あなたのニーズを教えてください。
アメリカに荷物を送る食品について調べていると、アメリカに送れる食品と送れない食品の違いや、国際郵便でアメリカへ食品を送るときのルール、アメリカへの食料品発送で気をつけるべき禁止品目が気になってくると思います。
特に、アメリカに食品を送ると税関で止められないか、国際郵便で送れない食品をうっかり入れてしまわないか、アメリカに食品を送るときの関税や税関申告はどうなるのか、心配になりますよね。アメリカに送れない食品を知らずに入れてしまうと、荷物ごと没収されることもあるので、慎重になって当然かなと思います。
この記事では、アメリカに食品を送るときの基本ルールや、アメリカ向け食品発送の禁止品目と注意点、国際郵便や宅配便での送り方、そしてアメリカに荷物を送るとき食品も一緒に入れたい人に向けて、私が実際にチェックしているポイントをまとめました。結論から言うと、はじめてアメリカに食品を送るなら三田天喜堂を選ぶのが一番安心で、すでに日本で食品を用意しているならポチロジを使うのがコスパ的にかなりおすすめです。
この記事を読みながら、アメリカに食品を送るときの注意点や、どのサービスを選べば安全に届きやすいかを一緒に整理していきましょう。
- この記事で分かること
- アメリカに食品の荷物を送るときの基本ルールと注意点
- 税関トラブルを避けるために押さえたい禁止品目と申告のコツ
- 三田天喜堂・ポチロジ・EMS・FedExそれぞれの特徴と向き不向き
- あなたのケースに合う最適なサービスの選び方と実践ステップ
アメリカに荷物送る食品初心者が知るべきポイント

セカイニオクルイメージ
まずは、アメリカに荷物を送る食品全般に共通する基本ルールから整理していきます。ここを押さえておくと、どのサービスを選んだとしても大きな失敗を避けやすくなりますし、税関トラブルのリスクもぐっと下げられます。
先に結論だけ一言でまとめると、肉・卵・乳製品を避けて、市販パッケージの常温保存できる食品だけに絞るのが、アメリカ向けの基本中の基本です。
税関トラブル回避に必要な手続き
アメリカに食品の荷物を送るときにまず意識したいのが、税関で止められないための「書類」と「記載内容」です。実際には、どのサービスを使うかによって手続きの細かさは変わりますが、共通して大事になるのは次の3つです。
1. 必ず中身を正直に、具体的に申告する
税関申告書やインボイスには、食品の内容をできるだけ具体的に書くのが鉄則です。例えば「snacks」や「foods」だけではなく、「Rice crackers」「Chocolate cookies」「Green tea」のように、品目ごとに分けて記載します。
アメリカへの食料品発送では、内容があいまいだと「中身を確認したい」と判断されやすく、検査が長引いたり、最悪の場合没収対象になることもあります。金額も、おおよその実勢価格ベースで書いておくと良いですよ。
2. 個人利用の食品であることを明確にする
アメリカに食品を送るときは、「個人利用」であるかどうかが大きなポイントになります。商用とみなされると、FDAへの事前届出や追加書類が必要になり、一気に難易度が上がります。
そのため、申告書にはできるだけ「Gift(贈り物)」や「Personal use(個人利用)」といった区分を選び、販売目的ではないことを明確にしておくのが鉄板です。ここをきちんと押さえるだけでも、税関での扱いがかなり変わります。
3. 送り先情報は英語表記・電話番号もセットで
税関トラブルと直接関係はないように見えて、地味に重要なのが宛先情報です。住所や氏名を英語で正しく書くことはもちろん、現地の電話番号を必ず入れておくのがおすすめです。
荷物が税関で止まったとき、配送業者や税関から受取人に連絡が入ることがあります。電話番号が抜けていると、連絡がつかないまま長期保管→返送、という流れになりかねません。
ここでお伝えしている内容は、あくまで一般的な目安や実務上のポイントです。実際の取り扱いや条件は、各配送業者やアメリカの当局の運用によって変わる場合があります。正確な情報は必ず各社の公式サイトや最新の案内で確認し、判断に迷う場合は専門家や配送会社のサポート窓口にも相談しながら進めてください。
海外発送で特に注意したい禁止品目リスト

セカイニオクルイメージ
