みをひと目でチェックしてみてください。

🧺

商品選びから発送まで完全お任せ

通販サイトで日本食を選ぶだけでOK。商品調達・梱包・国際発送・税関書類作成まで三田天喜堂側で一括対応してくれるので、 国際配送の知識がなくてもスムーズに送れます。

オーストラリア向けOK商品だけをラインナップ

カタログには実際に海外向け発送実績のある日本食が中心。 肉エキス入りなど税関で止まりやすい食品は最初から外されているため、 禁制品をうっかり入れて没収されるリスクを大きく減らせます。

🗣️

国際配送が初めてでも相談しやすい

LINEやメールでスタッフに相談でき、「何を送ればいい?」「この食品は大丈夫?」といった疑問を事前に解消可能。 はじめてオーストラリアへ日本食を送る人でも、安心して依頼しやすい体制です。

📦

EMS利用で追跡&基本保険つき

発送には原則EMS(国際スピード郵便)を利用。追跡番号で荷物の位置をいつでも確認でき、 一定額までの保険もつくため、初めての海外発送でも不安を抑えやすいのがポイントです。

🍜

豊富な日本食と定期便サービス

インスタント麺、フリーズドライ味噌汁、お菓子、調味料、お米など、オーストラリアでは手に入りにくい日本食をまとめて注文可能。 定期便を使えば、海外在住の家族に「日本の味」を定期的に届けることもできます。

🏆

海外駐在員向け実績にもとづく信頼

三田天喜堂は、海外駐在員やその家族向けの日本食配送を長年手がけてきた実績があります。 「トラブルを避けつつ日本食を送りたい」というニーズに特化している点が、 他の一般的な配送サービスとの大きな違いです。

三田天喜堂 利用ステップ(イメージ)

  1. 三田天喜堂の通販サイトで商品を選ぶ
  2. カートから注文(海外配送先を入力)
  3. 三田天喜堂が商品を調達・梱包・書類作成
  4. EMSで発送&追跡番号を受け取る
  5. オーストラリアの受取人が自宅で日本食の箱を受け取る

※実際のサービス内容・条件・料金などは変更される場合があります。最新情報や詳細は、必ず三田天喜堂の公式サイトでご確認のうえ、ご自身の判断でご利用ください。

三田天喜堂は、私が初心者の人におすすめしている“鉄板サービス”です。理由はシンプルで、オーストラリア向けに特化した食品カテゴリーがあり、最初から通関しやすい食品だけが揃っているからなんですよね。

実際にどんな商品が送れるのか

カタログには、インスタントラーメンやフリーズドライ味噌汁、レトルトカレー、日本のお菓子、調味料、お米など、「日本にいたときの日常の食卓」をそのまま再現しやすいラインナップが揃っています。特にオーストラリア現地では手に入りにくい、日本メーカーのバラエティパックや詰め合わせセットが充実しているのも嬉しいポイントです。

初心者に向く最大の理由:失敗しない環境が整っている

オーストラリアは世界トップクラスに食品の輸入規制が厳しい国です。とくに肉エキスや乳成分が一部でも入っていると、加工食品でも普通に没収されます。「見た目は大丈夫そうに見えるけど、成分でアウト」という食品が多すぎるんです。

でも三田天喜堂は、送れる食品・送れない食品を細かく分類して、オーストラリア向けOKの商品カタログを用意してくれているので、選ぶ段階で“失敗”を避けられるのが最大のメリットです。

三田天喜堂を初心者に推す理由

  • オーストラリア向けOK食品が事前に選別されている
  • 日本食に強いから“何が通りやすいか”の傾向を掴んでいる
  • 代理購入までできるので、あなたが手を動かす必要がない
  • EMSベースの発送で追跡も簡単
  • 日本語での問い合わせが早くて丁寧

食品規制のプロが間に入る安心感

たとえばあなたが自分で楽天市場やAmazonで食品を買ってEMSで送ると、「これは成分的に危ない」「これは申告をこう書けば通りやすい」みたいな判断は全部自分でやる必要があるんですよね。初めてだと、この判断が難しくて、結局“混ぜ物NGの商品を選んでしまう”ことが本当に多いんです。

でも三田天喜堂なら、そもそも厳しいオーストラリアへの発送に慣れたスタッフが代わりに判断してくれるので、危険な食品を送ってしまうリスクを大幅に軽減できます。

料金も初心者にはちょうどいい

EMSベースなので超激安ではありませんが、10kgで1.4万円前後と十分現実的。輸送品質と安全性を考えると、はじめての人が負担しやすいちょうどいい価格帯だと思います。