アメリカに食品の荷物を送るときに一番トラブルになりやすいのが、禁制品・規制品をうっかり入れてしまうケースです。特に「日本では当たり前」の食品ほど、アメリカでは厳しくチェックされることが多いです。
アメリカ向けで要注意な代表例
- 牛・豚・鶏などの肉そのもの(生・冷凍・乾燥問わず)
- 肉エキス・ブイヨンが入っているカップ麺やスープの素
- ソーセージ、ハム、ベーコンなどの加工肉
- 生乳製品(生クリーム、ソフトチーズ、ヨーグルトなど)
- 生鮮の果物・野菜
カップラーメンやレトルトカレーなどは、「見た目は乾燥食品だから大丈夫」と思いがちですが、原材料欄を見るとビーフエキス、チキンエキス、ポークエキスが入っていることが多いです。これらはアメリカの輸入規制にひっかかりやすく、没収されるリスクが高めです。
見落としがちな「パッケージの絵」問題
国際郵便や一部のサービスでは、中身が問題なくても、箱や袋に肉や果物の写真・イラストが大きく印刷されているだけで受付を断られることがあります。中身と無関係な再利用ダンボールにも注意が必要です。
アメリカに食品の荷物を送るときは、なるべくシンプルな無地ダンボールを使うか、食品とは関係ないデザインのものを選ぶと安心です。
禁止品目や規制品目は、アメリカ側の法律や国際情勢によって変わることがあります。同じ食品でも「去年は大丈夫だったのに、今年はNG」ということも普通にあり得ます。必ず最新のリストを公式情報で確認し、少しでも不安な食品は避ける、というスタンスで考えておくと安全です。
送料・料金を抑えるための発送比較のコツ
アメリカに食品の荷物を送るとき、気になるのが送料ですよね。特に5kg・10kgといったまとまった量の食品を送ると、サービスによって料金差がかなり大きくなります。
重量だけでなく「体積」と「サービスの中身」で見る
送料を比較するときにやりがちなのが、「何kgでいくらか」だけを見てしまうことです。実際には、以下の3つをセットで見るのがコツです。
- 実重量:実際に量った重さ(kg)
- 容積重量:縦×横×高さから計算される「かさばり具合」
- サービスに含まれる内容:梱包代行・書類作成・禁制品チェックなど
FedExなどのクーリエ系は、容積重量で料金が決まることが多く、軽くても大きな箱だと割高になりがちです。一方、三田天喜堂やポチロジのようなサービスは、送料に加えて「商品調達」や「禁制品チェック」といった手間を丸ごと代行してくれるので、単純な金額比較だけでなく、自分がどこまで作業するかも含めて考えるのがおすすめです。
三田天喜堂とポチロジのざっくりイメージ
目安としては、同じくらいの重さの食品をアメリカへ送る場合、三田天喜堂は「おまかせ代行込みの安心価格」、ポチロジは「自分で商品を用意するぶん送料が抑えられる価格」というイメージです。
具体的な料金は為替レートやキャンペーン、燃油サーチャージなどで変動しますが、三田天喜堂は安心と手間の削減にお金を払うサービス、ポチロジは送料の安さとサポートを両立したサービスと考えると、選びやすくなるはずです。正確な料金は、それぞれの公式サイトの最新の料金表で必ず確認してください。
梱包やラベル記入で失敗しないためのポイント
アメリカに食品の荷物を送るとき、梱包とラベル記入は「地味だけど重要な作業」です。ここが雑だと、輸送中の破損や液漏れでトラブルになり、税関での印象も悪くなります。
梱包の基本ルール
- 中身はすべて未開封の市販パッケージにする
- ガラス瓶・液体・ソースなどはビニール袋で二重・三重に包む
- 箱の中では食品が動かないよう、緩衝材(新聞紙よりエアクッション推奨)でしっかり固定
- 重量が重くなるほど、ダンボールは厚手のものを選ぶ
特に液体や粘度の高い調味料は、少しの破損で他の食品にも被害が広がります。個人的には、液体やペースト状の食品を送るときは、「本当に今送りたいか」「現地で代替品が買えないか」を一度考えてから入れるくらいでちょうどいいかなと思っています。
ラベル・申告書で意識したいこと
ラベルや申告書を書くときは、「あとから自分が見ても何が入っているか分かるか」を意識すると、自然と税関にも伝わりやすい内容になります。
- 「snack」ではなく「Japanese rice crackers」
- 「soup」ではなく「Instant miso soup (no meat)」
- 「tea」ではなく「Green tea bags」
このように少し具体的に書くだけで、中身のイメージが伝わりやすくなります。
発送前に確認すべきチェックリストの作成方法
アメリカに食品の荷物を送る前に、毎回同じようなことを調べ直していると、それだけで疲れてしまいます。おすすめは、あなた専用の簡単なチェックリストを1つ作ってしまうことです。
最低限入れておきたい項目例
- 肉・卵・乳製品・生鮮食品が入っていないか
- すべて市販の未開封パッケージか
- 賞味期限が十分に残っているか(目安として到着から数か月以上)
- ダンボールに肉や果物の写真・イラストが入っていないか
- 税関申告書に具体的な品名とおおよその金額を書いたか
- 受取人の住所・電話番号・名前(英語表記)を確認したか
これらを印刷してチェックボックス付きのリストにしておくと、発送のたびに見返せて便利です。特に家族や友人が「日本からアメリカに食品を送ってあげたい」というときにも、そのまま渡せるので重宝しますよ。
チェックリストは一度作って終わりではなく、ルールの変更や自分の経験に合わせてアップデートしていくのがおすすめです。「この食品は没収された」「この書き方だとスムーズだった」といった気づきを、メモ代わりに追加していくと、あなた専用の強力なノウハウ集になっていきます。
アメリカへ荷物送る食品でおすすめサービス比較

5サービス総合比較表
| 項目 | 三田天喜堂 | ポチロジ | EMS(郵便局) | FedEx | DHL |
|---|---|---|---|---|---|
| 手間の少なさ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | – |
| 食品発送可否 | 可(カタログ品) | 可(事前審査) | 可(100ドル以下) | 可(制限あり) | 不可 |
| 禁制品の明確さ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | – |
| 確実性 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | – |
| 5kg料金 | 15,400円 ※100ドル以上は分割発送 |
6,686円 | 15,100円 | 100〜140ドル | – |
| 10kg料金 | 27,400円 ※100ドル以上は分割発送 |
12,588円 | 利用不可※100ドル制限 | 150〜200ドル | – |
| 配送日数 | 公式サイト参照 | 3〜9日 | 5〜9日 | 2〜5日 | – |
| 初心者向け度 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | – |
※料金は2025年11月時点の概算です。最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。
基本ルールがイメージできたところで、次は「どのサービスを使ってアメリカへ荷物を送る食品を届けるか」という話に進みます。ここでは、私がアメリカ向けの日本食配送で特におすすめしている三田天喜堂とポチロジを中心に、EMSやFedExとの違いも含めて解説していきます。
結論から言うと、初めて「アメリカに食品を送るなら三田天喜堂」、「既に日本で食品を確保しているならポチロジ」という選び方が、初心者には一番わかりやすくて失敗が少ないと感じています。
三田天喜堂を選ぶ最大のメリット
三田天喜堂のメリットまとめ
「日本食をアメリカに送りたいけど、手続きが不安…」という初心者にとって、 三田天喜堂はほぼ全部お任せできる国際配送サービスです。 下の図で強みをひと目でチェックしてみてください。
商品選びから発送まで完全お任せ
通販サイトで日本食を選ぶだけでOK。商品調達・梱包・国際発送・税関書類作成まで三田天喜堂側で一括対応してくれるので、 国際配送の知識がなくてもスムーズに送れます。
アメリカ向けOK商品だけをラインナップ
カタログには実際に海外向け発送実績のある日本食が中心。 肉エキス入りなど税関で止まりやすい食品は最初から外されているため、 禁制品をうっかり入れて没収されるリスクを大きく減らせます。
国際配送が初めてでも相談しやすい