三田天喜堂を選ぶべき人

  • 送る物がまだ決まっていない
  • 食品ごとの「送れる/送れない」を調べるのが面倒
  • 絶対に失敗したくない
  • 日本語サポートでやり取りしたい
  • 安全性優先で確実に届けたい

こういう人は、迷わず三田天喜堂を選ぶといいですよ。

ポチロジがコスト重視に最適な理由

出典:ポチロジ公式

対してポチロジは「送る食品がすでに決まっている人」向けの最高コスパサービスです。BE FORWARDグループの物流網を使った転送サービスで、DHLの正規料金より40~60%安く送れるのが圧倒的な魅力です。

ポチロジの強み:とにかく安い

ポチロジは、もともと中古車輸出で超強いBE FORWARDの物流ノウハウを使っているだけあって、国際配送の価格破壊レベルで安いんですよ。10kgで14,050円前後という価格は、EMSの半額に近いレベルです。

ポチロジが安い理由

  • DHLの大型契約で大幅割引を実現
  • 大量出荷でコスト効率がめちゃくちゃ良い
  • 統合(コンソリ)が無料で、箱数が減るほど安くなる

コンソリ(複数のものを一つにまとめる)無料が強すぎる

複数ショップで買ったものを“無料で1箱にまとめてもらえる”というのが、本当に大きいメリットです。普通は別料金なのに、ポチロジはずっと無料でやってくれる。

しかも梱包のやり直しまで丁寧にしてくれるので、あなたは買い物して送るだけでOK。これほど楽な仕組みはなかなかありません。

食品は必ず事前確認が必要

ポチロジでは問い合わせフォームからの問い合わせで、発送前の禁制品チェックができる点は大きな安心材料です。「このカップ麺は送れる?」「このお菓子は大丈夫?」といった素朴な疑問も、写真に撮ってリストと一緒に確認してもらえるので、税関での没収リスクをだいぶ減らせます。

ポチロジで送れる可能性がある食品

  • 常温の加工食品
  • 商業包装で成分表示があるもの
  • 肉・乳・卵・蜂蜜不使用の商品

この条件をクリアしていて、あなたが送る物がすでに手元に揃っているなら、コスパはポチロジが最強です。

お客様ご対応

サービスに関するお問い合わせ

以下のものを事前にご準備ください:
・内容が分かる写真・型番・数量
・保管場所のリスト

お見積もり料金の確認

ポチロジへの搬入手配

※倉庫所在地:千葉県某市

ポチロジ対応

検品、計測

ご請求額の確定

お客様からのご入金確認

発送と追跡番号のご案内

荷受人様への貨物のお届け

ポチロジを選ぶべき人

  • 送る物がすでに決まっている
  • できるだけ安く送りたい
  • 複数ショップで買った食品を1箱にまとめたい
  • 重量物(20kg以上)を送りたい
  • スピードよりコスト優先

こういった人には、間違いなくポチロジが向いています。

EMS・FedEx・DHLの特徴と違い

ここでは、国際配送の主要サービスである「日本郵便EMS」「FedEx」「DHL」の違いを、食品をオーストラリアに送るという前提で整理していきます。あなたも「それぞれ何が違うの?」「結局どれを選べばいいの?」と迷うところだと思うので、私が実際に利用して気づいたことも交えてわかりやすく解説していきますね。

日本郵便EMS:信頼性は抜群、ただし制限多め

EMSは全国どこの郵便局でも使えるので、「アクセスしやすさ」と「信頼性」はダントツです。10kgで2.3万円前後とそこまで高額ではありません。

EMSの特徴まとめ

  • 全国の郵便局から発送できる手軽さ
  • 配送は比較的安定、到着まで8〜9日が目安
  • 食品は常温の加工食品のみ対応
  • オーストラリア向けは20kgが上限

注意点として、クールEMSはオーストラリア宛は非対応です。冷蔵・冷凍食品は一切送れません。また、成分の確認・申告書の作成・梱包などは全てあなた自身で行うため、初めてだと手続きが思ったより大変かもしれません。

FedEx:スピードは最速だが食品の制限が厳しめ

FedExはスピードがずば抜けています。早ければ1〜2日で到着することもあり、ビジネス用途の書類や緊急荷物には最強の選択肢です。ただし、食品に関しては制限がとても厳しく、温度管理が必要な食品は完全NG。医薬品向け専用の温度管理サービスはありますが、食品用途では利用できません。

FedExで送れない食品

  • 生鮮食品
  • 冷蔵・冷凍が必要な食品
  • 肉・乳製品・蜂蜜を含む食品
  • 温度管理が必要な全ての食品

つまり、「常温保存できる加工食品のみが対象」になります。料金は10kgで2.5〜3万円ほどが目安。スピードは魅力ですが、食品発送には向かないのが正直なところです。