LINEやメールでスタッフに相談でき、「何を送ればいい?」「この食品は大丈夫?」といった疑問を事前に解消可能。 はじめてアメリカへ日本食を送る人でも、安心して依頼しやすい体制です。
EMS利用で追跡&基本保険つき
発送には原則EMS(国際スピード郵便)を利用。追跡番号で荷物の位置をいつでも確認でき、 一定額までの保険もつくため、初めての海外発送でも不安を抑えやすいのがポイントです。
豊富な日本食と定期便サービス
インスタント麺、フリーズドライ味噌汁、お菓子、調味料、お米など、アメリカでは手に入りにくい日本食をまとめて注文可能。 定期便を使えば、海外在住の家族に「日本の味」を定期的に届けることもできます。
海外駐在員向け実績にもとづく信頼
三田天喜堂は、海外駐在員やその家族向けの日本食配送を長年手がけてきた実績があります。 「トラブルを避けつつ日本食を送りたい」というニーズに特化している点が、 他の一般的な配送サービスとの大きな違いです。
三田天喜堂 利用ステップ(イメージ)
- 三田天喜堂の通販サイトで商品を選ぶ
- カートから注文(海外配送先を入力)
- 三田天喜堂が商品を調達・梱包・書類作成
- EMSで発送&追跡番号を受け取る
- アメリカの受取人が自宅で日本食の箱を受け取る
※実際のサービス内容・条件・料金などは変更される場合があります。最新情報や詳細は、必ず三田天喜堂の公式サイトでご確認のうえ、ご自身の判断でご利用ください。
三田天喜堂は、「海外にいる日本人や日本食が好きな人に、日本の食卓を丸ごと届ける」ことに特化したサービスです。兵庫県の三田市を拠点に、海外駐在員やその家族向けに日本食を送り続けているので、アメリカ向けの食品発送にもとても慣れています。
つまり、あなたは通販サイトで商品を選んで決済するだけで、国際配送の面倒な部分はほぼ丸ごと任せられるということです。初めてアメリカに食品の荷物を送る人にとっては、この「何を選んでも基本的に送れるラインナップ」という安心感はかなり大きいはずです。
実際にどんな商品が送れるのか
カタログには、インスタントラーメンやフリーズドライ味噌汁、レトルトカレー、日本のお菓子、調味料、お米など、「日本にいたときの日常の食卓」をそのまま再現しやすいラインナップが揃っています。特にアメリカ現地では手に入りにくい、日本メーカーのバラエティパックや詰め合わせセットが充実しているのも嬉しいポイントです。
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もちろん、肉エキス入りの商品などはアメリカ向けNGになることもあるので、そのあたりは三田天喜堂側でしっかりスクリーニングされた商品が中心になっています。自分で一から調べなくていいのが、初心者には本当に助かるところです。
ただし、どれだけ実績のあるサービスでも、税関の判断によっては没収や返送になる可能性はゼロではありません。その場合、多くのサービスでは「商品代金の一部のみ返金」「送料は返金対象外」といった扱いになることがあります。利用前に必ず最新の利用規約と返金ポリシーを読み、最終的な判断はご自身で行ってください。
ポチロジがコストを抑えつつ利用しやすい理由

出典:ポチロジ公式
ポチロジは、中古車輸出で有名な企業が運営している国際発送サービスで、物流のプロが個人向けの荷物にも対応してくれるタイプのサービスです。アメリカに食品の荷物を送る場合、「自分や家族が日本で商品を買って、倉庫に送る」という前提があるなら、コスパという意味ではかなり魅力的な選択肢になります。
ポチロジの特徴
- 自分で用意した荷物を倉庫に送ると、そこから先を丸ごと代行してくれる
- 発送前に写真とリストを基に禁制品チェックをしてくれる
- 重量が重くなるほど、他社より送料が抑えられやすい
- 担当者とやり取りしながら進められるので、不安な点を相談しやすい
特に、発送前の禁制品チェックは大きな安心材料です。「このカップ麺は送れる?」「このお菓子は大丈夫?」といった素朴な疑問も、写真に撮ってリストと一緒に確認してもらえるので、税関での没収リスクをだいぶ減らせます。
こんな人に向いている
ポチロジは、次のような人にぴったりです。
- 日本にいる家族に「これとこれを買って送って」と頼める
- 自分で商品を選びたいけれど、書類や禁制品チェックはプロに任せたい
- 5kg〜10kg以上の食品をまとめて送りたい
- コストを抑えつつ、安全性も確保したい