DHL:食品に最も柔軟で、唯一コールドチェーン対応

DHLは食品ジャンルにおいて最も柔軟な対応が可能です。事前承認を取る必要がありますが、冷蔵(+2〜8℃)、常温(+15〜25℃)、冷凍(-20℃以下)と、温度帯ごとに配送方法を選べます。これは他の配送会社にはない大きな強みですね。

DHLで可能な食品発送

  • 常温保存食品(事前承認なしの場合も)
  • 冷蔵・冷凍が必要な食品(要承認)
  • リアルタイム温度監視のコールドチェーン
  • 包装材の指定に従うことで高品質輸送が可能

DHLは食品に関して他社よりかなり頑張ってくれる印象ですが、承認手続きが複雑なので、個人がちょっと食品を送りたいだけならハードルは高いです。料金はFedExとほぼ同等で、10kgで2.5万円〜が目安。

結論:常温加工食品の個人発送ならEMSかポチロジが現実的

まとめるとこんな感じです。

サービス食品対応料金目安(10kg)特徴
三田天喜堂常温加工食品のみ(通りやすい)14,000円台初心者向け、食品カタログ有
ポチロジ常温加工食品(要確認)約14,050円最安、統合無料
EMS常温加工食品約23,500円信頼性◎、自分で準備必要
FedEx常温加工食品25,000〜30,000円最速、食品制限多い
DHL常温・冷蔵・冷凍(要承認)25,000〜食品に最も柔軟

常温の加工食品を個人で送りたいという前提なら、コスパと現実性は「ポチロジ」、安全性と安心感は「三田天喜堂」がトップになります。

では最後に、初めて食品を送る人のために、ぜったいに押さえておくべき手順をまとめていきます。

初めて発送する人のための手順ガイド

はじめてオーストラリアに食品を送る人の9割が不安に思うのが「手順がよく分からない」ということ。じつはやることはシンプルですが、ポイントを間違えると税関で止まってしまうので、流れを順番に整理しますね。

ステップ1:送る食品が規制を満たしているか確認

まずは食品が条件を満たしているかをチェックします。常温保存・商業包装・肉/乳/卵/蜂蜜の不使用が大前提です。成分欄は必ず英語で書き写せる形で確認しておきましょう。

ステップ2:BICONまたはサービスに事前確認

オーストラリアの検疫条件は「BICON(バイオセキュリティ輸入条件)」というシステムで公開されています。食品によって条件が違うので、必ず検索して確認しましょう。最新の輸入条件は下記の公的情報源で確認できます。

(出典:オーストラリア農業・漁業・林業省「BICON – Biosecurity Import Conditions」) https://bicon.agriculture.gov.au/

自分で判断が難しい場合は、三田天喜堂やポチロジに直接相談してしまうのが早いです。

ステップ3:サービスを選ぶ

ここは冒頭でも解説したとおり、送る物が決まっていないなら三田天喜堂、決まっているならポチロジ。自分で全部やるならEMSでもOKだけど、初心者にはやや難易度高め。

ステップ4:丁寧に梱包する

梱包は税関通過率にも影響するので、手順通りに丁寧に。瓶・液体はとくに二重密封を忘れずに。

ステップ5:申告書を正確に記入する

CN23やインボイスには、食品の名称・数量・重量・価格を正確に書いてください。英語で具体的に書くほど、税関で止まりにくくなります。

ステップ6:追跡しつつ受取人に情報共有

追跡番号は必ず受取人に知らせておきましょう。税関から問い合わせが来ることもあるので、連絡が取れる状態にしておくとスムーズです。

ポイント:迷ったら必ず“確認する”こと
自分の判断でなんとなく送ると没収や罰金の原因になります。分からない時は必ず公式情報かサービス窓口で確認しましょう。

オーストラリアに荷物を送る食品の要点まとめ

ここまでかなり深く解説してきたので、最後に重要ポイントをぎゅっとまとめておきますね。あなたがこの記事を読み終えたあと、迷わず行動できるように整理します。

最終結論(超重要)

  • オーストラリアの食品規制は世界トップクラスに厳しい
  • 常温・商業包装・動物由来なしが食品発送の基本ルール
  • 送る物が未確定なら三田天喜堂が最適
  • 送る物が決まっていてコスト重視ならポチロジ一択

食品の発送は少しハードルが高いですが、ポイントを押さえればちゃんと届けることができます。料金や規制は“あくまで目安”なので、最終判断は必ず公的情報や公式サイトを確認してくださいね。

あなたの大切な荷物が、無事にオーストラリアに届くことを心から願っています。また迷ったらいつでもセカイニオクルで一緒に整理していきましょうね。

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