逆に言うと、「日本に頼める人がいない」「自分で商品を用意するのが難しい」という場合は、三田天喜堂のような通販一体型サービスのほうが向いています。
郵便局(EMS)利用時のメリットと制限事項
アメリカに食品の荷物を送る方法として、昔から馴染みがあるのが郵便局のEMSです。全国どこの郵便局からでも出せるので、「とりあえず郵便局でいいかな」と思う人も多いと思います。
EMSのメリット
- 全国の郵便局から差し出しできる
- 追跡番号付きで配達状況を確認しやすい
- 基本的な保険があらかじめ含まれている
日本国内でのアクセスしやすさという点では、やはりEMSは強いです。少量の荷物や、書類とちょっとしたお菓子を一緒に送りたいときなどには、今でも選択肢になり得ます。
知っておきたい制限とハードル
一方で、アメリカ宛のEMSはここ数年で条件がかなり変わってきています。送り状や税関申告書をオンラインで作成する必要があったり、金額や内容によって制限がかかったりと、以前よりも「気軽に食品を送る」のが難しくなっているのが正直なところです。
また、郵便局は禁制品について個別にアドバイスしてくれるわけではないので、「この商品は大丈夫かどうか」の判断は、基本的に自分で行う必要があります。初めてアメリカに食品の荷物を送る人にとっては、ここが少しハードルに感じられるかもしれません。
EMSの取扱条件やアメリカ向けの制限は、時期によって大きく変わることがあります。この記事では一般的な傾向をお伝えしていますが、実際に利用する前には、必ず日本郵便の公式サイトで最新情報を確認し、詳細な条件は窓口やサポートに相談したうえで判断してください。
FedEx利用時に初心者が直面するハードル
FedExは「とにかく早く、安全に届けたい」というときに選ばれやすい国際クーリエです。アメリカへの配送も得意分野で、書類や非食品の荷物であれば、非常に頼りになるサービスです。
スピードと追跡は抜群だが…
メリットとしては、次のような点があります。
- 配達スピードが速く、1〜3営業日で届くこともある
- 追跡機能が非常に充実している
- ビジネス用途の物流には特に強い
ただし、これらはあくまで「条件が噛み合った場合」の話で、食品の荷物になると事情が変わります。
食品を送るときの難しさ
FedExでアメリカに食品を送る場合、FDAの事前通告や特別な記載が必要になるケースがあり、初心者にはかなりハードルが高めです。個人利用・贈り物の範囲であればまだ対応しやすいものの、書き方を間違えると商用と判断され、追加手続きや遅延の原因になります。
また、FedExは料金面でもクーリエらしくやや高めで、特に重さやサイズが増えると、三田天喜堂やポチロジと比べて割高になることが多いです。「最速で届けたい」「ビジネスでどうしてもFedExを使う必要がある」といった明確な理由がない限り、初めてアメリカに食品の荷物を送る場面では、あえて選ぶ必要はあまりないかなというのが正直な感想です。
海外食品発送サービス選定時の総合比較とまとめ
最後に、アメリカに荷物送る食品の発送方法として、どのサービスをどう選べばいいかを整理しておきます。
初心者向けのざっくりロードマップ
- 国際配送が初めて・全部お任せしたい → 三田天喜堂
- 日本で食品を用意できて、送料を抑えたい → ポチロジ
- 少量で、近所の郵便局から出したい → 条件が合えばEMS
- どうしても最速で届けたい・ビジネス利用 → 条件を確認したうえでFedEx
アメリカに荷物送る食品の選び方としては、「誰が商品を用意するか」「どこまで自分で手続きをするか」「どこまでリスクを自分で管理するか」の3つを基準に考えると、答えが出やすくなります。
初めから全部を完璧にやろうとすると、それだけで疲れてしまうので、最初の1回は三田天喜堂で完全おまかせ、2回目以降にポチロジでコストダウン、というステップアップもおすすめのルートです。
どのサービスを選ぶにしても、最終的な条件や料金、禁止品目の詳細は、必ず各社の公式サイトや最新のお知らせで確認してください。この記事の情報は、あくまで一般的な傾向や実務上の目安であり、最終判断はあなた自身の状況と最新情報を踏まえて行う必要があります。迷ったときは、配送会社のサポート窓口や、必要に応じて専門家に相談しながら進めていくのが安心です。









